F log
11 月 19 日土曜日。
F 嫁と K-Ballet 「ラ・バヤデール」 再演を観に行ってきました。
我々が出張るということは当然イチ押しの 浅川紫織ちゃん が御出演ということです。
この日はバヤ三役のうち、ニキヤは祥子さん、ソロルが遅沢さん、そして我らが紫織ちゃんは大好きなガムザッティなのです。
2014 年に初演された熊川版「ラ・バヤデール」。
バヤ好き、紫織好きの我々夫婦は当然観に行き、3 回に渡って拙いレポをブログ掲載しました。
K-Ballet 『ラ・バヤデール』 1 ~ 浅川紫織のガムザッティ
K-Ballet 『ラ・バヤデール』 2 ~ 浅川紫織のニキヤ
K-Ballet 『ラ・バヤデール』 3 ~ 熊川版について
特に 3 のプロダクションについては、バヤ好きの F の妄想炸裂たる一大巨編です(笑)
基本的に今回の再演も 2 年前を踏襲しているわけですが、熊川版の個性たる箇所で大きな変更があった事が驚きでした。
Winter 2016『La Bayadere』
※ 個人の運営するブログですので、あくまで個人的な感想です。
RICOH GR
チケット争奪戦に出遅れた我々の席は 2 階 L4 でした。
サイドではありますが舞台からの距離はさほど遠くなく、俯瞰できるので平間から観た印象とはまた異なると思います。
背中は壁なので座高の高い F でも安心です。
4 階、5 階に少し空きはあったものの、最終的にはほぼ満席となりました。
このブロックで観るのは初めてでしたが、たいへん観やすい席でよかったです。
やっぱり渋谷より上野が好きだなぁ。
公演内容について時系列ではなく興味のある箇所、気になった部分についてのみ書きます。
舞台全体のレビューではありませんがあしからず。
ガムザッティ : 浅川紫織
既に耳タコでしょうがプリンシパルの浅川紫織ちゃんは役が付き始めた頃からの大ファンです。
2 年前はニキヤ、ガムザッティともに踊りましたが、今回はガムザッティが 2 日のみです。
以前と同じく紫の衣装をまとった紫織ちゃんが登場すると、その美しさにため息が漏れます。
身体のラインもシャープに研ぎ澄まされているし、生腹の腹筋にはもうウットリです。
恋人(ニキヤ)がいるのにも関わらず婚約を宣告され逡巡した挙句、「お断りし…」まで言いかけたソロル。
その刹那、ヴェールが捲られガムザッティの美貌を目の当たりにしたソロルの絶句。
遅沢さんの演技も素晴らしかったですが、紫織ちゃんの美しさなら素で当然と言えるでしょう。
ガムザッティの解釈としては上記リンク 3 の A パターンで変更なし。
でも細部はより洗練され、見応えのあるものでした。
ラ・バヤデールの中でも大好きなニキヤとガムザッティの対決シーン。
紫織ちゃんの演技(ここは敢えて踊りではなく)は完璧でした。
劇的な音楽はそれぞれ決めのトゥッティがあります。
荒々しくニキヤの両肩を掴んでソロルの絵画に向かせる瞬間。
いったん別れた両者が舞台上手奥で再び交差し、ガムザッティが両手を広げてニキヤを阻止する瞬間。
直後に自らのネックレスを引きちぎり、ニキヤに差し出す瞬間。
高貴なお嬢様らしからぬ振る舞いで、すがりつき懇願した挙句床に倒れ込む瞬間。
どれをとっても素晴らしく音楽にシンクロしていて観ていてたいへん気持ちよかったです。
婚約のヴェールをニキヤに見せつけるシーン。
すぐさま後ろ手に投げ捨てたりせず、紫織ちゃんは手を後ろに伸ばしゆっくりと間を取ってひらりと落ちるように手放したのです。
応援し始めた頃は踊りも演技も余裕がなく先へ先へでしたが、ここ最近は「間」を表現する余裕が観られるような気がします。
そして今回気づかされた紫織ちゃんの素晴らしい演技。
それは追いつめられたニキヤがテーブルの果物ナイフを思わず掴み、衝動的に襲いかかるシーンです。
すんでのところで乳母のアイヤによって止められる訳ですが、そのときニキヤが取り落としたナイフが床に落ちました。
