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Channel: F & F嫁の “FFree World”
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佐々木派

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以前から書こうと思っていたエントリーです。
日本を代表するフュージョンバンド(でいいのだろうか?)である カシオペア についてです。

カシオペアのファンでありますが、ひねくれ者の F が総論的な俯瞰で語るはずもございません。
30 枚以上のオリジナルアルバムをリリースしている歴史の長いパンドであるカシオペアの極初期。

デビューアルバムと 2 枚目を録音して脱退した ドラマーの佐々木隆さん についてなんです。



以前から書いている ように F はロックにせよジャズにせよバンドの中ではドラムフェチです。



1979 年、カシオペアのデビュー当時のメンバーは、野呂一生(g) 櫻井哲夫(b) 向谷実(key) 佐々木隆(ds) の 4 人です。
トップ写真はそのデビューアルバム裏面で、左から 2 番目、長髪が佐々木さんです。
F が大好きなドラムの佐々木隆さんは 2 枚のアルパムを録音して音楽性の違いを理由に脱退してしまいました。

後任として加入したのが神保彰さんで、そのスマートな容貌に加えスーパーテクニックで一躍人気ドラマーとなったのでした。
万人が認めるカシオペアを代表するドラマーは神保さんですが、F は 断然佐々木さんの方が好き なんです。








アルバムデビューした年、六本木ピットインでのライブ映像です。
いや〜カッコイイですね。

F の好みはまず手数が多いドラマーです。
カシオペアの当時のキャッチコピーは 「スリル・スピード・スーパーテクニック」 の 3S だそうでまさに。

この「Time Limit」という曲はデビューアルバムの 1 曲目なんです。
F がよく聴いていたのは第 1 期の 80 年代終わりまでですがその頃とは勢いが違います。

野呂さんのソロもかなり歪んでいてイイ音だし、櫻井さんのイントロ〜テーマ部分のベースラインには痺れます。
マッチドグリップの佐々木さんですが、レギュラー大好きの F でも気にならないくらいカッコイイです。

イントロのスネアがどーなってんのかさっぱりわかりませんでした。単なる裏じゃないし。
リズムが走り出す直前のキメ 4 発の間、パラディドル(?)している佐々木さんが好き。

昔の言い方だとバンド全体が 「バカテク」 ってヤツですね。









個人的にカシオペアの曲の中でいちばん好きなのが 「Take Me」 です。
これは佐々木さんの後任、神保彰さんが加入した後の 「Mint Jams」(1982) です。からです。




世間一般では神保支持が圧倒的なのがよく分かる洗練度ですね。
これが一発撮りのライブ録音なのだから、海外ミュージシャンも含めた玄人筋から受けがいいのも当然でしょう。

でもね神保さん加入からカシオペアの黄金時代が始まったのを百も承知で言いますよ。
やっぱり佐々木さんの方が好きです。









1979年のセカンドアルバム 「Super Flyght」 のオープニングが 「Take Me」 です。
もうね最初のスネア一音から好きw

パーカッションやストリングスが入って上のライブのように 4 人だけということはありません。
でも佐々木さんの跳ねるようなドラムは圧倒的です。

特に好きなのが 02:04 に野呂さんのソロ (再度言いますがこれくらい歪んでいる方が好き) 直後、
向谷さんのピアノが鳴り始めた直後のロール〜裏打ちです。

細かすぎます?w

もっと好きなのは 02:18 から向谷さんのメロディが盛り上がるのと同時に鳴り出す佐々木さんのフィルインです。
フロアタムから逆に駆け上がっていくオカズに気づいた時には鳥肌が立ちました。

…ということを以前にお会いしたプロのドラマーの前で熱苦しく語って苦笑された事がありますw
その方は佐々木さんを認めつつも神保さんがお好きと仰っていました。






余談ですが 1979 年の 「Take Me」 は思い出のある曲なんです。
高校時代に文化祭の自主制作でショートフィルムを撮ったことがあります。

ひょんなことから監督を任された F は、強権を発動してオープニング曲をこの 「Take Me」、
エンディング〜クレジットのテーマを同じアルバムから 「Mighty Mouse」 にしたんです。

フィルムの出来は酷いものでしたが、2曲の 「映画音楽」 にはたいへん満足していました。
視聴覚教室で絵と音を合わせようとベーカムの編集で四苦八苦していたのは懐かしい思い出です。






たとえばセカントアルバム収録曲 「Magic Ray」(←大好き) のようなスローな曲では佐々木さんの手数が裏目に出てしまうのかもしれません。
たとえば脱退後の名曲 「Smile Again」 は神保さんのカウベルワークが素晴らし過ぎて佐々木さんが叩いているのが想像できないかもしれません。

それでも 1979 年に残された 2 枚のアルバムはドラマー佐々木隆のかけがえの無い記録として輝き続けると確信しています。








 


 

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