F log
ドイツ地方警察装備の変遷 14 から続く
ミリ・ポリ系に興味はまったく無いものの、当ブログを見ている方から「 LEって何?」と聞かれました。
その都度 LE については説明してきたつもりでしたが、確かに分かりにくいですね。
現在まで「ドイツLE風装備の変遷」としてきたシリーズを「ドイツ地方警察装備の変遷」と改題する事にしました。
「風」を取っ払ったのは、バイザーヘルメットレプリカ を入手したことが大きいですね。
まだまだの装備ですが、今後もコツコツと続けていきたいと思います。
現在は前回からの続きで、バイエルン州警察 SEK (Spezialeinsatzkommandos/特別出動コマンド) に挑戦しています。
写真センターのリーダー(と勝手に決めつけている)を中心に残りのふたりを混ぜ込んだ装備にしたいと思っています。
要はコイツらに惚れちゃったんですね。
RICOH GR
ハンブルク警察 MEK の時はハッチのオペレーターグローブ(BK) でよかったのですが、バイエルンは各々が違います。
リーダーのメカニクスグローブ M-Pact MC をマネてはめてみました。
LHT P6 の下に来ているのは BHI のトレーニングジャケットですが似ても似つきませんね。
RICOH GR
ラバーのナックルガード付きのグローブは初めてでしたが、予想に反してなかなか使い勝手が良さそうです。
思ったより柔らかいし手の動きによく追従します。
いつもの様に指の長さ優先で XL サイズにしたのですが、手の甲や指回りは多少太いように思います。
実際にゲームで使うわけではなく、ここは見た目優先で L サイズでピッチリとさせた方がよいかもしれません。
さてこの写真、手前のリーダーさん初めすべての隊員がヘルメット両サイドに四角いパッチを貼っています。
中央は青/白のバイエルン州の紋章、左右から獅子がそれを掴む力強いパッチです。
肩のパッチは各州警察のが出回っているものの、こんなのは国内外のオークションでも見たことありません。
これは見なかったことにして華麗にスルー“仕様”と思っていたら…
RICOH GR
ツイッターでお世話になっている方が PC を駆使してレプリカを造ってくださいました。
なんとなんと嬉しい!!
彼は F と同じバイエルン州警察 SEK の装備を収集している貴重な仲間で、幸運にもお譲り頂けることになりました。
自分自身、こんなスキルは皆無なので渡りに船とはまさにこの事でした。
そしてヘルメットカバー左右のベルクロ部分ピッタリのパッチを貼ると上の写真になります。
RICOH GR
やはりこれが有るのと無いのでは雰囲気がまったく違います。
本当にありがとうございました。
ところで前回まで Ops-Core レプは FG だったんですが、今回 UT を導入しました。
もちろん実バリが買える訳もなく、今回も FMA 製のレプリカです。
AOR2 のヘルメットカバーも安定の寸足らず、エマーソンギア製を再び購入しました。
サイズが小さいと非難轟々の同製品ですが、バイエルン州警察 SEK に限っては本職も寸足らずなのでジャストサイズと言えます。
これは本当に怪我の功名ですな。
州警察の調達係がサイズを間違えて大量に発注してしまったか、ウルトラ C として本職もエマーソ…
流石に無いか(笑)
RICOH GR
この時のバイエルン州警察 SEK が装備しているのが PrincetonTec CHARGE ヘルメットライトです。
サイドレイルに装着出来る他、各種アダプターが付属して多彩な装着法があります。
リーダーはヘルメット右側上向きですが、後ろのふたりはヘルメット左側に下向きで装着しています。
両方試した結果、個人的には左側下向きがしっくり来たのでそうしました。
CA123 用もありますが本職が使用しているのは単 3 電池仕様の少し長い物です。
同じように付けてみましたが、ギリギリヘッドセットには干渉しません。
レッドライトと通常点灯しますが、単 3 仕様にしてはかなり明るいです。
さて冒頭の三人衆が着ているジャケットは見た瞬間からカッコいいと同時にこれは厄介だなと思いました。
