F log
8 月 2 日の日曜日。
連日続く猛暑日の中、F & F 嫁は渋谷駅に降り立ちました。
RICOH GR
ただでさえ苦手な渋谷に加えこの暑さ。
すでにグロッキー寸前の F を支えていたのは拙ブログ三本柱のうち二本、旨いもんとバレエでした。
RICOH GR
最近オーチャードの公演前に必ず寄るのがこの立ち食い寿司屋さんです。
一皿100円の回る寿司も好きですが、せっかく江戸に出てきたのですから少しは贅沢したい。
けれど公演前に腰を据えて呑み喰いする時間的余裕がない。(それとお酒は眠くなるw)
そんなニーズにピッタリのこのお店。
F は冒頭から怒涛の光りもの攻撃、F 嫁はあいかわらずマイペースで目の前の職人さんに頼んでいきます。
濃いお茶とともにサクッとつまんだら日陰を縫ってオーチャードホールまで歩きます。
何ヶ月も前から楽しみにしていた公演とは‥
オーチャード・バレエ・ガラ~JAPANESE DANCERS~
まずは御大の一席を動画でどうぞ。
熊川哲也オーチャードホール芸術監督presents「オーチャード・バレエ・ガラ」
早い話、海外で活躍する日本人ダンサーが集結して 2 日間の公演を打つということです。
惜しまれつつ閉幕したローザンヌ・ガラに近いものがあり、よく知っているダンサーもそうでないダンサーも一緒に観られる貴重な機会です。
2 部構成で 20 分の休憩を挟んでそれぞれが約 1 時間。
バレエフェスとは比べるべきものではありませんが、ちょうど集中力も持続する最適なボリュームです。
RICOH GR
確保した席はオーチャードホールの我が家的定番であるカップルシート最前列。
いわゆるバルコニー席ですが、舞台に対して横向きではなくとても見やすいんです。
横にふたりしかいないのでゆったりと舞台を鑑賞することが出来ます。
意外にも舞台に近いですしね。
理想的なのは 2 階のカップルシートですが、この日は出遅れ 3 階になってしまいました。
角度がつく分、2 階より劣りますが、手すりが視界に入らないのは 3 階の利点です。
第 1 部
オープニング『レ・プティ・リアン』
振付:山本康介
出演:金原里奈、田中美羽、赤名進太郎
今年のローザンヌでのジゼルも印象的な金原さんに、K-Ballet スクールの生徒ふたりを加えたイントロダクション的演目。
金原さんはやはり三人の中ではお姉さんとして安定していて、ENB での有意義な研修が期待されます。
田中さんも可愛らしいダンサーでしたが、三階席から双眼鏡でガン見する F & F 嫁が驚いたのはスクールの生徒である赤名君のプロボーション。
小さい頭に長い腕もそうですが、何より素晴らしいのはその驚異的に長い脚。
相対的に胴が短く見えるのではなく積極的に胴が短いのですw
つまりは外国人の体型なんです。
まだまだ長い四肢の先まで神経は行き渡ってませんが、よく言われる「日本人の体型もここまで来たか」を具現化した赤名進太郎君は今後注目のダンサーです。
熊川哲也プレゼンテーション
ジーンズに真っ赤なブラウスで登場した御大が一席ぶつコーナーです。
言っていることは分かるし素晴らしい志だと思いますが、ひと言 “話が長い”(笑)
『ラ・シルフィード』より
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
音楽:レーヴェンショルド
出演:野村千尋、松井学郎(ノルウェー国立バレエ)
北欧ノルウェー国立バレエからのふたりによるシルフとジェームス。
ジェームスの松井さんはプリンシパルらしい気品あふれた踊りで高い跳躍、脚さばきも流石でした。
一方の野村さんはまだアーチストながら華のある雰囲気で印象的でした。
シルフィードの定番である花を摘むゼスチャーもとても愛らしく、大きな瞳でジェームスを見つめる視線が魅力的でした。
具体的に説明は難しいのですが、野村さんに代表される「海外で踊るダンサー」独特の雰囲気があるように思います。
『アスフォデルの花畑』より
振付:リアム・スカーレット
音楽:プーランク「2台のピアノのための協奏曲」より
