F log
突然何かが食べたくなる事って誰しもあると思います。
この日の F がそうでした。
毎月上旬に訪れる仕事の山を乗り越え、ホッとしたと同時に「あ~豚肉が食べてぇな~」と思ったのでした。
おそらくビタミン不足なのでしょう(笑)
たまたま土曜日で F 嫁はお休みでした。
職場から帰宅し、速攻 F 嫁をレネゲードに乗せて馴染みの とん亭九十九(つくも) さんへと出発したのでした。
と言ってもクルマで片道 1 時間強、決して気楽に行ける距離ではありません。
まぁ土曜日ということもあり、地獄の上りとは逆に下りの高速は空いているのが分かっていましたけれど。
RICOH GR
予約した 17 時ジャストに到着しました。
九十九さんは土日はアイドルタイム無しです。
5 月に来た時 はアバルトだったんですね。
レネゲードはどっしりした乗り心地で、長距離移動も楽ちんです。
しかしアンヴィルというカラーはその時々の光線によって本当に色の印象が変わりますね。
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入店すると御主人にご挨拶。
店内はアルバイトの高校生?がたくさん居て活気に満ちていました。
道すがら考えてきたオーダーをさっそく。
御主人が SNS に上げていた新鮮なレバーが頼めなかったのは残念でした。
写真はつなぎにと御主人自ら運んできてくれたものです。
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左は 生クラゲの酢味噌和え です。
生のクラゲは食感抜群でコリコリした歯応えを楽しめます。
それにも増して酢味噌の風味が良いのです。
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右側は珍しい ニシンの酢漬け です。
肉厚のニシンが絶妙なシメ具合で小鉢とはいえ食べ応え充分な一皿です。
この 2 品だけでも九十九さんが優秀な酒場でもあることが内蔵レベルで分かります。
あ~酒呑みてえ。
…という烏龍茶片手の叫びを聞いた御主人から提案が。
成田国際空港から出るシャトルバスが九十九さんの近くを通るそうです。
おお~だったら呑めますな。
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さてメインの前にと考えたのは、カツオおろしフライ です。
ご覧の通り新鮮なカツオをレアでカツにしてあり、たっぷりの大根おろしとポン酢でいただく一品です。
九十九さんは業務用のフライヤーは使用しておらず、新鮮なラードを使用することでさっくりとしした衣を実現してます。
また銚子漁港で朝、競りにかけられた魚が午後一番に届くという地の利もあります。
豚肉料理を名乗る店でありながら、魚介の素晴らしい料理も推薦に値するものです。
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もう説明は不要でしょ?
サクッとした衣とレアだけど冷たくない戻りカツオが素晴らしいハーモニーです。
大根おろしにたっぷり染み込ませたポン酢でいただくとたいへん美味しいですね。
これは一皿を F 嫁とシェアしました。
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さてメインはとん亭九十九さん自慢の名物料理 ポークソテー です。
伺う度に必ず頼む、というかこれが目当てで通っているようなものです。
F 嫁もこちらのポークソテーは大好物で、お誘いすれば 100% 乗ってきます(笑)
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写真は F 嫁が頼んだ標準仕様の 300g です。
手の大きさと比べるとかなりのボリュームであることがお分かりかと思います。
しかし 300g と臆することなかれ。
決して大食いではない F 嫁がペロリと平らげますよ。
牛ステーキは 150~200g が普通、という方もぜひチャレンジしていただきたいですね。
ちなみにハーフサイズも頼めば焼いていただけます。
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F 嫁が写真を撮らせるのももどかしく、さっそく食らいつきます。
鉄板も熱々なのでフーフーしながら食べてます。
写真はいちばん端っこの比較的薄めの部分ですが、それでもこれくらいの厚みがあります。
センターはもっと分厚いですが固くはなく、豚肉独特の心地よい歯切れと噛み心地が味わえます。
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ソースは酸味のあるオリジナルソースで、F 嫁ドストライクの味です。
なので食べながらこういう表情になるわけです。
おっと今フォークに刺さっているのはだいぶ分厚いですね。
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F 嫁が一心不乱に食らうのを撮影していた F ですが、こちらのはなかなか出てきません。
もちろんそれは大きいから焼くのに時間がかかっているからです(笑)
F 嫁がラストスパートにかかる頃、ようやく F の皿がやって来ました。
特注 600g のポークソテー です。
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F 嫁の 300g は鉄皿の半分程の大きさでした。
F のは鉄皿自体がそれより大きく、肉だけで幅がほぼいっぱいです。
F 嫁の手と比べるとこんな感じで、センターの厚みも標準仕様とは比べ物になりません。
これは焼くのに時間がかかるわけです。
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ポークソテーを食べ終わった F 嫁が今度は F を撮影です。
やはり超厚いのでフーフーしてからかぶりつきます。
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左端から食べ始めて 1/3 ほど進んだところです。
すでにフォークの幅いっぱいの厚みがあります。
なんど食べても豚肉自体の甘みとソースの酸味が絶妙にマッチしてたいへん美味しいですね。
和辛子も供されますので、味に変化をつけたいときはいいかもしれません。
F はその前に食べきってしまいますが。
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そして畜産のメッカでもあり千葉県北総の地が誇る新鮮な豚肉の証である脂身。
カリッと焼けた表面と甘~い脂身のコントラストは最高です。
え?ダイエット?
知らない子ですね(笑)
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写真上が F 嫁が食べきったポークソテーの鉄皿、下が F の鉄皿です。
これだれ大きさが違いますが、F 的には 600g が限界とは思っていません。
とはいえこの日は大好物の 滋養めし(豚もつ煮を卵とじにしたものをご飯にかけた丼) まで辿り着けませんでした。
突然思い立って約 1 時間のドライブでしたが、食べ始めてからは 1 時間経っていませんでした。
あいかわらず早食いの夫婦です。
それにしてもとん亭九十九さんのポークソテーはいつ来ても期待を裏切りません。
とんかつももちろん旨いんですが、我々としてはどうしてもポークソテーが第一選択となってしまいます。
会計をして望外にお土産まで頂いてしまった御主人にお礼を言って帰途につきました。
帰り道、近くの道の駅で買い物をしてのんびりと自宅へ向かいました。
前述したように千葉県北総は畜産業が盛んで家畜市場もすぐ近くにあります。
西は牛肉ですが、東はなんといっても豚肉文化。
千葉県が誇る豚肉をぜひご賞味ください。
それにはとん亭九十九さんでポークソテーを食べるのが一番だと思います。