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ABARTH 695 BIPOSTO

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アバルト千葉から 『695 BIPOSTO CARAVAN』 の案内を郵便と電話で受け土曜日に行ってきました。




RICOH GR


元々はフィアット千葉とアルファロメオ千葉でしたが、今ではアバルト千葉も加わり大忙しの店舗です。






RICOH GR


トークショー用の椅子が並べられた一角の奥にそれは鎮座しておりました。


ABARTH 695 BIPOSTO

DRY WEIGHT:997 kg
WEIGHT TO POWER RATIO.5.2
0-100 KM/H ACCELERATION5.9”

詳しい諸元はリンク先をご参照ください。
標準仕様車とフルスペック仕様車がありますが、この日来店していたのは標準仕様のクルマです。





RICOH GR


F の 595 に似たグレイながら、こちらは完全マット。
Grigio Performance と呼ばれる凄みさえ感じるマットグレイの塗装です。






RICOH GR


ショールーム内は暗く、窓の外は直射日光というたいへん厳しい撮影環境です。
もっと奥に展示してくれればよかったんだけど、この反対側はレストルームなのでやむを得ないところです。

フロントエンブレムの盛り上がりはアバルトのチャームポイントですが、コイツはさらにその下が出っ張ってます。





RICOH GR


マジ・カーボンのフロントパーツの中には、超ごっついインタークーラーが収められています。
これがうっすら透けて見えるのがたまりませんな。





RICOH GR


190 馬力を路面に叩きつける足回りはコイツです。
イタリア製の OZ ホイール、ブレンボのキャリパー、リザーブタンクが独立した車高調整可能な減衰力可変ショック。

なのにタイヤはピレリじゃなくて GY です。
それはなぜかと尋ねたら… 215/35R18 なんて特殊なサイズのタイヤは選択肢が無かったそうです。





RICOH GR


リアに回るとまたまたフルカーボン、マジカーボンのデュフューザー。
左右のアーチにピッタリ収まっている超大口径のエキゾーストパイプ。





RICOH GR


595 コンペティツィオーネであれば代名詞レコード・モンツァですが、696 BIPOSTO ではなんとバイクのエキゾーストで
有名な AKRAPOVIC(アクラポヴィッチ) です。

じつは F が 595 を購入する際は、コンペティツィオーネにしようかツーリズモにしようか迷っていました。
端的に言えばコンペティツィオーネにレコード・モンツァか、ツーリズモにアクラポヴィッチにしようか考えていたのです。

けっきょくトータルのコストでレコード・モンツァを選び、その咆哮にはたいへん満足しているところです。
が、あの時選択肢にあったアクラボヴィッチをトップグレードが採用したというのはちょっと嬉しいです。

スポルトモードに呼応して排気を切り替えるデュアルステージ仕様だそうです。
この日は着座はおろかエンジンもかけられませんでしたが、一度音を聞いてみたいです。






RICOH GR


室内に目を転じるとお馴染みサベルトのバケットシートが目に飛び込んできます。
こちらもグレイのマット仕上げで、ボディ同様すごい存在感を見せています。

ところで車名の BIPOSTO ですが、2 つの (BI) 場所 (POSTO) という意味でもちろんツーシーターを指しています。





RICOH GR


FIAT500/ABARTH のリアシートは意外にも実用になるものですが完全に取り払われています。
フルスペック仕様車ではここから 4 点式シートベルトの後ろ 2 つが伸びています。



左右に伸びるのはチタン製のリアロールバーです。






RICOH GR


インテリアは FIAT500/ABARTH に準ずるものですが、なんと 漢のエアコン・オーディオレス仕様 です。
ぱっと見マニュアルエアコンかとも思いましたが、完全にエアコンは搭載していないそうです。

よく見たらドアの内張りも無いじゃないですか。
フルスペック仕様車ではドアウィンドウもアクリル製らしいしこれはガチなレース仕様ですね。







5MT は標準仕様車ではシンクロ付き、フルスペック仕様車 (写真はABARTH FBより) になるとシンクロ無しのドグリンク 5 MT となります。
ギアが直噛みあうってどんな感じなんでしょうね。






RICOH GR


そのエアコン搭載スペースが取れなかったボンネット内です。
ギッチリミッチリとエンジン、補機が詰まってます。

このエンジンカバーもマジカーボンだそうでどんだけ奢るんだと思ってしまいます。
あとはホイールボルトやエキゾーストパイプフィニッシャー他もチタン製だそうでこれまた贅沢な話です。

そうそうエンジンフードは総アルミ製らしく、超軽量ですが閉める時に押すと凹んでしまうそうです。
レース仕様のアセットコルサを思わせるダブルディンプルのフードがカッコイイです。





RICOH GR


オーディオレスなので当然ラジオアンテナは不要です。
その部分には社名が刻印されたエンブレムが取付けられていました。

奥で談笑する男性ふたり、左はお客さんで右側のブルーのシャツが 雑誌 TIPO の佐藤編集長です。
輸入元の担当者さんとふたりで行われたトークショーはとてもおもしろかったですね。

佐藤編集長はもちろんクルママニアで数々のレースにも参加され、サーキットでクルマを操る術を熟知してらっしゃいます。
今回も標準仕様車、フルスペック仕様車ともにドライブされた経験談はたいへん興味深いものでした。

トークショー終了後は F を含めた一般のお客さんの質問にも気軽に答えてくださいました。
F はといえばレコード・モンツァとアクラポヴィッチの違いについて伺いました。





RICOH GR


トークショーの会場です。
右側のアバルトポロシャツのスリムな男性は、チンクエチェント博物館 の館長さんです。

館長さんもものすごい情熱の人で、BIPOSTO について熱く語っていただきました。
チンクエチェント博物館も遠いけど一度行ってみたいなぁ。





RICOH GR


最後に窓側から録った写真です。
マットな塗装が鈍く光りとってもカッコイイですね。

標準仕様車、フルスペック仕様車ともものすごく高いので残念ながら購入対象にはなりません。
もちろんシンクロ無しのフルスペック仕様車ではなかなか日常使いは辛いでしょうね。

そもそもエアコンが無いのでは暑がりな F はまず無理です。
セカンドカー、サードカーとしてサーキット走行を楽しめるレベルの方々が求められるクルマでしょう。

その余裕のある方が日本にはたくさんいるらしく、フルスペック仕様車から予約が埋まっているそうです。






RICOH GR


イタリア産じゃなくてクマモト産のミネラルウォーターが来場者へ配られました。
後はカタログ、価格シート、アバルトのキーホルダーをお土産で頂戴しました。



トークショーは楽しかったですが、エンジンの咆哮を聞けなかったのが残念です。

佐藤編集長がイタリアで試乗した際には 4C も用意されていて最初はそちらが人気だったそうです。
ところがひと通り走り終えると断然 BIPOSTO に感心が集まり人だかりが絶えなかったといいます。

前輪駆動で 6.7 : 3.3 ともいわれるアンバランスな重量配分、極端に短いホイールベース。
スポーツカーとしては良い条件ではないはずなのに誰もが魅了される小さな塊、それが ABARTH 695 BIPOSTO です。





国際自動車ジャーナリスト清水和夫さんベタ褒めのインプレッション

『ABARTH 695 BIPOSTO』サーキットインプレッション








ニーパッド

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サバイバルゲーム (コスプレとも言う) で使用する各種装備はシンプルに徹すればいくらでも簡略化できますが、
それではつまらないのが重症たる所以です。

今回はハッチのニーパッドが届いたのでそれにまつわるお話です。




RICOH GR


現在までで最も使用頻度の高いのは平皿型のこいつです。
いわゆるニーパッドといって一番イメージしやすいのはこのタイプですね。

ノープランドですがハッチのそれを模しているものと思われます。





RICOH GR


装着するとこうなります。
歴戦というほどではありませんが、使用による傷がたっぷりはいってます。





RICOH GR


横から見た状態で、固定はベルクロで上下のとも伸縮するバンドで止めます。
お皿の面積が広いのでどんな角度で膝をついても安心感があります。

使用感は正面は良いのですがバンド部分はやはりズレたりねじれたりしますが、価格なりなので仕方ないところだと思います。
バンドをクロスして止めるとよいとの説もありますが、F の場合は長さが足りず血流が悪くなってしまいます(笑)

ゲームをされる方はよくお分かりのように、とっさのニーリングが安心して出来るとことは大事だと思います。
その意味では F の数少ないゲーム参戦を支えてきたニーパッドです。

同型の黒も持っていましたが、ザバゲーデビューの友人の息子に進呈しました。









本職さんの写真ですが、その前に ポリフォト等ではニーパッドをしていない方が一番多い ように思います。

右の方はハッチと思われるニーパッドをつけていますが、左の方は無しですね。
そして右の方はホルスターのバンドをクロスさせています。

それにしても雨の風情が渋すぎる写真です。






RICOH GR


ドイツ LE をやるにあたって黒いニーパッドが欲しかったのですが、ブランド信仰に負けてアークテリクスを入手しました。
アークテリクスの場合はニーパッドではなく、ニーキャップと称しています。

LEAF と呼ばれるこのシリーズは“Law Enforcement & Armed Forces”の略でありまさにふさわしい製品です。






RICOH GR


ひと目で分かる非常に特徴的な形をしています。
膝のお皿は上の丸い部分にすっぽり収まる事になります。

右足にはアークテリクスのシンボルである始祖鳥の化石、左足にはメイド・インの文字が見えます。
一見かの国のように見えますが、メイド・イン・カナダですよ(笑)






RICOH GR


装着感はひたすら良いです。
硬そうに見える素材ですが、クニャッと手で曲げられるくらい柔軟性があるんです。

上側のバンドは伸縮するゴム製、下側のバンドは伸縮しないタイプでズレ防止に効果があります。
耐久性はわかりませんが、装着感はとにかくナンバーワンです。







本職さんの装着写真は非常に数少ないです。
これはバイエルン SEK の写真でグロックにフォーカスが行ってますが、右側でヘルメットを持っている方がそうですね。







個人的に有名なのがこの重武装の方。
バイザーストック付きの MP7 ですが、アークテリクスを購入しようか迷った時に後押ししてくれた方(笑)です。





RICOH GR


再掲ですが F の最近の装備です。
そうしてアークテリクスのニーキャップを入手したのですが、個人的にどうもしっくり来ないんです。

もちろん機能的には何の文句もなく単に見た目の問題ですが。
なにかニーキャップが浮いているように見えるのです。







RICOH GR


で、性懲りもなくハッチの別バージョンをポチしましてそれが週末に届いたのです。

X型の分厚い樹脂が固めるコンパクトなニーパッドです。
裏面は膝に当たる部分に滑り止めが施され、全体はクールマックスという通気性を考慮した生地が使われています。

その意味でダマスカスのニーパッドもカッコイイのですが、あまりに接地面積が広く蒸れそうなので躊躇しました。







RICOH GR


装着した写真です。
ハッチのロゴを上に、バンドを止めるフックを外側にというのがマニュアルのようです。






RICOH GR


横から見ると特徴的なフォルムがよく分かります。
前の 2 つと異なり膝を曲げた状態を重視してるように思えます。

アークテリクスのような柔軟性は皆無ですが、その分ガッチリした安心感があります。
バンドは上下ともゴム製で、しっかりとしたフックが用意されており着脱もしやすいです。

ただその曲がった構造からか、真っ直ぐ立つとパッド下部分がスネに食い込んでちょっと痛いです。
バンドの調整やパッド自体の位置を工夫すれば大丈夫だと思いますが。

あと丈夫で硬い構造ゆえ、接地音は大きいでしょうね。
その点あきらかにアークテリクスの方が静かです。

その他 HWI 最新の十字型にも興味があります。








本職さんでは個人的にとても好きな写真で、これからアーマーを装着しようとしている SEK 隊員です。
細身のパンツがカッコイイですし、ダンプポーチやハンドガンのマグポーチの位置もよくわかります。

こういう気負わない格好 (もちろん写真の本人は真剣ですが) が出来るといいなぁ。








一転、こちらはベルリン SEK のフル装備です。
観客がたくさん見ていますので、デモンストレーションかと思われます。

フル装備といってもプロテック+ゴーグルだし、ネックアーマーが無いのでなんとなくスッキリ見えます。
上下かアサルトスーツかわかりませんが、パンツの裾の感じがとてもいいですね。

この写真はサイズも大きく別角度もたくさんあり、いろいろ美味しいポイントが満載なので興味深いです。









最後はニーパッド無しのチーム。

とはいってもパンツの膝部分にはしっかりと厚手のパッドが入ってますね。
最近の BDU では樹脂製のガードが組み込まれれているパンツもありますが、ドイツ LE ではあまり見かけません。

締め付けの無い分こちらの方が動きやすいとは思います。
でもいざ思い切って膝を地面につく時は、怪我防止の観点からもやはりニーパッドは欠かせないように思います。




実利的な事に加え、見た目がどうのと始まるからややこしくなるのです。
まぁそれも含めてこじらせた趣味だからこそ楽しいとも言えます。

つんつるてんの黒パンツをどうにかするか、アサルトスーツ的な物を用意するのかまた悩んでます。
アサルトスーツは特に海外通販の場合、サイズの選定がたいへん難しいと感じています。

それでも下半身の衣装が決まったら、またニーパッド・キャップを合わせてみたいと思います。








人生初ミシュラン

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我々夫婦は喰いしん坊ではありますが、レストランガイドとしての“ミシュラン”には縁がありません。





F が初めてミシュランという言葉を意識したのは、1970年の映画 「Kelly's Heroes」(邦題は戦略大作戦w) です。
テリー・サバラス演じる “ビッグ・ジョー” が部下に向かって「ミシュランガイドを調べろ!」と命じる場面です。

もっともこの時はレストランではなく “モスト コンフォータブル” なホテルを探しての事でした。
ビッグ・ジョーの 「Check the Michelin Guide」 という台詞が妙に頭に残っています。

テリー・サバラスの発音ではミシュランではなくミシュリンと聞こえましたが。







RICOH GR


その映画から数十年、F & F 嫁は長沼のスーパーオートバックスにおりました。





RICOH GR


スーパーというだけあって普通のオートバックスより巨大です。
こちらは右半分で豆電球から自動車本体まで、クルマに関するありとあらゆる商品が販売されています。





RICOH GR


こちらは左半分で 20 個にも及ぶピットスペースが並んでおります。




何故土曜日の午後にスーパーオートバックス (以下 SAB) を訪れたのかといえば…

じつは先週末にアバルトの右前輪が釘を拾ってしまいました。
大きな釘がかなり深く刺さっており、応急処置をしましたがタイヤの交換が必須という状態に追い込まれました。

現在のピレリは納車から履いているタイヤで、丸 2 年、ちょうど 30,000km を走りました。
溝も減ってきており年明けにはそろそろ交換かと思っていましたが、図らずも前倒しになった形です。


アバルトのタイヤサイズは 205/40R17 というやや特殊な大きさ。

第一選択であるディーラーに確認したらピレリの同サイズは 7~10 日ほど取り寄せに時間がかかるとのこと。
ええ~ 応急処置出来たからいいけどバーストとかだったらどうするの?