出演:崔由姫、平野亮一(ロイヤル・バレエ)
初日にはなくこの日のみ上演されたアスフォデルの花畑。
この作品を大好きなユフィちゃんが踊るのが観たくて観たくてこの日足を運んだといっても過言ではありません。
じつは 2013 年のローザンヌ・ガラ で同じ作品、同じキャストで観ているのです。
日本では未だ全貌が見えない同作品ですが、断片的に踊られる部分部分を観てもたいへん魅力的な作品です。
ダンサーとしてのリアム・スカーレットは知らないままでしたが、振付家としての彼の才は完全に開花したと言えるでしょう。
古代ギリシャ神話において「黄泉の国」に咲くといわれるアスフォデル。
その静謐な世界を共に RB のファースト・ソリストであるユフィちゃんと平野さんは完璧な技術で紡いでみせました。
いわゆる緩徐楽章である PDD は静かに厳かにスタートしますが、音楽の緩急に合わせた静と動、
マクミランを思わせるようなアクロバティックなリフトもあり興味が尽きません。
このアスフォデルの花畑は作品の演出としてとても凝った照明が構築されています。
平野さんの日本人離れした逞しい体躯が作るシルエットはとても頼もしく感じました。
同様にいやそれ以上に素晴らしかったのは我らがユフィちゃんです。
うーんシルエットといえばユフィちゃんはただ立っているだけでも美しいのです。
もうね登場した時から視線が釘付けなんです。
ふたりが重なったり離れたりするひとつひとつの動きがとてつもなく美的で美術作品を見ているかのよう。
特に二人が作るラインは彫刻を思わせ、それでいて硬質ではなくうっとりする滑らかさなんです。
嗚呼、素人の一鑑賞者が百の言葉を並べてもこの作品、ふたりの踊り手の魅力を伝えることは出来ないでしょう。
バレエ、いやもっと大きな括りで「踊り」に興味を持つ方すべてに観ていただきたいです。
残念ながら RB の来日公演に載るような演目ではありません。
コヴェントガーデンのトリプル・ビルでも観に行かなければ名作「アスフォデルの花畑」の全容はわからないでしょう。
ふたりが創り出すあきらかに (良い意味で) 異質な世界は F から言葉を奪いました。
盛大な拍手と声援を浴びるユフィちゃんと平野さんに、いつものブラヴォーも忘れてただただ拍手をしていました。
あと特筆したいのはユフィちゃんのレヴェランスの美しさです。
身贔屓と言われれば甘受いたしますが、ダンスでうっとりカテコでもうっとり出来るオジさんは幸せ者です。
そもそもこの演目を持っているロイヤル・バレエは幸運だと思います。
そしてそこに属し振付家から指導を受け踊るたユフィちゃんと平野さんは幸せです。
再度言いますがこれを観に来たのです。
その思いは完璧に叶えられました。
『海賊』より"グルナーラとランケデムのグラン・パ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ
音楽:オルデンブルク公爵、ドリゴほか
出演:飯島望未(ヒューストン・バレエ)、猿橋賢(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
英米協演となった海賊ですが、ひと捻りしてグルナーラとランケデムの GPDD です。
ロホ率いる ENB は飛ぶ鳥を落とす勢いで、その中でファーストアーチストとして活躍する猿橋さんは巧いですね。
ENB にて古典の主役もいくつか任されているようで、それに違わぬ素晴らしい踊りでした。
米ヒューストンバレエで活躍されていた飯島さんはこの 6 月に退団、フリーに転身したそうです。
美しい顔とカチッと締まった肢体、高い運動能力はよりコンテンポラリーで観てみたいですね。
プログラムには「イン・ザ・ミドル~」のリードを踊る姿が掲載されておりまさにそれが期待されます。
『レ・リュタン』
振付:ヨハン・コボー
音楽:ヴィエニャフスキ「カプリース イ短調」(クライスラー編曲)より、バッジーニ「妖精の踊り」より
出演:奥野凛、堀内尚平、吉田周平(ルーマニア国立バレエ)
ヴァイオリン:成田達輝
ピアノ:高橋望
