F log
ここ最近、一部を除いてたいへん不評な事にサバイバルゲーム関連の記事が増えてきました。
以前は ヲタク というカテゴリーでしたが、プラモデルやフライトシムと同列に扱うのもいかがなものかと考えました。
そこで以前のヲタクは ミリヲタ という名称に変更し、新たに サバイバルゲーム というカテゴリーを増やしました。
そのサバイバルゲームの純然たる最初の記事は手袋についてです。
サバイバルゲームの被服関係で必須なのはまずゴーグル、次に厚底のブーツ、そして グローブ でしょうか。
数十年前はそれこそ軍手すら無く素手でやってました。
でもバリケードからチラッと銃口を出した時、手に被弾する確率は決して低くないんです。
手先に BB 弾が直撃するとかなり痛いですし、移動中に転倒した際なども手の保護は重要となります。
F のデカイ手に合うサイズはなかなか見つからないのですが、人に歴史あり、ミリヲタにグローブの変遷あり、です。
※ WB の暴れっぷりはあまりお気になさいませんよう。
RICOH GR
現存する最古のグローブは左側の ノーメックスグローブ 、この色はセージですね。
もともとパイロット用に作られたグローブで、ものすごくカッコよく見えたものです。
当時は黒とセージ各 2 組持ってました。赤羽のフロンティアで購入したものです。
サバイバルゲームに復帰を目論んでから導入したのが右側の 5.11 Tactical の XPRT HardTime Gauntlet Gloves です。
ハードタイムと名の付くだけあって見た目も装着もかなりハードな部類です。
なんといってもノーメックスグローブの影響は大で、とにかく長いグローブを求めてました。
実際に装着して動きまわるようになると、難燃性のハードな生地は暑く苦しいだけの難行と化しました。
大げさなナックルガードといい配色といい、見た目はいちばんカッコイイんですがねぇ。
RICOH GR
で、その後に導入したのは写真右側の同じく 5.11 Tactical の Screen Ops Tactical Gloves です。
これも主に見た目で選びましたが、ハードタイムよりだいぶ落ち着いでいますね。
あ、それから指先のシルバー部分ですが、今でこそ当たり前ですがスマホ等のタッチパネル操作対応となってます。
それはいいんですが、肝心の手の平部分がオール革製で滑るんです。
残念ですが現在は冬に日常生活の手袋として活用しています。
だってスマホの操作ができるんですから(笑
RICOH GR
その後いろんなグロープに手を出しましたが、最近究極に気に入っているのがアウトドアの老舗、米 OUTDOOR RESEACH 社 の
IronSight Gloves です。
アイアンサイトなんて名前ですが、薄手でとてもしなやかなんです。
なんといってもその手の平側に無数に存在する不思議な形のすべり止めが有効です。
銃のグリップにピタリと張り付き、マグチェンジの際もマガジンポロリ防止に役立ってます。
そして薄手なので XDM のアサルトフレームの様にデコボコしていてもスッと握ることができます。
RICOH GR
お気に入りなのは予備を用意していることからもお分かりでしょう(笑
サイズは XL ですが、米本国で流通している XXL も試してみたいんです。
指の長さがほんの少し欲しいんですが、日本にはなかなか入りませんね XXL は。
米国本土から取り寄せようにも、このシリーズは OR 社の中で Tactical Line と呼ばれる軍、LE 用なんです。
タクティカルと名がつくと、たかが手袋でも日本にシッピングしてくれません。
RICOH GR
アイアンサイトで落ち着くかと思われたサバイバルゲーム様のグローブですが、またまた浮気してしまいました。
同じく OUTDOOR RESEACH 社 の Air Brake Gloves です。
これは上のアイアンサイトと違いタクティカルラインではありません。
アウトドアリサーチ社本筋の“山”で行動するためのグローブで、タクティカル用途にはない特徴を持っています。
手の平部分に広がる横棒の無いAのような形に隆起している部分があります。
上のリンクにある動画を見ていただけれはお分かりのように、ロープを保持するジェル状の緩衝材が入っているのです。
これロープを握るには最高の凹凸かもしれませんが、小火器をグリップするには不都合があります。
RICOH GR
特に XDM のアサルトフレームはジェル状の隆起がグリップの邪魔をするのです。
細身の AMD-65 改はまだましですが、やはり違和感があります。
まぁタクティカルラインではないので銃のグリップを握るということは本来の任務ではありませんね。
RICOH GR
いまさら山をやる気は無いので思い切ってオペしてしまいます。
RICOH GR
◯時間に及ぶ大手術の後…
RICOH GR
ジェル状の緩衝材を取り出すことが出来ました。
RICOH GR
手術跡はそのままにしておくつもりでしたが、偶然にも隣で F 嫁がベリーダンス用衣装のお直しをしておりました。
RICOH GR
そのままの糸でいいからここ縫ってください、とお願いしたら本当にそのままの糸で縫ってくれました。
ええ、ベリーダンスの衣装は緑色です(笑
RICOH GR
という紆余曲折を経てエアブレイクグローブは銃器のグリップに馴染むようになりました。
凸部分がペッタンコになり握りやすく、そして元来山用ですからすべり止めは優秀です。
このエアブレイクとアイアンサイトの 2 本立てでタクティカルグローブ狂騒曲はエンディングかと思いきや…
2014 年のショットショーで発表されたアウトドアリサーチ社の新作 Halberd Gloves に
性懲りもなくアンテナがビビビッと。
親指、人差し指の黒い部分はタッチパネル対応らしいです。
アイアンサイトグローブに通じるデザインと薄さを感じます。
これタクティカルラインなんでしょうかねぇ。
もしそうでなければ今度こそ米本国から XXL サイズの輸入を試みます。
本当に懲りない男です。
全体のコーディネートはこうなりました