という訳でタイヤ販売各社を回りましたが、特殊サイズなのでどこにも見当たりません。
メーカーに確認もしてもらいましたが、すぐに出荷できる場所には無いとのこと。

困り果てていちばん大きな量販店である SAB にたどり着いてのでした。


タイヤ担当の M さんはお若いですが対応にそつのないやり手。
選択肢を 3 つ提示していただきました。

1. ピレリ の同品 
2. ブリジストンのポテンザ 001  
3. ミシュランのパイロットスポーツ 3

ピレリは納期の問題から論外で、高いけどすぐ納品されるブリジストン、少し安いけどしばらくかかるというミシュランの実質 2 択でした。
欧州車には欧州のタイヤを履かせたいという変なこだわりからミシュランをお願いすることにしました。

価格もそうですが、前車のチンクエチェントがポテンザだったので別のタイヤを履きたいと思ったこともあります。

ミシュランは M さんの仕事上のパイプを使って関係各所に在庫を調べていただきました。
関東一円にはそのサイズは一組もなく、検索範囲を広げていった結果、何故か福島県に存在していた 2015 年物を抑えることが出来ました。

そのまま応急処置をしてもらい数日間、ゆっくり走行をこころがけて土曜日の装着となったものです。






RICOH GR


第 19 番ピットまで自走しピットインしたアバルトです。
左側にそのミシュランタイヤが積まれていました。





RICOH GR


トップ写真にも使用した、ミシュラン・パイロットスポーツ 3 です。
2 本のレッドラインと新品タイヤの証、ツンツン立った毛がよろしいですなぁ。

思わぬ出費で悲嘆にくれているはずですが、新しいタイヤを見るとワクワクしてしまいます。
カードの利用明細書を見るとそんな気分もすっ飛びますがね。






RICOH GR


お任せしている間に F & F 嫁は同じ敷地にある自分で選ぶタイプの定食屋で遅い昼食です。
焼きたての秋刀魚の塩焼きは旨かったなぁ。

そうこうしているうちに呼び出しの電話が鳴り作業終了です。
20 番ピット上から撮影しましたが下がりきれませんでした。







RICOH GR


左前輪の様子です。

サイドにミシュランの文字が見えますね。
伊仏コラボのアバルトはどんな走りを見せてくれるのでしょうか。

SAB の M さん、ピットの皆さん、ありがとうございました。










長沼を出発した F & F 嫁は 16 号線を上り、アバルト千葉と同じファミリーグループの ジープ千葉 へやって来ました。




RICOH GR


JEEP の新型車である レネゲード を見に来たのです。

 2 つの兄弟車

この時にブログで書いたクルマです。

展示されていたのはオハマオレンジというオープニングエディションの専用色でした。
FIAT 500X と兄弟車だけあって JEEP ブランドとしては異例なコンパクトさ。

ボディはポップですが角ばっているので見切りはたいへん良好です。
この色のレネゲードに女性が乗っていたらカッコイイでしょうね。

メーカーとしても男臭プンプンたるジーププランドをなんとか女性にも認知してもらいたいと思っているのでしょう。





RICOH GR


このオープニングエディションという限定グレードは、1.4L ターボエンジンを搭載した前輪駆動車です。
ここら辺りはやはり 500X 主導の兄弟車と言えましょうか。

そういえばレネゲードはブラジルとイタリアで生産されるらしく、日本へのデリバリーはすべてイタリア産だそうです。
イタリア生産のジープというのもあまりピンときませんが、グローバルな時代って事でしょうな。





RICOH GR


トップグレードのトレイルホークは 2.4L NA で四輪駆動とのことですが、さすがにそちらが品薄だそうです。
個人的にもレネゲードだったらトレイルホークですねぇ。

先のリンク先でも書いた色については、F の好みであるブルーグレイが後々追加されると営業の方が仰ってました。
実際に入ってきたらまた色だけでも見に行きたいと思います。







RICOH GR


その後あちらこちらに寄って 21 時近くになってやっと帰宅しました。

その間、高速道路、一般道と走りましたが、ミシュランの印象はとても良かったです。
ロードノイズもポテンザほどではないですが抑えられており、何よりクイックなハンドルフィールが印象的でした。

残念ながらレッド2本ラインは消えてしまいましたが、ここから人生初ミシュランとともに走っていきます。








思いがけないタイヤの出費で頓挫したアーマー購入計画の犠牲者






秋の「鮮」 “ F 妹と日本酒三昧 ”

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いつものようにいつもの 季節料理 鮮 の記事ですがゲストがひとり。 
9 月末から 10 月頭にかけてカナダで結婚して現在はカルガリーに住んでいる F 妹が来日wしていました。

友人達と京都、親戚回り、F 母と福島、そしてスカイツリーなどハードな日程をこなしておりました。
F はあいかわらず仕事が忙しいこともあり、成田に迎えに行った以外はろくにアテンド出来ませんでした。

なので明日は離日という最後の夜、馴染みの店で魚をたらふく喰わそうと考えたのでした。
留守番しているドイツ系の御主人は魚介が苦手なのでここで食い溜めね。





RICOH GR


日曜 18 時に入店しましたが、あいかわらず賑わっています。
F 嫁は仕事が終わってから駆けつけるので最初はふたりで乾杯です。

この後、日本酒大会を予定しているためビールはグラスで控えめに。





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まずは千葉県が世界に誇る郷土料理 なめろう です。
鯵などの青魚を味噌や薬味とともに叩いた漁師料理です。

個人的にはもう少々味噌が強い方が好みですが、添付されるお酢につけて食べると旨いですなぁ。





RICOH GR


続いては酒飲みの定番 あんきも です。
F 妹は北米での生活が長く、あんきもを珍しがってました。

基本的に内臓系はダメな F 妹ですがこれは大丈夫だったようです。





RICOH GR


なめろう、あんきも、ときていつもまでもビールでいられるわけがございません。
日本酒のお勧めメニューからたくさんの種類を飲みたいからと一合ではなく半合でそれぞれ選びました。

F 妹は 宮城県の墨廼江 、F は 石川県の菊姫 です。
ともに純米酒のひやおろしです。

半合の小さな酒器であらためて乾杯。
そしてなめろうやらあんきもやらが当然のことながら日本酒に合いまくりです。





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F 妹がこの日のオススメお品書きを見てぜひともと頼んだのが キスの海老挟み揚げ です。
新鮮なキスに海老のしんじょを挟んで棒揚げにしてあります。

こんなもの塩で食べたら旨いに決まってます。
ハフハフしながら日本酒で流し込みました。






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半合だと飲むのもあっという間で、F は 静岡県の富士錦 純米原酒 ひやおろしを頼みました。

話と飲み食いに夢中になって撮影し忘れた料理がいくつもあります。
画面左端にボケて移っているのは毎年この季節の絶品、秋刀魚の筒煮 です。

お酢を使って 3 時間じっくりと煮てあり骨までまるごと食べられます。
写真がご覧になりたい方は こちらのリンク をご参照ください。






RICOH GR


お造り はお任せで。
マグロ、ヒラメ、クジラ、アジ、シメサバ、ツブガイ、ホタテ の面々です。

これまた日本酒と魚、原点の組み合わせですな。





RICOH GR


この辺りから仕事を終えた F 嫁が登場するのですが、もう誰が何を飲んだかよく覚えてません。
こいつは 京都の徳次郎 特別純米です。





RICOH GR


F が珍しくこの季節に秋刀魚の塩焼きを頼まなかったのは、先の筒煮とこの 秋刀魚と玉葱の和風マリネ を見つけたからです。
生姜、ニンニク、土佐酢で味付けされた香ばしい秋刀魚は、お酢好き、青魚好きの F にとってまさに絶品。

西の兄者のお言葉をいつもお借りしますが「バケツ一杯食べたい」です。






RICOH GR


パリのレストランでも大人気という噂の 愛知県の醸し人九平次 純米大吟醸です。
いや~これも旨かったなぁ。





RICOH GR


揚げ出し好きの F 妹が頼み、F 嫁も歓喜したのが 海老団子と豆腐のあげ出し です。
これも日本酒とのさぞ相性は抜群でございましょうね。(F 食いそびれ)






RICOH GR


F 妹は最後に 山口の獺祭 磨き三割九分を楽しみました。
こちらも積極的な海外販売により欧州で人気といいます。

じつは F 妹の御主人用にお土産として焼酎と日本酒を持たせました。
いまでや さんで選んだのは獺祭の磨き二割三分でしたが F 義弟がどんな反応を示すのか楽しみです。






RICOH GR


これはオシャレな一皿 大人なポテサラ です。
ゴロッと転がったベーコンとたっぷり黒胡椒、そして皿に描かれたバルサミコソースが美しいです。

もちろん食べても美味でしたし日本酒にも不思議と合います。





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F のお次は 兵庫の日高見 中取り純米ひやおろし生詰です。
日本酒の用語に頻出する「中取り」とか「中汲み」について非常に下世話な話になったのはヒミツです。





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F 嫁が着いたらお願いと頼んであった大好物の 煮穴子 です。
フレームから外れていますが山葵をたっぷりつけキュウリとともにいただきます。

もう日本酒の相性は言うだけ無駄というものです。






RICOH GR


F 嫁が穴子と合わせたのは 石川の天狗舞 山廃純米ひやおろしです。

本当はこの前後に 常陸牛旨味噌焼き~すき焼き風黄身添え なんて絶品料理があったのですが見事に撮り忘れです。






RICOH GR


ここで季節料理 鮮 の女将さんから 山形の十四代 本丸が…

じつは女将さんは拙ブログの読者でいらっしゃって、F 妹の愛犬 モモ ちゃん の事もよくご存知でした。
その飼主がカナダからやって来たということで、ご厚意で最後のひと口づつ (より多いですが) をいただきました。






RICOH GR


その空いた十四代を前に F 妹を囲んで記念撮影です。
三人ともかなり出来上がってます。





RICOH GR


締めは拙ブログでお馴染み 炒めそば を三人でつつきました。
もちろんこれはたいへん美味しいオススメですが…

酔っ払って気づきませんでしたが、秋のお品書きに 秋刀魚 DE サンド なるものがあったじゃないですか!
おそらく秋刀魚を香ばしく焼いてサンドイッチにしたものだと思いますがこれも食べてみたかった~

なぜならこちらで以前に ハムカツサンド を締めに食べてたいへん美味しかったのを思い出したからです。
秋のうちにもう一度トライしたいものです。






RICOH GR


そのまま締めで終わらないのが我々です。
熱いお茶をリクエストして最後の最後に定番 料理長特製のくず餅 です。

これまた恒例の黒蜜たらり写真もワンパターンとはいえフォトジェニックではあります。







RICOH GR


あいかわらず目端の効いた接客と美味しい料理で楽しませてくれる 季節料理 鮮 です。
F 妹もたらふく食べて呑んで日本での最後の夜を楽しんでくれたと思います。

帰り際に F 妹は女将さんと何やら話していましたが、おそらく再訪を約束していたに違いありません。
F 妹が再び来日する際にはまたこちらのお店でテーブルを囲みたいと思います。









POLIZEI デビュー part1

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秋晴れの日曜日。
東関東自動車道千葉北インターチェンジ下りてすぐの CKF 千葉北フィールド での貸し切りゲームに参加しました。

この日はいつもの職場小隊有志と他の 2 チーム、計 3 チームの合同貸し切りとなりました。
参加人数は 30 名弱でヤバイくらい強そうな猛者がいるかと思えば、初参加の方もいてバラエティに富んだ面々でした。



RICOH GR


千葉北フィールドは面積は広くありませんが、インドアとアウトドアが混ざったおもしろい市街地フィールドです。
フィールド内の廃車の他、入り口近くにはこのような PC や四駆が鎮座しており雰囲気があります。





RICOH GR


F の自宅からは 30 分かからないで到着するいちばん近いフィールドでもあります。
8 時に出発したら半前に到着してしまいセイフティーには一番乗りでした。

さらに早く到着していた i 小隊長と M さんがコンビニから戻られ荷物の搬入を始めました。





RICOH GR


9 時を過ぎると職場小隊の他の面々もやって来ました。
右端のチェックシャツが i 小隊長、手前がお世話になっている M さんです。

7 月のバトルシティ でご一緒させて頂いた先輩の U さんも元気に参加してくださり嬉しかったです。
この頃になると他のチームも続々やって来てセイフティーがたいへん賑やかになります。




RICOH GR


これは 真夏のバトルシティ の写真ですが、MP7 を構える F の隣りの S さんが
職場部門の都合で参加できなかったのは残念でした。
その代わりといってはなんですが、S さんの義理のお兄様率いるチームがやって来ました。

そのお兄様がサバゲー団体の偉い方だと知って驚きました。
どうりでチーム全体のスキルが違うわけです。





RICOH GR


さて当日の F の装備ですが、いままで部屋の中でコスプレして喜んでいた ドイツ警察装備 で参加する事としました。
とはいえ グローイン、肩アーマー付きのフルブラック装備 はさすがに重いし暑いと判断しました。

ドイツ地方警察 SEK/MEK でよく見られる私服勤務(ジーンズ等)にアーマーを着込んだだけという状況にしました。
コンシャツは OD か BK でだいぶ迷ったのですが、OD だとなんとなくドイツっぽくないような気がして BK にしました。

肩パッチでお分かりのように、大好きな ハンブルク警察 MEK をイメージした装備です。
まぁあくまでイメージなので細かな相違はお許しください。

上のバトルシティでは SAWTOOTH でしたが、今回は迷いなく GSG9 です。
はい、ブーツの話です。






RICOH GR


お馴染みブローニングのガンケースで持ち込んだのは、VFC/MP5、WE/MP7、TM/Glock17 です。
GBB の MP7 は予備で、もちろんメインは VFC/UMAREX MP5A5 です。






RICOH GR


セイフティーで着込んだ状態を撮っていただきました。
背後は他チームの皆さんでは迷彩服、もしくはカッコいいタクトレ風の装備なのでまぁ悪目立ちすること(笑)

バラクラバの下にはメッシュのフェイスガード、骨伝導ヘッドセットは暑いのでスピーカーマイクとしました。
ニーパッドは HATCH、スリングは TAC SHIELD のワンポイントバンジーでプレキャリのショルダーパッドを通しました。

MP5 マガジンはプレキャリ前面に 3 本、左レッグリグに 3 本のノーマル 6 本です。
G17 マガジンはレッグリグの MP5 ポーチの上に 2 本、プレキャリ前面に善太郎の CB を 2 本の計 4 本です。

ハンドガン戦があると思ったのですが、結局なくてハンドガン用マグポーチはほとんど使用しませんでした。
右レッグリグの大腿部ベルト前面には ハンドカフとポーチ を配しましたがやはり揺れて邪魔で腰が正解でした。