背中を向けてかがみ込んでいたガムザッティは、危機が去ったことを知ってゆっくりと振り返ってニキヤを睨みつけます。
普通はそうなんです。
でもこの日の紫織ちゃんは背中を丸めた姿勢からゆっくり起き上がり、ニキヤに視線を移す直前に床上のナイフに目をやったのです。
ほんの些細な 1 秒にも満たない視線の移動でしたがこれは素晴らしいと思いました。
この私に刃物を向けるとは… というガムザッティの怒りがこの一瞬で増幅されるように感じました。
うろたえたニキヤが走り去って、この幕で最も劇的な場面である「(ニキヤを) 殺してやる!」のマイムです。
紫織ちゃんのは右拳を一気に振り落とす直情型のマイムでした。
それもこれも直前の怒りが沸点を振り切ったと考えれば自然な事だと思いました。
バヤの中でも一番かもしれない大好きな対決シーンは大満足で終わりました。
宮殿庭での婚約式。
紫織ちゃんは黒地に金糸の華やかなチュチュで華麗に舞いました。
生まれた地位、育った環境、すべてが自分の思いのままになる高貴な女性そのものの立ち振舞でした。
ソロルはその存在感に圧倒されいるようにも見えました。
ヴァリエーションもクラシックの技術を惜しみなく発揮、コンクールで見慣れたガムザッティのヴァリが一味違って見えます。
祥子さん目当てで観に来られた観客も、その美しさと実力は認めざるを得ないでしょう。
シャープな回転のイタリアンフェッテ、その後のフェッテも本当に素晴らしかったですが、唯一気になった点があります。
それはイタフェ前に登場するのが少し早かったんではないかという点です。
もちろんそういう演出なのかもしれませんが、個人的には袖から歩いてきてセンターで正面に向き直った直後にイタフェが好きです。
繰り返しますがこのタイミング的なものは個人の好みであり、この日の踊りの価値を 1mm も減じるものではありません。
ニキヤの祝舞の最中も彼女に完全に背を向け、うろたえるて立ち上がるソロルに着席を促します。
その直前には父親であるラジャからニキヤ抹殺について直接聞いている演出でしたので、ニキヤを直視できなかったのかもしれません。
そしてソロル経由で花籠がニキヤに渡され例の悲劇が起こります。
ソロルから直接渡させた花籠にはしゃぐニキヤに仕込まれた毒蛇が襲いかかります。
首謀者ラジャや事態を予測していた大僧正含め、その場に居合わせた全員が悲鳴とともにニキヤを見つめます。
その中でたった一人背中を向けて俯いていたのがガムザッティです。
F はニキヤのソロを観るのを犠牲 (ロングバランス観逃した) にして、双眼鏡でガムザッティを注視していたので間違いありません。
その瞬間、ガムザッティはニキヤを見ていないのです。
いくら殺したいほどの恋敵とはいえ、人が死ぬのが分かっていながら直視できなかったのかもしれません。
「毒蛇を仕込んだのは貴女なのね!」とニキヤに名指しされ、両者は視線を合わせて対峙しかけますがラジャが割って入りました。
その後は自らを奮い立たせ、「私の手を取りなさい」とソロルを連れ去るときもニキヤを一瞥だにしません。
う~ん徹底してるなぁ。
この後ガムザッティが登場するのは最終場のみです。
阿片を吸って命を落としたソロルにすがりついた際、遺体から出現した白蛇がガムザッティの喉元に喰らいつくのです。
この白蛇のくだりは熊川版独特の演出で、蛇での陰謀を企てた父娘は蛇によって滅ぼされるという解釈でしょうか。
以前にも書きましたが寺院全体の装飾に蛇が使われており、神物としての位置づけもあるのでしょう。
蛇に噛みつかれたガムザッティはもがいた後に卒倒し、ラジャの部下に担がれて舞台から去ります。
これも繰り返しですが、ガムザッティの退場の仕方があまりに寂しい。
直後に宮殿が崩壊して父親ラジャを含む全員が瓦礫の下敷きになるのですから、ガムザッティだけ先に捌けさせることはないでしょう。
倒れたらガムザッティにラジャが駆け寄り、そのタイミングで宮殿崩壊はいかがでしょうか。
熊川版ラ・バヤデールは好きなんですが、ここのところだけがどうもしっくり来ないのです。
