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2015 年が 1 ヶ月経過した 1 月 31 日。
愛車 ABARTH 595 COMPETIZIONE のオイル・エレメント交換の為、フィアット・アルファロメオ・アバルト千葉を訪れました。
1 年と 4 ヶ月で走行距離 20,000km となかなかよいペースです。
その間メジャーなトラブルはまったく無し。皆さん近頃のイタ車は壊れませんよ(笑)
熟練の整備スタッフにより油類交換とタイヤ前後ローテが行われ会計が終わった時でした。
お世話になってる Y 店長から 「4C 見ていかれます?」 とのお誘い。
もちろんですがな!
2011 年のジュネーブモーターショーで公開されたアルファロメオのコンセプトモデルがそのまま市販化となったのが 4C です。
8C は都市伝説級の高嶺の花ですが、この 4C はアンダー 1,000万ですぜ、旦那!
アルファロメオ・ジャパン 4C 公式ウェブサイト
同ページからスペックをコピーさせてもらいました。
モデル名4C
型式ABA-96018
ハンドル位置右 / 左
全長(mm)3,990
全幅(mm)1,870
全高(mm)1,185
ホイールベース(mm)2,380
トレッド 前/後(mm)1,640 / 1,605 <1,640 / 1,595>
車両重量(kg)1,100
乗車定員(名)2
エンジン型式960A1
エンジン種類直列4気筒 DOHC 16バルブ
インタークーラー付ターボ
総排気量(cc)1,742
ボア × ストローク(mm)83.0 × 80.5
圧縮比9.2
最高出力〈kW(ps)/rpm〉[EEC]177(240)/ 6,000
最大トルク〈Nm(kgm)/rpm〉[EEC]350(35.7)/ 2,100 - 4,000
燃料供給装置直接噴射式 電子制御燃料噴射
使用燃料無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量(L)40
ラゲッジルーム容量(L)110
クラッチ形式乾式多板ダイヤフラム
駆動方式後輪駆動
トランスミッション形式Alfa TCT(6速乾式デュアルクラッチオートマチック)
変速比1速3.900
2速2.269
3速1.435
4速0.978
5速0.754
6速0.622
後退4.000
最終減速比4.118
ステアリング形式ラック & ピニオン
サスペンション前ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付)
後マクファーソンストラット(スタビライザー付)
主ブレーキ前ベンチレーテッドディスク
後ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ前205/45R17 <205/40R18>
後235/40R18 <235/35R19>
最小回転半径(m)5.5
燃料消費率 JC08モード (km/L) 12.1
CO2排出量 [JC08モード燃費換算値](g/km)192
主要燃費向上対策Alfa TCT
まぁこんな数字と文字の羅列ではアルファの魅力はわかりませんよね。
残念なことにこの日は愛機 RICOH GR を持っておらず、スマホでの撮影 となったのが悔やまれます。
au TORQUE G01
近づくと 2 台の 4C が見えました。
これは Launch Edition と呼ばれる特別仕様車です。(トップ写真も)
通常の 4C は左右ハンドルをチョイスできますがこの仕様は左のみです。
ローンチエディションはコンペティツィオーネ・レッドという深みのある独特な赤に塗装されてます。
ライト周りやミラーをリアルカーボンでドレスアップしたこの一台、売れました!!
納車準備中とのことで、そのうち街中で出会えるでしょうか。
au TORQUE G01
その隣にあったのは通常の 4C、これは伝統のアルファレッドに塗装されています。
なんと Y 店長 「ちょっと回してみますね」 とコクピットに座ってキーを捻りました。
しかしスマホのカメラじゃ2つの赤の違いがハッキリしませんね。
奥のローンチエディションはメタリック、このノーマル 4C はソリッドです。
au TORQUE G01
クゥオンヴォヴォヴォオオオオ~ンと素晴らしい咆哮で吹き上がったエンジン。
4 気筒 1.75L と侮るなかれ。
このクラスにしては驚異的なカーボンモノコックボディにより 3.73kg/ps というパワーウェイトレシオですぜ。
au TORQUE G01
そしてそのエンジンが収まっているのはもちろんドライバーの背後。
au TORQUE G01
全長 4m に満たないコンパクトなボディがわかりますか?
野太いアイドリング音とリアハッチを降ろしたヒップラインに見とれていると、Y 店長が 「座ってみますか?」 と。
もちろん購入の可能性はゼロですが、ここで遠慮するほど人間は出来ていません。
au TORQUE G01
シートより高くワイドなシルをまたいでよっこらしょと着座位置へ沈みます。
あれれ、低いことを除けば思ったより普通のポジョンだわ。
ノーズなどアバルトなどよりよほど見やすいほど。
もちろん後方視界はあれですが。
その後方には野太いアイドル音を放つエンジンが。
アクセルも煽ってみましたが、背後で吠えるエンジンは新鮮で刺激的でした。
ステアリングは保護カバーに覆われていましたが小径で握りやすそうです。
このステアリング、なんとアシスト無しなんですって。漢だわ~
完全デジカル画面のメーターは未来的ですが、それ以外はクラシカルなスポーツカーといった趣き。
こんなに運転しやすそうなんて想定外だわ、まったく。
au TORQUE G01
エンジンかぶりを防ぐためしばらくアイドリングを続ける 4C を後ろ髪引かれる思いで後にしました。
個人的には 世界でいちばんかっこいいクルマ はこの Alfa TZ3 Corsa Zagato だと思っています。
8C が都市伝説なら、このザガートは宇宙人ほど目にする機会がありません。
4C は高級スポーツカーでありますが、ノーマル 7,830,000円という価格は訴求力があると思います。
これ一台で日常生活は無理がありますが、国産高級車が 1,000万円に届こうという時代、こちらを選ぶ傾奇者は一定数いるでしょう。
自分もいつ傾いてもいいように、宝くじが当選する心の準備だけはしておきたいと思います(笑)
※ 2015 年モデルはライト周りがジュネーブモーターショー時のプロトタイプに戻っています。
やはり昆虫の複眼のようなデイライトが不評だったのでしょう。自分もこちらが好きです。