この日は鍵を自宅に忘れてきてしまい、冗談にも手錠をかけることは厳禁となりました。

しかしこうしてみると自分の体格の弱さが主因ですが、上半身のボリュームが圧倒的に不足してますね。
やはりネックアーマー、ショルダーアーマー付きの分厚いボディーアーマーが必要なようです。






RICOH GR


S 義兄様の仕切りでゲームが開始され、まずは小手調べの殲滅戦から。
職場小隊はレッドチームに所属、ハンブルク警察のパッチが赤なのでラッキーでした。

写真はフィールド奥の廃工場に集合しつつあるレッドチームですが、この中で黒単色はすごく目立ちますね。






RICOH GR


トップ写真のショット違いで、手前のインドアフィールドで i 小隊長に撮っていただいた PC とのツーショットです。
アメ車ですけど警察つながりということで(笑)

ご覧のとおり雰囲気のあるフィールドで、上の写真とこの写真は屋根付き、その間がアウトドアの市街地となります。
他にも小さなホテル風の 2 階建てや、細い通路など入り組んでいてどこから弾が飛んで来るか予測しづらいです。







RICOH GR


こちらは CKF でどうしてもやってみたかった クルマの窓越し射撃 の演出(笑)です。
ゲーム開始前に無理言って M さんに撮っていただきましたが、なかなかお気に入りの写真となりました。

じつはゲーム数日前に黒のダンプポーチが無いのに気づき、急遽取り寄せたのですがサイズを間違えました。
写真のように浅く MP7 はおろか MP5 のマガジンでもはみ出してしまいます。

この日は GR 用のカメラポーチとして活躍しました。
もっとも重い装備で動くのがやっとなので写真は少ないです。

職場小隊の集合写真も撮り忘れたのが残念でした。







RICOH GR


ヤラセだけじゃなく MP5 は絶好調でしたよ。
POLIZEI 装備の根源ともいうべきこの MP5 は時間もお金もかかりました。

Be-MAX さんの見事なチューニングで、セミの切れは抜群、3点バースト絶好調、
安心余裕の 2000mAh リポ、弾道もホップ調整後は素直で素晴らしいものでした。

苦労したバイザーストックもヘルメットバイザーこそ無いものの、通常頬付けが難しい
フェイスガード越しに照準するために無くてはならないものです。

小さい頃からミリヲタで水鉄砲、銀玉鉄砲を始めとして半世紀、射撃競技の実を含め
様々な銃を所持してきましたが、その中で間違いなく最高の一丁と断言できます。








この後、昼休憩を挟んで午後のゲームとなりましたが、その時フィールドに F の来客がありました。
その男はフルサイズのデジ一をぶら下げておりました。

そのお話は POLIZEI デビュー part2 にて。














POLIZEI デビュー part2

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POLIZEI デビュー part1よりつづく





RICOH GR


これは事前に自宅で撮った写真ですが当日の仕様はこんな感じでした。

part1 のコメント欄で F 妹から 「ジーンズは目立ち過ぎなんじゃね?」 との疑問が呈されました。
それには以下の動画をご覧ください。



[SEK-EINSATZ NACH FAMILIENDRAMA] -| Mutter schoß auf Tochter ~ Bedrohnungslage ~ Großeinsatz |-


警察署からフル装備で現場に向かう場合と、私服で街中勤務中に現場に直行してその場で武装する場合があります。
動画冒頭で生着替えをしている SEK 隊員はジーンズにトレーナーですし、途中の隊員もそれぞれカラフルな私服です。

一応こういった緊急招集の場合をイメージしているのです。
もっともバイザー付きのゴツいヘルメットはまったく異なりますが。

なので迷彩服に代表される戦場で目立たない‥という意図はまったくありません。
サバイバルゲーム向きではないですし、単なるコスプレと申せましょう。




RICOH GR


こちらはまだまだ未熟なところばかりですがフル装備のイメージです。
秋とはいえ 10 月半ばではさすがにこの格好では蒸し風呂になってしまいますので完全冬仕様です。

黒の意図は法執行対象者に威圧感を与えることです。

いきなりドアが吹っ飛んでゲルマンの 2m 近い連中がこの格好のまま大声で 「POLIZEI!! POLIZEI!!」 と怒鳴りながら
部屋に雪崩れ込んできたら抵抗する気力も失せようというものです。

こちらにしてもサバイバルゲームフィールドでは目立ってしまいますのでやはり警察コスプレですね。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







さて、昼食を食べ終わり午後のゲームが進行中、セイフティーに来客がありました。
拙ブログでお馴染みの AP1 君 が友人と 2 人で見学に来たのでした。

AP1 君といえば F の 従甥 (じゅうせい・従姉妹の息子をこう呼ぶそうです) にして血は争えないゴリゴリのヲタク。
中でもクルマ趣味は凄まじく、忙しい仕事の合間にドイツに飛びニュルブルクリンクを詣でるような走り屋です。

この日もクルマの件で近くまで来たとの事でフラッと立ち寄ってくれました。
AP1 君本人はもとより FPS 仲間でもあるというご友人もサバイバルゲームの現場に興味津々です。

彼はカメラ趣味もあり NIKON のフルサイズ使いであります。
大三元レンズをセイフティーに持込み、F がゲームしているところを何枚か撮ってくれました。




 ※ 本稿の D810 で撮影された写真は AP1 君提供の RAW データを F が現像・加工・トリミングしたものです。
   構図を含め写真としてすべての責は F にあります。







NIKON D810


i 小隊長(左端)を中心にゲーム開始前の職場小隊チームです。
AP1 君が 2 階のシューテングレンジから撮ってくれました。

いやしかしこの装備がいかに周囲から浮いているかがよくわかる画像です。
一応市街地フィールドという括りですが、サバゲーマーは圧倒的に迷彩服が多いですね。

画面右端に少しだけ黒い服が写っていますが、彼は単一黒ではなくクリップテックのタイフォンでした。






NIKON D810


もう一枚は Glock17 にマガジンを装填する F です。
当初はレッドチームだったので赤いハンブルク警察のパッチと合っていて良かったです。

ハンブルク警察 MEK の丸型パッチは結局使い所がわからずに背中のど真ん中に貼ってあります。
肩のパッチは制服警官も使用する一般的なハンブルク警察のパッチです。





  
NIKON D810


トップ写真直後のショットです。
ピストルランヤードに躍動感が出ていて好きな写真です。

本来ホルスターはサファリランドでしょうけど、ブレードテックでも気にしません。
直前のダミーナイフは軽いからいいのですが、更に前のハンドカフ&ポーチはやり過ぎでした。

カッコつけてこの位置にしたのですが、金属の手錠は重いので走るとバウンドしてしまって。
ここはやはり腰ベルトが正解でしょう。

それからあまり使用例は見ませんが、ベルトパッドがあった方が収まりがいいですね。






NIKON D810


こちらは別のゲームで MP5 を左にスイッチしてバリケードに駆け込むところです。
ここで明らかなのは左レッグリグのマグポーチ位置が下過ぎるということです。

MP5 のノーマルマガジン 3 本と、ガスブロハンドガン用 2 本を収納するとけっこうな重さになります。
ストラップの長さはあまり意識していませんでしたが、後日半分ほどにしてみたところたいへん動きやすかったです。

左腰のダンプポーチらしきものですが明らかに失敗でした。
黒のダンプポーチが無いことに直前になって気づき、あわてて注文したのですが長さに気が回りませんでした。

この日はもっぱら GR のカメラポーチとしての使用でした。








NIKON D810


スイッチングといえばタックシールドのショックスリング 2 はとても使いやすかったです。
写真はゲーム中ではなく、開始前に前方の柱を中心にスイッチングの練習中の F です。

バンジー部がショックを吸収してくれるし、プレキャリのショルダー部に直接取り付けているので重量を感じさせません。
本職さんが多用している 3 ポイントスリングではこうはいかないだろうなぁ。

この水平位置からの撮影は、セイフティーとフィールドを隔てるアクリル板越しの撮影となり少し不利ですね。






NIKON D810


午後になると手前のフラッグから奥に攻める場合は完全な逆光となります。
直射日光と日陰の激しいコントラストは写真として難しい物ですが、実際にゲームをしていると風上ならぬ光上はかなり有利です。






RICOH GR


この参考写真は午前中のゲーム中に GR で上の写真とほぼ同じ位置から撮ったものです。
三角屋根の教会直上に太陽が位置し、こちらからはほとんどまともに策敵することができません。






NIKON D810


この時も教会下からピンポイントでヒットされました。

撮影位置からフィールドは奥に伸びているため、交戦中の写真はなかなか撮れません。
結局正面からの写真はヒットされてしょんぼりと帰ってくる時がシャッターチャンスとなります(笑)

比較的狭い市街地フィールドということでハンドガン戦があるかと思ってました。
ハンドガン用のマグポーチはレッグリグの2ポーチの他、プレキャリ前面の空きにもう2ポーチ増設しました。

黒が無かったので ゼンタウロンの CB を使いましたが、色のアクセントでいい感じです。
もっともハンドガン戦は結局無く、重量を増やしただけのお飾りと化しましたが。






NIKON D810


i 小隊長をバックアップするべく行動をともにする F です。
プリキャリ背面はユーティリティーポーチ、その上に止血帯と簡易手錠です。

フラッシュバン関連はポーチも含め課題としたいと思います。






NIKON D810


その i 小隊長は迷彩 T シャツの軽装に MASADA でした。
上下逆に取り付けたファストマグのポーチからカッコいいですね。






NIKON D810


そして職場小隊のゲームにいつも参加してくださるガチ自衛隊装備の方。
一挙手一投足がなんだか本職さんみたいで本当にカッコいいんですよ。

この日も奥フラッグからセイフティー側のフラッグに攻め上がる際、最後単独でフラッグゲットしたのですが、
その際の周辺クリアリングがあまりに見事でセイフティーで見学している連中から歓声が上がりました。

装備もしっかりしていかつ動けるというのは理想のゲーマーですね。







NIKON D810


もうこんな感じでほとんどシルエットですね。
手前のフィールドには屋根があり日陰、奥は午後の日差しが直接降り注いでいるからです。

アンダーアーマーのバラクラバの下にはメッシュの金属マスクを装着してますのでシルエットがよく分かります。
本当は直接バラクラバを被りたいのですが、口周りの被弾防止には確実なので捨てがたいです。

あと口とバラクラバの間にスペースができるので呼吸がものすごく楽です。
ゴーグルは曇りますが、曇るのを前提にしてフォグテックをバッチリ塗ってますから視界不良にはなりません。






NIKON D810


最後の方でチーム再編があり、イエローチームに所属換えとなりました。
ハンブルク警察パッチの赤い部分にイエローバンドを巻いて隠します。

MP5 はお昼休みにバッテリーを交換しましたが、その必要がまったくないほど好調でした。
特に 3 点バーストは本当に楽しいですね。

ノーマルマガジンを 6 本持って行ったので、そこそこマグチェンジも楽しませてもらいました。
いちいちマグポに戻していたので、ダンプポーチはちゃんと考えなければ。



F 嫁はこの SWISS EYE のトレーニングヘルメットのシルエットを「キノコ」と呼んで面白がってました。
確かに F の巨大な頭 (中身はスカスカですが) に合うのは外人さんでもあまり必要としない XL サイズでした。

じつはハンブルク警察の本職さんも一部しようしている PRO-TEC のヘルメットを注文してあったのです。
しかし例によって例のごとくザウルハイム~フランクフルト国際空港でもたついて数日に合いませんでした。






RICOH GR


後日到着した PRO-TEC ACE WAKE ヘルメットです。
SWISS EYE より肉薄でスッキリしたシルエットをしています。

これならキノコとは呼ばれないかな。

サイズはなんと XXL 。
XL までは潤沢に流通しているのですが、XXL の入手には苦労しました。

結局ドイツのとあるショップから取り寄せたのですが時間がかかってしまいました。
先方の不手際もあり、本当は ACE WATER を注文したのですが、届いたのは ACE WAKE でした。

イヤープロテクターのオプション付きで少し高いんですが何故か追徴はされませんでした。
頭の小さい外国人には売れず XXL は不良在庫と化していたのかもしれませんね(笑)







RICOH GR


結局この日は最後の 1 ゲーム、ターミネーター戦を除いてほぼ終日バラクラバとヘルメットで過ごしました。
前日まで最初の数ゲーム限定かと覚悟していましたが、これはちょっと自信になりました。

もちろんバラクラバは汗でびっしょりでしたが、フェイスマスクのおかげか不思議と不快感は無かったですね。
とはいえこの時期から2月~3月あたりまでが POLIZEI シーズンでしょうか。








NIKON D810


AP1 君とご友人は数ゲーム観戦して先に帰りました。
元々 FPS 好きでもあり、トイガンも所持する AP1 君は大いに刺激を受けたようです。

他チームの M4 使いの皆様にもお話を聞いたり銃を持たせてもらったりしました。
Key Mod 好きとはさすが現代っ子だなぁ。

写真は奥のフラッグへと向かうイエローチームの F です。
少しでも緑があると本当に悪目立ちしますな。





NIKON D810





という訳で脈絡もなくだらだらと写真を紹介しました。

撮影してくれた AP1 君どうもありがとうございました。
本来の意図と異なる仕上がりになっていたら申し訳ありません。

それにしてもやはりデジ一の写りは良いですね。
いかな APS-C とはいえコンデジの GR ではそもそも被写体に寄ることができませんから。



今回のゲームは POLIZEI 装備のデビュー戦であると同時に、MP5 のデビューでもありました。

バイザーストックの個性的な姿と、シュアにはないノーマルハンドガードからニョキッとライトが生えたような
シルエットのレーザーデバイスのハンドガードはやはり好みです。

この MP5 を活かして POLIZEI 装備をもっと充実させていきたいと思います。
まぁそれに反比例してゲームではどんどん弱くなっていきますが、ドイツ LE のコスプレイヤー としては気にしません(笑)











さばそぼろ

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FFree キッチン のカテゴリーは F の料理が多いのですが、日常的にはもちろん F 嫁も作ります。
掲載許可が厳しいのでなかなかご紹介できませんが、今回はその F 嫁作 です。




料理研究家の栗原はるみさんの名著に ごちそうさまが、ききたくて。があります。


RICOH GR


いわゆる家庭料理ですが、どれも美味しく写真もキレイなので続編とともにウチではよく活躍しています。




その第一番目のレシピが本日のお題 さばそぼろ なのです。
著書の最初に持ってくるということは相応の思い入れがあるということでしょう。


RICOH GR


さば、にんじん、玉ねぎ、干ししいたけ、しょうが、万能ねぎ、他はしょうゆ、酒、みりん、砂糖、みそが材料となります。




夫婦揃ってこのさばそぼろが大好きなんですが、今回 F 嫁にお願いして作ってもらったのはきっかけがあります。
我々夫婦と 10 年にも渡って仲良くしてくださってるお嬢さんが SNS に さばそぼろ弁当 の写真をアップしたのです。

