F log
小劇場の芝居を見に F 嫁と中野にやって来ました。
RICOH GR
リューアルした中野駅前。
ここのロータリーを徒歩で渡るのはスリリングでしたがすっかり安全地帯に。
芝居は 19 時半からです。
中野に到着したのが 17 時直前でしたから食事してから行こうということになりました。
で、フジヤカメラにも寄らずw以前から行ってみたかった店に向かったのでした。
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やはり人気店、開店前にこれだけ並んでいます。
鰻の串焼きで有名な 川二郎 です。
開店の 17 時は過ぎているようですが開く気配がありません。
この人数だと一回転では無理でしょう。
気持ちというか腹はすでに鰻串なのですぐ F 嫁とともに歩き出します。
ええこんなこともあろうかと二の矢を用意していたのです。
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飲み屋街のメインストリートから少し奥に入った路地にひっそりと佇む 鰻 味治 です。
このお店、川二郎の先代ご主人が営むお店ということです。
お酒のアテとしての鰻串より鰻丼や鰻重をしっかり食べさせる店のようです。
夜のみの川二郎と異なり、コンセプト通り昼の営業もされています。
それでは 正統派の鰻屋さん とは異なる、しかし魅力的な鰻串ワールドをご堪能ください。
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夜の開店 17 時を 15 分ほど過ぎて入店。
入るとまっすぐ伸びるカウンター、その奥にテーブル、小上がりもあるのかな?
先客は数名、この時間ではまだまだ余裕がありました。
入ってすぐのカウンターにふたりで着席します。
いわゆる 「 一番、二番 」 ですね。
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チューハイの F 嫁と生ビール ( 小 ) の F とでとりあえず乾杯です。
初めて入りましたが小ざっぱりしたお店です。
よほど場慣れした女性でなければ川二郎より味治の方が喜ばれるでしょう。
そしてカウンターの一番二番は特等席でした。
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というのも焼き場が目の前でご主人の焼きがガラス越しに手に取るように見えるからです。
この写真すぐ右側が道路に面していてご主人の仕事を外から眺めることもできます。
炭火がカンカンに燃える焼き場で扇風機の風を浴びつつご主人は寡黙に鰻を焼いています。
先客用に鰻串、すでに丼か重を頼んでいる方もおられるようですね。
団扇を使って炭火をコントロールしますが、パタパタ扇ぐ際にはタレにきちんとフタをしていたのが印象的でした。
壁面の空調スイッチでしょうか、鰻の脂と煙に燻されて良い飴色になっています。
思い出横丁カブトの照明には及びませんが、旨い鰻屋さんの象徴ですねw
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鰻串ひと通りを二人分頼んで、焼けるまで お新香 でつなぎます。
このお新香が漬かりが深くて旨いんだわ。
これに日本酒だけでもいいなぁ。
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そのうち 鰻串ひと通り が焼き上がりました。
左から えり ( 頭 )、きも ( 内蔵 )、八幡 ( 身とゴボウ )、短冊 ( 身 ) の 4 本です。
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当然のように日本酒、菊正宗の冷酒 にチェンジです。
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カウンターには女性が何人かいて焼きに集中するご主人の代わりに接客に勤しみます。
壁際の冷蔵ケースにはたっぷりの水と氷が入れられており、日本酒や焼酎やおーいお茶wなど瓶ごと放り込まれています。
冷蔵庫で冷やされたのより気分的に絶対旨いですよねぇ。
手前に見える昭和家庭の台所に必ずあった蒸し器は鰻を蒸すのに使用されます。
ここに入るともうすぐ焼きだなぁと心の準備が出来るのですw
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えり ( 頭 ) です。
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きも ( 内蔵 ) です。
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短冊 ( 身 ) です。手振れすんません。
八幡はあっという間に食べてしまったのでアップの絵がありません。
八幡というとゴボウに身肉を巻いてあるイメージでしたが、こちらのはネギマのように交互に刺さっています。
身に移ったゴボウの風味が抜群でした。
えりの食感、きもの香ばしさと苦味、短冊のふっくらした身どれもうっとりです。
仕込みのご苦労を思いながら、菊正宗がどんどん進みます。
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最後に食べた短冊があまりに美味かったので追加です。
ひと通りではタレで焼かれていましたが、今度はにんにく醤油で食べる白焼きです。
これも旨くて言葉に出来ないですね。
ただこのサイズで白焼きを食したのが運の尽き。
F 嫁に 「 白焼きも食べる? 」 とアイコンタクトすると瞬時に 「 喰わいでか! 」 と視線が帰ってきたので頼みました、白焼き。
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その前に酒が無くなったので 八重壽の冷酒 を追加です。
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骨の唐揚げ も頼んで白焼きが焼けるのを待ちます。
いやしかしこれも旨いっすなぁ。
最高の酒の友ですわ。
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次々とお客がやって来てとうとう満席になった頃、白焼き 登場です。
今後注文が重なることが予想され、シメをこのタイミングで頼んでしまいます。
再び F 嫁に 「 最後に丼行く? 」 と視線で尋ねたら 「 愚問! 」 と一蹴されたwので丼と重をひとつづつお願いしました。
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それにしても白焼き…
ああ貴方はどうしてこれ程までに美味しいの?
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そうこうしているうちにご主人は我々の焼きに入りました。
蒸し器から大小ふたつの鰻を取り出し炭火でじっくりと焼いていきます。
タレに漬けては焼き、焼いては漬けてを繰り返し女性スタッフが用意したご飯にタレがかけられた丼と重に合体です。
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満を持して登場、F 嫁の うな丼 (お吸い物 お新香つき) です。
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続いてトップ写真も同様、F の うな重 ( 肝吸い お新香つき ) です。
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肝吸い です。
丼も重も程良い大きさです。
タレは甘過ぎずキリッとした大人のタレですね。
飲んだ後には最高と申せましょう。
鰻はふっくらかつ香ばしく最高の仕上がりです。
ご飯の炊きも固めでじつに F 好みです。
この鰻、たいへん気に入りました。
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一気にかき込んでホッとお茶を飲んでいると、カウンターの常連らしい男性がご主人と話をしていました。
どうやら昔なじみらしいです。
蒲焼きをつまみに日本酒を楽しんでらっしゃいました。
満席の店内を何組ものお客さんが覗きにきます。
そのうちのひとりのちょっとした話し方に、ご常連が 「 野暮だねぇ 」 と同意を求めてこられました。
確かに‥‥
ウチも長っ尻をして野暮と言われぬよう、お会計をして外に出ました。
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鰻フルコースで大満足の F 嫁です。
ガラス越しにご主人が焼いてるのが見えます。
鰻串で酒を飲むのももちろん良いのですが、ここではやはり丼か重を食べたいですね。
ごちそうさまでした。
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その後歩いて 10 分ほど、小劇場の前に到着しました。
開演 20 分前というベストな時間です。
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舞台セットです。
右手の階段を降りてお客さんがやって来ます。
芝居は爆笑につぐ爆笑。
鰻をかなり消化したような気がします。
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芝居が終わって中野駅まで歩く道すがら。
11 時半までやっているケーキ屋さんの前でピタリと立ち止まる F 嫁wです。
というわけで中野の 鰻 味治 でした。
今週はちょいと忙しいので予約投稿です。
中 2 日のブログ up を続けてまいりましたがしばらく間が開きそうです。