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ドイツLE風装備の変遷 9

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F log




ドイツ LE 風装備の変遷 8 より続く




バイエルン州警察特別出動コマンド仕様の MP7 がある程度形になった事から他の装備にも手を広げたいと思っています。


とはいえそこは欧州 LE。
あれやこれやと装備が一筋縄で行くはずもなく‥










とりあえず目指すのはこの写真手前から 2人目、4人目、5人目の方々です。
3人目の方が何故あかんのかといえば、もちろんウルブリヒトのバイザーヘルメット TEO-ES ですね。

じつは今回のバイエルン SEK とは別に、個人的ドイツLEの原点であるハンブルク州警察 MEK 用として ZENTURIO 05 のレプリカ製作をとある筋に相談しています。

結構時間はかかりそうなので気長に構えていますが、いつか全身黒でバイザーヘルメットをかぶり MP5 を構えた姿をご披露できるかもしれません。







さて、バイエルン SEK でいちばん取っ掛かりやすいのは首から上でしょう。
というわけでレプリカの Ops-Core とヘルメットカバーを入手しました。


RICOH GR


FMA 製のレプリカで色は FG (フォリッジグリーン) L/XL です。
Emerson 製のヘルメットカバーは AOR2 ですが、サイズが合っていないように思われるかもしれません。





本職も合ってねぇんですよw





上 2 枚は 2015~2016 年の年末年始、ミュンヘンで警戒出動をしていたバイエルン州警察 SEK です。
カバーのサイズ合ってませんよねぇ。

実物カバーでいえば、L/XL サイズのヘルメットに M/L サイズのカバーといった感じでしょうか。

装備においてドイツ LE の最先端を走るバイエルンがどうしたことか。
理由が何かあるのか、単なる発注ミスなのか‥




何はともあれ Emerson 製レプカバーはサイズが小さい事に批判があるようですがそれを逆手に取った形です。




RICOH GR





RICOH GR





RICOH GR



後頭部の国旗は特に意味ありません。
ベルクロが空いていると何か貼りたくなっちゃう悪い癖です。

カバーをヘルメットに固定するベルクロテープが前後 2 本づつ計 4 本ありますが、本職さんの中にはフロントの 2 本は折り畳んである方もいます。
NV マウント基部に引っかかっているし、ヘルメットとカバー内側にもベルクロがあるので撮影後に収納しました。






黒 Ops-Core、黒ヘルメットカバーの時は悪目立ちしていた SWISS EYE の INFANTTRY ゴーグルの茶系のゴム紐もあまり目立たなくなりました。
ただゴム紐の位置は咄嗟に装着する事を考えれば、レイル部分かその下を通らせるのが正解でしょうね。

チンストラップはレプリカらしいところで実物に交換したいですが、ヘルメット本体の倍以上の価格に躊躇しています。






さてバイエルン州警察 SEK 装備最大の懸案はアーマー、そして BDU です。

まず BDU はリンデンホフ製なのはいいのですが、クレイやアークテリクス製品の特徴が混在しています。
以前にツイッター TL てこの BDU をして 「キメラ」 という表現を拝見したのですがまさに言い得て妙。

そしてリンデンホフから国防軍や警察へ直納されいて一般ユーザー(笑)はまず入手することが出来ません。





RICOH GR


アークテリクスの類似製品を試したみましたが、そもそも色が違うのでどうにも雰囲気が出ません。
ちなみにこの BDU はアークテリクスのクロコダイルという CB に似たカラーです。

リンデンホフの製品は Steingrau-Oliv (ストーングレイ・オリーブ) というあまり聞き慣れない色だそうです。
そこでその物は無理にせよ、リンデンホフ社、または他社で同色の衣服、ナイロン製品を探してみようと思いました。







