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千葉県西部防災センター 

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東日本大震災から二年半が経過しました。
ここのところ地震のみならず台風や竜巻、豪雨など自然災害の猛威を感じる事が増えているような気がします。
先日の日曜日、職場の同僚、その家族が参加しての防災体験に行ってきました。


千葉県西部防災センター


江戸川近くの松戸市にある千葉県に二箇所存在する防災センターのひとつです。
前もって予約しておくと、インストラクターの方が引率しての防災体験ツアーに参加することができます。

当日は他でちょっとした集まりがあり、途中抜けして参加した F は迷彩服のままでしたw






RICOH GR


14 時からツアースタートなのに13時に到着してしまいました。
他の参加者は一台に乗り合わせて向かっている頃です。
青空がキレイな晴天でした。







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他のみんなが到着するまで館内を見て回ります。
ごついブーツに迷彩服、シューティンググラスの F はほとんど不審者でしたな。







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近隣のちびっ子が描いた消防車、救急車など。
F が幼少の頃はショベルドーザー、バックホーなどの建設機械に夢中だったそうです。(まだ装甲戦闘車両までは至らず)
子供たちの絵では、タイヤの大きさと位置関係を把握出来ている子は上手いですね。







RICOH GR


図書室には災害関連の書籍がたくさんありました。
阪神・淡路大震災に関する鮮明な写真集が何冊かあり、思わず見入ってしまいました。







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地元千葉県の液状化ハザードマップ。
やはり問題になった東京湾沿いが深刻と見て取れます。
思わず自宅と職場を確認してしまいました。





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他の皆さんが到着してツアースタートです。
前列は別の団体さん、後列が我々のツアーです。
うちのチームは下は小学生から上は F のようなおっさんまで幅広い年齢層です。

黄色い制服のお姉さんが引率のインストラクターさんです。





RICOH GR


まずミニシアターで災害、防災に関する短編フィルムを見ます。
内容は有益でしたが、画質があまりに悪かったですね。
地デジの HV 映像を見慣れた目には厳しい。
予算がたいへんでしょうけれど、ぜひともリニューアルをお願いしたいところです。






RICOH GR


続いて大きな時計の前へ。
この日は関東大震災から数えて 33,050 日目だそうです。
要するにもういつ来ても不思議ではないと。






RICOH GR


続いてひとりづつモニター付きの小部屋に入ります。
脇には 2 つのボタンがあり、映像を見ながらクイズ形式で対処を選択していくというものです。
オフィスでの日常が描かれ、突如震災が襲いかかります。
さあ、貴方はその時どうする? 







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続いては 119 コールの訓練です。
実際にコンピュータ音声と会話しつつ訓練することができます。
「火事ですか?救急ですか?」 と聞かれる最初から慌てずに対処したいものです。
その後、落ち着いてこちらの現在地を伝えることが大事です。
最近では業界の協力により、自動販売機に住所記載がある場合が多いそうですから参考にしてください。






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お次はなかなかぶっ放す機会の無い小火器‥ではなく消火器訓練です。
インストラクターのお姉さんがピンを抜く際にはハンドルを両方握らない、という最も大事な点について注意があります。
ハンドルの下側のみを握って移動、安全ピン抜きを行うということしでした。






RICOH GR


レクチャーが終わるといよいよ実戦‥ではなく実践です。
4 〜 5 人が一列に並んで台所で火を上げる天ぷら鍋に向かって一斉放射です。
もっともこれは消火剤ではなくただの水ですが、経験するとしないではイザという時に差が出るでしょう。
有効な放射だと「初期消火成功」とスクリーンに大写しになります。
ちなみに F が参加したグループは初期消火に失敗しました‥





RICOH GR


消火器の種類に関する説明があった後、ツアーは移動して煙体験のコーナーへやって来ました。
ホテルの廊下を模した施設が奥に広がり、見取り図で退路を頭に入れて煙の中へと突入します。
煙は安全な成分ですが、喘息の既往がある方と妊婦さんは見学となります。

和やかに進んでいたツアーですが、ここで一気に緊迫感が迫ります。
インストラクターが右手で持ったドアノブを一気に奥へと押し開きました。

「状況開始!」





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体勢を低く保って口元をハンカチで抑え前へと進みます。
ってかカメラ撮ってる場合じゃないんですがw
フルプレススナップで床スレスレからモニタも見ないで撮りました。







RICOH GR


けっこうヤバい感じです。
これ有害な煙だったらかなりビビリますね。
先ほど見たホテル廊下の見取り図はすでに頭からぶっ飛んでいまする

途中で見た火元という設定の部屋は真っ赤な照明が焚かれていました。





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やっと出口と思しき扉を見つけることが出来ました。
あ〜良かった。





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扉を出るとそこには消防士さんの人形がお出迎えです。
ここは 6 階という設定だそうで、下の景色まで再現されていました。
煙に巻かれて逃げ惑った末、消防士さんの姿をみたら心底ホッとするでしょうね。

「状況終了!」





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その後、インストラクターによる非常備蓄品、持ち出し品の解説があります。
意外なところではキッチンで使うラップ。
保温や傷口の保護、三角巾がわりにもなるということで重宝するそうです。
皆さん、非常持出袋にラップを入れておきましょう。






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こういった施設お約束の起震車です。
これは以前にも経験がありますが、ホント震度 6 以上は洒落になりません。
未経験の方はぜひ一度揺れておいた方がよいですよ。







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続いては暴風・豪雨体験です。
年上チームは暴風のみ体験しました。
30m の暴風では隣と会話などまったく無理でした。
やはり外出しないことが最大の防御策なのでしょう。

カッパを着込んで雨風セットの暴力に挑むのはお若いチームの面々です。






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まずは雨が真上から降ってきました。
まだ風は吹いていません。






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次いで前方の風洞から風が吹き始めます。
風速 10m ですでに雨が斜めになっています。(画面下半分)






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風速 30m ともなると雨は直角に曲がり、真横から吹き付けます。
バーに掴まっていないと飛ばされます。
体験した若人も出てきてから口々に「ヤバい」を連発です。
50m オーバーなんてなったらどうなってしまうのでしょうね。







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最後は人形を使った心臓マッサージと AED の講習です。
足首が同じ向きということは、この人形君かなり具合が悪そうです。






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心臓マッサージの実演です。
メトロノームのリズムに合わせて指を組み、けっこうな負荷をかけてリズミカルに圧迫します。





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気道の確保は喉の柔らかいところを押さないように、アゴの骨部分をグイッと押します。
その後はマウス・トゥ・マウスの人工呼吸。
回数は厳密に決められています。
ここでいい加減なことは書けないので詳しくは各自お調べくださいね。





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その後は再び心臓マッサージ。
インストラクターの体重の載せ具合がわかるでしょうか。







RICOH GR


ウチのチームも各自体験していきます。
F は迷彩服が祟って「衛生兵!!」とかヤジられてました。






RICOH GR


インストラクターの足元にあるオレンジ色の AED 機器の説明もありました。
最近では公共の施設の他、大規模商業施設等でもよく見かけますね。
スイッチを入れるときは患者さんから離れることが肝要だそうです。
感電しちゃいますからね。
特に親族はパニクって手を握ったままの方がいるそうですから要注意。






この後は施設一階の受付に戻り、安全啓蒙のパンフレットをいただいてツアーは終了です。
もちろん無料です。
人数を集めなければなりませんが、たいへん有益な時間でした。
さまざまなことが体験できます。
災害に対する関心が高まる今、すべての方々にお勧めしたい防災体験ツアーでした。














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