曲げわっぱに詰められたさばそぼろ弁当は超絶的に美味しそうで、矢も盾もたまらず F 嫁にリクエストした次第です。






RICOH GR


F が休みの前夜、F 嫁がさばそぼろを作ってくれて翌朝まで冷蔵庫で寝かされておりました。
F 嫁を仕事に送り出した後、いそいそとご飯を炊いて熱々の白米にさばそぼろをどーんと載っけて さばそぼろ丼 の完成です。

しば漬け、ホウレンソウ、卵焼きは前述の曲げわっぱさばそぼろ弁当を真似したもの。
彼女のお弁当には手製の卵焼き、絹さや、紅しょうががトッピングされ、その色合いがとてもキレイだったのです。

万能ねぎを切らしていましたが盛りつけてみました。
トップ写真を見るとスプーンでほぐされたさばの身とともに、にんじん、玉ねぎ、干ししいたけの具が見えます。

F 嫁は材料をみじん切りにするのが嫌いじゃないようです。





RICOH GR


後はカッコつけて用意したお箸じゃなくてスプーンでひたすらかっ込むのみです。
嗚呼~しみじみ旨いな。

レシピの通り味付けはシンプルですが、鯖の旨味が見事にハマりいくらでもご飯が入ります。
ツイッターでも書きましたが最後の晩餐を選択できるならこれにするかもしれません。

日本人でこれが嫌いな人はまずいないんじゃないかなぁ。

青魚が苦手な人でも大丈夫ですので、新鮮な生鯖を手に入れてぜひお試しください。
曲げわっぱでなくともお弁当にも絶対のオススメです。










すし藤乃

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先日 F が仕事でお世話になっている方に連れて行っていだたいたお寿司屋さんです。
美味しかったので写真付きのメールを F 嫁に入れたのですが、そしたらまぁこうなりますわな当然。

というわけで土曜日、仕事帰りに F 嫁と待ち合わせしてレッツゴー。




RICOH GR


駅からすぐの立地、ネタの写真あり価格明示の親しみやすい すし藤乃 です。
とはいえ F 嫁と回らないお寿司屋さんはずいぶんと久しぶりなので楽しみです。

じつはこの写真撮影位置から振り返るとそこは もぢ ょい有限会社 なんです。
ウチがこの藤乃にたどり着かなかったのは、手前に旨くて安いもつ焼き屋さんがあったからですね(笑)





RICOH GR


土曜日の 20 時に入店、カウンターの左端に陣取ります。
まずはハイボールとチューハイで乾杯。

F の白州ハイボールは旨かったですねぇ。






RICOH GR


F 嫁がまず目をつけたのは 白子ポン酢 でした。
あん肝と白子は前菜の定番ですよね。





RICOH GR


続いてはお任せで お造り を。
F が青魚LOVEなので秋刀魚としめ鯖はもちろん入ってます。

二切れしかないしめ鯖をうっかり F が食ってしまったので F 嫁やや切れです。
しかし鯛の皮目を炙ったものがめっぽう旨く、機嫌を持ち直しました。





RICOH GR


お造りとくれば当然日本酒へとシフトです。
まずは 浦霞 特別純米生一本(宮城県) をいただきました。

しかし魚、山葵醤油、酒ってどうしてこんなにも美味いんでしょうね。
つくづく日本人に生まれて良かったと思うわけです。





RICOH GR


揚げ物はど真ん中、フグの唐揚げ を頼みました。
手前に塩が盛られていてちょんとつけ、ハフハフいいながら食べて浦霞で流します。

美味しい以外に語彙がありません。





RICOH GR


焼き物はかます塩焼きと迷いに迷って 太刀魚塩焼き にしました。
もう言葉は要らりません。この形の枕が欲しいほど好きです、旨いです。






RICOH GR


焼き物その 2 はひと捻りして 鮪のほほ肉串焼き 2 本にしました。
ねぎまで焼かれた大ぶりなほほ肉はジューシーでネギとの相性も抜群です。






RICOH GR


こんな美味いものが続いたんじゃあっという間に酒も無くなります。
続いて頼んだのは 司牡丹 超辛口 (高知県) です。

浦霞は少し甘めだったので若い職人さんに辛口をとリクエストしたらこれを推されました。
彼は自店のラインナップ中、これがいちばん好みだそうです。

土佐の辛口、たいへんスッキリしてしてこれから頼む濃い口二品にピッタリでした。





RICOH GR


藤乃は一品料理も充実していて、魚以外でと頼んだのは 牛すじ大根 です。
よく煮込まれたトロットロの牛すじと、味染み染みの大根が素晴らしく旨いですな。

肉じゃがや牛モツ煮もあったので次は頼んでみたいです。





RICOH GR


煮物で小キンキと迷ったのは ソイの煮付け です。
ソイというのはメバルの仲間らしいですが、この時期から春先までが旬だそうです。

身離れもよく濃い目の煮汁が白身を引き立てます。
 




RICOH GR


ソイの煮付けをつまみに司牡丹を空ける F 嫁です。
まぁ濃い煮魚の汁と超辛口の司牡丹の相性は抜群で、F 嫁のこの表情も止むを得ないでしょう(笑)





RICOH GR


お新香の盛り合わせ ですが、F 的にキュウリの漬かり加減がベスト中のベスト。
浅漬け、古漬けの中間からやや古漬け寄りという絶妙なラインです。





RICOH GR


そこに頼んでいた 自家製塩辛 が届いてこのショットとなりました。
お新香、塩辛、日本酒だけでもいいですな。






RICOH GR


この後カウンター上をあらかた片付けると大きな湯呑みで熱いお茶が供されました。
お茶を飲んでさあ帰ろう‥となるはずもなく、喰いしん坊の F & F 嫁はシメの握りに突入するわけです。

和食の店ではここまで食べられてもにぎり鮨はなかなか食べられませんからね。
握ってくださるのはカウンター内にいる店長さんです。





RICOH GR


とはいえある程度の量を既にたべているので厳選して。
まず F の好みである青魚三昧。

左から 小肌、生鯖、秋刀魚 です。




RICOH GR


この時期は 秋刀魚 の最盛期ですね。
間違いなく美味いです。





RICOH GR


F 嫁が好きなのは 小肌 です。
これもシメ加減が絶妙だったそうです。






RICOH GR


F 嫁がこだわるのは ウニ です。
F はあまりウニやイクラは食べませんが、F 嫁は大好物ですので一貫だけ。






RICOH GR


最後は 炙り三兄弟 です。
手前からエンガワ、鯛、ハマチのハラスです。





RICOH GR


エンガワの炙り はいちばん想像しやすい味でしたが、もちろん美味でした。





RICOH GR


鯛の炙り はお造りに入っていた時は皮目だけでしたが、身も炙ってあります。





RICOH GR


炙る前に塩を振られており、醤油を使わずにそのままパクリと頬張ります。
うむむむむ、旨い、旨すぎる。

炙り三兄弟の頂点は鯛…かと思いきや、





RICOH GR


最後に待っていた ハマチのハラスの炙り には完全にノックアウトされました。
ご覧のとおり脂の多い部位ですが、炙ったことによって香ばしさが勝り美味しく食べられます。

これも塩が振られてますのでそのままいただきます。
う~ん旨いね、と隣を見ると F 嫁も悶絶しています。






RICOH GR


このままシメてもよかったのですが最後に醤油の味が恋しくなり、手巻きで トロタク 巻き を頼みました。
手巻寿司用のスタンドに乗って登場したトロタク巻きはさっぱりしていて美味しかったです。

これでふたりともお腹パンパンで大満足になりました。




F 嫁は初めて訪れたお店でしたが、たいへん気に入ったようです。
F 嫁が気に入ったということはリピートありということです。

途中から酔っ払って計算も曖昧でしたが、会計はふたりがこれくらいだろうと予想した額を大きく下回っていました。
帰りには若い職人さんだけでなく店長さんの入り口でお見送りしてくれました。

すし藤乃、お品書きも豊富でまだまだ試してみたい品がたくさんありました。
遠からず再訪する予感がしています。













運転免許証更新におけるささやかな勝利

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ホットハッチを駆るわりに安全運転な F です。
やって来ました 5 年ぶりの運転免許更新。

誕生日ですから仕方ないのですが、仕事でテンパってる時期に来るので困ったもんです。
平日 15 時までに運転免許センターとやらに行くのはまず難しいので、本日日曜日に行ってきました。



拙ブログで運転免許更新といえば、ちょうど 10 年前のこの記事。


免許センターで一悶着  2005.12.11


駆け出しブログ書きだった F としては反響が大きかった記事です。
といってもその内容はお粗末。

要するに運転免許更新の写真について免許センターで駄々をこねたというアホらしいお話でした。
まぁお時間を無駄にしてもよいという奇特な方はリンク先をご覧ください。






RICOH GR



雨の日曜日、千葉県運転免許センターへとバスで向かいました。
受付は午前 8 時半からとあったので、早めにと思い 7 時半に到着して唖然。




RICOH GR



すでに 100 人以上並んでるじゃないですか!
やはり日曜日は混むんですね。

なし崩し的に8時前から受付けスタート。
ジリジリ列は進んでようやく F の番になりました。




RICOH GR



話の前に、これが今回返納する F の旧運転免許証です。
リンク先をご覧の方はお分かりだと思いますが、写真が白黒なんです。

何の役にも立たない F のこだわりは 運転免許証の写真をモノクロにする ことなんです。

即日交付の運転免許センターで強制的に撮影される写真はカラー写真です。
法律ではカラーまたは白黒写真となっており、どちらでもよいことになっています。

写真写りがどうのこうのという理由ではないんです。
ただ単に一番最初の免許証が白黒写真だったので、それを引き継ぎたいという意味のない話なんです。



なので F の免許更新はいつも地元の警察署でした。
モノクロ写真を持込み、講習は後日別の場所でという面倒を甘受してもそれを貫いてきました。

F 嫁に言われるまでもなくアフォですがね。





今回も免許更新のハガキが届き、また写真撮って警察署に行かなきゃなぁと何気なく見た一文に飛び上がりました。



RICOH GR



己の目を疑うというのはまさにこの事だと思いました。
あれほどまでに頑なだった運転免許センター様が 「持参写真での免許作成を希望される方」 と折れてくださったのです!

2005 年の一悶着から 10 年。
長年の啓蒙と闘争が実ったのか、持ち込み写真が可能となるという快挙を勝ち取ったのでした。

その証拠がこちら。





RICOH GR



左は旧免許証、赤字で写真とスタンプされた上に小さなビニールに入った持ち込み写真が入ってます。
もちろんモノクロ写真です(笑)

持ち込み写真の裏には氏名、生年月日、撮影年月日を記入します。
いつもは渋々払う 3,000円の証紙も、この日は心軽やかにお支払いしました。



視力検査の長い長い列をクリアすると、次は写真撮影となります。
そこにも長い列ができていましたが、係員の方に写真スタンプを見せるとその列をすり抜けて先に進めるのです。

う~ん、ざっと30人は抜かしましたかね。

その後は教室に押し込まれ、30分の優良講習を拝聴。
交付窓口で番号を呼ばれ、朝列に並んで 2 時間半後に新免許証を手にすることができました。

それがトップ写真です。




まぁ歳相応のオッサンが写っている美しくもない写真ですが、大満足の免許更新となりました。
平成 33 年といえばオリンピックの翌年、日本はどんな国になっているのでしょうね。











バッハ・コレギウム・ジャパン 第115回定期演奏会 W.A.モーツァルト : ミサ曲

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珍しく土曜日が休みになった F が、F 嫁と初台の東京オペラシティコンサートホールへと向かいました。
期待大の演奏会を聴きに行く為です。

そもそもの出会いがバッハの宗教音楽だった 故、F & F 嫁はともにキリスト教の音楽が大好きです。
ふたりとも実家は日蓮宗なんですがね(笑)


バッハ・コレギウム・ジャパン 第115回定期演奏会 W.A.モーツァルト : ミサ曲


その名の通り J.S.バッハを本流とするバッハ・コレギウム・ジャパン (BCJ) ですが、
他作曲家の演奏にも定評のあるところです。
モーツァルトの演奏は 2006 年から始まっており、幸いにもその最初を聴くことができました。


初めてのモーツァルト 2006.12.18


佐倉市民音楽ホールでの演奏会で、ヴェスペレ&レイクエムという当時 F の二大好きな曲という幸せでした。
リンク先を見ると拙い感想ながら当時の感動が蘇ります。

その後もレクイエムは再演されているようですが、久しぶりの BCJ モーツァルトに興奮を隠せない F です。



今回はいつもお世話になっているトミーさんの御厚意でこの演奏会のチケットを手にすることができました。
結果、素晴らしい音楽を聴くことが出来、トミーさんには感謝、また感謝なのであります。





さて肝心のプログラムは…

雀のミサ K.220
エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ) K.165

休憩

ミサ曲 ハ短調 K.427

というオールモーツァルトの宗教曲、名曲揃いのプログラムです。
特に後半のハ短調ミサは大大大好きな曲なので本当に嬉しく思います。

そしてソリスト他は‥


ソプラノ:キャロリン・サンプソン
アルト:オリヴィア・フェアミューレン
テノール:櫻田亮
バス:クリスティアン・イムラー

管弦楽・合唱 : バッハ・コレギウム・ジャパン
指揮 : 鈴木雅明


BCJ と協演を重ねているキャロリン・サンプソンが楽しみでなりません。






RICOH GR


いつものように強風吹き荒ぶ初台駅を昇って行くと東京オペラパレスです。
この撮影場所から左を向くと、新国立劇場の入り口があります。

オペラシティコンサートホール・タケミツメモリアルはこの先にあります。





RICOH GR


水面に写るオペラパレス東京の文字が面白くて何度もこの場所でシャッターを切ってしまいます。





RICOH GR


オペラシティ定番のサブウェイで食事してから大階段を昇ってコンサートホールへ向かいます。
すると階段の途中でウェデングドレスの新婦と白いタキシードの新郎が記念写真を撮っていました。

ふたりとも若くて美男美女、まるで式場のパンフレット撮影のモデルさんみたいでしたが挙動は完全に素人。
実際に式を挙げてこのロケーションで記念撮影を行っているカップルのようです。

コンサートホールへと向かう人々に祝福されつつ、滞り無くスチル、ビデオともに撮影が終わりました。
ふたりの幸せにあやかりたいものです。







RICOH GR


回り道が多いのが拙ブログの特徴ですがやっと入場です(笑)
あいかわらず美しいタケミツメモリアルで、この写真からちょっと進んで見上げるとトップ写真となります。

自然光 (この日は遮光させていました) が取り入ることの出来る見事な造形ですね。
下半分はシューボックスなんですが、この天井高はたいへん特徴的だと思います。





RICOH GR


トミーさんの御厚情で座った座席は前から三列目!
平地ですが座席が千鳥配置となっており、見難さはまったくありません。

そして F の位置はなんと 4 人並んだソリストのソプラノ正面。
この日のプログラムからしてソプラノが大活躍することは想像に難くなくたいへんな良席です。

オケが先に登場しチューニングの後、合唱団が入ってきました。
椅子の数が 24 席ということは各パート 6 名でしょうか。

いやいや K.427 は各パートが 2 つに分かれるので、パートごとは 3 名です。
大人数の合唱経験しかない者に言わせれば恐怖以外の何者でもありませんね。

まぁ来年はクイケン&ラ・プティット・バンドが各パート 1 名で日本に来襲するみたいですが。

またまた話がズレました。
我らが藤崎美苗先生 は左側のソプラノ 6 人衆の中にいらっしゃいました。

ロパートキナを思わせるベリーショートの髪型は健在。
あいかわらず周囲がパアッと明るくなる華を背負ってらっしゃいます。

拍手とともに夫婦で手を振りますがもちろん気づかれません(笑)







