F log
ドイツ系カナダ人の夫とともにカナダに住んでいる F 妹が 10 月に来日しました。
20 代で出国してからずっとカナダですから既に日本よりカナダ生活の方が長くなっています。
日本にいる間は実家に泊まっていたのですが、ある夜に手料理をふるまってくれるとのことで F 嫁と実家に向かいました。
作ってくれるというのはドイツ系の F 義弟直伝によるドイツ料理だそうです。
RICOH GR
まずはサラダから。
ニンジンもキュウリもマリネされています。
ドイツではマリネ的なサラダはポピュラーだそうです。
ドレッシング要らずで酢好きの F にもドンピシャ美味しかったです。
RICOH GR
メインの皿は Rouladen という牛肉の料理です。
調べたら読み方はロラーデンやルーラーデンともありました。
ベーコン、タマネギ、ピクルスを牛肉巻いて焼いたものです。
F 義弟にとってはまさに故郷の味なのだそうです。
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つけ合わせとしては Rotkohl という赤キャベツが定番だそうです。
日本のスーパーで赤キャベツを探すのに苦労したそうです。
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もうひとつロラーデンといえば欠かせないのが Spätzle (シュペッツレ) というものです。
小麦粉、卵、塩で作った麺の一種で、ソースをたっぷり使った肉料理のサイドに欠かせないものといいます。
茹でてから軽く焼いて焼き目をつけてあるようです。
器用な方は生地の塊から中国の刀削麺の様なアクションで整形するといいます。
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グレイビーソースがたっぷりかかったロラーデンの断面はこうです。
トップ写真もそうですがこちらの写真の方が分かりやすいですね。
大振りな玉ねぎ、そのままのピクルス、ベーコンも塊から切り出した厚切りです。
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レシピによっては玉ねぎやピクルスはみじん切りで巻き込むといいますが、F 義弟はこのサイズが好きだそうです。
それは義兄も同じで食べ応えのあるこれがいいです。
肝心の味はたいへん美味しい!!
日本のスーパーで買い求めた牛肉は適度にサシが入った高級肉だそうですが、本来は腿肉など安価な赤身肉だそうです。
煮込み時間を勘案してそうしたのでしょうけれどこれがまた柔らかくて旨いですね。
上手く切って牛肉、玉ねぎ、ピクルス、ベーコンを一緒に口に含むと得も言われぬ美味です。
牛肉やベーコン、玉ねぎの甘さ、ピクルスやマスタードの酸味がバランスよくスイスイ入ってしまいます。
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クルマで実家に行ったのでこの状態でワインが飲めないのは苦行でした。
たくさん作ったので帰りにタッパーに入れたのをシュペッツレとともにらって帰りました。
翌日の夜、赤ワインとともに食べたらこれがまた絶品でした。
カレーのように翌日さらに旨くなるヤツですねこれは。
F 嫁は F 妹からレシピを教わったみたいです。
いつかは食卓に生粋のドイツ料理が並ぶ事があるでしょうか。
日本ではなかなか食べる機会のないドイツ料理はたいへん美味しかったです。
ごちそうさまでした。