また細か過ぎることを書き連ねましたが、浅川紫織が踊り演じたガムザッティは素晴らしい出来でした。
美しさ、舞台上で開く華、クラシックバレエとしての技術、どれをとっても K-Ballet を代表する堂々たるプリンシパルです。
この夜の紫織ガムザを観られたのは、ファンにとってとても幸せなことでした。
RICOH GR
ニキヤ : 中村祥子
いくらガムザッティ好きとはいえ、ラ・バヤデールの主役はやはりニキヤな訳です。
こちらは K-Ballet のゲストプリンシパルである 中村祥子さん が踊りました。
大僧正がニキヤを呼びに行かせ、真正面の寺院出口から外に出てくるのが最初の登場シーンです。
数多いバレエ演目の中で、主役のバレリーナが舞台に現れた瞬間に拍手が湧かないのは珍しいです。
何故ならニキヤはヴェールを頭からすっぽり被っており、音楽の盛り上がりとともに大僧正がそのヴェールをさっと外すのです。
そこで初めてニキヤの顔が観客に見え、ここで大きな登場を迎える拍手となります。
その位置まで歩を進める祥子さんですが、特筆すべきはその歩き姿の美しさです。
数段の階段を降りるときもポワントがピンと伸び、平地を歩くときですらその美しい甲は変わりません。
その歩き姿だけでウットリとしてしまいました。
大僧正の求愛を拒絶する際も端正な美しさは変わりありません。
激しく突っぱねるというより穏やかに窘めるといった雰囲気でした。
その後ソロルとの逢瀬になるわけですが、ここでの祥子さんは残念ながら少し個人的な好みとは外れていました。
ソロルの姿を見つけた際、もっと弾けて欲しかったですね。
いったん抱き合い、すぐに離れる振り付けで背中を反らしますがそこは大胆に反らしてほしいです。
その後も観ていて思ったのですが、この日の祥子さんは舞台を通して少し背中が硬かったでしょうか。
世界を舞台にしてきたプリンシパルに対して失礼なのは重々承知で個人的な感想を書かせて頂きました。
後半も時折ポワントが持たない場面が見受けられ、もしかしたらですがどこか故障されているのかもれません。
ガムザッティとの対決シーンでもマイムを含め刃傷沙汰直後のワナワナした顔面蒼白ぶりなど確かな演技力が光りました。
ただ申し訳ありませんがここでも細かなところが気になりました。
対決シーン後半、ガムザッティによって精神的に責められ続けるニキヤ。
そんな中、舞台上手にフルーツ籠が置かれたテーブルがあります。
追い詰められてここに突っ伏したとき、思わずテーブルにあった果物ナイフを掴んでしまうのがニキヤです。
テーブルに手をつく、ナイフに気付く、発作的に手を伸ばす動作にほんの半呼吸ほど欲しいのです。
祥子さんは一直線にテーブルに向かい、まるでそこにナイフが置かれているのを知っていたかのように手に取りました。
もしかしたら音楽に対して演技が少し遅れており、その間を瞬間的に調整したのかもしれませんが‥
まぁこんな重箱の隅をつつくような話をしても仕方ないし、前述のようにこの夜の舞台の価値を損なうものではありません。
祥子さんの存在感は抜群だし、これからも K-Ballet の男女問わずすべてのダンサーのお手本になってもらいたいと思います。
RICOH GR
ソロル : 遅沢佑介
身長 170cm 超、ポワントで立てば 180cm 近い中村祥子さんの相手役は現在 K-Ballrt のプリンシパルクラスにはふたりしかいません。
遅沢さんはその最右翼で、髭を蓄えた佇まいが歴戦の戦士ソロルにピッタリです。
登場した際は勇ましい戦士ですが、ニキヤとの逢瀬では単なる恋する男でした。
もちろんそれは正しい解釈で、その後も状況に翻弄されてオタオタしながらも要所では力強い踊りで役柄を演じておられました。
前述したガムザッティの素顔を始めてみたとき、あまりの美女ぶりに口をあんぐり開けていたのが双眼鏡でよく見えておもしろかったです。
ガムザッティと同席している宮殿内でニキヤを見かけサッと身を隠す姑息さ、婚約式での狼狽ぶりは遅沢さんの演技の力ですね。