ミサ曲 ハ長調 KV220

「雀のミサ」の愛称で知られる 15 分程度の短いミサ曲です。
所有ディスクも少なく正直あまり馴染みの無かった曲ですが、この日を境に断然好きになりました。

ソリスト 4 名につづいてバッハ・コレギウム・ジャパンを率いる鈴木雅明さんが入ってらっしゃいました。
長めの白髪をなびかせ颯爽と歩くお姿はたいへん若々しく、気力が漲ってらっしゃるのがわかります。

F 嫁はソリストの女性ふたり、特にメゾ・アルトのオリヴィア・フェアメーレンの美貌に注目。

盛大な拍手ににこやかに答え、ソリスト、指揮者が位置につきました。
鈴木雅明さんは観客に背を向けると静かに集中しているようでした。

スッと指揮棒を持たない両手が上がりその位置で静止しました。
観客1,500人超も息を止めてその瞬間を待ちます。


マエストロの全身が躍動する直前、息を思い切り吸い込む呼吸音がハッキリと聴こえたのです。


次の瞬間、渋い造形のティンパニを始めとしてオケのトゥッティがタケミツメモリアルに鳴り響きました。
F はこの一瞬をもってモーツァルトと鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンの魔法にかかったのでした。

なんと美しくキビキビした歯切れの良い音なのでしょう。

コンサート最初の総奏で鳥肌が立つというのも珍しい事です。
マエストロの吸った息が凝縮されて全身からエネルギーとして解き放たれ、オケが一切の迷いなくそれに応えます。

短いイントロ後に登場する合唱にも同じことが言えます。
ミサ曲なので Kyrie eleison Christe eleison (主よ憐れみ給え、キリストよ憐れみ給え)しかないわけです。

それが美しく息もぴったりな合唱団の手にかかるとこれほど活き活きと響き渡るのですね。
続いての Gloria でも合唱団の美しさはますます光り、ほぼセンターなので男声女声の対比が見事です。

ソリスト 4 名はいずれも素晴らしいですね。
中でも本日の主役であろうキャロリン・サンプソンはもろに F の好みであります。

声楽の好みというのは音楽の好みとリンクしており、F でいえばオペラより宗教音楽なんです。
盛大なヴィブラートがかかったドラマチックソプラノはどちらかといえば苦手なんです。

誤解を恐れずにいえばボーイソプラノがそのまま女声化したような透き通る声が好きです。
もちろん大人の女声ならではの表現力がそれに加わるわけです。

キャロリン・サンプソンのソプラノは、短いミサ曲の前半を聴いただけで虜になりました。
その慈愛に満ちた表情もまた魅力的であります。

Credo でのオケのスピード感は素晴らしかったですね。
またそれを導き出すマエストロの指揮が情熱的なんです。

中間部の静謐さも本当に見事でピアニッシモの合唱が天井に消えていく様は思わず天を見上げてしまう程です。
その後はアタックがキリッとしたオケとともにソリスト合唱が一体化した演奏でした。

Sanctus では例の小鳥の囀りに似た弦が鳴ります。
F 嫁にその箇所を手で合図したらわかって納得したようです。

Benedictus ではソリスト 4 人がそれぞれ見せ場を持ちつつ歌います。
バスのクリスティアン・イムラーは髭を蓄えていかにも宗教音楽を歌うにふさわしい魅力をもっています。

声も深みのある腹に響く音量でもっと活躍する宗教曲で聴いてみたいですね。
テノールの櫻田さんも全身を駆使したコントロール自在の美声を聴かせてくれました。

Benedictus が来たということはもう Agnus dei で終わりなわけです。
ミサ曲を聴くといつも思うのですが、Sanctus 辺りでもう終わりなんだと寂しくなるんです。

Agnus deiの最後、dona nobis pacem で冒頭 kyrie の主題が再び奏でられ、短くもチャーミングなミサ曲は終わりを迎えました。
マエストロが音楽を止めた手をゆっくりと下ろすと、客席から万雷の拍手が響き渡りました。

ソリストもオケも合唱団もみな満足そうな表情をしています。
観客としても大満足な十数分で、この後の 2 曲に抱いた期待が何倍にも膨らむ素晴らしい演奏でした。

様々な雀の囀りをもっと聴きたいと思わせるバッハ・コレギウム・ジャパンによる K.220 でした。


 (アーノンクール指揮による同曲)









エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ) K. 165


モーツァルト天才の証明のひとつとされる 17 歳の時に書かれた初期の名曲。
ソプラノとオーケストラの協奏曲ともいわれるモテットでソプラノ歌手の見せ場中の見せ場です。

F はこの曲に関して大好きなソプラノ、バーバラ・ボニーの歌で刷り込まれてます。

合唱団がいったん引き上げ、オケも若干縮小されたコンパクトな舞台で軽快なイントロとともにキャロリン・サンプソンの声が響きました。
一聴して見事に引き込まれました。

ボニーちゃん(と昔から呼んでいるんです。すみません)の声は、例えるなら天上の神様の横にいる天使の声。
キャロリン・サンプソンのそれは、美しさでは匹敵しさらに声に芯があります。

より生身に近い歌声といったらいいんでしょうか。
目の前 5 m で生で歌われているというのも影響してか、たいへん好感を持ちしました。

プログラムのインタビューにもありますが、若い頃からのレパートリーで歌い込んでいるとのこと。
にこやかな表情にもその余裕が現れています。

低音域から一気に駆け上り、一般に玉を転がすようなと称されるコロラトゥーラが美しすぎます。
細かなトリルが連続する時、身体の脇に添えられた右手の指が合わせて小刻みに動くのが見えたのは前方列ならではでしょうか。

連続して終曲のアレルヤに雪崩れ込んだ演奏ですが、ここまでで気づいたのはオケの力強さです。
数多の演奏を聴くとソプラノの伴奏に終止しているものも見受けられます。

鈴木雅明さん統べるバッハ・コレギウム・ジャパンは、キャロリン・サンプソンの美声と渡り合います。
アレルヤ開始からすぐ後、アレルヤと歌う前にオケがドン、ドン、と 2 発短い合奏を入れます。

バッハ・コレギウム・ジャパンのそれはスタッカートの効いたたいへん鋭い 2 音でした。
強いアタックで奏でるからこそ、キャロリン・サンプソンの柔らかいアレルヤが生きるのだと思いました。

もうアレルヤ後半は圧巻の一言でしたね。
ただただ聞き惚れるのみでした。

終演後は盛大な拍手とともにブラボー、ブラビーの嵐でした。




 (バーバラ・ボニー歌唱による同曲よりⅠ.アレグロのみ)









休憩 20 分



RICOH GR


エントランスにあった仮屋崎さんのクリスマスツリーはイマイチ趣味じゃなかったので大階段の上のものを。
この背後で先程の新郎新婦が写真を撮ってます。







ミサ曲 ハ短調 K. 427


最も最初に好きになった宗教音楽は同じくモーツァルトのレイクエム K.626 でした。
短調好きとしては当然ともいえる選択ですが、県民合唱団で同曲を歌ったのが合唱デビューとなりました。

その後ヴェルレクを経て先にリンクしました F 嫁との出会いとなるマタイ受難曲へと続くわけです。
なのでモーツァルトの宗教曲は大袈裟ではなく F の人生を変えたということになります。

映像作品の初期、レーザーディスクでジョン・エリオット・ガーディナーのモーツァルト演奏がありました。
片面にレイクエム、もう片面がミサ曲ハ短調 K.427 だったんです。

当時はレクイエムばかり視聴していたので、ハ短調はずいぶんほったらかしでした。
DVD 時代になって同作品を買い替えた頃からハ短調ミサを聴くようになりました。

聴き込んでいくにつれ、どんどんハ短調ミサが好きになって今では完全に逆転しています。
なので K.427 がメインの演奏会、それも大好きなバッハ・コレギウム・ジャパンとなれば期待値はマックスです。

ましてや前半のプログラムであれほど素晴らしい演奏を聴き、ソリストも万全とあってはワクテカするなという方が無理な話です。







バッハ・コレギウム・ジャパンを率いる鈴木雅明さんが今回の演奏会について語っている映像です。
プログラムの中でも詳細な解説がありますが、実際にマエストロの声でモーツァルトについて聞ける貴重な動画だと思います。



休憩が終わって席に戻ると気づいたことがあります。
オケの椅子が増強されているのは想像しましたが、ソリスト用の 4 脚が指揮台左右ではなく舞台の左右に分かれて置かれていたのです。

この配置を見た時、一瞬ですがガッカリしました。
というのは後半 Sanctus から Benedictus に移行する際、ソリストが移動する間が生じるということです。

何が言いたのかというと後で映像を貼り付けるガーディナー版は、そこを一呼吸だけの間でほぼ連続して演奏するのです。
あまりに愛聴していたのですっかりそれが刷り込まれてしまいました。

なので他の優秀な演奏を聴いても、間が開いていると少し物足りなく感じてしまうのです。
ロランス・エキルベイ&アクサンチュスの演奏は大好きですが、編集で短縮されていてもかなりの間が開いているのが残念です。

まぁ曲や演奏の優劣にはまったく関係のない超個人的趣味の話でした。
もちろんこの日の素晴らしい演奏の価値を 1mm たりとも減じるものではありません。



前半同様、オケが配置についてから合唱団が入場して来ます。
今回はソプラノ、アルト、テノール、バスの各パートが半分づつ左右に分かれています。

美苗先生は向かって右のソプラノ 2 のセンターに位置しています。
センターといってもソプラノ 2 は 3 人しかいないのですが。

要するに真ん中が空いて左右にバス、その外側にテノール、アルト、ソプラノと広がっていきます。
F & F 嫁の座席はほぼ中央ですから、左右幅いっぱいからソプラノがステレオで聴こえることになります。

ソリスト 4 人とマエストロが入場して来ました。
真ん中で挨拶してソリストは左右に、マエストロは指揮台に上り観客に背を向けました。

短い集中からゆっくり手を上げ、K.220 とは違った静かな振りでモーツァルトの傑作ミサ曲は始まりました。


曲が始まって驚いたのはそのテンポがかなりゆっくりだったことです。
古楽器オケは一般的にテンポは速いとの先入観がありましたからけっこう驚きました。

イントロだけでとても印象的だったのは金管、とくにトロンボーンの柔らかい響きです。
3 本とも外国人の演奏家でしたが、トランペット、ホルンはすべて日本人の方でした。

合唱が歌い出すと荘厳な響きが天上高く舞い上がります。
いやぁ本当に鳥肌モンです。

最初の総唱が終わってソプラノだけになるところなど、その透明感に唖然とする程です。
そこからアルト、テノールと重層的に加わっていき、バスとオケのトゥッティが重なる部分では荘厳さに身震いします。

その後合唱がピアニッシモになると、いよいよ天上からの歌声が降りてきます。
K.427最初の落涙ポイント、ソプラノのソリスト歌い出しです。


Christe eleison (キリストよ憐れみ給え)


歌詞はこれだけなのにどうして人はそこに究極の美を聴くのでしょう。
思わず仏教からキリスト教信者に改宗たくなる程です。

キャロリン・サンプソンの歌声は F がまさに理想とする宗教曲のソプラノ。
その声が目前から生で鼓膜を震わすのですから、共鳴して魂も震えようというものです。

クリ~ステ~のクリで充分に巻いているにも関わらず嫌味にならず本当に美しい声、発音です。
タ行、カ行のアタック音もハッキリしていながら優しく見事としかいいようがありません。

低音から高音まで駆け上るコントロールも素晴らしく微塵の不安もありません。
そして大好きな eleison eleison eleison と柔らかく 3 回繰り返し合唱団が弱音で追従する箇所です。

映画「アマデウス」でサリエリがモーツァルトのオリジナル直筆譜を読んでそれを取り落とし、
絶望の淵に叩き込まれるときの BGM がまさにそこのメロディなんです。

もちろん映画ですからフィクションですが、サリエリをして「なぜ神に選ばれたのはあの男なんだ」
と嘆かせるのにふさわしい究極に美しい旋律だと思っています。


曲冒頭から数分でこのペースじゃいつまで経っても終わりませんな。

Gloria ではオケの明快さ、歯切れの良さが印象的でした。
Laudamus te でソロに立ったオリヴィア・フェアメーレンの歌唱も素晴らしかったですね。

Domine deus で聴かせるサンプソン、フェアメーレンの二重唱も融け合って美しい歌声でした。



劇的ではありますが冒頭や終曲の派手さはない Qui tollis はこの曲の中で最高に鳥肌が立ったパートでした。

正直に言えば今までこのパートをどちらかといえば軽んじていしました。
バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏を生で聴いて、音楽的詳細は分からずともここがどんなに素晴らしかったのか再認識した次第です。

劇的なオケの演奏で始まり Qui Tollis と歌う合唱も左右に同じパートを分けた効果が抜群に出ています。

左のソプラノ 1 から始まり、右のソプラノ 2 が加わるとセンターの席では正にステレオ効果。
本当にゾクゾクしました。

そこからオケと合唱が急にピアニッシモになり、強奏が響き終わっていない空間に弱音のソプラノが加わる瞬間はたまりません。
どんどん合唱はクレッシェンドしていきオケも再びアタック強く奏でるところでは、めくるめく音の洪水に思わず目を閉じてしまいました。

再度書きますがこの Qui tollis は本当に素晴らしかったです。



Quoniam ではテノールが加わりソプラノ、アルトと三重唱となります。
女声ふたりはもちろんですが、テノールの櫻田さんも素晴らしい歌唱でした。

後に知ったのですが、櫻田さんは F & F 嫁の縁結びの神である故 A 女史のお知り合いだったそうです。
A 女史がご存命ならば、櫻田さんのお話しをたっぷり聞けたのに…

この曲に関してはテノールと特にバスは活躍の場が少なくて気の毒ですね。

Jesu christe ~ Cum sancto spritu は前半の締めともいうべきスケールの大きな曲です。
合唱の Jesu christe は短いながら荘厳な響きだし、Cum sancto spritu の見事なフーガはいつまでも聴いていたいと思わせます。

