F log
数十年ぶりにサバイバルゲームに復帰したとき、ネットで様々な方の装備を拝見していちばん憧れたのがヘッドセットでした。
現代の戦には欠かせないコミュニケーションツール…というのもありますが、単純にカッコイイです。
フル装備の SOF では必須ともいえるアイテムですね。
もちろんカッコだけじゃなく、チームで活用してらっしゃる方々もたくさんいます。
これほど普及したのは他のミリタリーアイテム同様、レプリカの存在が大きいと思います。
今回ご紹介するのも MSA Sordin というヘッドセットのレプリカです。
ZTactical 製でネット価格だと 1 万円を下回ります。
無倍率の光学機器は実物主義と豪語した F ですが、さすがに今回は控えました。
正式なサバイバルゲームのチームに属しているわけではなく、無線を活かせる確証があるわけではないからです。
もちろん周辺機器にもそれぞれお金がかかるという理由もあります。
まずこれがなくては単なるイヤーマフになってしまうという 特定小電力トランシーバー からです。
RICOH GR
評判の良い icom IC-4300 を選択しました。
免許不要で誰でも使えるハンディー機です。
なぜ 2 台あるかって?
F 嫁が 「あたしも 1 台欲しい」 と言ったからです。
どうもセイフティーエリアから索敵の手伝いをしてくれるつもりだったようです。
それ、ルール違反だからww
IC-4300 は単三電池 1 本で 33 時間も稼働する防水機ということで、巷間たいへん評判の良いものです。
アンテナが長い L と迷いましたが、本体が驚くほどコンパクトですのでそれを活かすノーマルにしました。
RICOH GR
続いて ALINCO MIC / SP プラグ変換ケーブル EDS-14 です。
これもicom 純正より良いという評判でこちらを選びました。
接続については後ほど。
RICOH GR
続いては Z113 NEXUS U94タイプレプリカ PTTスイッチ (icom 対応・レプリカ) です。
PTT とは (プッシュ・トゥー・トーク) の略で、要は押してる間に話せるボタンです。
丸いボタンを押している間、トランシーバーが送信状態になり話せるようになり、離すと受信状態になります。
プラグの先は二股に分かれており、前出の変換ケーブルが太細の別に刺さります。
RICOH GR
そして最初の特小無線機 IC-4300 を収納するポーチは、HSGI TACO ピストル・マグポーチ です。
参考にさせていただいたサイトの管理人様がこの組合せをされており、文句なしにカッコイイと思ったからです。
実際の装備にこだわる方は、軍用のダミー無線機にこのトランシーバーを挿入して見た目ホンモノと同じにされています。
F はそこまでの意気地がないというか、こだわりのないエセ PMC ですからw
まぁプレートキャリアを装備しないので、あの大きさの軍用無線機はかなり邪魔なんですね。
左右の樹脂が以外に硬い厚いでしっくりこなかったのですが、← 部分に切れ込みを入れたらすんなり収まるようになりました。
それにしてもピストルマグのポーチに収まってしまうという IC-4300 がいかに小さいかということですね。
RICOH GR
さてこれがヘッドセット本体、ブログタイトルにもあります ZTactical MSA タイプ Sordin ヘッドセット です。
いわゆるヘッドフォンに長く伸びたマイクブームがついた製品です。
要するにトランシーバー本体のスイッチを押して話したり聞いたりするのを、このヘッドセット内で行おうというものです。
サイドに 3 つスイッチがあり、中央が電源、その前後は音量調整です。
RICOH GR
戦闘中にヘッドフォンをしていたら周囲の音が聞こえないだろうというのはもっともです。
イヤーマフ正面にふたつのマイクロフォンが付けられています。(黒いスポンジ部分)
外部の音はここから拾われ、増幅されて耳元に届きます。
そしてコイツはレプリカですが、実物同様に銃声や爆発音など大きな音を自動でカットする機能が付いてるんです。
実際装着して顔のすぐ前で思いっきり両手を叩いても、裸耳と同じ大きな音としては聞こえません。
いやなかなか優秀ですね。
耐久性が心配ではありますが。
RICOH GR
全体の接続はこうなります。
特小無線機から二股の変換ケーブルを経て PTT スイッチへ、そこからヘッドセットに繋がりワンセットです。
使用する時はヘッドセットの電源を入れ、特小無線機の設定をしてから PTT スイッチを押して話します。
装備のどこに特小無線機と PTT を配置するかは考え中です。
PTT はチェストリグの左ストラップかなと思いますが、特小無線機もそれなりに高い位置に取り付けたいですね。
RICOH GR
最新ロットで変更になったという迷彩柄のカバーが気に入りません。
今使用していないガンケースの運搬ストラップに黒いパッドがベルクロで装着されていました。
