F log
インターネット上の偶然の検索結果から人生変わるとまではいかなくとも、今までとはまったく違う事柄に出会った方は多いと思います。
昨年の 10 月、今となっては何を検索していたのかも忘れましたが偶然この画像を見つけたのでした。
ドイツ・ハンブルク警察 MEK (Mobiles Einsatzkommando) という特殊部隊の隊員です。
グリップエンドにウェポンライトを取付けた特徴的なリボルバーもそうですが、いちばん惹かれたのは MP5 のストックです。
第一印象は何これ?
でも元来の天邪鬼な興味がどんどん湧いてきて、このストックについて調べました。
何故曲がっているのかはすぐに解りました。
ゴツイ防弾バイザーがついたヘルメット、そのバイザー越しに照準するためにストックの位置を下げていたのでした。
機能的に説明がつくとスイスのブリュッガー&トーメ社のストックが一気にカッコよく見えてきました。
加えてメジャーなシュアファイア製でない、LD 社のライトハンドガード もガッチリと F の心を捉えたのでした。
ドイツ LE といえば GSG-9 が有名ですが、F が好きなのは街に居て日々発生するちょっと重めな事件を担当する米国でいえば地元警察の SWAT なんです。
ドイツ地方警察に所属し SEK と呼ばれていますが、彼ら彼女らのメインウェポンは MP5/MP7 です。
中でも折れ曲がったバイザーストック仕様の MP5 はとても魅力的に写りました。
そして RAS やシュアの大きなグリップライトを使用する地方警察が多い中、LD 社のライトハンドガードを採るのがハンブルク警察 MEK なんです。
そこから苦節 10 ヶ月。
パーツの入手に多大な時間と手間をかけ、関係各所にご尽力いただきようやく形になりました。
VFC の本体の入手、内部チューン、各パーツの組み込みでお世話になったのは、電動ガンに関して絶対の信頼を置いている Be-MAX さんです。
そして最難関であった B&T 社のバイザーストックを見事に輸入してみせたのは、欧州特殊部隊を主眼とした特徴的なウェブショップの bttc. さんです。
ハッキリ申し上げて金額はかかってますよ。
すべてのパーツと本体を合わせたら余裕でフルチューンのトレポン買えますもん。
でも家庭内4丁規制の1丁として妥協はしたくなかったのです。
それだけ最初に見た写真の印象が強烈で、それを手にしたいと強く強く思ったのでした。
まぁ能書はいいですね。
8 月 1 日に我が家に届いたのはトップ写真にもある素敵な MP5 ハンブルク警察仕様です。
RICOH GR
H&K のモデル化には圧倒的なアドバンテージを持つ VFC・UMAREX の例の黒/赤の箱です。
ストックを畳んだ SMG ということでたいへんコンパクトです。
白い箱は LD のライトハンドガード、ビニールに結局使用できなかった CA 製のバイザーストックレプリカが入ってます。
一番左の梱包はオリジナルの A5 フォールディングストックです。
使ってあげられなくてごめんね。
RICOH GR
VFC/UMAREX のマニュアルと、右側は Be-MAX さんのカスタムガンカルテです。
試射したグルーピングと弾速測定がされています。
平均 93.12m/s と絶妙な値ですな。
RICOH GR
さっそく銃本体を見てみます。
先の実写真と違うのは 3 バースト付きの新しいフレームであることです。
旧フレームもカッコよくてグリップの感触も好きなのですが、新しい本体である程度の性能を求めると妥協せざるを得ないところです。
もうひとつはバイザーストックが新型になっていることです。
CA 製のレプリカは金属製でしたが、本家 B&T の現行モデルは樹脂を多用し軽量となってます。
RICOH GR
CA 製のバイザーストックレプリカの取付けは加工の難しさから諦めました。
マルイの MP5 だったら問題なく装着出来たようですが、リアルサイズに近い VFC/UAREX では難しかったようです。
まぁそのおかげで根性で B&T の実パーツを探すことになり、結局満足度は跳ね上がったのでよしとしなければなりません。
