F log
我ら夫婦が愛してやまない英国ロイヤル・バレエの 崔 由姫 (チェ・ユフィ) ちゃん についてです。
ロイヤル・バレエの HP におけるユフィちゃんの紹介ページは以下です。
Yuhui Choe
あいかわらずたいへんわかりにくいページを辿ってやっと見つけるのですが、今回は素晴らしい映像がリンクされていました。
元プリンシパルであり芸術監督であった、アンソニー・ダウエル卿の指導による「眠れる森の美女」の公開リハーサルです。
※ ぜひ HD 画質、フルスクリーンにてご鑑賞ください。
それにしても見応えのある映像です。
パートナーはロイヤル・バレエのアーチストである Benjamin Ella 君です。
第 3 幕グラン・パ・ド・ドゥのアダージョ冒頭が観客の前でダウエル卿によってコーチングされます。
英語の細かなニュアンスまではわかりませんが、文字通り一挙手一投足に非常に細かな指導が入ります。
指先と視線の関係など指導後は素人から見ても良くなっていてとても楽しいです。
ダウエル卿は決してピリピリした厳しい教え方ではなく、時にユーモアを交えて観客を笑わせたりします。
それによってふたりのダンサー、特にまだあどけなさの残る Ella 君はリラックスしたことでしょう。
Ella 君も頑張っていますが、リフトなどまだヒヤヒヤしますね。
そしてやっぱりフィッシュは難しいんだなぁ。
ユフィちゃんはあいかわらず素晴らしくエレガント。
すべてが丁寧で端正です。意識してキッチリ五番に入れてます。
F 嫁曰く、「こうして見ると RB でのコジョカルちゃんのオーロラはコジョカル色が強すぎるのかも」
なるほどコジョカルちゃんはそのあまりに確固とした舞踏自我が独自色を出しているといえます。
もちろんそれは素晴らしい才であり、そのまま彼女の魅力にもなっているのですが。
前芸術監督のモニカ・メイソンが言ったとされる言葉も当時は「酷い!!」と憤ったものでしたが、
ENB への移籍も含めてこれで良かったのではないかと思うようになりました。
この映像がどのタイミングで撮られたか不明ですが、ユフィちゃんは 「眠れる森の美女」 でオーロラデビューを飾りました。
オシポワの怪我による降板を受け、本拠地ロイヤルオペラハウスでの楽日にも立派にオーロラを踊りました。
これ以上何を望まれます?
関係者の皆様、この上野暮なことを言わせないでくださいね。