F log
7 月 12 日の日曜日。
梅雨明けの猛暑の中、早朝に出立した F & F 嫁は東関道を下っておりました。
佐倉インターを降りて途中のファミマで水分を大量に調達し着いたのは バトルシティ です。
前 log にもありますが、職場小隊有志で参加する定例会に F 嫁が見学のため同行したのです。
今年の 3 月に開催された 第 2 回職場小隊貸し切りゲーム 以来の現場です。
暑さも心配ですが、F 嫁の査察で緊張を隠せない F です。
RICOH GR
佐倉インターからしばらく走るといきなり看板と廃車のパトカーが出現し、市街地フィールドであるバトルシティの入り口を示します。
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到着は 7 時半でまだ人影もまばらですが、i 小隊長 (写真後方) がしっかり先着してテーブルを確保してくれてました。
まだ太陽の角度は低いですが、日差しの強さは容赦なく日中の猛暑を予感させます。
RICOH GR
この日デビューの WE/MP7A1 と不動のセカンダリー Glock17 です。
ともにガスブローバックですが、すでに 25℃ を超えており動作環境は充分でしょう。
ところがこの MP7 が後ほど‥
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F 嫁武器査察官は i 小隊長から徴発した‥じゃなくて優しい小隊長殿が貸していただいたディレクターズチェアーにどっかりと腰を降ろします。
ゲーム中は観戦台から見学する他、殺伐とした戦場をよそにこの快適な椅子でスヤスヤと昼寝をかましておりました。
RICOH GR
セイフティーとフィールドを隔てるのは 2 階建のパイプ構造物。
この 2 階に昇るとフィールド全体を見渡すことができます。
なんと REALMENT さんのロゴが貼ってありました。
この日の装備はチェストリグ他、リアルメントでお世話になっている物が多いです。
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昇って見渡したフィールド左半分で、左の奥に緑に包まれた通称「教会」が見えます。
手前の円形部分にはバトルシティを象徴する焼け焦げたバイクが置かれています。
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こちらはフィールド右半分です。
右奥には通称「病院」があり、トップ写真で F がポーズをとっている黒いバスも見えます。
フィールド内は焼け焦げ風の塗装がされて適度に荒れていて、廃車も多く配置されています。
やはり クルマ越しに射撃するのはテンション上がります な~
奥の森は市街地との境ではなく少し入ったところにフィールドの境界があります。
つまり手前では市街地、奥では森林の戦いが同時に楽しめるフィールドです。
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観戦台右端から左を向いた状態で、手前から 2 テーブルが職場小隊のエリアです。
画面左側にも屋根付きのセイフティーがたくさんあり、駐車場とセイフティーが直結なのがわかります。
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クルマといえばミストシャワーが気持ちのいい本部前にはハンビーが 2 台も置かれていました。
現用米軍装備の方々だったらこの前で記念撮影は必至ですね。
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ゲーム開始前にには武器持ち込み不可でフィールド内の見学が出来ます。
F 嫁武器査察官もここぞとばかりにフィールドインです。
この日の Team Wendy のベースボールキャップ、ESS CROSSBOW アイシールド、トレッキングシューズに
それらしい色合いの服装とすぐにでも参戦できそうな出で立ち。
案の定、職場小隊の皆様にも「いっしょにやりましょう」と誘われまくってました。
アパレル業界に身を置く F 嫁としては単に TPO に配慮した服装にしただけで銃を手に取る気はサラサラ無いようです。
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同じグループ企業とはいえ部門も配属も異なりネットでのやり取りしか無かった S さんとセイフティーにて初共演。
ご覧のとおり S さんも気合の入った装備ですが、暑さゆえ徐々に装備が身体から離れていきました(笑)
F は独 LE でもカエル男でもない夏仕様。
一応キャップと袖にドイッチェ印をつけてはいますが。
RICOH GR
ゲームは通常のフラッグ戦を中心に 12 ゲーム (1ゲーム15分裏表) が予定されていました。
教会の前でスタッフの注意事項に耳を傾けるレッドチームです。
この日は 100~150 名程でしょうか、久々の週末晴れですが猛暑のせいでそんなに窮屈な感じは無かったですね。
手前 S さん、その奥 TAC.T の OD プレキャリは i 小隊長、右端の全身陸自の兵士は 前回に引き続き 小隊外からの参加です。