(かかる費用の心労は除く)
スイベルは標準でストックに取付けられておりこれはありがたかったですね。
マガジンは付属のゼンマイ巻き多弾ではなく、まとめて購入した汎用の 95 連を取付けました。
RICOH GR
フォールディングストックですので右側に倒すとコンパクトになります。
収納位置で特にロックはありませんが、なかなか安定しています。
もろちん伸ばした状態ではがっちりロックされビクともしません。
樹脂を多用した軽量バージョンでありながら、さすが実パーツといったところでしょうか。
RICOH GR
バイザーストックは下部の突起を引くと何段階かに伸縮します。
写真は最短の位置になります。
分厚い実弾防御用のバイザーの他、サバゲーでフェイスマスクを着用する際にもこの折れ曲がったストックは有用です。
しかしこればかりは試してみないと良さがわからないと思います。
RICOH GR
右側に折り畳んだ状態です。
VFC/UMAREX の MP5 は質感、刻印とも素晴らしい出来ですね。
RICOH GR
前の型といちばん異なるのはこのエンドパッドです。
素っ気ない板かと思いきや、しっかりと滑り止め加工されています。
RICOH GR
大好きな LD 社のライトハンドガード。
オン/オフスイッチとハンドガード沿いにプッシュ点灯のバーが配されています。
ライト部は LD 社のハンドライトをそのまま取付けたようなデザインです。
この時 旅立つ F 嫁に持たせた のは LD 社のハンドライトでした。
RICOH GR
ハンドガードを上から見たところです。
ボルトハンドルをシャコーンとやるのは MP5 使い共通の快楽ですね(笑)
このスリムなハンドガードにバッテリを収納していただいたのは Be-MAX さんの技術力故と言えましょう。
RICOH GR
フロントサイト後方のピンを抜きます。
RICOH GR
ハンドガード前方をカポッと下げ、全体を前にずらします。
RICOH GR
するとどうでしょう。
7.4V/2000ma という必要十分以上のリポバッテリーが2つに分解され、このスリムなハンドガードに収納されたのでした。
RICOH GR
同じ加工を施したバッテリを予備としてもう 1 個作っていただきました。
RICOH GR
ハンドガードに収納したバッテリを、バレル下に固定されているコネクターに装着します。
元々はストック基部に位置する電源周りをフロントに延長していただきました。
加えてその空いた場所にセミオート効率化を目論んでリクエストした FET 回路を仕込んでもらってます。
少しだけ空打ちしましたが 7.4V/2000mA リポと、そのデュアル FET 回路が効いているのか非常にキレのあるセミとバーストでした。
3 バーストはゲームで役立つだろうな~
RICOH GR
・VFC 製 MP5A5(FMC仕様)
・7.4V/2000mA セパレート加工済みバッテリーx2本
・デュアルFET回路組込み
・ロングレンジチャンバーカスタム
・実物ストック、ハンドガード取り付け加工
FMC とは Be-MAX さんオリジナルのカスタムガンメニューで、過去に頼んだ VFC/SR-15、LCT/AMD65 ともその仕様になってます。
RICOH GR
part 1 としたのは、まだまだ伝えきれない事が多いからです。
この MP5 に関しては、F 個人のトイガン史に残る名作の予感がしています。
ハンブルク MEK 仕様としては少し近代的かもしれません。
まぁハンブルク警察の装備がアップデイトされたという脳内設定で補完したいと思います。
ドイツ LE のコスプレ(笑)もまだまだ道半ばで、写真は風呂場の鏡で撮影した自撮りです。
BP から届いたライオットアーマーはインサートなしの皮だけなのでペナペナです。
銃が完成した以上、こちらも少しづつですが進んでいきたいと思います。
※ MP5 撮影の背景に使用した黒いサテン生地は F 嫁の合唱団用スカートでした。
(イメージ映像です。写真に F 嫁は写っておりません)