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ABARTH 695 BIPOSTO

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アバルト千葉から 『695 BIPOSTO CARAVAN』 の案内を郵便と電話で受け土曜日に行ってきました。




RICOH GR


元々はフィアット千葉とアルファロメオ千葉でしたが、今ではアバルト千葉も加わり大忙しの店舗です。






RICOH GR


トークショー用の椅子が並べられた一角の奥にそれは鎮座しておりました。


ABARTH 695 BIPOSTO

DRY WEIGHT:997 kg
WEIGHT TO POWER RATIO.5.2
0-100 KM/H ACCELERATION5.9”

詳しい諸元はリンク先をご参照ください。
標準仕様車とフルスペック仕様車がありますが、この日来店していたのは標準仕様のクルマです。





RICOH GR


F の 595 に似たグレイながら、こちらは完全マット。
Grigio Performance と呼ばれる凄みさえ感じるマットグレイの塗装です。






RICOH GR


ショールーム内は暗く、窓の外は直射日光というたいへん厳しい撮影環境です。
もっと奥に展示してくれればよかったんだけど、この反対側はレストルームなのでやむを得ないところです。

フロントエンブレムの盛り上がりはアバルトのチャームポイントですが、コイツはさらにその下が出っ張ってます。





RICOH GR


マジ・カーボンのフロントパーツの中には、超ごっついインタークーラーが収められています。
これがうっすら透けて見えるのがたまりませんな。





RICOH GR


190 馬力を路面に叩きつける足回りはコイツです。
イタリア製の OZ ホイール、ブレンボのキャリパー、リザーブタンクが独立した車高調整可能な減衰力可変ショック。

なのにタイヤはピレリじゃなくて GY です。
それはなぜかと尋ねたら… 215/35R18 なんて特殊なサイズのタイヤは選択肢が無かったそうです。





RICOH GR


リアに回るとまたまたフルカーボン、マジカーボンのデュフューザー。
左右のアーチにピッタリ収まっている超大口径のエキゾーストパイプ。





RICOH GR


595 コンペティツィオーネであれば代名詞レコード・モンツァですが、696 BIPOSTO ではなんとバイクのエキゾーストで
有名な AKRAPOVIC(アクラポヴィッチ) です。

じつは F が 595 を購入する際は、コンペティツィオーネにしようかツーリズモにしようか迷っていました。
端的に言えばコンペティツィオーネにレコード・モンツァか、ツーリズモにアクラポヴィッチにしようか考えていたのです。

けっきょくトータルのコストでレコード・モンツァを選び、その咆哮にはたいへん満足しているところです。
が、あの時選択肢にあったアクラボヴィッチをトップグレードが採用したというのはちょっと嬉しいです。

スポルトモードに呼応して排気を切り替えるデュアルステージ仕様だそうです。
この日は着座はおろかエンジンもかけられませんでしたが、一度音を聞いてみたいです。






RICOH GR


室内に目を転じるとお馴染みサベルトのバケットシートが目に飛び込んできます。
こちらもグレイのマット仕上げで、ボディ同様すごい存在感を見せています。

ところで車名の BIPOSTO ですが、2 つの (BI) 場所 (POSTO) という意味でもちろんツーシーターを指しています。





RICOH GR


FIAT500/ABARTH のリアシートは意外にも実用になるものですが完全に取り払われています。
フルスペック仕様車ではここから 4 点式シートベルトの後ろ 2 つが伸びています。



左右に伸びるのはチタン製のリアロールバーです。






RICOH GR


インテリアは FIAT500/ABARTH に準ずるものですが、なんと 漢のエアコン・オーディオレス仕様 です。
ぱっと見マニュアルエアコンかとも思いましたが、完全にエアコンは搭載していないそうです。

よく見たらドアの内張りも無いじゃないですか。
フルスペック仕様車ではドアウィンドウもアクリル製らしいしこれはガチなレース仕様ですね。







5MT は標準仕様車ではシンクロ付き、フルスペック仕様車 (写真はABARTH FBより) になるとシンクロ無しのドグリンク 5 MT となります。
ギアが直噛みあうってどんな感じなんでしょうね。






RICOH GR


そのエアコン搭載スペースが取れなかったボンネット内です。
ギッチリミッチリとエンジン、補機が詰まってます。

このエンジンカバーもマジカーボンだそうでどんだけ奢るんだと思ってしまいます。
あとはホイールボルトやエキゾーストパイプフィニッシャー他もチタン製だそうでこれまた贅沢な話です。

そうそうエンジンフードは総アルミ製らしく、超軽量ですが閉める時に押すと凹んでしまうそうです。
レース仕様のアセットコルサを思わせるダブルディンプルのフードがカッコイイです。





RICOH GR


オーディオレスなので当然ラジオアンテナは不要です。
その部分には社名が刻印されたエンブレムが取付けられていました。

奥で談笑する男性ふたり、左はお客さんで右側のブルーのシャツが 雑誌 TIPO の佐藤編集長です。
輸入元の担当者さんとふたりで行われたトークショーはとてもおもしろかったですね。

佐藤編集長はもちろんクルママニアで数々のレースにも参加され、サーキットでクルマを操る術を熟知してらっしゃいます。
今回も標準仕様車、フルスペック仕様車ともにドライブされた経験談はたいへん興味深いものでした。

トークショー終了後は F を含めた一般のお客さんの質問にも気軽に答えてくださいました。
F はといえばレコード・モンツァとアクラポヴィッチの違いについて伺いました。





RICOH GR


トークショーの会場です。
右側のアバルトポロシャツのスリムな男性は、チンクエチェント博物館 の館長さんです。

館長さんもものすごい情熱の人で、BIPOSTO について熱く語っていただきました。
チンクエチェント博物館も遠いけど一度行ってみたいなぁ。





RICOH GR


最後に窓側から録った写真です。
マットな塗装が鈍く光りとってもカッコイイですね。

標準仕様車、フルスペック仕様車ともものすごく高いので残念ながら購入対象にはなりません。
もちろんシンクロ無しのフルスペック仕様車ではなかなか日常使いは辛いでしょうね。

そもそもエアコンが無いのでは暑がりな F はまず無理です。
セカンドカー、サードカーとしてサーキット走行を楽しめるレベルの方々が求められるクルマでしょう。

その余裕のある方が日本にはたくさんいるらしく、フルスペック仕様車から予約が埋まっているそうです。






RICOH GR


イタリア産じゃなくてクマモト産のミネラルウォーターが来場者へ配られました。
後はカタログ、価格シート、アバルトのキーホルダーをお土産で頂戴しました。



トークショーは楽しかったですが、エンジンの咆哮を聞けなかったのが残念です。

佐藤編集長がイタリアで試乗した際には 4C も用意されていて最初はそちらが人気だったそうです。
ところがひと通り走り終えると断然 BIPOSTO に感心が集まり人だかりが絶えなかったといいます。

前輪駆動で 6.7 : 3.3 ともいわれるアンバランスな重量配分、極端に短いホイールベース。
スポーツカーとしては良い条件ではないはずなのに誰もが魅了される小さな塊、それが ABARTH 695 BIPOSTO です。





国際自動車ジャーナリスト清水和夫さんベタ褒めのインプレッション

『ABARTH 695 BIPOSTO』サーキットインプレッション








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