特に目の前にガムザッティ、その奥でニキヤが踊るという地獄のシチュエーションでは、踊った汗が冷や汗に見えてリアルでしたね(笑)
これは F & F 嫁共通の感想なのですが、流石の遅沢さんをもってしても祥子さんの相手役はけっこうしんどいのかもしれません。
ニキヤと踊った後のジャンプ等を含めた動きと、ガムザッティと踊った後のそれでは有意差があったように思えました。
祥子さんは国際基準の体格だから仕方ないですが、もうひとり宮尾さんにももっと頑張ってもらいたいです。
RICOH GR
ラ・バヤデール
熊川版ラ・バヤデールは寺院~宮殿内~宮殿庭までが第 1 幕、休憩を挟んで寺院~幻想~寺院までが第 2 幕です。
休憩 1 回のスピーディーな運びで好ましいですが、これまた前述したガムザッティの拳で休憩に入れないのが個人的な残念ポイントです。
基本的には 2 年前のブログ冒頭リンク三連発に準じた舞台構成です。
これは気のせいかもしれませんが、オーチャードとくらべて手前の仏像 2 対の幅が広いように思えました。
要するに東京文化会館の方が同じセットでも広く感じたので、こればかりは 1 階正面から観た方に感想を聞いてみたいです。
大僧正のキャシディさん、ラジャのブラトーリックさんは安定感抜群で、おふたりの存在なくして K のバヤは成立しないかもしれません。
個人的ベスト大僧正はサー・アンソニー・ダウエル卿ですが、キャシディさんの狂気もダウエル卿に近づいてきたような気がしてなりません。
ラ・バヤデールの見所のひとつであるバレエ・ブラン影の王国。
24 人のコール・ド・バレエが一糸乱れぬ振りでニキヤの分身を踊ります。
2 年前に観たときはスロープ上からの「出の不満」はあったものの、素晴らしいコール・ドに感激しました。
ただ残念ながら今回は少々息の合わないところも見受けられました。
24 人の先頭で踊るダンサーの緊張はいかばかりかと察しますが、最初のアラベスクパンシェに移行する左足が床から離れる際に迷いが見られたのです。
その後も彼女のバランスは危ういところがありましたが、坂を下り終える頃には立ち直ってきたので観ているこちらもホッ。
3 つのヴァリエーションを含めた影の王国は、その音楽とともに白のバレエが持つ魅力がすべて詰まっています。
素晴らしい コール・ド・バレエの揃った動きだけで鳥肌が立つ こともあります。
これからも K-Ballet を下支えする美しく気高い群舞を期待しています。
K-Ballet のラ・バヤデール最大の特徴は、ブロンズ・アイドルが宮殿崩壊後に登場する事です。
この夜のブロンズは井澤諒さん。
ゴールドフィンガーばりの全身金粉ですから表情などはさっぱりわかりませんが、鋭い回転と力強い跳躍で素晴らしかったですね。
井澤さんはファーストソリストですが、この短い間でも今後を期待させるに充分なブロンズの舞いでした。
ここでちょっとした妄想‥
熊川御大がロイヤル時代、ブロンズ・アイドルで一世を風靡したのは知られているところです。
ラ・バヤデール再々演のときは、全公演熊川ブロンズというのはいかがでしょう。
おそらく全日完売するでしょうね。
ウチはあまり影響を受けないでしょうけれど、チケットが取りづらくなるのは困るからやっぱりダメです(笑)
蛇足はともかく、今回のラ・バヤデール再演でいちばん驚いたのはブロンズ・アイドルが踊った後の演出でした。
初演時は舞台幅一杯の白い布を使い、雲の動きを表現しかつ一瞬にしてそれを収納してニキヤとソロルの最後の踊りにつなげたのでした。
以下、2014 年 3 月 30 日の記事から引用します。
ラストシーン
ガムザッティの事になるとつい興奮してしまいますな。
最後は熊川御大が思い入れがあるブロンズ・アイドルが登場するラストシーンです。
ブロンズ・アイドルは祝賀の最中に登場したり、結婚式の前に現れたりと版によって扱いが異なります。
熊川版では寺院崩壊の後に登場するのです。