それを外しクッション材を抜いて、迷彩柄のかわりに巻きつけてみました。
ちょっと厚ぼったいですが、個人的には気に入っています。
こだわりは無い‥と言いつつ、こんな細かい話ばかりしていますねw
RICOH GR
そういえば耳の周辺に当たるパッドはレプリカだからかかなり硬めで、装着している内に痛くなるのは目に見えていました。
その筋では有名なショップである TRi.S さんから、MSA 実物ジェルパッド を取り寄せました。
この TRi.S さんは通信関係に特化されたショップで、ウェブショップ にはたいへん危険なブツがゴロゴロあります。
いつか軍用無線機のダミーに仕込んでもらうような日がくるのでしょうか。
RICOH GR
交換は簡単です。
左上から時計回りに、レプリカのパッドをマイナスドライバー等で外し、ジェルパッド付属のブルーの中敷きスポンジをあて、
最後にジェルパッドをパチンと押し込みます。。
RICOH GR
触ってみなければわからないこのプニプニした感触がクセになります。
実際装着してみると、耳周辺に受ける圧力が明らかに異なります。
最初のひんやりした感触も気持ちいいのですが、これはすぐに温まるだろうなぁ。
RICOH GR
ヘッドセットはレプリカですが、純正の実物ジェルパッドがポン付けできるのはイイですね。
ジェルパッドだけでレプリカヘッドセット本体価格の 2/3 以上かかってしまいましたが、これは必須のパーツでしょう。
RICOH GR
底なし沼のように続くヘッドセット地獄w
次は中野ブロードウェイの WARRIORS さんで購入した、レプリカヘッドセットを対象とした実物ライクなシールです。
これは WARRIORS ヘッドセットラベル Ver. 3 といってこの店のオリジナルセットです。
Sordin の他、COMTAC 1 & 2 に対応しています。
RICOH GR
実際に貼ってみます。
ZTactical というシールを剥がし、代わりに SORDIN のロゴと警告シールを貼りました。
まぁこういうのは自己満足の世界ですからすみません。
でもなんとなくそれっぽくなってきた気がしません?
RICOH GR
反対側はロゴとその下に、悪名高い Sordin の電池収納図を貼ります。
電池の取り外しは小さな六角レンチを使用したらバッチリでした。オススメです。
これで Sordin 用はワンセットですね。
なんでも PTT 用の同種シールもあるそうで、本当にニッチな所まで攻めているんですねぇ。
RICOH GR
当然といえば当然、COMTAC 用のシールは余るわけです。
F 的には COMTAC より Sordin 派なので、おそらく今後も使わないでしょう。
“これから” COMTAC 1 or 2 を導入される方がいらっしゃれば、謹んで進呈いたします。
さて、ようやくすべてが整い装着してみることにします。
トップ写真同様、じつに怪しい写真が続きますが、ご容赦ください。
F 嫁が帰宅する前、夕食の仕込みを終えた洗面所での撮影です。
鏡に写った画ですので現像時に左右反転させてます。
RICOH GR
ベースボールキャップは MSM 製 CG-HAT MESH RAW です。
キャップについてもいずれ 1 エントリーを予定してます。
正面のベルクロにはヘビーユーザー (AKハンドガード、マガジン、グリップ、チェストリグ) である U.S.Palm のパッチを貼りました。
シュマグで口元を覆っていますが、肝心のヘッドセットがこれじゃよくわかりませんね。
RICOH GR
左側から。
現像時に美肌修正を少々w オジさんなのでシミだらけなのですよ。
マイクアームの長さが言われますが、これくらいあれば充分ではないでしょうか。
交換した黒のヘッドバンドがまだ落ち着いていないので、もっさりとした厚みを感じます。
このキャップは頭のてっぺんにボッチがないので、ヘッドセットとしてはたいへん安定しています。
オークリー/スプリット・ジャケット のツルも特に違和感無くジェルパッドの下に吸い込まれています。
RICOH GR
F 嫁がリビングで、F が別の部屋で行った交信テストもまったく問題ありませんでした。
レプリカとはいえゲームに使う分には充分な性能だと思います。
あとは森や谷など自然の障害物がどれだけ障害になるか。
振動や圧力、汗などにさらされてどれだけ耐久性があるのか。
こればっかりは実際にアウトドアで使用してみなければわかりませんね。
問題は F がこれを有効活用する場が今のところ無いということです。
職場小隊ではまだどなたも所持していないようです。
以前には導入したいとの声もありましたが…
もしくは既に活動中のチームに参加させていただくことですが、昨今若人ばかりなのでオジさんは気が引けてしまいます。
まぁ現状では単なるコスプレと化していますが、有効活用することができれば世界が広がりそうです。
PTT や特小無線機本体の装着についてはまた稿を改めます。