フーガ好きなんですよ。
音楽的論理はよくわかりませんが、カッコイイじゃないですか。

最後は Amen の合唱で輝かしくパートを閉じました。




Credo 冒頭ではマエストロの指揮一閃、疾走する弦楽のアタックと木管の響きが見事な対比を醸しています。
何度も書きますがオケの歯切れの良さはとても印象的で、宗教音楽は退屈だつまらないという向きにぜひ聴いてもらいたいと思います。

Et incarnatus est は再びソプラノのキャロリン・サンプソンの見せ場です。
F 嫁曰く、彼女はマリア様みたいだわと。

確かに微笑みを浮かべながら天上の声を発するのを聴いているとそのようにも思えてきます。

フルートが参加しオーボエとともに美しいソプラノをサポートします。
しかし古楽器の木管の美しさといったら何と表現したらよいのでしょう。

そもそも言葉で伝えるのは無理なので、ぜひともコンサートホールでその響きを聴いて欲しいと思います。

Sanctus のトゥッティが鳴り響くと曲ももう終わりが近づいてきたということで悲しくなります。
とはいえお歳を感じさせないマエストロの情熱的な指揮で、オケも合唱も燃え上がってよう感じます。

一瞬の休止の後、Hosanna が始まりました。
これまた超絶にカッコいいフーガなんです。

ソプラノが高音から駆け下りてきて再び舞い上がる速いパッセージを歌うところは本当に好きです。
それが耳の左右から飛び込んでくるのですからこの上ない幸せです。

in eacelsis の連呼で Sanctus のパートが終わりました。

前述した「間」ですが、やはりソリストが中央に集まってくる時間だけ間はありました。
でもオケもマエストロも臨戦態勢のままでソリストが揃うとすぐに Benedictus が始まりました。

バスのクリスティアン・イムラーはこの瞬間まで一声も歌っていなく気の毒でしたが最後に素晴らしい響きを聴かせてくれました。
彼は風貌からしてイエスっぽいですし、その豊かな声量で受難曲等でも聴きたいですね。

この 4 人の四重唱は文句のつけようもなく美しく見事なハーモニーでした。


再び前述した大好きな合唱ソプラノのパッセージが登場し、Hosanna in eacelsis の合唱で全曲を締めくくります。
最後の in eacelsis 部分は演奏によってはゆっくりテンポを落としていわゆる見得を切る場合もあります。

バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏はほとんどテンポに変化がなく疾走したまま終わりを迎えました。
マエストロの熱量高い指揮からすれば個人的にも大賛成なところです。

この日の観客はマナーを心得た方ばかりで、フライング拍手やブラボーもなくマエストロの両手がゆっくり降ろされてから嵐のような拍手が沸き起こりました。

カーテンコールも気持ちのよいものでした。




 (前述のガーディナー版)








RICOH GR



演奏が終わって退場するオケや合唱団の皆様が下手へ退場していきます。
ステージ前に駆け寄って美苗先生にアピールしましたが残念ながら気づいていただけませんでした。

F & F 嫁が知り合った県内老舗のアマチュア合唱団にヴォイストレーナーとして来て頂いたまだ学生さんだった美苗先生。

その後、同合唱団の指導を引き継ぎ、我々夫婦が不義理にも退団した後もご指導を続けて頂いています。
バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーを始め、プロの声楽家としてご活躍です。

この日は久しぶりに合唱の中とはいえ美苗先生の美声を聴けて嬉しかったです。
この F の心眼ならぬ心耳ではハッキリと分かりましたよ、ソプラノ 2 の中から響く美苗先生のお声が。



そのバッハ・コレギウム・ジャパンが演奏するモーツァルトは本当に素晴らしかったです。
ハ短調ミサ曲 K.427 は数多聴いて来ましたが、個人的には間違いなく本日の演奏がその No.1 です。

K.220 の魅力と、K.427 Qui tollis の深みにも気づかせてくれたマエストロにも感謝します。
是非レクイエムに続くモーツァルト第 2 弾のレコーディングとしてこの日のプログラムをご検討ください。

そして演奏者の息遣いが聴こえる良席をお譲りいただいたトミーさん、本当にありがとうございました。
音楽に造形の深いトミーさんが同じ席で聴いていたら、このブログの何倍も素晴らしい感想をお書きになると思います。

それは叶いませんでしたが、拙い感想によって昨日の演奏を心から楽しんだ一端でもおわかりいただけたらと思います。




最後に、バッハ・コレギウム・ジャパン大好きです。










ドイツLE風装備の変遷 3

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ドイツLE風装備の変遷 2 の続きです。






小雪舞う中で MP5 を構える ハンブルク州警察 MEK とされるこの方にビビッと来たのがちょうど一年前。
それから試行錯誤、紆余曲折あって現在はこのような状態になりました。





RICOH GR


前回と異なっているのは SWISS EYE のトレーニングヘルメットが PROTEC になったことと、
ニーパッドがアークテリクスからハッチに変わったことです。

あとは MP5 のスリングが例のヒモから 3 ポイントスリングに変わりました。
変わっただけでまだまったく上手く捌けません。

でもトップ写真の様に水平で銃を維持するのはワンポイントでは無理ですね。





RICOH GR


何度も書いていますが、ハンブルク MEK 独自のリボルバーは当初から諦めていました。
ドイツ LE としては無難な GLOCK 17 でお茶を濁してあります。






RICOH GR


背中側は至ってシンプルです。
POLIZEI 印はベルクロからはみ出す特大サイズです。



アーマーがあいかわらず現実とはかけ離れた物ですが、実物は入手が難しいでしょうからね。
本当はこういうのが欲しいのですが…




ショルダーアーマーは写真によってあったり無かったりですが、ネックアーマーの出現頻度は高いですね。
なんとかネックアーマーっぽい造作を加えたいものです。






F 嫁に撮ってもらった一部の写真をツイッターに上げたところ、初めての方からご指摘をいただきました。
「ニーパッドが左右逆です!」 と。




RICOH GR


よくよく見ると‥あちゃ~確かに上下は合ってますが左右が逆でした。
取付けベルトのフックは左右とも外側に位置するというのが正しい装着法です。





RICOH GR


9 月 27 日のブログ記事 ニーパッド の中でわざわざ上下左右についての言及があったのに。

装備を付ける際はなにかと気ぜわしく、いつも何かを忘れたり間違えたりしてしまいます。
本職さんは間違えたでは済まない問題ですからもっと緊張感を持ちたいですね。

フィールドでの「指摘おじさん」には遭遇したことはありませんが、SNS やブログでの指摘はたいへんありがたいです。
周囲に POLIZEI をやっている方がいないので、独りよがりになりがちですから。






RICOH GR


間違えないようにニーパッド内側にレフト・ライトの印をマジックで書きました。
一瞬、左・右と漢字で書こうかと迷ったのですが、ついカッコつけてしまいました。

ええとレフトっちゅうのは‥左だな。
と、一瞬のタイムラグが生ずるのは覚悟の上です(笑)






RICOH GR


ドイツ警察 SEK/MEK に憧れて約一年。
各方面のご協力を得て MP5 は思い通りに完成しましたが装備はまだまだです。

まだまだ軽装でしたが先日初めて フィールドで PLOLIZEI を着てみました。
ブンデス勢の諸先輩方のように詳しい考証もなかなか出来ませんが今後もぼちぼちやっていきたいと思います。


じつは最近隆盛著しい米 LE 装備の方のご紹介で、現在ある小道具を制作していただいてます。
変な注文なのでご苦労をかけているようですが、完成したら持って F 嫁に写真を撮ってもらいます。












タレ目とツリ目

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ここ数ヶ月、毎週日曜日にブログを更新しているのですが、2週続けて同じカテゴリーは避けてきました。
ましてや拙ブログでもっとも評判の悪い 「サバイバルゲーム」 カテゴリーですから問題です。

まぁ仕事も連年の如く忙しくて週一回の休日である日曜日にそうそうイベントも外食もありません。
とはいえポチッとしてブツが届くのは曜日に関係なく、黒い話題続き ですが御容赦ください。







RICOH GR


さてずらりと並んだ黒い布。
LE (警察等の法執行機関) 装備には欠かせない黒のバラクラバです。

一般的には「目出し帽」と呼ばれ、どちらかと言うと法執行機関とは対極の方々の装備というのが世間の認識です。
法執行機関の職員が職務を執行するにあたり、自身の身元を隠すために非制服勤務の方々には必須となります。

そんなバラクラバですが、左から古い順に並んでいます。

一番左はノーブランドの分厚いバラクラバ。
その隣りもノーブランドでこちらは少々薄手のバラクラバになります。

次の 2 枚は同じ UNDER ARMOUR のバラクラバですが、左が 2014 モデル、右が 2015 モデルとなります。
そして一番右側がつい数日前にやって来た XGO Phase2 のバラクラバです。







RICOH GR


現在愛用している UNDER ARMOUR ですが、デザインは同じですが明らかに生地の色合いが異なります。
複雑な縫製ラインで目出しの上下が別布になっているのがお分かりかと思います。

これが被りやすさを演出しているのですが、それで終わっていればこの記事はありませんでした。







RICOH GR


まず左から 2 枚を並び順に被ってみます。
どちらもサイズが小さくてキツいです。

特に左は布地も厚いので窮屈だしすでに毛玉だらけです。
右も生地は薄手で快適ですが、目出しの窓が小さ過ぎて頭の大きな F にはちょっと無理です。






RICOH GR


で、最近よく使っているが UNDER ARMOUR の 2 枚です。
左の 2014 年モデルと、右の 2015 年モデルで窓の広さが異なりますがこれは自在に調整できるデモです。

基本的に 2 つはほとんど使用感も同じですしどちらも使い勝手が良いです。




であるならば F 嫁に「何枚必要なの?」と疑問を呈されていながらもう 1 枚ポチした理由は何でしょう。








ドイツ LE の一例です。
この方のバラクラバは正中線に縫い目があり、目出しの窓部分がシャープです。

UNDER ARMOUR のバラクラバは鼻から耳上まで伸びる線に対し、目の上側からの布が下がって繋がる タレ目 です。
対して新たに購入した XGO のバラクラバはドイツ LE のサンプル同様 ツリ目 なんです。






RICOH GR


左 UNDER ARMOUR、右 XGO です。
タレ目、ツリ目の意味がおわかりでしょうか。

ミリフォトならぬポリフォトを見ると、ドイツ LE では圧倒的にツリ目が多いんです。
ならばなんちゃってドイツ LE を名乗る F としてはツリ目一択となります。

ただ生地の肌触りや装着感は UNDER ARMOUR の方が薄手だしとても良いのです。
XGO はサイズが大きくて締め付けられる感が無いので助かってますが。






RICOH GR


XGO バラクラバの装着例です。
これは Phase2 といって中厚手の難燃繊維で出来ています。

並べた写真でおわかりのように XGO バラクラバは首下がとても長いです。
激しい動きをしても首の露出が避けられる (難燃の目的があるなら重要) スグレモノですね。

本職のお兄さん達がよくやっている鼻出しを右でやってみました。
まぁこれは彫りが深くて鼻の高い西洋人だから似合う被り方ですね。

ただこちらの鼻出しもツリ目の XGO の方が開口部の構造上、楽ですね。






RICOH GR


そのままヘッドセットを装着してみました。
うーんバイエルン SEK でこんな感じの超カッコイイ写真があるんだけどなぁ。

もっとも彼らはこの上からバイザーヘルメットを被るのでそこから先は真似できません。






RICOH GR


で、ウチで出来る精一杯の軽量ヘルメットを被ってみました。

左は再掲でスイス・アイのトレーニングヘルメットに UNDER ARMOUR、右はプロテックに XGO です。
骨伝導のヘッドセットと X800 は共通です。







RICOH GR


プロテックはスイス・アイに比べてひと回りスリムで、F のデカい頭を強調せずに済みます。
チンスト替えたいんですがヘルメット本体より高いので躊躇しいるのはあいかわらず。

ところで写真の様に X800 をヘルメット上に載せていればまだバラクラバの違いもわかるのですが…





RICOH GR


ゴーグルを装着しちゃうとほとんどわかりませんね。













F 自身はどちらかとタレ目なので UNDER ARMOUR の方が似合うのかもしれません。
でも真似したい、近づきたいという装備趣味の原点に戻ればやはりツリ目でいきたいと思うのです。










イベリコ豚のマスタード焼き

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F 嫁が仕事で遅くなる日、F が夕食として作ったものです。
何も参照していない脳内レシピでしたが、結果はたいへん美味しくここにご紹介するものです。

まぁ豚肉を焼いてマスタードを塗っただけというばそうなんですが‥





RICOH GR


国産豚でも試しましたが、このレシピに関してはイベリコ豚が良いようです。
イベリコの出自に関してはいろいろ議論があるようですが、地方都市の小さなスーパーですから細かいことは申しません。

賞味期限が近づいて 2 割引でしたので 300g のパックを 2 個買い物カゴに放り込みました。






RICOH GR


もうひとつ購入したのは仏マイユ社の種入りマスタードです。
キャッチコピーにある通り、シャウエッセンをパリッと焼いてこれつけると最高ですね。

店内にある 103g の小瓶の上は 865g の大瓶でしたので、この小瓶を 2 個購入しました。

 





RICOH GR


火を着けていないフライパンにオリーブオイルをたっぷりと敷きます。






RICOH GR


そこにイベリコ豚の肩ロース 300g を適当に並べます。
本当は一枚一枚丁寧に敷いた方がよいのでしょうが、男の料理はこの程度です。

このあと軽く塩胡椒しておきます。
まだ火はつけません。






RICOH GR


ここで種入りマスタードを取り出して…






RICOH GR


気付けば何故か瓶が空に。






RICOH GR


まぁトップ写真でバレバレですが、103g のマスタードを一瓶すべてイベリコ豚に塗ってしまいます。
ここでもムラのある部分がありますが、特に気にする必要はありません。

