F log
7 月最後の日曜日、諸用で中野に行きました。
F 嫁は仕事なので F の単独行です。
ところで拙ブログ F 担当の三本柱といえば、バレエ、ミリタリー、旨いもん です。
カテゴリーをご覧いただければお分かりのように、バレエは観る方と踊る方 (こちらはずいぶんご無沙汰ですが)、
ミリタリーはミリ一般とサバゲ、旨いもんは食べるのと作るのにそれぞれ分かれております。
個々は充分独立したカテゴリーになっていますが、この日は珍しく三本柱を一気に網羅したのでした。
RICOH GR
お昼少し前に JR 中野駅に降り立つと自然とブロードウェイに向かうアーケードつき商店街へ。
直接の日差しはないものの、温室状態でたいへん暑いです。
いつもだったら途中で右に脱出して フジヤカメラ に寄るのですが、この日はなんとスルー。
RICOH GR が可搬性も含めあまりに優秀過ぎて、カメラに対する物欲が減少しまくってます。
まぁその他の散財もあることですし、良い事ですよね?
RICOH GR
ブロードウェイに入るとそのままエスカレーターで三階へ。
まずは欧州軍払下げ品の老舗 ユーロサープラス へ行きました。
写真思いっきりブレててすみません。
通路にはみ出すように陳列された衣料を中心とした大量のミリタリーグッズ。
毎回ここに来るとテンション上がります。
中野を訪れた主目的までの時間はまだたっぷりあります。
店内のものすごく狭い通路を行きつ戻りつ、対向者によってはいったん店外に出つつ舐め回すように見ます。
当初はイギリス軍のデザート迷彩のパンツ (赤↓) を買う予定でした。
ところがそいつの 2 メートル奥にあったとある国の迷彩柄に一目惚れ。
ユーズドで退色した色合いがまたいいんですわ。
迷わず 2 本抱えて試着室へ。数分後には 「これください」 となりました。
まぁ中古市場はご縁ですから、ビビビッと来たら迷わず Go です。
その迷彩パンツについて別稿にて。
RICOH GR
散々歩きまわってお腹も空いたので、ブロードウェイ2階でご飯を食べようと思いました。
最初は とろろ飯の丸子亭 で麦とろ定食を目指していたのですが…
となりの 天ぷら住友 にググッと惹きつけられてしまいました。
お品書き筆頭にかき揚げがあったからです。
F はかき揚げ好きなのです。
住友は初めてですが、こういった気まぐれも単独行ならではです。
RICOH GR
かき揚げ丼と迷ったのですが、頼んだのは かき揚げ定食(上) です。
ランチタイムから少し外れた時間なので先客はひとり、F の注文も程なくカウンターに運ばれてきました。
ご飯とお味噌汁、お新香が大きなかき揚げとともに並びました。
RICOH GR
大きなかき揚げが美味しそうです。
海老はプリプリ、イカは柔らか、緑は夏らしくゴーヤでした。
右下に突出しているのが特徴的なゴボウの細切りは食感がイイですね。
残念だったのは、かき揚げのキモであると個人的に考えているタマネギが目立たなかったことです。
全体的にしっかりとした揚がり具合で、軽フワな天ぷらではありません。
RICOH GR
甘辛でいえば辛めの天つゆに浸してご飯を経由していただきます。
ネット上ではご飯が軟いとの評価が多かったのですが、少なくとも F が食べたのはしっかりと固めでしたよ。
天つゆが染み込んだご飯も旨いのですが、かき揚げの大きさを考慮すればもっとたくさんの天つゆが必要でした。
全体的にお安いのでブロードウェイついでにふらっと寄るのはいいかもしれません。
次回は個人的にかき揚げと並ぶ天ぷらのキモである、イカの天ぷらを頼んでみたいと思いました。
RICOH GR
その後、商店街の酒屋さんでワインを仕入れて(笑)、この日のメインイベントである 中野サンプラザ に行きました。
トップ写真のように空に怪しい雲が広がってきました。
案の定、ホールに入ってる間に土砂降りになったそうです。
RICOH GR
サンプラザの大ホールで催されるのは、何回か拝見している 執行バレエスクール の発表会です。
ここはいつもお世話になっていてブログにも時折コメントいただく A さん が長年通ってらっしゃるスクールなんです。
この日もご主人の Y さんからお誘いを受け、F 嫁は仕事で断念したものの F だけお伺いした次第です。
会場でご主人とお嬢さんに合流しました。
お嬢さんの S ちゃんは 一年前に比べて ずいぶん大きくなりました。
バレエを習い始めたようで、踊れる母上と音楽的素養に溢れる父上から引き継いだ才を遺憾なく発揮してくれることでしょう。
RICOH GR
A さんは一応生徒さんということになっていますが、ママさんクラスの中の1人として踊る他、第2部ではソロも踊られるんです。
大勢の参加者の中、たった5人だけ踊るソロですが、A さんのそれは素晴らしかったですね。
チャイコフスキー/センチメンタルワルツのピアノ伴奏に乗って、美しく感傷的な踊りで会場の注目を集めました。
前回お邪魔した時のソロは、コミカルな内容 (それでもすごくカッコよかった) でしたが、今回はガチでシリアス。
同年代と言ったら失礼ですが、そもそもウチら夫婦にしたらポワントで立っているだけでも奇跡。
それもただ振りをなぞるだけでなく、執行先生の振付けをしっかりと観客に伝え、自らも演じていました。
毎回思いますが、本当に A さんは踊れて呑めるwスーパーウーマンです。
執行バレエスクールは他に例を見ない大規模なスクールです。
よちよち歩きのちびっ子から、コンクールでの受賞者、ママさんダンサーまで幅広く在籍しています。
なので発表会も長大で、15 時半から 4 時間に渡って繰り広げられます。
この大ホール 1 階がほぼ満席になるのですからすごいものです。
お子さん達の指導も行き届いていて、明らかな振りの入っていない子や、明後日の方向を歩き出す子は皆無です。
他のスクールでは必ず何人かはいるんですけどね。
若手の精鋭でいえば、A さんの 2 つ後に踊った若いダンサーは凄かった。
ゴリゴリのコンテを踊ったのですが、もう一目見てモノが違うと感じました。
どおりで国内コンクールで入賞経験があるらしいですね。
これからも踊って踊って頑張ってほしいと思います。
F は残念ながらその後、仕事関係の打ち上げに出席せねばならず、A さんの出番 2 回を観てからサンプラザを後にしました。
ご主人と S ちゃんには退出する旨、伝えたのですが出番が終わって更衣中であろう A さんとはお会いできずに残念でした。
特濃三連発でお送りしました(笑
食べ物は人間の根幹に関わるものとはいえ、バレエとミリタリーはまったく相反する感覚で自分でも共存するのが不思議です。
ツイッターのアカウントは一つですので、バレエ関連のフォロワー様方は頻回に登場する「銃」に眉をひそめられるでしょうし、
サバゲー関連のフォロワー様方は唐突に登場するチュチュに戸惑いを隠せないでしょう。
とはいえ人間誰しも多面性を持っているもの。
これからも拙ブログ、F 担当のエントリーは、バレエ、ミリタリー、旨いもん を中心にしていくことでしょう。