F log
世界の傑作機 No.165「Ju88 パート2」について書こうと思っていたら脱線。
デ・ハビランド モスキート といえば万人が認める傑作機。
拙ブログの数少ない読者の中にも RAF ファンが幾人もおられるので迂闊なことは書けませんが…
RICOH GR
Ju88 について手持ちの資料を漁っていたら、名著「ドイツ本土防空戦 1943~1945」の中から
数枚の紙が舞い落ちました。20 代の頃に描いたヒコーキの絵 でした。
絵といえば過去にドイツ海軍について、こちらは 10 代の頃描いたものを掲載しました。
ビスマルク アドミラル・ヒッパー シャルンホルスト
その後、成人とともに強烈な ドイツ夜間戦闘機隊 のマイブームがやって来たのでした。
まさにドイツ本土防空戦での夜戦部隊の奮闘はそれだけで何冊もの書籍になるほど。
拙ブログなどで扱いきれるものではなく、個々の瑣末な事柄をつつくのが精一杯でしょう。
で、そのドイツ夜戦隊の宿敵といえば、重爆に先んじて侵入してくるモスキートのパスファインダーでありました。
後に優秀なレーダーを搭載した夜戦タイプのモスキートは、ドイツ夜間戦闘機の天敵となるのです。
判官びいきもあり若い頃からモスキートが憎かったですね。
それでもモスキート自体は嫌いになりきれないところはありました。
例のフランスの刑務所を超低空で爆撃した逸話とか、ノルウェーのゲシュタポ本部奇襲とかワクワクするのですけどね。
話が長くなりました。
そのイラストはコレです。
(20 年以上前に妄想全開で描いた架空機なので設定含め突っ込みどころ満載ですが御容赦ください)
RICOH GR
何とかしてドイツ夜戦部隊をモスキートの脅威から守りたい(笑)
その結果計画された夜間戦闘機タイプである Do335 B6 から、もう一段進化した 対モスキート仕様 の B7 という想定です。
発動機軸内の MK103M を MG151/20 に換装、機首上部の MG151/20 2 門は MG151/15 に換装。
要するに 30mm × 1、20mm × 2 の武装を 20mm × 1、15mm × 2 にしたんですね。(15mmならボイレは不要か)
もちろん軽量化による高速化でモスキートに対抗しようという浅はかな考えです。
Do335 は構造上、機首にレーダーを搭載できないので、両翼端に空気抵抗大の八木アンテナを備えるしかありませんでした。
堂々とアンチモスキートスペシャルと書いてあるのが笑えます。
100機以上撃墜の超エースといえばシュナウファーやレントですが、ウチは当然 ヴィトゲンシュタイン ですよね。
RICOH GR
ああ、飛び立っちゃいました。
おまけに B7 から C1 に進化してるし(笑)
C1 への変更点は記載がありません。
おそらくエンジンの変更かと思われますが、個人的には後部エンジンをジェット化した Do435 はタイプじゃないんです。
でも Ar 234 B-2/N “ ナハティガル ” は大好きなんだからややこしいですな。
他に大好きな夜戦といえば Ju88 シリーズですが、さすがにベルリンレーダーを搭載した G 型でも進化の終焉でしょうね。
20mm × 4 門に武装を減らした He219 A6 という対モスキート夜戦も計画されましたが‥
当初は結構好きだった He219 にある時期からまったく萌えなくなったんですよ。
これはよく理由がわからないのですが何故でしょうね。
最後の一枚は強烈ですよ。
一応夜間戦闘機みたいですが、高高度戦闘を主任務とする JG25 (第25戦闘航空隊) に Me262 が配備されたらというイフです。
ただの Me262 ではなくなんだかいろいろ改造されてます。
実際に高速化が計画されていた Me262 HG1~ に準じているようですが…
後退翼、翼端延長、ロープロファイルのコクピット、jumo 021L という謎のエンジン、機首にはベルリンレーダー載っちゃってます。
そしてお得意の機関砲の減口径による軽量化。
要するに 武装を軽減してモスキートの速度に対抗 しようというのが当時の F のコンセプトなのでしょうね。
この Me262 アンチモスキートスペシャルを駆るのは JG25 のエース、ヘルベルト・イーレフェルト少佐ですね。
JG25 自体は短期間で消滅しましたが、イーレフェルトは大戦末期 He162 の操縦経験もあますので問題ないでしょう。
しかしイーレフェルトは 132 機撃墜の大エースでありますが、尾翼のスコアは 200 機超えちゃってます。
ここらへんも妄想たる所以ですね。
独語、英語のスペルから機体形状、各種スペックまで間違いだらけ妄想だらけだと思います。
高高度を侵入してきたモスキート (偵察型じゃないのが残念) を蹴散らす Me262 が象徴するアンチモスキートスペシャル、
これが 20 代の F の妄想でした。