F log
スイスの銃器メーカーである Brügger & Thomet (ブリュッガー&トーメ) 社は当ブログではお馴染みです。
RICOH GR
まず、WE/MP7A1 に載せている Aimpoint 用マウントが我が家にあります。
そして現在、ハンブルク警察 MEK 仕様を目指している VFC/MP5 にも B&T 社のパーツを使用しようと画策しています。
まずは MP5 用ロープロファイルのレイルマウント です。
B&T 社が造る各銃専用設計のマウントはその精度に定評があるところです。
コイツには Eo-Tech のホロサイト を載せるつもりです。
もうひとつは懸案中の懸案、同社の MP5 用バイザーヘルメットストック です。
この折れ曲がった妙な形のストックに惚れてしまったのが運の尽き。
以降半年以上、あちらこちらと業者さんに打診しまくり果ては無謀にも個人で直接アプローチも試みました。
いずれも跳ね返されもうダメだと思いつつあった今月、なんと朗報がやって来ました!
まだ正確な納期がわからないのですが、7月には入手出来そうなんです。
B&T 社のパーツを扱われた経験がある方にお聞きすると、とにかく時間が‥下手すると年単位の時間がかかるそうです。
wiki のプロフィールによれば従業員数 30 名となっていますが、それほど小規模な会社なんでしょうね。
先のマウントの方は発注先のディーラーに在庫が無いようで、そのメーカー次第ですが時間がかかるかもしれません。
一応 VFC 純正のマウントは用意してあるので間に合わなければそちらで使い始めるかもしまれせん。
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おっといつものように前置きが長くなり過ぎました。
今回はトップ写真にあるように雑誌の話なんです。
アメリカで刊行されている RECOIL というガンライフスタイルマガジンwについてです。
だいぶ前に発行された第 17 集でずか一目瞭然、第一特集が件の Brügger & Thomet なんです。
注文してから届くまで随分かかりましたが、まず表紙の 2 丁持ちのカッコよさにやられました。
手に取ってわかる雑誌の特徴は非常にザラザラした紙質の表紙、裏表紙で、F 嫁に持たせるとビックリしてました。
特集のメインはパーツではなく B&T 社が制作する銃器についてです。
PDW である MP9、そして APC (Advanced Police Carbine) の 2 種、9mm SMG と .223 のカービンです。
MP9 は日本でも KSC から GBB として発売されていますのでいちばん馴染みがあるかもしれませんね。
B&T 社といえばサイレンサーでも有名で、小さな MP9 と太いサイレンサーの組合せは大好きです。
サイレンサー下のレイルにウェポンライトを吊った写真がありカッコ良かったです。
SMG 好き、PDW 好きの F 的にもいつかは手に入れたい銃であります。
B&T MP9 Vehicle Engagement - frontal contact.mov
三種の小火器の中でいちばん好きなのは 9パラを使用する SMG、APC9 です。
B&T お馴染みのストックにストレートマガジンがカッコイイです。
後発の 9mm SMG だけあっていろいろ考えられていますが、F 的に一番好きなのはマガジンハウジングなんです。
一見もっと大きなマガジンが入りそうなところに細い 9mm のマガジンを突っ込むのが好きです(かなりの変態?)。
これコンバージョン目的でそうなっているのではなく、当初から 9 mm 用だそうですがデザインの意図は何でしょうか。
まさかマグウェル効果なんてことは‥
あと興味深いのは Aimpoint T1 が標準でマウントされ、出荷時にある程度ゼロインがされているそうです。
たいへんおもしろい試みだと思いますが、ドットサイトは自分の好きなのにしたいと思うのはヲタだからでしょうか。
APC9 に専用バイザーストックを取り付けた物で、ドットサイトは T1 ではなく COMP M4s が載ってます。
T1/2 は洗練されているかもしれませんが、個人的にはこのくらいバタ臭い(?)方が好きです。
Brügger & Thomet APC9 Shooting Submachine Gun - G's HD Gun Show
インフォースのライトを左レイルに取り付けると、ちょうど左手親指のサムレストになります。
残念ながらスィッチしたら届きませんが。
APC223 は文字通り 5.56×45mm を使用するカービンです。
AR とお別れしたひねくれ者には、こういった提案は大いにそそります。
B&T APC Carbine Rundown @ SHOT 2015
今年のショットショーから。
上の伸縮カービンストック、このスケルトンのフォールディングストックの他、やはりバイザーストックの設定があります。
これは APC9 の物と共通かな。
でもやっぱり共通の T1 (T2でも) は面白くないですなぁ。
SPR300
B&T 特集としては大好きな狙撃銃である SPR300 が取り上げられていなかったのが残念でした。
主に街中の LE 用途として想定されるサイレンサー付きの短距離狙撃銃です。
これ超カッコよくないですか?
エアガン化されたら絶対に欲しい銃です。
B&T 以外の小特集で興味深かったのは KEL-TEC RDB 5.56 というブルパップライフルでした。
特に P90 同様の真下への排莢は面白いですね。
マガジンの後ろから真下に向かって空薬莢がガッコンガッコンと排出されるので素足では撃てませんねw
ブルパップライフルがイマイチ好きじゃないのは、全体のマスがマガジン、ストック周辺にあるためだと認識しました。
要は先が軽くて安定しそうにない気がするんですよ、特にステアーなんかは。
でもこのライフルはバランスが良いように思えます。
このサイズ感でバレル長 17.4 インチはさすがブルパップということでしょうね。
KEL-TEC RDB 5.56 がエアガンとして発売される事は難しいでょう。
でももしそうなったら F なら Trijicon VCOG を載せたいなぁ。
雑誌の構成は面白くて左ページに特集が続いて、その右ページ毎に別の広告が載っているのです。
これはエアガンでもお馴染みキンバーの広告ページです。
スコープ、ドットサイトのマウント特集も良かったです。
AMD65 であんなにこだわった co-witness の話 もしっかり書かれていました。
もっともすべて英語ですから細かなところまで理解できているわけではありませんが。
5.11 の小冊子が付録でついていました。
愛用している TacTec プレートキャリアですが、最近流行りのグレイがカッコイイですね。
人物に対するフォーカスは、ケン・ハッカーソンでした。
ラリー・ヴィッカースのお師匠さんってどんだけレジェンドなのw
この RECOIL マガジンは写真がとてもキレイですが、ハッカーソンのポートレートも素晴らしいです。
後ページに MP5 を構えている写真がありますが、凛とした佇まいで御年 68 歳には見えません。
後はアメリカらしいミニガンを乗っけたバリスティック・フォードブロンコなんて特集もあり‥
当然のごとく水着で銃を構えるセクスィーなオネエチャンの写真もあります。
しかし日本では銃を持つモデルが「少女」になってしまうのはお国柄でしょうか。
おっと右ページの広告はダニエルディフェンスですね。
こちらは大好きな US.Palm の広告です。
知ってる名前があると嬉しいですね。
とりとめのない雑誌の与太話でした。
乳製品嫌いにとってスイスは随分ハードルの高い国ですが、Brügger & Thomet は大好きな会社です。
高精度のパーツ、個性的な銃器、まぁ会社名の語感の良さも理由であることは否定しません。
この夏、MP5 が形になるのを計画した人間自身、いちばん楽しみにしています。