F log
ふたつの理由があって、LEICA のシステム一式を手放しました。
ボディ 1 台、M レンズ計 3 本、その他各種小物です。
理由のひとつは少々まとまった出費が予定され、頭金として相応の金額の捻出を迫られたこと。
もうひとつは目が怪しくなってきたことです。
御存知の通りライカのシステムは MF です。
合焦させるためにはファインダー内の二重像が完璧に重なり合うよう自分の目を頼りに調整しなければなりません。
当然良好な視力が求められるわけです。
1 日使い捨てのコンタクトレンズは遠方に合わせているので MF は良いにしても手前のモニターやカメラ背面が見えません。
その都度老眼鏡…もとい、リーディンググラスをかけたり外したりするのが面倒になっていました。
素晴らしい画質と可搬性を両立させた GR を入手してからはより顕著で、どんどん持ち出さなくなってしまいました。
写真を撮る機会にも「天気が良くないので‥」とか「マクロが必要だから‥」など言い訳を考えてる自分に気づきました。
防湿庫の肥やしにしておいても可哀想なので、第一の理由もあって今回ドナドナすることを決意したのです。
幸い新宿マップカメラさんが予想を上回る査定をしてくれて助かりました。
その大半は新たな目的の資金として使われたのですが、そこは転んでもただでは起きない F のこと。
資金の一部を流用し、GR とペアを組んで今後のカメラライフを支える小さな相棒を入手したのでした。
それが SIGMA DP3 Merrill です。
詳しいレポはまた後程にしますが、4,800万画素に及ぶ Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー の威力は凄まじいですね。
PC モニタ上で等倍表示をしてのけぞりました。
換算 75mm (F2.8) 中望遠単焦点レンズのコンパクトカメラという変態性の極みw
1 ファイル 約 45MB に及ぶ巨大な RAW データ。
高感度ノイズたっぷり、動きもの苦手、バッテリもたない、という三重苦。
専用 RAW 現像ソフトの使いづらさ。(なんとか LR が対応してくれませんかね)
ネガティブな要素ばかり喧伝されてますが、こいつはおもしろそうな写真機だと思います。
SIGMA DP3 Merrill
ファーストショットw
SIGMA DP3 Merrill
昼
SIGMA DP3 Merrill
夜
SIGMA DP3 Merrill
F 嫁
SIGMA DP3 Merrill
夕日
いずれも購入当日の写真です。
これからは RICOH GR (28mm)、SIGMA DP3 Merrill (75mm) のレンズ固定の単焦点コンパクトカメラ 2 台体制となります。
マウント移行を繰り返しているうちに、マウント自体が消滅してしまいましたw
ついでにいえばファインダーも。
紆余曲折で支離滅裂ですが、これもまた楽しいカメラ人生です。