F log
ちょうど 4 年前の 2 月。
バンクーバーオリンピックの頃、静と動 というエントリーを書きました。
F が冬季五輪で大好きな競技である バイアスロン についてでした。
もっともバイアスロンとは何ぞや‥というタメになる記事ではなく、銅メダリストであるフランス代表チームの
マリー・ドランちゃん が好み、といういつものミーハー記事ではありました。
マリー・ドラン・アベール MARIE DORIN HABERT
オリンピックの間に結婚してアベール姓がつきました。
雪焼けしているけどカワイイ笑顔でしょ?
彼女の魅力はキュートな笑顔だけではなく、上のリンクにもあるように 小気味良い射撃 です。
バンクーバー冬季オリンピックで、愛銃である独アンシュッツを使用したその見事な射撃は、
50m 先のターゲットだけでなく F のハートをも撃ち抜いたのでした。
今回の ソチ冬季オリンピック にもフランス代表チームとして参加しています。
バイアスロン皮切りの 女子スプリント 7.5km にまずは出場しました。
バイアスロンは様々な種類の競技がありますが、F は 7.5km (男子は10km) スプリントが好きです。
リザルトはこちら バイアスロン - 女子スプリント
結果はスロバキアの アナスタシア・クズミナ (中央)が圧倒的な成績でバンクーバーに続いて連覇。
まさに女王の貫禄です。
バンクーバーでは射撃をミスったクズミナでしたが今回はパーフェクト。
180cm の長身を活かした力強いストロークのクロスカントリーに、ノーミスの射撃が加わったんじゃ手がつけられません。
銀メダルはロシアの オルガ・ヴィルキナ (右)、銅メダルがウクライナの ビタ・セメレンコ (左)となりました。
東欧勢強し。
F が応援するマリー・ドランちゃんは、スプリントでは残念ながら 20 位という結果に終わってしまいました。
2012-2013 シーズンのワールドカップでは総合 4 位 という好位置につけていました。
Marie Dorin Habert - road to Nove Mesto
ワールドカップでの活躍です。
動画冒頭 00:15 あたりで 5〜6 人が一斉に伏射(プローン)の射撃体勢に入ります。
FRA で示される手前から 3 人目のマリー・ドランちゃんはほとんど同じ間隔で 5 発を射抜き、いちばん最初に立ち上がります。
06:00〜 の悪天候での立射においても、見事に 5 発をパーフェクト。
スポッティングスコープで覗いているコーチも思わずガッツポーズです。
その他の射撃シーンでも、一定のリズムで撃ち続ける射撃の妙がお分かりいただけますでしょうか。
ところが総合 4 位だった次のシーズンでは一気に圏外。
じつは昨年、大きな怪我を負ってしまいオリンピックの参加も危ぶまれていた 状態だったといいます。
「脛骨と腓骨を保持している靭帯の総断裂で深刻だった」という故障から数ヶ月でよくオリンピックに出場出来たと思います。
しかしながらリザルトの ペナルティ 0 が示す通り、伏射 5 発、立射 5 発の計 10 発をパーフェクト。
F が惚れた小気味良いリズムで放つ彼女の射撃は健在なのでありました。
バンクーバーでもパーフェクトな射撃を行いながらクロスカントリーで力負けしたマリー・ドランちゃん。
逆に射撃が苦手でもクロスカントリーでねじ伏せる選手もいます。
もちろん競技としてはバランスがとれているのが理想ですが、F の好みは絶対に射撃が上手い方だなぁ。
まだ 28 歳と若いので故障をしっかりと直し、射撃の能力を活かしながらクロスカントリーを頑張ってください。
これからもバイアスロンのマリー・ドラン・アベールを応援しています。
※ 競技中の写真はバイアスロン・ワールドカップでのマリー・ドランちゃんです。ソチでのフランス代表は白いユニフォームでした。