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RICOH GR

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4 月 20 日の記事 で予約と書いたように 5 月 24 日に発売となった RICOH GR を翌 25 日に引き取って来ました。
行ってきたのは中野のフジヤカメラです。
単に買い増したのならよいのですが、ここ何年も何かを犠牲にせねば機材を更新できない状況ですね。
今回は同じ RICOH の GXR ボディ 2 台、50mmF2.5MACRO ユニット、M マウント A12 ユニット、外付 EVF VF-2 の
計 5 点を下取りに出しました。

50mmF2.5MACRO は GXR を象徴するユニットで、使いやすくキレのある写りで大好きなカメラでした。
これを手放すのはかなり悩んだのですが、F の場合サブは可搬性を優先したいということがあり同じ APS-C サイズの
センサーを積む GR を選択したわけです。


RICOH GR


ウチの場合メインとなるカメラは分不相応の極みである LEICA M-E と 50mm F1.4 summilux ASPH. です。
GXR の 50 マクロは寄れる優秀なレンズで、補完するはずが使用頻度でいえばこちらがメインになりかねません。
もちろん寄れない M レンズですから、テーブルフォトは GXR の独壇場でした。

サブカメラに求めるものは以下の通りです。
 ◯ 小型で持ち運びしやすいこと。場合によってはパンツのポケットにも収納できるとよい。
 ◯ APS-C 以上のセンサーを載せていること。
 ◯ マクロに強いこと。
 ◯ 普段はマニュアルでもいざというときフルオートで顔認証可能で中抜け等失敗の可能性が低いこと。

最後の一文はもちろんバレエの出待ちでダンサーさんとのツーショットを F 嫁に撮影をお願いする場合ですねw
いや出待ちでのツーショットは本当に一撃必殺の真剣勝負なんですよ。
F 嫁所有の OLYMPUS XZ-1 にお世話になってますが、シャッターチャンスに決して強くないことと、WB が致命的に不安定です。
今後はこの GR のオート撮影モードが助けてくれるでしょう。

マクロに関しては 50mmF2.5 ユニットは最強でしたから同等の写りは望むべくもありません。
GXR 以前に使用していた GRD3 ではレンズ前 1cm というこれまた強烈なマクロがありました。
GR は最短撮影距離は 10cm となっていますが、昆虫の複眼セルを撮るのでもなければ充分と思います。
50mm ユニットでは料理の全体像を捉えるには少しだけ長いと感じる場合もあったので 28mm は良いんじゃないかと思ってます。
もっともだからこそ F の 「 料理がぶり寄り 」 という芸風が生まれたのですけどねw







OLYMPUS XZ-1


フジヤカメラから帰宅し箱を開けてみます。
GR は価格を少しでも低く抑えるためか、本体 USB 充電でバッテリーチャージャーが付属しておりません。
あらかじめ予備のバッテリーとチャージャーを手に入れておりましたので開封即設定が可能です。





OLYMPUS XZ-1


パッと見た目の印象はやはりひと回り大きく感じました。
グリップ部は同じに思えるので、やはりレンズ鏡胴と GR と刻印されている側に伸びてますね。
久しぶりのレンズバリアが嬉しいです。






OLYMPUS XZ-1


電源を入れると一段となった大きなレンズ繰出し部が目につきます。
手に持った重量、質感ですが、重さは GRD3 の記憶とさして変わりありません。
ただマグネシウム製というボディの表面はやたらザラザラしている印象です。
最近はコンパクトでも金属の重量感たっぷりの高品質なカメラが多いですから少々気になりました。
個人的にはもっと重くなってもひんやりとした手触りを求めたいですね。
GRD3 を手に持った写真は こちら

トップ写真は M-E / 50mmF1.4 で撮影しトリミングしたものです。






OLYMPUS XZ-1


さてさっそく日時から入力、設定を開始します。

個人的に大評価している RICOH の UI ですが、GR についても健在で他のカメラの設定がそのまま使えます。
これから入力する設定も基本的なところは GX100 〜 GRD3 〜 GXR まで連綿と引き継がれているものです。


ADJ.ISO レバー
 1. ISO
 2. フォーカス
 3. 測光
 4. アスペクト比
 5. エフェクト

Fn1 ボタン
 FA・ターゲット移動

Fn2 ボタン
 セルフタイマー ( 2 秒セルフ多用 )

AF ボタン ( 新設 )
 AE ロック

Effect ボタン ( 左側面に新設 )
 35mm クロップモード


やはりカメラが変わっても操作系が同じというのはたいへんに便利ですね。
ほとんどマニュアルを見なくてもスイスイと設定が進みます。
親指 AF は使わないので AF ボタンは AEL にしてあります。
基本的にすべてが慣れ親しんだ UI なので問題なく進んだのですが…


唯一といっていい不満点は、再生ボタンが右端に追いやられたこと です。

まだ数十ショットしか撮ってませんが、プレビューしようとして何度右手親指が空振りしたことでしょう。
再生ボタンがあの位置だと右手のグリップがその都度崩れるんです。
スイングする AF ファンクション切り替えレバーは不要なので ADJ.ISO レバーの左下に戻してほしいものです。
GR2 ではぜひ!









RICOH GR


ファーストショットは F 嫁。
エフェクトから白黒 ( TE ) で撮ってみました。
F2.8 の開放ですが、28mm の広角とはいえ APS-C のセンサーサイズが効いて背景はそこそこボケてますね。
現在のところすべて JPEG です。







RICOH GR


自撮像ですw
下についているのはマンフロットの最小の三脚です。
ぶら下がっているのは三脚穴にネジ止めするためのマイナスドライバーです。
ハンドストラップ代わりに指に挟んでいるのは、塩先生ご推薦のこれ を導入してみました。
シンプルでなかなか使い勝手が良いです。

さて、三脚をつけてエレベータで集合住宅最上階外階段の踊り場に出たのは…









RICOH GR


お約束の夜景です。
もっとも自宅からですから見栄えのする夜景ではないんですが。







RICOH GR


マンフロットのミニ三脚で手摺に押し付けての長時間露光です。
ローパレス機特有のモアレが見られますが、解像度はさすがです。
RAW 撮影も考えないではないんですが、サブカメラは気楽さが第一なので JPEG が楽ちんでイイです。









RICOH GR


マクロは適当な被写体が無かったので、F 嫁の部屋にあった造花を借りてきました。
これはマクロモードで三脚に載せ、 F7.1まで絞りました。
やはり手前の白い大きな花の右端に盛大なモアレが見られますね。
最短 10cm のマクロではありますが、これだけ寄れれば問題ないでしょう。
そのうち料理の写真にもトライしてみます。










OLYMPUS XZ-1


慣れ親しんだ GXR とお別れしてサブカメラの王道である GR に戻って参りました。
サイズを生かしてなるべく携帯し、シャッターチャンスを活かしたいと思います。









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