2012 年のコジョカルちゃん座長公演 のプログラム違いで見逃した演目。
F 嫁がこの日いちばん楽しみにしていたのはこの作品であります。
我々が観なかった A ブロのこの作品でヴァイオリンを奏でたチャーリー・シエムのイケメンぶりをプログラムで見た F 嫁が地団駄踏んだのがつい先日のようです(笑)
振付けはコジョカルちゃん永遠のパートナー、ヨハン・コボー先生です。
コボー先生の振付けは素晴らしいですね、というか作品のコンセプト自体がコミカルでいてテクニカルでとても魅力的です。
踊るはコボー先生が芸術監督を務めるルーマニア国立バレエからファースト・ソリストの三人。
堀内さん、吉田さんの男性ふたりはコボー先生のややこしい足捌きを完璧にこなし見事な競い合いを魅せてくれました。
最後にうっちゃるw女性ダンサーの奥野さんはコケティッシュなダンサーで、最後の求愛ポーズも愛らしかったです。
コボー先生のデザインによる衣装、黒いパンツと白いブラウス、女性の赤いスカーフはスタイルの良いバレエダンサーが着こなすとカッコ可愛いです。
ヴァイオリンの成田さん、ピアノの高橋さんともに素晴らしい演奏でした。
が、ここで詮無いことを‥
コジョカルちゃんの座長公演時はスティーブン・マックレーとセルゲイ・ポルーニンというテクニシャンに挿まれたコジョカルちゃんという完璧な布陣。
加えて F 嫁がスチルでうっとりとしたという ヴァイオリンのチャーリー・シエム 。
F 嫁はイチモツありそうでしたが、 F 的には充分楽しめました。
レ・リュタンは様々なキャストで観たい演目です。
RICOH GR
第 1 部終了後の休憩時、いつものようにビュッフェで飲み物を買おうと並んでいる時その事件は起きました。
F 嫁の後から列に並んだ F の視界にとてつもなく美しい人が飛び込んで来たのです。
ご本人にも確認できた今だから言いますが、後ろ姿だけで彼女に気づいた自分 を褒めてあげたいです(爆)
2 つ横の列に並んでいた彼女の横顔が見えた時、それは確信に変わりました。
でもバレエに直接関係のない憧れの女性 (はしたないことに複数おります) がなぜ居るのか。
どうしよう声をかけようか、いやプライベートだろうし止めようか、と中年オジの心は冷や汗とともに千々乱れるのでありました。
当然飲み物のチョイスなどどうでもよくなり、F 嫁に急かされるまま烏龍茶を頼みました。
烏龍茶を手にするのと前後して F 嫁に告白。
「 ◯◯さんが居る 」と。
美女大好きで◯◯さんの存在も知っていた F 嫁も慌てて探しますが、ビュッフェの多数に紛れて見失ってしまいました。
何かを飲んだのなら器を返しに来るはず、としばらくビュッフェで張り込んでいましたが結局見つけることが出来ませんでした。
当日の夜、一方的にフォローしているツイッターで彼女がオーチャードに居たことが分かり思わずリプしてしまいました。
望外にもご返信いただき、ダンサーの出待ち以上に舞い上がっているオッサンです。
それにしても◯◯さんは美しかったなぁ。
これについては後日別稿で書きたいと思います。
第 2 部
『眠れる森の美女』より
振付:マリウス・プティパ
音楽:チャイコフスキー
"第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ"
出演:倉永美沙(ボストン・バレエ)、木本全優(ウィーン国立バレエ)
ドキュメンタリー番組で見たウィーン国立バレエのソリスト木本全優さんを生で観るのが楽しみでした。
そして観たらそのスタイルの良さに驚きました。
まずお顔が小さい、そして手足が長くシルエットで見ると外国人ですね。
踊りも力強くかつ繊細でたいへん F 好みです。
上手く表現できませんが、パとパのあいだに独特の間があってハッと目を引きます。
ちょっとした手の表情だったり脚さばきだったり、ルグリ先生に鍛えられているんだろうなと思わせます。
倉永さんはボストンバレエのプリンシパルとして有名で、古典からコンテンポラリーまで幅広いレパートリーを持ってらっしゃいます。
今回は古典中の古典オーロラでしたが、さすがにツボを押さえた踊りで魅せてくれました。