陸自さん (本職ではありません) のスキルは半端なく、この日もメンバー唯一のフラッグゲットを成し遂げました。
F はといえば MP7 を構えて後方からのんびりと攻め上がります。
死角が多い市街地フィールドで、小石を踏む足音に注意はしてますが出会い頭の遭遇戦多発です。
一応コーナーで角から離れてカッティングパイらしきものを行っているのが微笑ましいですね(笑)
こちらは フィールドスタッフが撮影 してくれたゲーム中の F です。
MP7 をスイッチングして射撃中なのは良いのですが、右手人差し指がハイダーにかかっているのはいただけませんな。
その MP7 ですが…
2 戦目 (裏表 4 ゲーム) 終了したところで故障しました。
弾速チェックの時からトリガーがおかしかったんですよ。
引いて戻るのに引っ掛かる感じがして。
まずセミで引けなくなり、セイフティーに戻るとすでにトリガーがグラグラになってました。
ボルトを引いてもトリガーが自由に動いてしまい、ハンマーが落ちる気配がありません。
メカ的なスキルが無く、通常分解しか出来ないのでこういう場合は困ったことにお手上げです。
仕方ないので以降はハンドガンのみの参戦となります。
お疑いなのはわかりますよ(笑)
でも F 嫁武器査察官の前で不具合を演出し、あわよくば 5 丁目を目論んでいるとかの陰謀じゃありません。
ガチな故障なんです。
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12 時半を過ぎて 6 戦 (裏表12ゲーム) 消化しました。
ここでバトルシティ名物のカレーで昼食です。
言われているだけあって器も普通のお皿だし、なかなか美味しいカレーでした。
F 嫁も 500 円払って汗だくでいただきました。(ゲーム参加は3,000円/日)
RICOH GR
午後になってますます日差しが強くなってきました。
このタイミングで記念撮影ですが、全員集まっていないのと朝一で撮ればよかったです、装備的に。
SCAR-H の i 小隊長はプレキャリ着用で涼しいお顔ですが、皆それぞれけっこうバテバテです。
右端の陸自さんもやはりしっかとした装備のままです。
右奥、ブルーのシャツの U さんはご退職されて今回が職場小隊として最後の参加となりました。
本当は U さんを護衛しつつフラッグゲットしていただきたかったのですが戦場は甘くありませんでした。
左端のグリーンシャツの彼は今年入職した新入職員さんで、ここ戦場にも世代交代の波がヒタヒタと押し寄せてます。
F も断然 U さんに近い年齢なので若い方々の体力にはとても敵いません。
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仲良くヒットされてセイフティに戻ってくる N さんと新人君です。
N さんもお若くゲーム最後で盛り上がった ポリタンク争奪戦 では前述の黒いバスに突入してふたりとも大活躍でした。
こちらは若人の活躍を後方から出来るだけバックアップしましょう。
RICOH GR
ゲーム開始前、観戦台に F 嫁を発見して愛想をふりまく F です。
既にチェストリグを脱いでいますが、プライマリーが健在の S さんなどもやはりリグを脱いでいます。
マジで暑くてやってられないんです。
そんな中、フル装備のデルタや陸自、米特の方々は本当に尊敬します。
黒のプロテックヘルメットの中なんてサウナ状態じゃありません?
RICOH GR
プライマリーの MP7 を失った F は、ひたすら Glock17 で射撃します。
RICOH GR
マガジンは 3 個しか持参しておらず、各 20 発として合計約 60 発前後しか弾数を持てません。
幸い Glock17 は絶好調で SIDEARMS さんで組んでもらったホップダイヤルもたいへん操作しやすかったですが弾数がいかにも足りません。
首に巻いているのは叩いて冷やす冷却ジェルですが、ものの 5 分で生暖くなり使い物になりませんでした。
RICOH GR
リロード中の F ですが、思いっきり下を向いちゃってます。
やはりいくら室内でタクティカルリロードモドキをやっても伴いませんなぁ。
この後、前のクルマに潜り込もうと前進したところ、写真左奥から長距離射撃を受け敢えなく被弾しました。
RICOH GR
ハンドガンなので射線が届かず前に出ると横から撃たれるというパターンに陥りました。
ヒットされ両手を上げて降参ポーズで返ってくる F です。
サバイバルゲームを知らない方の為に書きますと、敵(もしくは味方)の弾が自分に当たったら「ヒット!」と
大声で叫び以降は口を閉ざして手を上げてアピールしつつセイフティーエリアに戻ります。
そうなんです、サバイバルゲームは自己申告制の紳士・淑女のゲームなんです。
RICOH GR
そんな大人の遊びを終日見学した F 嫁武器査察官です。
万全の日焼け止め対策が功を奏したようですが、さすがに日陰でも汗はたっぷりかいたそうです。
F 嫁に実際の活動を見てもらい、同好の方々とお話させていただいたことはたいへん良かったと思います。
帰り道にしゃぶしゃぶを奢り、無事に F 嫁による査察は終了いたしました。
サバイバルゲームに縁のない方からすれば山奥の密室ともいうべきフィールドで行われている事は想像だに出来ないかもしれません。
ダラダラと書き連ねる駄文と写真がそれら理解の一助となれば幸いです。