F log
平成 27 年、2015 年の終わり。
12 月 26 日(土)に怪我をしました。
仕事に年末年始は無いとはいえ、大イベントの年末調整も終わり気が緩んでいたのかもしれません。
もっとも仕事中ではなく土曜日に帰宅した後の出来事でした。
いつものスーパーで買い物をし、両手にパンパンのレジ袋を下げ歩いて帰る途中でした。
ほんの数センチの段差に左足のつま先が引っかかりました。
年齢からか最近では‥いや 以前からほんの少しの段差が命取り です。
当然身体が前に倒れていくわけですが、両手に物を持っているため受け身も取れません。
倒れゆく身体を止めようと右足を思いっきり前に出して踏ん張りました。
その際、明らかに過度の負荷が右足、特に踵(かかと)にドーンとかかったのでした。
幸い転倒は免れましたが、右足の足底部が痺れたように痛くなりました。
脚を引きずるようにしてやっと帰宅しました。
その後も踵を中心にかなりの痛みが持続し、市販の湿布を貼っても一向に改善しません。
その日の夜になっても右足踵の痛みは良くなるどころかジンジン痛くなります。
間の悪いことに週末、それも年末ですので街の整形外科は軒並みお休みです。
それでも救う神あり。
バスで行ける巨大ショッピングモール内に正月三が日以外、日曜祭日も診療しているクリニックがあったのです。
翌日曜日、F 嫁が仕事に出てから 9 時の受付開始を目指して痛む脚を引きずりながら行ってきました。
日曜朝 8 時半から並び始めましたが、9 時前には 30 人以上の行列ができていました。
見た感じ整形外科っぽいのは F くらい、後は小児科、内科、眼科のようでした。
9 時に受付け後一番で診ていただきました。
その際に撮ったレントゲン画像がトップ写真と次の写真です。
トップ写真は右足踵を内側から撮ったもの、これはアキレス腱側から前に向かって撮ったものです。
先生曰く 「レントゲン上は踵に問題はありませんね」
ホッとして湿布薬と痛み止めを処方してもらいクリニックを後にしました。
F の仕事上、年末年始は休みではありません。
12 月 27 日の日曜日に上記受診をし、その後は土曜日の 1 月 2 日まで連続勤務です。
右足を引きずりながらの不自由な仕事でしたがなんとか乗り切りました。
しかし踵の痛みは一向に改善せず、1 月 5 日火曜日に仕事が終わった後、件のクリニックを再診したのでした。
そこで症状を訴えると次なる診断手段として MRI の施行が決まりました。
MRI (Magnetic Resonance Imaging) 核磁気共鳴画像法
(イメージ画像 : 日本シーメンスのウェブサイトよりお借りしました)
なにやら物騒な名称ですが、このトンネルみたいな箇所に患部を入れて画像情報を読み取ります。
ウチのブログで MRI といえば…
MRI でビックリ! 2007.6.13
9 年程前に左肩を負傷した際のブログです。
この時も肩を傷めてレントゲンを撮ってもらったのですが何も問題ありませんでした。
痛みが継続した為、その後に MRI を撮ってもらったのがこの画像です。
この画像モードでは骨は黒く写るはずです。
矢印の箇所が白く写っており、ここに何らかの炎症が認められました。
最終的には肩関節にヒビが入っているという結論に達し、三角巾で左腕を吊る不自由な生活を余儀なくされました。
(特別仕様三角巾使用w)
と、ここまで書けばご想像の通り、今回もまったく同じ状態でした。
MRI 画像はありませんが、トップのレントゲン写真と同じアングルで見たら踵の骨の真ん中部分がバッチリ白く写ってました。
「ヒビですか?」 と先生に尋ねると 「ヒビというより挫傷かな」
素人には差がよくわかりませんが wiki によると、挫傷(ざしょう)とは‥
打撃、捻転、運動などの外力により内部の軟部組織が損傷したもので、体表に創がないもの。一般に保存的治療が行われる。
だそうです。
要は骨の挫傷とはミクロな傷が付いた状態、炎症を起こしている状態で、亀裂が入っているヒビとは違うものだそうです。
で、以下の診断となりました。
左足の第 2 足趾打撲は今回負傷の第一要因となったつまづきの際に傷めたものでこちらは大したことありません。
保存的治療、要は放っておくしかなく、先生からのアドバイスは 「なるべく踵をつかないでつま先で歩いてください」
まぁつきたくても痛くて接地できませんから必然的につま先歩きになりますがね。
生活していく以上、安静にしているのは不可能なので、ながければ 2 ヶ月近くかかるかもしれないとの事でした。
暑がりの F にとってサバイバルゲームのトップシーズンを棒に振ることになります。
まぁ最近ではフィールドに出るよりコスプレやってる方が多いのですが・・・
今回の様な骨挫傷はレントゲンや CT スキャンでは写らないことがほとんどだそうです。
以前の肩同様、今回も MRI によって怪我が解明されました。
MRI の威力を実感すると同時に、9年前とまったく変わらぬ検査時の騒音(技師さんは工事現場クラスと表現)はなんとかならぬかと思った F でした。