F log
F & F 嫁はふたりともバレエファンでありますが、好みのダンサーもけっこう似通っているんです。
中でもマリインスキーバレエのプリンシパルであり、ロシア人民芸術家 でもあるディアナ・ヴィシニョーワ様には惚れ込んでいます。
ウチの場合、その圧倒的な存在感からかヴィシニョーワ様、ヴィシ様とお呼びすることが多いです。
ヴィシ様の場合、バリバリの古典から、
ゴリゴリのコンテに加え、
並居るモデルを差し置いてロシアのファッション誌の表紙を飾る等…
縦横無尽なご活躍ぶりは皆様ご承知の通りです。
当ブログにおきましても拙筆ながら何度か記事にさせていただきました。
マリインスキー・バレエ 「 ラ・バヤデール 」 2012.11.28
ABT 「マノン」 2014.03.02
そんなヴィシニョーワ様ですが、ある時こんなウェブサイトを見つけました。
Diana Vishneva: Pivotal Pointe
いわゆる キックスターター というやつで、クラウドファンディング的な資金調達手段です。
要するにこれこれこのようなプロジェクトに出資しませんか、とスポンサーを募るものです。
それまでクラウドファンディングといえば、無名な製作者の自主低予算映画やゲームベンチャー等のお話しだと思ってました。
少なくとも世界的名声を持つバレエダンサーにはそぐわない気がしました。
よく見るると Sam Cole 氏というプロデューサーが、ヴィシニョーワ様のドキュメンタリー映画を制作するという話らしいです。
ならばと本当に少額ですが、一口乗ってみることにしました。
出資額によって特典はもちろん異なり、 F の額であるとヴィシ様の直筆サイン入りポートレイトがいただけるそうです。
出資したのは昨年半ばで、上手く金額が集まれば、2016 年 1 月には特典が送られてくるということでした。
本当に寸志でしたのでその事自体をすっかり忘れていました。
そうしたら年末のある日、見慣れぬ郵便物が届いたのです。
RICOh GR
F の別の趣味であるミリポリ関係ではよく海外から荷物や書籍が届きますがこれはわかりませんでした。
RICOH gR
開けてみてヴィシ様の写真を見つけ、サム・コール氏のサインを発見してようやくキックスターターと気づいたのでした。
となれば直筆サイン入りポートレイトです。
そっと封筒の中を覗き込むと…それはありました。
RICOH GR
なんとフォトはベジャールの 「ボレロ」
演目後半の脚を思いっきり振り上げるシーンです。
「ボレロ」といえば大晦日のジルベスターコンサートで、シルヴィ・ギエムのフェアウェルを思い出します。
ヴィシ様の「ボレロ」はやはり昨年 11 月にイタリアで踊られた時のものだそうです。
RICOH GR
シルバーのペンで書かれた直筆サイン。
サイン部分だけだと半裸の男しか写りませんなw
それでもこの写真は出資した者しか受け取れませんし、直筆サインであるなら世界に唯一のものです。
「(出資額は)もう少しどうにかならなかったの?」 とヴィシニョーワ様に詰められているような視線w
本当はプロデューサーであるサム・コール氏からの手紙ですが、そこはファン故に拡大解釈させていただきました。
件のドキュメンタリー映画の完成を本当に楽しみにしています。
Diana Vishneva: Pivotal Pointe - documentary trailer (Kickstarter project)