こうしたひと癖ある人達の集まり(笑)で王道を正面から踊るのはある意味勇気がいるのかもしれません。
『コンチェルト』第2楽章
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第2番」より
出演:金子扶生、平野亮一(ロイヤル・バレエ)
英国ロイヤル・バレエにおいて台頭する日本人のひとり、金子扶生さんが楽しみでした。
マクミランのコンチェルトといえばオレンジのレオタード。
それをまとって登場した金子さんはなるほど舞台栄えする華やかな表情と容姿です。
大きな瞳が輝いてより美しく見えます。
欲を言えばアスフォデルも第 2 楽章だったので、こちらは「動」を見せて欲しいと思いました。
金子さんは昨シーズンにキトリデビューを果たした期待のソリストです。
今後日本においても彼女を観られる機会が増える予感がします。
『白鳥の湖』より"第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ"
改訂振付:熊川哲也
音楽:チャイコフスキー
出演:崔由姫(ロイヤル・バレエ)、山本雅也、杉野慧(Kバレエ カンパニー)
ユフィちゃんが踊る 2 演目めで華やかな黒鳥の GPDD と来れば盛り上がりそうですが、個人的にそうはなりませんでした。
ユフィちゃんの衣装は K-Ballet の少しグレイがかった衣装でしょうか。
まずジークフリートの山本君ですが、2013 年のローザンヌで大活躍しその後 RB の研修生を経て K-Ballet に入団しました。
踊りはあいかわらず端正で好感が持てますが、ユフィちゃんのパートナーとしては残念ながら上背が足りません。
杉野さんは K-Ballet において独自のボジションを得ている注目すべきダンサーだと思います。
ロットバルトは当たり役だと思いますが、衣装が凝り過ぎていて身体のラインがあまりよく分かりません。
ロットバルトのヴァリエーションはやはりヴェトロフ先生の印象が強過ぎて心に響いてきませんでした。
彼については古典はキャラクテール気味になってしまうのでしょうか。
だとしたらコンテでも何でももっと杉野さんの“踊り”を観てみたいと思いました。
F が感じた最も大きな問題は御大が行った改訂振付けにあります。
ユフィちゃんが踊ったヴァリエーション、ハッキリ言って好きではありません。
どうしてもこの曲にはグリゴローヴィチの振付けが頭に染みこんでいます。
もちろん原理主義で改訂を否定するものでは一切ありませんが、御大のそれはとっちらかり過ぎと感じました。
Yuhui Choe - Odile Variation
韓国国立バレエにゲスト出演した際のヴァリエーションです。
アホなカメラアングルはさておき、やはりこの振付けは完成されていると感じます。
失礼を承知で言わせていただけば、RB で活躍しているユフィちゃんが K-Ballet の新星のお守りをしているという印象です。
そういえば中村祥子さんと宮尾君の時も同じ印象を持ったことを思い出しました。
K-Ballet のダンサーに出演するなとは言いませんがこれだけのメンバーです。
もう一演目、別の里帰りダンサーに踊ってもらってもよかったのではないでしょうか。
『精密の不安定なスリル』
振付:ウィリアム・フォーサイス
音楽:シューベルト「交響曲第8番 ザ・グレート」より
出演:橋本清香(ウィーン国立バレエ)、飯島望未(ヒューストン・バレエ)、椿井愛実(ロイヤル・ウィニペグ・バレエ)、木本全優(ウィーン国立バレエ)、三野洋祐(ロイヤル・ウィニペグ・バレエ)
極端なチュチュがおもしろい女性陣が 3 名、男性が 2 名で構成される群像劇です。
シューベルトの交響曲に乗せてテクニック自慢のダンサー達が舞台狭しと入れ替わり立ち代り踊りまくります。
フォーサイスと聞いてコンテ構えをしましたが、拍子抜けなほどクラシカルで楽しかったです。
いやいやフォーサイスのコンテも好きなんですけどね。
カナダのロイヤル・ウィニペグ・バレエのお二人椿井さんと三野さんはここで初めて舞台に現れました。
