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K-Ballet 「 ジゼル 」

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F 嫁 log




6 月 22 日 (土) マチネ、久しぶりの K-Ballet 公演。
今日は 浅川紫織さん がジゼルのタイトルロールを踊る日です。
怪我をされてリハビリをしながら今日を迎えた紫織さん。

大ファンの F は 「 必ず休みを取る 」 と万難を排していたのに、どんぴしゃの日程でまさかの出張。
じつは別の理由をつけて出張を回避しようとまでしたのですが ( 苦笑 ) 願い叶わず。




公演が終了後 「 とても良かったよ 」 と F にメールすると

  「 ミス村娘コンテスト 何位くらい? 」
  「 アロンジェ だった? アン・オーだった? 」
  「 メイク は大丈夫か? 」

等々、矢継ぎ早にメールが(笑

覚えていないこともたくさんあるのですが、私の備忘録も兼ねて今日の log を書くことにしました。








ジゼルは紫織さんにとって初役。
背が高くて都会的なイメージ ( あくまでイメージです ) の紫織さん。

どちらかというと村娘とは対極的な感じがしていました。
( ミルタはぴったりなのですが )


登場のシーン。
優しげで儚げなジゼルが登場。
なぜだかわからないけれど、私の頭にマリー・タリオーニが浮かびました。
おっとりとした古風な優しいお嬢さん。

ミス村娘コンテストですが…
審査員特別賞という感じでしょうか。

村にいそうだけれど、キレイなお姉さんという感じ。
奥ゆかしくて優しくて。
村娘枠にいれるのは、ちょっと勿体無いというか(笑


音と戯れる感じでステップを踏んでいきます。
なんだかとても紫織さん変わったと思いました。
音の使い方も表現の仕方も。

  「 胸を病んでいるのだけど…踊りが大好き 」

紫織さんのジゼルはどちらかというと控えめでしたが ( 踊りが大好きなの ) ( 彼が好きなの )
という気持ちがじわりじわりと伝わってきます。
まっすぐで一途。

狂乱のシーンでは、絶望のあまりに狂ってしまったのだなと思いました。
見ていて可哀想で泣ける…というよりも哀れな感じが。








そして二幕。

ウィリになったジゼル。
出のヴァリエーション冒頭におけるアラベスク回旋。

  「 煙が出るくらい回って欲しい by F 」

今日は私にも煙が少し見えました。
これから始まるぞとゾクゾクワクワク。


そして肝心のヴァリエーション最後でジュッテの際のアロンジェ…
すみません。覚えていません (汗
( 俺がチケット買ったのに…という恨み節が聞こえてきそう )


でも細かな事を置いておいて二幕は素晴らしかった!!
技術的にも紫織さんのジゼルと遅沢さんのアルブレヒトは安定していて見応えがありましたし、
それにも増して、ジゼルの無償の大きな愛情がひたひたと会場を満たしました。

遅沢さん演じるアルブレヒト。
一幕の優柔不断な遊び人の造形は、私にはちょっと物足りなかったのですが ( 日本人には難しいかも )、
後悔してジゼルへの愛に気づきはじめる二幕はとても納得がいくものでした。

気配でジゼルを感じて探すアルブレヒト。
死して尚アルブレヒトを愛しているジゼル。

ミルタに踊り狂わされているアルブレヒトを 「 守る 」

「 貴女は裏切られたのよ 」 とつきつけられても 「 守る 」

ジゼルの静かな大きな愛情のうねりが私の席まで届きます。
それに対してアルブレヒトも今は一途にジゼルを思っているのが感じられます。




じつは二幕は涙をこらえるのに必死でした。




涙を流すと舞台が見えなくなる…
でも感動の嵐で涙が出そう…
こらえる…
の繰り返し。



自分が二人いたら
 「 一人は感情の赴くままに泣く 」
 「 もう一人は冷静に舞台をガン見する 」
事が出来たのに…




見終わった後、とても満たされた感じがしました。
二幕のジゼルの愛が達観していたからでしょうか、悲恋の結末なのにとても爽快感があるのです。
泣きながらスッキリ。
見て良かったです。





RICOH GR



踊れない日々を乗り越えたダンサーは、大きく変わると言われます。
紫織さんを見続けてきた私には ( この事なのか… ) と思いました。

とても辛い日々だったと思いますが 「 人生に無駄なし 」
これからも頑張ってくださいね。





そうそう、F からいくつか与えられたミッションの中で最重要なのがこちら。

会場でお会いするたびに、いつも優しく微笑んでくださる紫織さんのお母様。
( F のちょっと暴走気味な感想なども広い心で受け止めてくださる )
今日の公演にはきっといらっしゃっているだろうから、紫織さんの復帰のお祝いを述べるように と厳命されておりました。

あ〜それなのに、お母様のお顔を見た瞬間、
「 今日のジゼルは良かったです〜特に二幕〜ウォーン 」
と途中からただ号泣していた私。
すみません。









彼女の踊るミルタはどのように変わったのかしら…

「 見たい、見たい、見たいな 」

駄々っ子のように帰り道ずっと思っていました。
F にも伝えたところ 29 日 (土) ソワレのチケットを急遽押さえたとの事(笑
という事で 当たり役ともいうべき紫織さんのミルタ も楽しみにしています。




















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