F log
先日数十年ぶりにサバイバルゲーム ( 昔はそうは呼んでませんでしたが ) の 実戦に復帰 した F です。
両太腿の激痛は 4 日にも及び、前かがみでヨタヨタ歩いて同僚に心配されてしまいましたが今はすっかり元気です。
ゲームにおいては反省点や改善点が山盛りで、まだまだ道半ばにも達していないと痛感したのでした。
さてゲームにおいては基本的に長短の銃を使います。
長はプライマリーウェポンとしてのライフルやサブマシンガン。
短はセカンダリーウェポンとしてのハンドガンですね。
セカンダリーのハンドガンに関しては 45 口径好きなので、1911 を使うつもりでした。
ガバのハイキャパは何となく好きじゃなかったので、シングルカラムの WA SFA ローデッドオペレイター OD です。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
TLR-1s との相性もよく、パックマイヤーのラバーグリップでグリップ感も素晴らしいです。
ところが 2 月 3 月に外で撃ってみると、やはり気温のせいでガス圧が頼りないです。
現在主流のハンドガンは、弾丸を装填するマガジンにガスを注入し、そのガス圧で BB 弾を発射しスライドを後退させるのです。
ガスのパフォーマンスは気温に影響を受け、20 ℃ 以下だとなかなか厳しい状態になります。
もちろんマガジンを温めたりはするのですが、やはりシングルカラムの細いマガジンではガス量も少なく数発撃つともうダメですね。
そこで 銃所持における家庭内三丁規制 の残り一枠を使用して、パワーのあるハンドガンを導入することになりました。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
左がガバのシングルカラム、右が新しく導入したハンドガンのダブルカラムです。
BB 弾の容量はほぼ同じですから、ガスタンクとして考えると容量の違いが一目瞭然ですね。
右マガジンの数字は実銃における残弾確認窓の目安ですからまったくの飾りです。
OLYMPUS XZ-1
3 月 24 日 にゲームで使用した銃です。
緑のシールはゲームに使用するための弾速規定をクリアしているという証です。
上に載っているのがこのゲームのために用意したもうひとつのセカンダリーウェポン、東京マルイ XDM です。
XDM は元々 90 年代にクロアチア軍に採用された HS2000 というハンドガンがベースです。
アメリカではスプリングフィールド社が XD として販売し、後に改良を受け XDM として現在に至ります。
9mm パラ、40S&W、45ACP 他、様々な口径が用意されています。
現在流行りのポリマーフレームオートピストルということになります。
実銃でも下半分、フレーム部分が樹脂製で出来ているのです。
軽量化とコスト減、自由なデザインが可能といいます。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
これがウチの XDM です。
といっても東京マルイのオリジナル状態では既にありません。
マルイの製品は 40S&W の 4.5 インチスライドモデルです。
45 口径好き、5 インチフルサイズスライド好きとしては何とかしたいところでした。
そこでカスタムパーツメーカーの PROTEC さんに DETONATOR の アルミ製カスタムスライド と、Storm Lakeタイプ のアウターバレル
の組込みをお願いしました。
各口径が用意されていますが、トップ写真にあるようにもちろん 45ACP 仕様です。
マルイのオリジナルスライドは権利関係で刻印が大幅に省略されています。
同時にインナーバレル ( KM:TN インナーバレル )、放出バルブ ( KM:ギガバルブ )、ラバーチャンバー ( ファイアフライ:超甘口なまこ )
の内部パーツも交換していただいてます。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
これで実銃同様ではありませんが、スライドは金属製、フレームは樹脂製の構成となったのでした。
スライドは 4.5 インチですが、その分バレルが突出しています。
ストームレイクのアウターバレルは、チェッカーの入ったカバーを外すとネジ山が現れサイレンサーを装着できるようになっています。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
スライド上部、ちょうどイジェクションポートの前にある刻印です。
マルイの製品には無いオリジナル刻印が再現されていると萌えますな。
下側にクロアチアの文字が見えます。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
スプリングフィールド社の刻印ですね。
これもマルイのスライドには無いものです。
ストームレイク社はアメリカのカスタムガンメーカーです。
こうして見るとアルミスライドと樹脂フレームの質感が異なりおもしろいですね。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
フロントサイトはトリジコンタイプのスチール製です。
前述のとおりバレルのチェッカー部分を外すとサイレンサーを取り付けるためのネジ山があります。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
リアサイトも同じくトリジコンタイプのスチール製です。
◯部分には蓄光材が充填されており、本家トリチウムほどではありませんが蓄光できれば闇夜でポッと光ります。
XDM は大柄なオートピストルですが、ダブルではなくシングルアクションです。
ハンマーは露出しておりませんが、スライド後端にピンが少しだけ突出しているのがおわかりでしょうか。
これが出ているとハンマーがコッキングされているという指標となります。
指でなぞるだけで分かるので便利ですね。
もちろんマルイのモデルでもその機能が再現されています。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
スライドはひんやりとした触感で気持ちよくなったのですが、気持ちよくないのがフレームです。
メイド・イン・クロアチアと書かれるべきところジャパンになっているのは、もちろんマルイ製のフレームだからです。
このグリップ持った感じがイマイチなんです。
なんだかツルツル滑るような気がするんですよ。
じつは台湾 WE 製の XDM コンパクトを握る機会があって、とてもよい感触だったので迷わずマルイのもオーダーしたのですが。
こうなるとフレームをどうにかしなきゃと頼まれもしないのにいそいそと探し始めました。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
そうしてたどり着いたのが フリーダムアート製 XDM 用アサルトフレーム OD です。( タンみたいに見えたので色味を調整しました )
たどり着いたといってもほとんど唯一の製品ですから当然の帰結ともいえます。
このアサルトフレームは生産量が少なく、通販の他はごく少数のお店で扱っているだけだそうです。
とりあえず手に入ってよかったです。
マルイ XDM の箱には XDM シリーズとあり、Black Slide × Black Frame との表記がありますから、
いずれ別色のフレーム仕様が出るのかもしれませんね。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
一見して形状の違いは左右のサムレストですね。
フレーム後端が延長されてもいます。
グリップのチェッカリングは明らかに深いです。
その後ろ部分は膨らんでいますが、これが握った時手のひらにしっくりと収まるのです。
マガジンリリースボタン上のくぼみには滑り止めが刻まれています。
グリップセイフティー用の切り欠け無く、ここは省略するしかありませんね。
アンダーレイル後端にあった銃全体のロックも廃されており、セイフティーとしてはトリガーだけという状態になりそうです。
基本的は同じ形状で、特にフレーム前半はまったく同一なのでホルスター関連も問題無さそうです。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
問題なのは素人が上手く組み込めるかということです。
フレームだけなのでもちろん中はがらんどうです。
そこにマルイのフレームから各パーツを外して移植しなければなりません。
この写真までの通常分解で日常のお手入れは可能ですが、フレームの中まで手を突っ込んでバラしたことはありません。
不安の中でアサルトフレームが入った袋に 上級者向け・取付けには加工、調整が必要です と書かれているのをいまさら見つけましたが、
もちろんわかってい人向けなので詳細な説明書など同封されておりません。
いやはや大丈夫でしょうかねぇ。
そんなとき天佑ともいうべき動画を発見したのでした。
そのお話と実際の作業はまた次回に。