F log
ゲージツ関係はすっかりご無沙汰な上、野山でのドンパチ ばかりに関心が高く顰蹙を買う一方の F です。
ロイヤル・イヤー だというのに演目のせいでイマイチ盛り上がってません。
数年前もこんなこと言ってたな〜w
「 不思議の国のアリス 」 は生舞台というよりブルーレイ+大画面で観たい演目といったら舞台芸術ファンに怒られるでしょうか。
来日公演における大抜擢で期待大だったアリス/ベアトリス・スティックス=ブルネルは、ロンドンのレポートを見た限り
残念ながらあまり好みの雰囲気ではありませんでしたが、スチルで判断するのは早計なんだろうなぁ。
サラ・ラムのアリスは観たいかも。
そもそもプロダクションを聞いた時、ファーストキャストはラムかと思ったんですけど。
ハートの女王はヤノウスキーがいいなぁ。
まぁなかなかそんなちょうどよい ( あくまで個人的好みの ) キャストの組合せは生まれませんけどね。
それとアンダースタディについてあまり言及するのも失礼だし…
「 白鳥の湖 」 についてはあまり感慨もありませんねぇ。
すっかり K-Ballet として刷り込まれてしまった本家コール・ドのチュチュ。
やはりオデットとの違和感ありありだなぁ。
キャストにしてもマックレーはマルケスなんだ…ラムはアコスタなんだ…ヌニェスにはやっぱりソアレスなんだ…と
「 なんだ… 」 ばかりが続いてしまいます。
コジョカルちゃん&コボー先生は鉄板中の鉄板ですが別の演目で観たいよな〜
トロワのメンバーくらいですね楽しみは。
遠路来日してくれるカンパニーに失礼ですが、芸が無いと言われるのを承知で 「 マクミランが観たい 」 です。
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7 月のロイヤル来日の前に、K-Ballet 「 ジゼル 」 を観に行くことにしました。
怪我で療養していた贔屓の 浅川紫織ちゃん が治療、リハビリを経て、数カ月ぶりに舞台中央に戻ってきます。
というわけでウチは当然 6 月 22 日土曜日マチネ/オーチャードです。
紫織ちゃんのジゼル、たった一日だけどとても楽しみです。
2 階のカップルシートwがゲットできず 3 階のそれになってしまったのが少し残念です。
「 ジゼル 」 のキャストでいえばミルタも得意な紫織ちゃん。
御大出演の時にミルタ役で 4 日間組み込まれています。
事情が許せばこれもどれかひとつ観たいと思ってます。
カンパニーのダンサーブログに紫織ちゃんが今週 26 日に up した記事が載っています。
「 お久しぶりです 」 浅川紫織
環境から受けるお花見の印象やリハビリ中の不安な気持ち、徐々に負担のかからない役から復帰させてくれた御大への感謝等。
現在の紫織ちゃんの心情を少しだけ知ることができます。
紫織ちゃんは 「 第九 」 の第三楽章にも出演するようですが、申し訳ありませんが曲としても演目として好きじゃありません。
「 ジゼル 」 公演で本格復帰するのならこちらも気合を入れて観に行きます。
無事これ名馬ではありますが、名だたるトップダンサーの多くもアクシデントによる怪我や故障を乗り越えて頂点に立ったのもまた事実。
体調が万全なら松岡さん降板による混乱にも八面六臂の活躍が出来たはずなのに、紫織ちゃんも悔しい思いをしているでしょう。
「 ジゼル 」 の舞台にそのすべてをぶつけてください。
F の職場カレンダーの 6 月 22 日にはすでに バ ( バレエに行くから休ませてくれ ) と書かれていますw
関係各位、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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贔屓といえばもうひとり。
ロイヤル・バレエの 崔 由姫 ( チェ・ユフィ ) ちゃん です。
先日 BS で放送されたロイヤル・バレエのプログラム 『 アシュトン・セレブレーション 』 はお宝映像でしたねぇ。
それぞれ見応えのある演目でしたが、ウチはなんといっても 「 春の声 」 ですね。
「 ブルーバード 」 等でも組むアレグザンダー・キャンベルとのペアでした。
ユフィちゃんは 2010 年のローザンヌ・ガラ において平野さんと 「 タイス 」 パ・ド・ドゥを踊りました。
そのとき演目の候補としてもうひとつ上がっていたのが 「 春の声 」 だと聞きました。
当時からそっちも観たい!! と思い続けてきました。
映像ではありますが、3 年後に実現したことを喜びたいと思います。
もうねめっちゃカワイイじゃないの。
出のリフト前に紙吹雪が数枚フライングしてしまったのは残念でしたが、踊りが進むにつれどんどん引き込まれてきます。
この演目にはやはりスタンダードとしてコジョカル&コボーのそれが高くそびえております。
コジョカルちゃんのキラキラ〜ッとこぼれ落ちるような輝きは流石と思わせ、コボー先生とのパートナーシップももちろん盤石です。
ユフィちゃんの踊りは吹っ切れたというか爽快な踊り。
ポール・ド・ブラ、とくに手首の美しさは過去の記事でも再三強調しているところです。
柔らかすぎる‥とご批判の向きもあるようですが、 F はたいへん好みであります。
そして音楽と戯れるという意味で音を掴んだり離したりする感覚はコジョカルちゃん譲りなのではないでしょうか。
ただこれはパートナーとの完全なる意思の疎通あってのこと。
決まったペアでどんどん踊り込んでほしいと思います。
空中での首の傾き、同じくパッセの位置、ラストでユフィちゃんが両肘を下に伸ばして男性が持ち上げる箇所の勢いなど…
素人の批評で恐縮ですが、まだまだ良くなる良く踊れる可能性に満ち溢れています。
録画を見た米寿の元バレリーナ F 母も、ユフィちゃんの 「 春の声 」 を称賛しておりました。
先日 ROH のツィッターで #AskTheDancer というハッシュタグがあり、一般からの質問にユフィちゃんが答える一幕がありました。
英語の細かな機微を伝えるのは難しいので、質問に対するユフィちゃんの回答をふたつだけ引用します。
Royal Opera House @RoyalOperaHouse
Yuhui: There are always ups and downs. Whenever I feel down I think back and remember why I dance… #AskTheDancer
Royal Opera House @RoyalOperaHouse
Yuhui: …I always remember that I dance because I love it. #AskTheDancer
翻訳ソフトにかけてもカッチョイイ訳にはならんのでニュアンスを汲み取ってください。
私達は山あり谷ありどんな時でもユフィちゃんとその踊りを愛しています。