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F & F 嫁が「御大」と呼ぶ人物は二人います。
一人は K-Ballet 主催の熊川哲也氏であり、もう一人はアニメ映画監督の宮崎駿氏であります。
御大というのは尊敬の念の他、個人的にはほんの少しだけ揶揄に近い感情もあり複雑です。
いえ好きなんですけどw
宮崎監督については家庭内の別名◯ヤオがあるのですが、それはナイショの話。
先日最新作である「風立ちぬ」を最後に、宮崎駿監督は引退すると所属組織からの発表がありました。
まぁ 9 月 2 日現在本人が話していないし、何からの引退なのか正確にはわかりません。
一般的には宮崎監督は「となりのトトロ」や「崖の上のポニョ」等で知られるアニメーション映画の監督です。
子供に夢を与えるアニメを制作する一方、その筋の方々には有名な話ですが、ゴリゴリのミリオタ でもあります。
スタジオジブリの盟友、鈴木プロデューサーは次のように発言しています。
「宮さんの蔵書はほとんどが戦争関連の書籍。その中の7割が独ソ戦関連」 と。
著作「宮崎駿の雑想ノート」や「泥まみれの虎」に見るこれでもかとたたみ掛ける妄想はミリヲタにはたまりません。
妄想といっても綿密な下調べに基づくもので、それを具現化する筆力もあります。
雑想ノートの中では 高射砲塔 のエピソードが特に印象的です。
なんといっても FLAK 好きですから。
特設空母 安松丸物語 も好きですね。
ロックがカッコイイと思ったのはこのイラストででした。
泥まみれの虎に至っては氏のお好きな(本当の泥濘という意味での)ドロドロ独ソ戦です。
短編の雑想ノートを何とか読めたとしても、これは抵抗のある方が多いでしょうね。
宮崎駿氏の引退理由は何なのか、これだけビッグビジネスと化したジブリをどうするのか。
そもそも本当に引退が出来るのか。
まだまだ不明な点が多いですね。
もし本当にジブリから身を引くとしたらそれが彼の第一の引退でしょう。
まだまだ元気な 72 歳。
今後は趣味を全開にした妄想の極致を展開してはくれないでしょうか。
ジブリファン、宮崎ファンの夢をぶち砕くようなドッロドロの戦争ものをやって欲しいですね。
もちろん採算無視の趣味でw
アニメーション映画じゃなくてもいいんです。
描きたいものを自分の好きなペースでしがらみなしで描いてくれたらなぁとこちらが妄想しています。
よく言われるように戦場での 9 割は移動、待機、休息です。
戦車の中で延々と敵を待ち続け、食べて、寝て、排泄して、運命を口汚く罵って…に終始し、
戦闘シーンが無い戦場漫画なんてオモロイじゃないですか。
◯ヤオさんが自分の好きな時間を自分の好きなように使えますように。
※トップと最後は豚化したオットー・カリウス(Heer)/「泥まみれの虎」より