かなりしっかりしたスタンドカラーとフード、黒ベルクロ、そして黒いジッパーは YKK の止水ジッパーだと思われます。
この演習当日は雨だったので、普段は着ないレインジャケット的な物なのかもしれません。
RICOH GR
いろいろ探したのですが程よいヤツが見つからず、黒い止水ジッパーから米軍の PCU を考えてみました。
もちろんドイツ地方警察が PCU は採用しないと思いますが…
実物はお高いのでとりあえずレプリカです。
サークルは無いのでパタゴニアではなく ORC 社の PCU Level5 を模したものになります。
Alpha Green という微妙な色合いですが、ぱっと見で雰囲気はいいのですよ。
サイズはレプリカなので異なるかもしれませんが、短めの裾丈を重視して M-R にしてみました。
RICOH GR
黒いジッパーは雰囲気満点ですが、YKK ではあるものの流石に止水ジッパーではありませんでした。
もちろんポケットのジッパーも同様です。
RICOH GR
スタンドカラー部分はハリとコシが無く、リーダーのキリッと立った襟とは随分違います。
ジッパーの取手を収納するカバーも本職にはありませんでした。
折りたたまれていたフードも薄手でやはりちょっとイメージが違いますね。
RICOH GR
M-R だけあってやや短いのが残念な袖口です。
ベルクロは黒だったのでここも異なる箇所になります。
もっとも別の隊員ではまた違う袖口を見ることが出来て、これが正解というのがあるのか怪しくなってきます。
RICOH GR
現在までの装備を着用して東西南北を F 嫁に撮影してもらいました。
場所はリビングで SALOMON FORCE MID を想定しているブーツは履いてません。
PCU レプの裾の長さはだいたい想定通りでした。
ここが短か過ぎるのは論外ですが、長過ぎても軽快さが損なわれるところです。(トップ写真参照)
しかし同じ SEK でもグローインが無いとこんなにイメージが変わるんですね。
パンツは UF-Pro から LHT 風に魔改造 した物で、膝にはアークテリクスの瓢箪ニーカップが内蔵されてます。
ここでは LHT と言い張らせて頂きます(笑)
RICOH GR
F 嫁撮影のアクション風フォト。
PCU 自体は薄手なので下に 5.11 のヴァリアント・デューティージャケットのインナーを着込んでボリュームを出しています。
RICOH GR
この LHT のシングルポイントスリングはバンジーでもなんでもないけど使いやすいです。
しかし横からのショットを見るとやはりショルダーアーマーが欲しいですねぇ。
RICOH GR
最後に開いてみました(笑)
背中のフラッシュバンポーチ三連をバックパック左右に各 1 個、ベルトパッドに 2 個と振り分けました。
狭いところをすり抜ける際に、背中から出っ張っているフラッシュバンポーチがぶつかってしまうからです。
あと何気なくテイザーを胸に装着していますが、MEK はともかく件の演習写真 SEK ではテイザーが見当たりません。
セカンダリーのセカンダリーとともに今後の課題です。
課題といえばヘッドセットもです。
現在は COMTAC 2 レプでお茶を濁していますが、本当は XP (のゴールドロゴ)が欲しいところです。
ブンデス諸先輩方の教えによれば XP も種類がいくつもあって PTT を含んだ電子的な規格も複数あるそうです。
とりあえずフレキシブルアーム(?)のマイクが付いたこのモデルが欲しいですね。
コスプレイヤーですから特小を介した通信環境は必須ではないのです。
とりあえずはヘッドセットの集音マイクが稼働すればイベントで困ることはないでしょう。
もちろん止水ジッパー、黒ベルクロのジャケットも引き続き探していきます。
PCU レプはとりあえずの暫定装備です。
こんな勢いでやってますが、もし次のイベントに参加する機会があったとしても冬でしょうね。
なにしろこれからの季節、ハンブルク MEK はもとよりこのバイエルン SEK でも灼熱地獄ですから。
だとすればまだまだ長い準備期間があります。
そこまで息切れしないよう、少しづつゆっくりと進めていきたいと思います。
ドイツ地方警察装備の変遷 16 につづく