F log
歳とともにいわゆる“焼き肉”をあまり好まなくなりました。
ホルモンなど内臓系は別ですが、カルビ的な王道焼き肉からは少し遠ざかっています。
とはいえ肉が嫌いな訳じゃなく、ステーキなどの塊肉は大好物なんです。
ラムラック はもちろん‥
世間の流行からはだいぶ遅れて我が家も 熟成肉 を堪能してきました。
F 嫁と向かったお店の名前は ビストロ・ゾンビーズ です。
RICOH GR
肉、食べる?はともかく外装にも熟成(エイジング)を施してある特徴的な店構えです。
熟成肉、ワインを中心とした大衆的なビストロということで期待大です。
ちなみにゾンビーズといってもオドロオドロしい演出等はなく、店内はいたって普通のビストロです。
RICOH GR
居酒屋のお通し的な一皿です。
RICOH GR
店内の中央に各国のワインが冷やされた大きなボウルがあります。
これらのワインがすべてグラス 300 円という嬉しさです。
それぞれ好みの白ワインを選んで、昆布〆オリーブ漬け と 自家製ピクルス で乾杯です。
上 2 枚は手ブレすんません。
RICOH GR
肝心の熟成肉はこういうシステムになっています。
カワイイ店員さんが持ってきたコルクボードに、現在熟成中の肉の種類とグラム数が書かれています。
この中から自分達のお腹と相談してカードを選んでいくのです。
店員さんに肉種について説明を受け、選んだのは 熟成27日のらんいち 335g と 熟成19日のサーロイン 210g の 2 種です。
RICOH GR
しばらくすると熟成庫から出された肉がやって来ます。
手前がサーロイン 210g、奥がらんいち 335g です。
らんいちとは牛のお尻付近のもも肉らしく、ランプとイチボの間だからだそうです。
サローインはトリュフの赤ワインソース、らんいちの方は岩塩のみで焼いてもらいます。
両種とも熟成が進んでギュッと締まった感があります。
これは期待が高まりますが、焼き上がるまでには 20 ~ 30 分の時間がかかるということでつなぎにつまみを頼むことにしました。
RICOH GR
もちろん肉づくしで、F & F 嫁が大好物である田舎風パテ パテ・ド・カンパーニュ です。
このパテもしっかり締まって粒なしマスタードをつけて食べたらたいへん美味しかったです。
何度も何度もリンクしてますが、また レザンファン・ギャテ に行きたいです~
RICOH GR
ワインは赤にチェンジしても 300 円。
肉料理に合いますので価格もあってどんどん進んでしまいます。
RICOH GR
熟成肉を待つ間にもう一皿、自家製ソーセージ~キャベツソテー添え~ です。
これまた絶品でこちらは粒マスタードが合いますし、焼かれたキャベツもたいへん美味しいですね。
RICOH GR
キッチン方面に動きあり、店員さんが大きな木皿を持ってやって来ました。
ドドーン!
RICOH GR
なんと美しい!
左が熟成サーロイン 210g、右が熟成らんいち 335g です。
熟成肉は焼かれてカットされて食べやすく並んでいます。
付け合せは野菜にマッシュポテト、ホウレンソウ&チーズ(素早く避けました)等です。
RICOH GR
サーロインのアップ。
トリュフの赤ワインソースでいただきます。
RICOH GR
らんいちのアップ。
こちらは岩塩、胡椒のみで焼いてもらっています。
RICOH GR
カットされているので箸で気楽につまんで食べることが出来ます。
左らんいちはしっとりとした赤身肉の旨さが岩塩で存分に味わえます。
右サーロインはその脂の美味さに驚嘆。
RICOH GR
う~んどちらも美味しいですが、個人的には らんいち最高! でした。
元々 F はステーキも非ソースの塩胡椒派ですし、熟成としての旨味は期間もありらんいちの方がより感じられました。
カリッと焼かれた表面と中心レア部分の対比が最高で、岩塩がその旨味を引き立てています。
ソースは少々甘めだったので、次に来る時はすべて岩塩にしてもらおうと決意したのでした。
RICOH GR
ホウレンソウは F 嫁専任となりましたが、他はワインとともにふたりの胃袋にスルリと‥
まぁ50代の夫婦としてはよく喰う方ですが、自分の限界値を楽々クリアする肉のポテンシャルを感じます。
RICOH GR
口直しに頼んだ ゆずのソルベ で打ち止めです。
あ~美味しかった。
RICOH GR
17 時の開店と同時に入った我々ですが、食べ進むにつれどんどんお客さんが入ってきました。
みなさんワインボウルの前で真剣に悩まれてます。
熟成肉は初体験でしたがたいへん美味しくこれはハマリそうです。
アラカルト料理にも魅力的なメニューがたくさんあり、これは何度か通わなければならないところです。
熟成肉を堪能した夕刻のひと時でした。