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Channel: F & F嫁の “FFree World”
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船本眼鏡店

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夕刻からベリーダンスのショーを観て、夜は肉々パラダイス という濃い〜一日だったひな祭り in 大阪。

その日の午前中、 F & F 嫁は大阪中心部から電車で兵庫県伊丹市へ向かいました。




関西行きの目的のひとつだった専門店を訪ねるためです。

それはタイトルにもあるように今年で創業 90 年という伊丹市の老舗、船本眼鏡店です。


船本眼鏡店 HP


ネット上の些細な偶然から船本眼鏡店の御主人と知り合いはや 7 年になります。

最初はコメントのやり取りだけでしたが、そのうち実際にお会いする機会を得ることができました。

もちろん先輩ではありますが、自分と似た匂いを感じ取り勝手に親近感を抱いておりました。

御主人はすべてにおいてこだわりのお方。

そんな方が専門家としての矜持をもってセレクトする眼鏡は、さぞかし心地よいものだろうとの憧れがありました。




前回の関西行きである 2008 年に初めて伊丹市のお店にお伺いし、眼鏡を作っていただいたのでした。

眼鏡を作りに関東から関西まで…というと贅沢に思われますか?




F は写真撮影 ( 気合を入れてファインダーを覗く為 ) と、バレエ鑑賞 ( 気合を入れてオペラグラスを覗く為 ) の際に

使い捨てコンタクトレンズを使用する以外、人生の 9 割 5 分は眼鏡生活です。

どんどん価格破壊が進む眼鏡業界に喜んでいたのも最初だけでした。

身につけるものはたとえ非破壊価格でも品質の良いものを選びたい…歳を重ねるごとにそう思うようになりました。




ましてや眼鏡というのはそのレンズを通して視覚情報を得るものであり、人としての印象を形作るものであります。

視力の矯正という意味では、広義における医療具であるとも考えます。

より専門性の高い、商品にこだわりのある眼鏡店。

そして人としても信頼のおけるプロが営むお店にたどり着いたのは必然と言えましょう。











また文章が長くなってしまいました。

とにもかくにも F & F 嫁は JR 伊丹駅に降り立ちました。

船本眼鏡店は阪急の伊丹駅からが近いのですが、前回と別のルートで行ってみようということで JR から歩きました。









LEICA M-E / LEICA SUMMICRON-M F2 35mm ASPH.



いたみホールの向かい側、ドイツ風の三角屋根が見えればそこが船本眼鏡店です。

御主人のバックグラウンドに根ざしたこの建物ひとつとってもこだわりがわかろうかというものです。

欧州の街並みでよく見られる通りにはみ出した看板も眼鏡の形と凝ったものです。










LEICA M-E / LEICA SUMMICRON-M F2 35mm ASPH.



お店に入り御主人とガッチリ握手、久しぶりの再会です。

通りに面したショーウィンドウや、店内の飾り棚も細かなディテールの積み重ねでそこかしこに工夫が凝らされています。













LEICA M-E / LEICA SUMMICRON-M F2 35mm ASPH.



カウンターの奥には立派な飾り棚があります。

この前が御主人の定位置です。

店内は暖かい雰囲気で落ち着きます。









LEICA M-E / LEICA SUMMICRON-M F2 35mm ASPH.



さっそくカウンターに座ってコンサルティング開始です。

こういった専門店の “売り” は、経験に基づいた状態把握であり、親身な提案であり、それらに則った丁寧な仕事であります。

検査 15 分、待ち時間 30 分で眼鏡が出来上がる激安店には得がたいものですね。










じっくり時間をかけた検査、的確なアドバイスでの商品選びから 9 日後。

自宅で待つ我々に、兵庫県からふたつの眼鏡が届きました。

まずは F から。







RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



F が選んだのは国産眼鏡の一大生産地、福井県鯖江市製 OPUS です。

前回船本眼鏡店で作っていただいたのはオーストリアのシルエット社のフレームレスでした。

それも気に入っていますが、今回は国産 ( 対抗・浜本テクニカル/三工光学 ) にこだわりたかったのです。










RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



フレームの色は落ち着いたワインレッドですが、テンプル下端が赤なんです。

仕事でもかけるつもりなので少しだけ冒険です。









RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



ヒンジの部分に特徴があります。

ひとつ前の写真でケースに厚みがあるのはここで折れるからなんですね。












RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



こうして見るとおとなしいですが…












RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



角度を変えるとアグレッシブにw












RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



最初はフレーム端の面積が視界に入って気になったのですが、一日かけていたら慣れました。

このデザインのおかげでレンズの厚みが気にならないという効果もあります。












RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



美しいカーブを描くテンプルです。

メイド・イン・ジャパンの刻印が光ってます。










RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



デザイン、装着感、レンズ ( Nikon 製 ) の質、すべて気に入りました。

プライマリー眼鏡として大事に使っていきたいと思います。





















さて次は F 嫁です。

F 嫁は仕事の関係もあり F とは逆で生活の 9 割がコンタクトレンズ使用です。

ところが最近では様々な物質が浮遊しているようで、時折仕事で都内をめぐるときなどかなりしんどいといいます。

私も船本さんで眼鏡を作りたい、と F 嫁が言い出すのも時間の問題と思っておりました。







RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



そんな F 嫁が御主人のアドバイスによって選択したのは、NY の有名眼鏡店が送り出すブランド ROBERT MARK ( ロバート・マーク ) です。












RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



なにが絶妙ってこの色合いでしょう。

そしてこの優しげなフレームとの対比がいいですね。

よく見るとこのフレーム、透過してますね。

コンサバかつ、ちょっと洒落てます。










RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



テンプル基部の金属パーツがロバート・マークの特徴らしいです。











RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



カラーバリエーションはいくつかあったのですが、F 嫁はこの絶妙な色が気に入ってしまったようです。










RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



ロバート・マークはアメリカのブランドですが、ハンドメイド・イン・フランスと書かれていました。












RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



ロバート・マークのフレームは F 嫁が好きな女優さんである 井川遥さん も愛用されているとのこと。

これまた素敵なケースとともに、ますますテンションの上がる F 嫁でした。

















お世話になった船本眼鏡店の御主人は取得に数年の歳月がかかるという「 SS 級認定眼鏡士 」資格をお持ちです。

そして専門教育機関で教鞭もとっておられます。

眼鏡店という専門性の高いお仕事に誇りをもっておられると感じています。




お店の公式 HP とは別に、御主人が眼鏡について自由に語るブログがあります。


メガネだより フナモトメガネ


眼鏡だけではなく日常から趣味まで熱く語る男 ( やはり認定眼鏡士である超美人の奥様も時折登場します ) を見るのも楽しいものです。

F もこのブログを見て研究‥というか妄想していました。

貴方も新しい眼鏡が作りたくなること請け合いです。
















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