満を持しての登場だけあっておふたりとも素晴らしい表現力でしたね。
ウィーン国立の木本さんと三野さんの男性陣は本当に素晴らしい。
本木さんのパートナーである橋本さんのキレッキレの踊りには目が釘付けでしたね。
F 嫁は特に橋本清香さんを絶賛していて、筋肉が細長くてヨーロッパのダンサーの匂いがするとお気に入りでした。
軸が一本ピシッと通っていて速い回転でも身体がブレず、女性陣を牽引している印象でした。
やはり彼女にしてもウィニペグのお二人にしても 1 演目だけではもったいない。
特に橋本さん、木本さん本来のパートナーシップで一演目観たかったですね。
ユフィちゃんを 2 演目観られたのは嬉しかったですが、上記の理由でやはりプログラムには一考が必要と思います。
クロージング『CROIX』
振付:遅澤佑介
出演:全員
K-Ballet 男性陣を大車輪の活躍で牽引するオッソーこと遅澤さんが振りつけたクロージングナンバーです。
個性的で華やかな出演者が全員揃うのだからそれはそれは楽しく美しい舞台となりました。
衣装は全員このために用意された統一したものに着替え、チャイコフスキーの管弦楽組曲第 3 番に乗って華やかに盛り上げました。
ユフィちゃんのパートが少なく地味だったのが唯一の不満ですが、無事に終わったガラ公演の成功に比べれば些細な事です。
ただ統一した衣装になったので、各人それぞれの出し物を表現する衣装でなくなったのも少しだけ残念でした。
カーテンコールでは御大の他、遅澤さん、山本さんも登場して拍手を浴びていました。
我々も双眼鏡で覗いては拍手、覗いては拍手と精一杯の声援を贈りました。
ガラのコンセプトには大いに賛同するところです。
ぜひ次の開催に繋げてもらいたいと思います。
RICOH GR
あいかわらず 2 階と 3 階がわかりにくいオーチャードホールのサイド通路にて F 嫁です。
前日の土曜日のみに上演されたユフィちゃんのソロが観られなかったのが本当に残念です。
『レクイエム』より“Pie Jesu”
振付:ケネス・マクミラン
音楽:フォーレ
出演:崔由姫(ロイヤル・バレエ)
ソプラノ:坂井田真実子
オルガン:石井里乃
マクミランがジョン・クランコに捧げたというオルガンの伴奏で歌われるソプラノをフューチャーした作品。
ユフィちゃんの美点が炸裂する素晴らしい舞台になっただろう事は想像に難くありません。
いつかどこかで観られたらいいな。
上演前にバレエ関係で仲良くしてもらっているりょうこさんがお母様とわざわざ座席までご挨拶にいらしてくださったんです。
その上 F & F 嫁が大好物のお土産まで頂戴してしまい感謝感激です。
りょうこさんはロンドン留学経験を持つ RB 好きで現役の社会人ダンサーです。
ブログを通した RB つながりで発表会にお邪魔するようになり、先々月も彼女の素晴らしい踊りを拝見したばかりです。
この公演について彼女の感想をじっくりきいてみたいなぁ。
ホールから外に出るといつもお世話になっている ranran さんとお嬢さんの R ちゃんを見つけてご挨拶。
その横にはいつお会いしても輝くばかりにお美しいユフィちゃんの母上様もいらっしゃいました。
ご挨拶と本日の公演の感想などを少々。
その時思いついて母上様にスマホの待受けを見せようとして思い止まりました。
あいかわらずなミーハーぶりを知られるのが気恥ずかしかったんです。
この写真はユフィちゃんが本拠地コヴェントガーデンでオーロラを踊った時のカテコで、半身しか写っていないパートナーは マシュー・ゴールディング です。
ユフィちゃんとマシューといえばこんな写真がありました。
2002 年のローザンヌでともに出場したふたり。
そして 12 年後、ふたりとも第一線で活躍を重ねとうとうロイヤル・バレエの舞台で主役を踊るまでになりました。
まさにダンサーに歴史あり。
バレエファン、ダンスファンにはそれぞれ好みのダンサーがいると思います。
F & F 嫁にとってユフィちゃんはずっと好きであり、これからも好きであり続ける舞踏手であると確信したオーチャードバレエガラでした。