地上の人間どもの汚れた心を浄化する為にブッダの化身であるブロンズ・アイドルが舞うのだそうです。
これは御大なかなか考えたなと思いました。
この仕組みがわかってから、音楽は変える余地があるだろうかと考えました。
ブロンズ・アイドルの例の曲はそれにふさわしいのかと。
でもあまりにも曲とブロンズ・アイドルの振りは一体化しているので分離変更は難しいかなと思いました。
曲が終わった直後、エンディングの壮大なテーマのつながっていきますが、そこへの繋がりはなかなか良いと思いました。
制作ドキュメンタリーで御大が曲の繋がり部分に間を開けるか悩んでいたのが印象的でした。
結局開けることで拍手のタイミングは生まれたものの、個人的には隙間なく雲のシーンに続いた方が気持ちが入ると考えています。
ステージ幅いっぱいの白い布を使ってブロンズ・アイドルを一気に覆い隠し、天上の雲を表現するのは斬新でした。
スモークを使わない理由はおそらくスピードかな。これだと一瞬で場を変えられますから。
ところで 3 階席から観ていたらブロンズ・アイドルが海に沈んだwように見えましたよ。
1 階席から観たらなるほど演出の意図がよく分かりました。
ただ布を動かそうと左右の舞台袖から人が一生懸命上下に振る動きが想像できてしまうのはどうでしょう。
おまけに動いているのは袖側だけで真ん中はビクともしてないし。
この布を使った演出は他に無いし、細部をブラッシュアップしていったらもっともっと良くなると思います。
2 年前に斬新ではありながら一部未消化だった演出が、今回どう変わるのかとても楽しみにしていました。
ブロンズ・アイドルが踊り終え、盛大な拍手を受ける間があったまでは一緒でした。
ところがその直後、ブロンズを覆い隠すはずの白い布は登場せず、両袖からごく普通の舞台用スモークが焚かれたのです。
そのスモークとともにブロンズは下手に捌け、変わって膝下が煙で見えないニキヤが登場したのでした。
えええ~? この変更とても残念です。
オーソドックスな演出ではあって何の問題も無かったし、技術革新でスモークの引きも早かったです。
ではあっても熊川版最大の個性の一端が失われたと思いました。
再度言いますが、白い布を使った演出を諦めたのはたいへんショックで悲しいです。
ここの演出変更にあたり、どんな議論になってどんな問題点が提起されどんな結論を誰が主導したのか知りたいですねぇ。
もちろん最終決断は熊川御大でしょうけれど。
※ここで白い布問題に関する F 嫁の見解を。
F は改訂以外に思い至らなかなったのですが、F 嫁から次なる解釈を聞いて目からウロコが落ちました。曰く‥
「東京文化会館はオーチャードより幅が広いので、ただでさえ動かし方がギリギリだった布を今回に限り諦めたのでは…」
なるほど、なるほど、だとしたらオーチャードでの再々演があるのならば、白い布が復活するかもしれませんね。
RICOH GR
また脈絡もなくかつ特定のダンサーのボリュームがやけに大きい偏ったエントリーになっております。
繰り返しますが個人のブログですのでその辺の解釈はぜひ寛大なお心でスルーして頂きますように。
なんだかんだ書いても K-Ballet のラ・バヤデールは大好きなプロダクションです。
ブロンズ・アイドルの戯言はともかく、そう遠くない将来に再々演を大いに期待しております。
また記録映画用なのかごっついビデオカメラが複数台入っていました。
映像化の期待も持てるのかなぁ‥その際は DVD じゃなくて BD でお願いしますよ。
RICOH GR
この夜は残念ながら紫織ちゃんの舞台でいつもご一緒になる方々とはロビーでお会い出来ませんでした。
オーチャードだと出口が絞られているので見つけやすいんだけどなぁ。
祥子さんの出演もあり東京文化会館の楽屋口には長い出待ちの列が出来ておりました。
それに後ろ髪も引かれましたが、F & F 嫁的上野といえばクラシックバレエの他に…
この次はバレエを観た後のお酒について書きます。