RICOH GR


ブンデスの方々には馴染み深いタグ。
F は恥ずかしながら憧れのリンデンホフ (LHT) 初体験となりました。






RICOH GR


リンデンホフのダブルピストルポーチです。
たいへんオーソドックスかつしっかりした造りでガッチリ保持でき、まったく問題ありません。

ポーチ内にカイデックスで保持するパーツが入っていたのですが、グロックのマガジンにはキツかったので外しました。
そしてこのポーチの色がリンデンホフによるストーングレイ・オリーブというわけです。




RICOH GR


もうひとつは同じくリンデンホフの MP7 (40rd)用マガジンポーチです。
色はピストルマグポ同様、ストーングレイ・オリーブとなります。

バンジーコードも付属していましたが外しました。
こちらもピストルマグポーチ同様、オーソドックスながらしっかりした造りでスタンダード足り得るものと思います。

それからこれの何が素晴らしいって、VFC の MP7 40 連マガジンを苦もなく収納出来ることです。

いやいや MP7 と銘打っていてもマルイサイズのマガジンがやっとというポーチは確実に存在します。
全体に余裕があり、出っ張っているリブ部分ごとポーチ内に収納できるのは流石です。

ただ裏面のタグに「40」との数字が記載されていますので、30 連マガジンには深すぎます。
おそらく同製品で「30」というのも存在すると思いますがはたして入手出来るかどうか‥






RICOH GR


そしてこの二種のマガジンポーチを載せているのは…




RICOH GR


色優先で選んだ UF Pro Striker XT の BDU 上下で、色はもちろん Steingrau-Oliv です。


※アパレル業に身を置く F 嫁に言わせると、ファッション業界でこの色はカーキと呼んでいるそうです。






UF PRO® presents│The Striker XT Gen.2 BDU






コンシャツは肩に厚いパッドが入っているのが特徴ですが、非常にオーソドックスな造りです。
コンパンの方はいろいろ特徴があります。



RICOH GR


膝のパッド部分です。
4 本線の箇所は分厚い生地に加え、ウレタン等のパッドを収納出来るようになっています。





RICOH GR


パッドは付属してませんが構造は複雑で、様々なパターンに対応できるようです。
手を突っ込んでいる部分に加え、その後ろにもっと広いパッドの別挿入も考えられています。

裾部分はジッパーで広がるようになっており、さらに内側のゴム紐で裾を絞ることも可能です。





RICOH GR


膝パッド上下とこのお尻部分は別な生地が使われてます。
おそらくは耐久性と伸縮性を目的とした特別な生地なんじゃないかなと推測しています。






それでトップ写真の様に既存の色と比較してみました。




RICOH GR


写真右はロスコ製レンジャーグリーン(RG) のコンシャツです。
左が今回購入した UF-Pro 製ストーングレイ・オリーブ(SG-O) になります。

まぁしかし微妙な色ですね。
それにこいつは UF-Pro の SG-O であって、リンデンホフのそれと同じとは限りません。

このくらいの緑色~茶色はホワイトバランスでいくらでも転びます。
皆さんのモニターの性能、個性もあり、ご覧になっているのが間違いなく正しい色かというのは分かりません。

そして RG を洗濯や屋外放置や土中埋めw等でイジメ抜いたら緑が抜けて近い色になるんじゃないか。
そもそも遠目に見たら区別がつかないんじゃないか‥とも思います。




前 log の最後にご紹介しました、縫製作家の長谷川さんに黒アサルトスーツの手直しを依頼しています。
加えてこの UF-Pro の BDU 上下を持ち込んでまたややこしいご相談をさせて頂こうと思っています。

長谷川さん、その節はまたよろしくお願い致します。






そしてそして‥最後に残った大問題。
もちろんストーングレイ・オリーブのボディーアーマーでございますよ。










このややこしそうなアーマー、こればかりはまったくどうにかなりそうな気がしません。
同色のベルトパッドと連結も見られ、どこのどういう種類のアーマーなのかさっぱり分かりません。

はたしてどうしたものか… (ルーシーさんは見なかったことに)







ドイツ LE 風装備の変遷 10 に続く…といいなぁ
















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