丸々一瓶使ってしまうことに抵抗があるかもしれませんが、豚肉 300g に対してこの量がベストです。





RICOH GR


左に少しだけ写っているのはハチミツの容器です。
そのままでもいいのですが、ハチミツを少し入れるとコクが出ます。

細い糸のように出てくるハチミツ容器で、渦巻状に 2 周ほど回しかけます。
ご想像の通り、ハニーマスタードから連想して適当にやってみたのですがこれが正解。






RICOH GR


その頃、帰ってきた F 嫁はタブレットで世の中の動きをチェック中。
F 嫁が頂いてきたワインを用意しました。






RICOH GR


さてフライパンに蓋をしてやっと火をつけます。
まず最初は強火です。





RICOH GR


オリーブオイルの量が多いし豚肉から脂も出るので揚げ焼きの様になります。
この時点で豚肉にしっかりと強めの焼色をつけるのがコツです。






RICOH GR


裏面にしっかりと焼色がついたら一気にひっくり返して中火に火力を弱めます。
まぁいっぺんに出来なくともよいのですがマスタードが油に触れた途端、盛大にはねます。

なのですぐに蓋をしてください。






RICOH GR


マスタードのはねが治まってきたら蓋を開けてみます。
裏表が美しくありませんが、なかなか旨そうです。

マスタードの酸味が飛び過ぎないうちにそろそろ盛りつけです。
フライパンに残ったマスタードは油を避けてなるべく盛りましょう。





RICOH GR


野菜とともに皿にドーンと載せてみました。
手前の焼色がベストですね。





RICOH GR


イベリコ豚の旨さはしっかり焼いた時に現れるような気がします。
とはいえ真ん中あたりのマスタードとしっとり絡んだところも美味です。





RICOH GR


まだ撮影途中ですが辛抱たまらなくなった F 嫁が箸を突っ込んできますw






RICOH GR


F 嫁様、箸上げにご協力。

その後、食べ始めた F 嫁からもお褒めの言葉を頂戴しました。
いや自分で食べても絶品なんですよこれ。

しっかり焼けたイベリコ豚のカリッとする食感、種入りマスタードの酸味を少量のハチミツが引き立てます。
一回箸をつけると止まらなくなるヤツです。

ただご飯のおかずというよりはお酒のつまみですね。
ワインとの相性は抜群ですが、ビール、焼酎なんでもいけます。

もちろんしっかり焼きさえすれば国産の安心ポークでも大丈夫です。
ただマスタードだけは絶対に種入りをご用意ください。












磯丸水産 24時

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先日、仕事で出席した講習会の帰りに同僚に連れられて行ったお店です。
美味しかったので後日、F 嫁を誘ってみました。

平日の夕刻、ヨドバシ千葉のカメラ売り場と時計売り場を見てから向かいのお店に行きました。



RICOH GR


磯丸水産 さかな貝加工センター は磯の匂いが漂ってくるような造りです。

そして驚異の 24 時間営業!
15 時~16 時のいわゆるアイドルタイムに食事したくなる F & F 嫁にはもってこいのお店なのです。






RICOH GR


元は高級ブティックだった店舗。
入るとすぐ右側に大量の貝類がプクプクしてる水槽があり、その面影はまったくありません。






RICOH GR


平日 17 時前だというのにほぼ満席。
なんとか店の奥に席を確保し、F 嫁も戦闘準備万端です。






RICOH GR


サワーと生ビール でまずは乾杯。





RICOH GR


店独特のコスチュームの店員 (美人多し) さんが「お通しで~す!」と持って来たザル。
小魚と練り物それぞれ 2 種。





RICOH GR


もちろん生の食べるのではなく、テーブルに置かれたグリルで焼いて食べるのです。
とりあえず全種載せちゃいます。





RICOH GR


魚の種類は聞きませんでしたが、焼いて熱々をかぶりつくのは旨いですね。
練り物も焦げ目がついて美味しかったです。






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注文していた貝類、【活】帆立、【活】白蛤(ホンビノス貝)が届きました。
白蛤は大きな帆立の下に 2 個隠れてます。





RICOH GR


そして甲殻類好きの友人がこれのみ食べ続けたという 赤海老の串焼き です。
塩が振られておりそのまま焼いて食べるだけです。





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続いて豪快に焼く イカの浜焼き もすぐに来ました。
なにしろ調理するのは客ですから届くのが早いです。





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そして友人曰く「この店のキモ」であるという 【磯丸名物】蟹味噌甲羅焼 がこれです。
甲羅に入った蟹味噌に秘伝の味なるものを加えてあるという一品。

これが後ほど大活躍するのです。





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待っていても生のままなので、どんどん焼いちゃいます。
蟹味噌甲羅焼は端の方でじっくりと。





RICOH GR


帆立や白蛤は焼き方のマニュアルがテーブルに置かれています。
それに添って貝汁を逃さないように熱い貝殻をこじ開ける F 嫁です。

マニュアルから抜粋は以下。

【1】平らな面を下にして網に乗せます。
【2】パカッと口が開きましたらトングでひっくり返し、ハサミで蝶番(ちょうつがい)のところから貝殻を切り離します。
【3】さらに火を入れ、ホタテから出たスープがフツフツしてきましたら、身を裏返します。
   再びフツフツとし、火が通りましたら出来上がりです。
【4】ハサミでお好みの食べやすい大きさに切ります。まずはそのまま何もつけずにお召し上がりください。

お味が足りないときは、テーブルの貝用割醤油を少量垂らしてください。




RICOH GR


帆立は返すときにだいぶ貝汁を失ってしまいましたが、海老も蟹味噌もなかなかよい焼き加減です。

その美味しそうな海老をトップ写真に使いました。
もちろん頭から尾まで丸ごとバリバリ食べられます。





RICOH GR


大ぶりな帆立が旨そう~





RICOH GR


その後簡単に身が剥がれひっくり返すと帆立から再び貝汁が溢れてきました。
そこに焼き貝専用の醤油が用意されてますがそのままでパクっと。

うーん、美味しい!
貝の旨味、焼きたてのプリプリした肉厚の身がたまりません。





RICOH GR


ここで少し遅れてやってきた 八戸 前沖鯖を使った 〆鯖の炙り です。
店員さんがバーナー持参で持って来て、大きな〆鯖を客の前で豪快に炙ります。

これはフォトジェニックですな。





RICOH GR


炙られたそのまま食べても美味しいのですが、更に網で炙ってから蟹味噌にドボン。
いい感じに火が入ってきた蟹味噌をまとわせて食します。

これがまた超絶品!!

鯖の旨味と蟹味噌の風味が合わさり焼き目の香ばしさも加わって得も言われぬ旨さです。
F 嫁もこれには悶絶&絶賛。






RICOH GR


赤海老はストレートに塩で一本食べてから、二本目はやはりこうしちゃいます。
シンプルな塩味も美味しいですが、こちらは蟹味噌の魔力で異次元の旨さ。

海老好きの S ちゃんがこの様式でひたすら食べ続けたというのも納得です。





RICOH GR


あらかた片付いて網が空いたら イカの浜焼き スタートです。
イカはすぐに火が入りますから焦げないようにしないといけません。

いい感じに焼けたら備え付けのハサミで切っていただきます。
肉厚のイカの身がプリップリでたいへん美味しいです。






RICOH GR


とはいえ蟹味噌の誘惑に抗えるはずもありません。
こうしてイカさえも蟹味噌をつけて食べました。

もう笑っちゃうくらい美味。






RICOH GR


イカの身も旨かったですが真打ちはゲソですね。
ゲソの食感、イカの旨味に蟹味噌のコクが加わりたまりません。

お代わりを重ねたお酒も綺麗サッパリ無くなりました。






RICOH GR


怒涛の勢いで焼いて食べて飲んだ一時間強。
18 時を過ぎてどんどんお客さんがやって来ます。

魚といえばいつもの和食店で繊細な刺し身や洗練された煮物をいただくのですが、たまには豪快な網焼きも素敵です。
焼き肉と違ってテーブルごとの排煙装置などありませんが、煙だらけになることはありません。

アイドルタイムはおろか朝からでも飲める貴重な店です。
F 嫁も気に入ったようですし再訪は必至といえるでしょう。








電池の話

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F log




昼間のアウトドアゲームだとウェポンライトやハンドライトはほとんど必要ないと思います。
インドアや夜戦では活躍の場があるものの、それとは別に子供の頃から懐中電灯好きの F です。

また光学機器に比べ比較的気軽に入手できる実物装備であるライト類はどうしても増えてしまいます。
ま、単純にカッコイイからというのも大きな理由でありますが。



RICOH GR


それら大部分に使用されているのが 123A と呼ばれるこの小さなリチウム電池です。
これは SUREFIRE ブランドの 123A で、多くのライトには純正ともいえる信頼の置ける物です。


ここでトップ写真を御覧ください。


武器庫に収まっているこれらの銃やライト類に使用する 123A は写真だけで 16 本。
クルマにレーザーデバイスのハンドライトを積んでますのでそれを加えれば 18 本あることになります。

ゲームではほとんど使いませんが、懐中電灯好きとして点けたり消したり。
掃除や家電類の結線時などにも日常的に使用するので消耗が馬鹿になりません。(Aimpointのボタン電池は優秀だなぁ)

これらタクティカルライトは燃費よりも短時間で大光量を叩きつける仕様になってます。
500 ルーメン超の製品などはまともに真正面から浴びたら前後不覚になる程の光ですがその分ランタイムは短いです。

使用する 123A は 1 本あたり安くても 300 円程度してしまいます。
昔は 1 ダース入り箱の最安値を探して御徒町やらいろいろ訪ね歩きました。


なので以前から気になっていたリチウムイオン電池を導入してみました。





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KEEPPOWER 16340 700mAh と KEEPPOWER 16650 2500mAh、そして XTAR VP2 インテリジェント 高速充電器 です。






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まずは 123A そのものと互換性のある 16340 です。






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16340 の 16 が直径、残りの 340 が長さの目安みたいです。
純正 SUREFIRE 123A と比べても直径はほとんど一緒です。

他には 18350 など微妙にサイズの違う製品があります。
容量が大きいからとうっかり選ぶと電池室のサイズに合わない場合がありますのでお気をつけください。

今回導入した製品には SUREFIRE 互換 と銘打たれておりましたので安心でした。







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長さですが電子回路が入っている分、ほんの少し長いです。
ただ電池室には巻バネの接点がありますから、径が合っていれば多少の長さは吸収できます。








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こちらは 16650 です。
ご覧の通り 123A を縦に 2 本並べた長さになっています。

ハンディーライトや MP5 のレーザーデバイス製ハンドガードライト等、2 本縦に挿入するタイプにはこれがいけます。
X300 や TLR-1 の様に 2 個並べて配する物、または単独で使用する物には 16340 を使うことになります。

製品に印刷されている通り、電池セルはサンヨー(現パナ)製、プロテクト回路は SII (セイコーインスツル) 製で安心です。
やはりバッテリ関係は信頼が第一ですからねぇ。






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充電器は様々な種類が発売されていますが、選んだのは XTAR VP2 インテリジェント 高速充電器です。
まだ実際に充電は試してないものの、小さなモニターもありウェブ上での評判もなかなかです。

シガーソケット用のケープルも付属しており、これは既にクルマに積んであります。
あ、写真の様に長短混在しての充電が出来るかは確認していません。








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さて、これは長年愛用している SUREFIRE L4 ライトです。
LED化の初期製品となり L4 の中でも最初期モデルです。(現在は廃盤)

改良で更に明るくなりましたが、この刻印とハードアナダイズド処理の雰囲気が好きでした。
最近の SUREFIRE は黒いモデルが多くちょっと残念です。






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さてこの L4 は前述の通り 123A を縦に 2 本搭載しています。
伝統の KL4 ヘッドを外して現在入っている電池を取り出します。






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ぽっかり空いた電池室に 16650 を 1 本挿入します。





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はい、見事に点灯しました。
というかものすごいパワーです。

16340 の方も各ウェポンライトで点灯し問題ありませんでした。
あとはきちんと充電器が作動するかです。


これらが充電して繰り返し使用できたら、エコの観点からたいへん有意義ですし経済的にも助かります。
現在ある 123A が消耗し次第、順次こちらのバッテリに変更していこうと思います。








あけましておめでとうございます

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F & F 嫁 log





皆様、昨年中はたいへんお世話になりました。

新年と同時にタイマー更新です。

元旦早朝から仕事の F はおそらく夢の中。

F 嫁はジルベスターの中継でも見ながら一杯ひっかけてると思われますw

2016 年もどうぞよろしくお願い致します。






ヴィシニョーワ様からの手紙 (拡大解釈)

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F log





F & F 嫁はふたりともバレエファンでありますが、好みのダンサーもけっこう似通っているんです。
中でもマリインスキーバレエのプリンシパルであり、ロシア人民芸術家 でもあるディアナ・ヴィシニョーワ様には惚れ込んでいます。

ウチの場合、その圧倒的な存在感からかヴィシニョーワ様、ヴィシ様とお呼びすることが多いです。



ヴィシ様の場合、バリバリの古典から、






ゴリゴリのコンテに加え、







並居るモデルを差し置いてロシアのファッション誌の表紙を飾る等…






縦横無尽なご活躍ぶりは皆様ご承知の通りです。

当ブログにおきましても拙筆ながら何度か記事にさせていただきました。


マリインスキー・バレエ 「 ラ・バヤデール 」  2012.11.28

ABT 「マノン」  2014.03.02






そんなヴィシニョーワ様ですが、ある時こんなウェブサイトを見つけました。


Diana Vishneva: Pivotal Pointe


いわゆる キックスターター というやつで、クラウドファンディング的な資金調達手段です。
要するにこれこれこのようなプロジェクトに出資しませんか、とスポンサーを募るものです。

それまでクラウドファンディングといえば、無名な製作者の自主低予算映画やゲームベンチャー等のお話しだと思ってました。
少なくとも世界的名声を持つバレエダンサーにはそぐわない気がしました。


よく見るると Sam Cole 氏というプロデューサーが、ヴィシニョーワ様のドキュメンタリー映画を制作するという話らしいです。
ならばと本当に少額ですが、一口乗ってみることにしました。

出資額によって特典はもちろん異なり、 F の額であるとヴィシ様の直筆サイン入りポートレイトがいただけるそうです。
出資したのは昨年半ばで、上手く金額が集まれば、2016 年 1 月には特典が送られてくるということでした。




本当に寸志でしたのでその事自体をすっかり忘れていました。
そうしたら年末のある日、見慣れぬ郵便物が届いたのです。



RICOh GR


F の別の趣味であるミリポリ関係ではよく海外から荷物や書籍が届きますがこれはわかりませんでした。




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開けてみてヴィシ様の写真を見つけ、サム・コール氏のサインを発見してようやくキックスターターと気づいたのでした。



となれば直筆サイン入りポートレイトです。
そっと封筒の中を覗き込むと…それはありました。





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なんとフォトはベジャールの 「ボレロ」
演目後半の脚を思いっきり振り上げるシーンです。

「ボレロ」といえば大晦日のジルベスターコンサートで、シルヴィ・ギエムのフェアウェルを思い出します。
ヴィシ様の「ボレロ」はやはり昨年 11 月にイタリアで踊られた時のものだそうです。








RICOH GR


シルバーのペンで書かれた直筆サイン。
サイン部分だけだと半裸の男しか写りませんなw

それでもこの写真は出資した者しか受け取れませんし、直筆サインであるなら世界に唯一のものです。










「(出資額は)もう少しどうにかならなかったの?」 とヴィシニョーワ様に詰められているような視線w



本当はプロデューサーであるサム・コール氏からの手紙ですが、そこはファン故に拡大解釈させていただきました。
件のドキュメンタリー映画の完成を本当に楽しみにしています。



Diana Vishneva: Pivotal Pointe - documentary trailer (Kickstarter project)










MRI の威力

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平成 27 年、2015 年の終わり。
12 月 26 日(土)に怪我をしました。

