F log
いつものようにいつもの 季節料理 鮮 の記事ですがゲストがひとり。
9 月末から 10 月頭にかけてカナダで結婚して現在はカルガリーに住んでいる F 妹が来日wしていました。
友人達と京都、親戚回り、F 母と福島、そしてスカイツリーなどハードな日程をこなしておりました。
F はあいかわらず仕事が忙しいこともあり、成田に迎えに行った以外はろくにアテンド出来ませんでした。
なので明日は離日という最後の夜、馴染みの店で魚をたらふく喰わそうと考えたのでした。
留守番しているドイツ系の御主人は魚介が苦手なのでここで食い溜めね。
RICOH GR
日曜 18 時に入店しましたが、あいかわらず賑わっています。
F 嫁は仕事が終わってから駆けつけるので最初はふたりで乾杯です。
この後、日本酒大会を予定しているためビールはグラスで控えめに。
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まずは千葉県が世界に誇る郷土料理 なめろう です。
鯵などの青魚を味噌や薬味とともに叩いた漁師料理です。
個人的にはもう少々味噌が強い方が好みですが、添付されるお酢につけて食べると旨いですなぁ。
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続いては酒飲みの定番 あんきも です。
F 妹は北米での生活が長く、あんきもを珍しがってました。
基本的に内臓系はダメな F 妹ですがこれは大丈夫だったようです。
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なめろう、あんきも、ときていつもまでもビールでいられるわけがございません。
日本酒のお勧めメニューからたくさんの種類を飲みたいからと一合ではなく半合でそれぞれ選びました。
F 妹は 宮城県の墨廼江 、F は 石川県の菊姫 です。
ともに純米酒のひやおろしです。
半合の小さな酒器であらためて乾杯。
そしてなめろうやらあんきもやらが当然のことながら日本酒に合いまくりです。
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F 妹がこの日のオススメお品書きを見てぜひともと頼んだのが キスの海老挟み揚げ です。
新鮮なキスに海老のしんじょを挟んで棒揚げにしてあります。
こんなもの塩で食べたら旨いに決まってます。
ハフハフしながら日本酒で流し込みました。
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半合だと飲むのもあっという間で、F は 静岡県の富士錦 純米原酒 ひやおろしを頼みました。
話と飲み食いに夢中になって撮影し忘れた料理がいくつもあります。
画面左端にボケて移っているのは毎年この季節の絶品、秋刀魚の筒煮 です。
お酢を使って 3 時間じっくりと煮てあり骨までまるごと食べられます。
写真がご覧になりたい方は こちらのリンク をご参照ください。
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お造り はお任せで。
マグロ、ヒラメ、クジラ、アジ、シメサバ、ツブガイ、ホタテ の面々です。
これまた日本酒と魚、原点の組み合わせですな。
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この辺りから仕事を終えた F 嫁が登場するのですが、もう誰が何を飲んだかよく覚えてません。
こいつは 京都の徳次郎 特別純米です。
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F が珍しくこの季節に秋刀魚の塩焼きを頼まなかったのは、先の筒煮とこの 秋刀魚と玉葱の和風マリネ を見つけたからです。
生姜、ニンニク、土佐酢で味付けされた香ばしい秋刀魚は、お酢好き、青魚好きの F にとってまさに絶品。
西の兄者のお言葉をいつもお借りしますが「バケツ一杯食べたい」です。
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パリのレストランでも大人気という噂の 愛知県の醸し人九平次 純米大吟醸です。
いや~これも旨かったなぁ。
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揚げ出し好きの F 妹が頼み、F 嫁も歓喜したのが 海老団子と豆腐のあげ出し です。
これも日本酒とのさぞ相性は抜群でございましょうね。(F 食いそびれ)
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F 妹は最後に 山口の獺祭 磨き三割九分を楽しみました。
こちらも積極的な海外販売により欧州で人気といいます。
じつは F 妹の御主人用にお土産として焼酎と日本酒を持たせました。
いまでや さんで選んだのは獺祭の磨き二割三分でしたが F 義弟がどんな反応を示すのか楽しみです。
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これはオシャレな一皿 大人なポテサラ です。
ゴロッと転がったベーコンとたっぷり黒胡椒、そして皿に描かれたバルサミコソースが美しいです。
もちろん食べても美味でしたし日本酒にも不思議と合います。
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F のお次は 兵庫の日高見 中取り純米ひやおろし生詰です。
日本酒の用語に頻出する「中取り」とか「中汲み」について非常に下世話な話になったのはヒミツです。
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F 嫁が着いたらお願いと頼んであった大好物の 煮穴子 です。
フレームから外れていますが山葵をたっぷりつけキュウリとともにいただきます。
もう日本酒の相性は言うだけ無駄というものです。
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F 嫁が穴子と合わせたのは 石川の天狗舞 山廃純米ひやおろしです。
本当はこの前後に 常陸牛旨味噌焼き~すき焼き風黄身添え なんて絶品料理があったのですが見事に撮り忘れです。
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ここで季節料理 鮮 の女将さんから 山形の十四代 本丸が…
じつは女将さんは拙ブログの読者でいらっしゃって、F 妹の愛犬 モモ ちゃん の事もよくご存知でした。
その飼主がカナダからやって来たということで、ご厚意で最後のひと口づつ (より多いですが) をいただきました。
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その空いた十四代を前に F 妹を囲んで記念撮影です。
三人ともかなり出来上がってます。
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締めは拙ブログでお馴染み 炒めそば を三人でつつきました。
もちろんこれはたいへん美味しいオススメですが…
酔っ払って気づきませんでしたが、秋のお品書きに 秋刀魚 DE サンド なるものがあったじゃないですか!
おそらく秋刀魚を香ばしく焼いてサンドイッチにしたものだと思いますがこれも食べてみたかった~
なぜならこちらで以前に ハムカツサンド を締めに食べてたいへん美味しかったのを思い出したからです。
秋のうちにもう一度トライしたいものです。
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そのまま締めで終わらないのが我々です。
熱いお茶をリクエストして最後の最後に定番 料理長特製のくず餅 です。
これまた恒例の黒蜜たらり写真もワンパターンとはいえフォトジェニックではあります。
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あいかわらず目端の効いた接客と美味しい料理で楽しませてくれる 季節料理 鮮 です。
F 妹もたらふく食べて呑んで日本での最後の夜を楽しんでくれたと思います。
帰り際に F 妹は女将さんと何やら話していましたが、おそらく再訪を約束していたに違いありません。
F 妹が再び来日する際にはまたこちらのお店でテーブルを囲みたいと思います。