仕事に年末年始は無いとはいえ、大イベントの年末調整も終わり気が緩んでいたのかもしれません。
もっとも仕事中ではなく土曜日に帰宅した後の出来事でした。

いつものスーパーで買い物をし、両手にパンパンのレジ袋を下げ歩いて帰る途中でした。
ほんの数センチの段差に左足のつま先が引っかかりました。

年齢からか最近では‥いや 以前からほんの少しの段差が命取り です。


当然身体が前に倒れていくわけですが、両手に物を持っているため受け身も取れません。
倒れゆく身体を止めようと右足を思いっきり前に出して踏ん張りました。

その際、明らかに過度の負荷が右足、特に踵(かかと)にドーンとかかったのでした。


幸い転倒は免れましたが、右足の足底部が痺れたように痛くなりました。
脚を引きずるようにしてやっと帰宅しました。

その後も踵を中心にかなりの痛みが持続し、市販の湿布を貼っても一向に改善しません。




その日の夜になっても右足踵の痛みは良くなるどころかジンジン痛くなります。
間の悪いことに週末、それも年末ですので街の整形外科は軒並みお休みです。

それでも救う神あり。
バスで行ける巨大ショッピングモール内に正月三が日以外、日曜祭日も診療しているクリニックがあったのです。

翌日曜日、F 嫁が仕事に出てから 9 時の受付開始を目指して痛む脚を引きずりながら行ってきました。




日曜朝 8 時半から並び始めましたが、9 時前には 30 人以上の行列ができていました。
見た感じ整形外科っぽいのは F くらい、後は小児科、内科、眼科のようでした。

9 時に受付け後一番で診ていただきました。
その際に撮ったレントゲン画像がトップ写真と次の写真です。




トップ写真は右足踵を内側から撮ったもの、これはアキレス腱側から前に向かって撮ったものです。



先生曰く 「レントゲン上は踵に問題はありませんね」

ホッとして湿布薬と痛み止めを処方してもらいクリニックを後にしました。





F の仕事上、年末年始は休みではありません。
12 月 27 日の日曜日に上記受診をし、その後は土曜日の 1 月 2 日まで連続勤務です。

右足を引きずりながらの不自由な仕事でしたがなんとか乗り切りました。
しかし踵の痛みは一向に改善せず、1 月 5 日火曜日に仕事が終わった後、件のクリニックを再診したのでした。

そこで症状を訴えると次なる診断手段として MRI の施行が決まりました。



MRI (Magnetic Resonance Imaging) 核磁気共鳴画像法


(イメージ画像 : 日本シーメンスのウェブサイトよりお借りしました)


なにやら物騒な名称ですが、このトンネルみたいな箇所に患部を入れて画像情報を読み取ります。
ウチのブログで MRI といえば…



MRI でビックリ!  2007.6.13

9 年程前に左肩を負傷した際のブログです。

この時も肩を傷めてレントゲンを撮ってもらったのですが何も問題ありませんでした。
痛みが継続した為、その後に MRI を撮ってもらったのがこの画像です。




この画像モードでは骨は黒く写るはずです。
矢印の箇所が白く写っており、ここに何らかの炎症が認められました。

最終的には肩関節にヒビが入っているという結論に達し、三角巾で左腕を吊る不自由な生活を余儀なくされました。



(特別仕様三角巾使用w)





と、ここまで書けばご想像の通り、今回もまったく同じ状態でした。
MRI 画像はありませんが、トップのレントゲン写真と同じアングルで見たら踵の骨の真ん中部分がバッチリ白く写ってました。

「ヒビですか?」 と先生に尋ねると 「ヒビというより挫傷かな」
素人には差がよくわかりませんが wiki によると、挫傷(ざしょう)とは‥

打撃、捻転、運動などの外力により内部の軟部組織が損傷したもので、体表に創がないもの。一般に保存的治療が行われる。

だそうです。
要は骨の挫傷とはミクロな傷が付いた状態、炎症を起こしている状態で、亀裂が入っているヒビとは違うものだそうです。

で、以下の診断となりました。




左足の第 2 足趾打撲は今回負傷の第一要因となったつまづきの際に傷めたものでこちらは大したことありません。

保存的治療、要は放っておくしかなく、先生からのアドバイスは 「なるべく踵をつかないでつま先で歩いてください」
まぁつきたくても痛くて接地できませんから必然的につま先歩きになりますがね。

生活していく以上、安静にしているのは不可能なので、ながければ 2 ヶ月近くかかるかもしれないとの事でした。
暑がりの F にとってサバイバルゲームのトップシーズンを棒に振ることになります。

まぁ最近ではフィールドに出るよりコスプレやってる方が多いのですが・・・




今回の様な骨挫傷はレントゲンや CT スキャンでは写らないことがほとんどだそうです。
以前の肩同様、今回も MRI によって怪我が解明されました。

MRI の威力を実感すると同時に、9年前とまったく変わらぬ検査時の騒音(技師さんは工事現場クラスと表現)はなんとかならぬかと思った F でした。












年をまたいで

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F & F 嫁が大好きな 季節料理 鮮 です。
年をまたいで、といっても新年の瞬間をこの店で迎えたわけではありません。



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まず年末、2015 年 12 月末にふたりで忘年会とばかりに店を訪ねました。





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ビールで乾杯したあとお通しの 牡蠣の玉子とじ と 白菜の漬け物 です。






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この季節には必ずといっていいほど頼む あん肝と白子ポン酢 です。






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お造り はお任せで。
ピントが来てませんがクジラが抜群に旨いです。





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あん肝、白子、お造りと来たらもうトップ写真のように怒涛の日本酒攻撃です。

F 嫁は 山口県の東洋美人 にハマったようです。
F は 長野県の御湖鶴 が気に入りました。




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揚げ物二種。
まずは 牡蠣フライ、






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タルタルではなくソースたっぷりでいただきます。







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もうひとつは あんこうの唐揚げ。
また大洗であんこう鍋が食べたいなぁ。






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たくさん種類を飲みたいので半合づつ。






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焼き物は最近高級魚と化している しまホッケ開き です。






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下品ですが骨のこの部分がすごく好きなんです。






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年末最後の締めはオーソドックスに ばらちらし でした。






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どんぶり一杯なのでふたりで分けても充分な量があります。





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2015 年も美味しくいただきました。





 
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年が変わって 2016 年





季節料理 鮮 では今までより 1 時間早い 16 時からの営業が始まっていました。
仕事を早く終えた F はちゃっきり 16 時に入店し、ひとりで飲りながら F 嫁が副業から帰ってくるのを待っていたのでした。

土曜日とはいえこの時間から飲んでる人はまだいません。
ご主人や女将さんに年始の挨拶をしたらさっそく注文です。




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ビール抜きでいきなり日本酒でスタートです。
まずは 石川県の手取川 純米辛口 から。






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手取川は好みのお酒ですが、残念ながら表面張力が耐えられる量で売切れとなってしまいました。
下の皿に溢れる分が無いからと、女将さんが勉強してくれました。ありがたや~
 





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お通しは 菜の花と蟹 気分はもう春ですな。






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毎度ワンパターンですが あん肝&白子ポン酢 は外せません。
あん肝を箸でちょびっとづつ齧りながら日本酒を飲む幸せといったら…





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ひとりなので青魚オンリーで盛ってもらった 鯵としめ鯖 です。





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しめ鯖はごく浅いしめ具合で、ワサビだけ載せて醤油なしでいただきます。
うーん絶品!






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お酒が進んで仕方ありません。
続いては 福島県の会津中将 です。






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F 嫁が不在をいいことに一合づつ逝っちゃってます。
今度は下のお皿までたっぷりとこぼれました。

会津中将旨めぇ!






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白子ポン酢、しめ鯖とお酢を連発した上にさらに重ねる 赤なまこ酢 です。
ええ、お酢が好きなんですよ。

なまこのコリコリした食感がイイですね~
一枚食べては日本酒を舐めまた一枚と永久ループになりそうです。






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そのループを断ち切るようにここで F 嫁登場。
いつものカウンター端に陣取り遅れを取り戻すべくスパート態勢です(笑

F 嫁最初の酒は 茨城県の百歳 でした。
黒過ぎて AF が合焦せず、ラベルの撮影は失敗しました。






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野菜もということで 山うどとうるいの酢味噌かけ をお願いしました。
分かっちゃいたけど酢味噌と日本酒も合いますなぁ。






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ちょっと変化球の セリとせんまいのナムル風 です。
ゴマ油が効いた味付けが美味しいです。

先日テレビで仙台市民はセリを大量に食するというのを見たのでセリを食べられて嬉しかったです。
ちなみに女将さんもその番組を見たそうです。






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揚げ物は 鮴(ゴリ)の唐揚げ です。
初めて聞く小魚ですが、北陸地方で穫れる川魚だそうです。






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カラッと揚がったゴリが旨くていくらでも食べられます。
ご主人によると漁獲量が少なく希少な魚らしいです。






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F 嫁はお気に入りの 東洋美人 を。
F は 京都の徳次郎 です。






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もう何度目でしょう乾杯は。






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生粋の千葉県民として F が外せないのが なめろう です。
このままでも充分美味いんですが、お酢を垂らしてもまた絶品なのです。

日本酒との相性は言わずもがなです。





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F 嫁が着いたらと頼んでおいた 本鮪 中トロ刺 です。
この官能的な色合いとカーブ。





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味もさることながらビジュアル的にも最強ですな。






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これも珍しい一品 揚新じゃが芋とマッシュルームとルッコラの温サラダ~塩辛ソース~ です。






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ホクホクのジャガイモに塩辛を合わせるのは聞いたことがありました。
なるほど相性は良くて美味しいし、何より日本酒に合いますね。






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さてさんざん飲み食いして締めには定番のばらちらしや炒めそばではなく ハムカツサンド にしました。
旨い魚が売りの 鮮 ですが、これはまた締めには最高の一皿なんです。

熱いお茶をもらって 2:4 でハムカツサンドをやっつけ 17 時半には店を出ました。



普通のお店のアイドルタイムに飲食をしたがる F & F 嫁にとって 16 時スタートというのはたいへんありがたいです。
この日の食事でめでたくポイントが規定に達しましたので、お食事券をいただきました。

ということは近いうちにまた 季節料理 鮮 に行くということです。










POPな人生

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  この記事は 2009 年頭に書かれたものです。
  アバルトの部品交換の代車として真っ赤な TwinAir を受け取った瞬間、記事を思い出したのです。 
  
  当時はハイブリッドに乗っていたのですが、バレエを観に行った横浜で現行 FIAT500 に一目惚れ。
  昔からのイタリア小型車への憧れもあり勢いで書いたものの、F 嫁に根回しする前だったからなのか
  ボツになったまま 7 年が経過しました。
  結局真っ赤なチンク乗りにはなれませんでしたが、当時の熱い気持ちが伝わってきます。



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クルマに関係のない この記事 で、伊フィアット社の大衆車パンダについて触れた。
痛車・・・もとい、小さなイタ車は若い頃からの憧れだった。
フィアット・パンダ、アウトビアンキ・アバルト、そして チンクェチェント・・・




ある晴れた日、突然思い立って市内のアルファロメオ・ディーラーに赴く。




25mm F1.4



現在はトヨタのハイブリッドに乗っているがそろそろ 6 年。
後継について考えねばならない時期 ( 残りの車検、下取り額など ) に差し掛かっている。

もちろん春に登場した新型ハイブリッドは素晴らしいクルマだと思う。
しかしどうにも存在にトキメキがないのだ。

十万台以上というバックオーダー。いずれそのすべてが街にあふれ出てくる。
駐車場にずらりとそのクルマが並ぶことを思うとげんなりする。

デザインも車格も立派になり過ぎと思う。それでいて安いのだからそりゃ売れるだろう。
ウチのクルマは二代目だが、いま思えば初代は個性的で良かった。5 ナンバーだし・・・






すぐに話が脱線する。
平日昼間で閑散とするディーラーで見たのは FIAT 500 、いわゆるチクンェチェントである。


Fiat : Homepage

いちばん道路寄りの目立つ場所に真っ赤なアルファロメオ・ミト。
そしてその隣に同じく赤のチンクがあった。







25mm F1.4








25mm F1.4








25mm F1.4


メッキパーツ、ボンネットの開口ライン、ボリュームあるヒップなど、先代チンクの特徴をよく継承している。
この車両はグレードの高い 1.4 LOUNGE というモデル。
はめ殺しのサンルーフ、アルミホイール、フォグランプ、エキパイなど豪華な装備。

500 の文字を模した意匠も各所に見られる。
営業の方に話を伺い、いちばんリーズナブルな 1.2 POP というグレードに試乗させてもらう。
残念ながら白しかなかったが。








25mm F1.4


賛否両論の現行チンクのメーター類。
驚いたことに試乗に用意された 1.2 POP のオドメータは 0 km であった。

内側がタコ、外側が速度である。
220km まで記載されているのは、さすがイタ車であるといえよう。



200 万を切るプライス、そして 1t を下回る 980kg ( 税額のメリットあり ) という車重の最廉価グレードである 1.2 POP
POP と銘打つだけあって、上級車の LOUNGE とは隔絶したインテリア。それは・・・







自他共に認めるコンサバ野郎の F であるが、こんなクルマに乗れば POP な人生を送れるだろうか・・・(笑)









漢は黙ってマニュアルエアコン(笑)
しかしもっとも安いグレードのインテリアだがチープ感はない。
それほどデザインとカラーリングがぶっ飛んでいるのだ。

そしてただのパイク・カーでないことは、安全面の装備が全車共通ということからも見て取れる。
なんと 7 エアバッグだ。ABS など標準的な装備に加えて、



 ESS:Emergency Stop Signal:緊急制動表示機能

 EBD:Electronic brake force distributor:電子制御式制動力配分機構

 ESP:Electronic Stability Program:電子制御式スタビリティコントロール

 ASR:Anti Slip Regulation:駆動輪空転防止機能

 MSR:Motor Schleppmoment Regelung:エンジンブレーキ制御機能

 HBA:Hydraulic Brake Assistance:ハイドローリックブレーキアシスト



など頭が痛くなるほどの安全装備が全車共通なのだ。
そして過去のイタリア大衆車のイメージを大きく裏切るボディのしっかり感。

ドアはバキン!! とか、ベキッ!! という音がせず、ズシンと閉まるのだ。
さすが欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲ったクルマといえるだろう。




営業マンを助手席に乗せて公道に出てみた。
いかな車重が 980kg とはいえ、1.2L の直4 SOHC 8バルブ 69ps では非力かと思いきや・・・

デュアロジックと呼ばれるセミ 5 速 セミ AT を駆使して走るのは楽しい。
フル AT モードもあるが積極的にシフトアップ・ダウンを行ない 1.2L のエンジンを精一杯回してやる。

確かに高速道路の追い越しや流入、急な坂道や山道では苦労しそうだ。
しかしたくさんのオーナーが言うように、なぜかチンクでは許せてしまう。



いやぁ、クルマを運転していて楽しいと思ったのは何年ぶりだろう・・・



速い、すごい、静か、重厚、レイシー・・・ 
いろいろな感想を持つクルマのドライブだが「楽しい」というのは貴重である。
ハイブリッドは楽しくないのか?? と問われれば愛車がかわいそうだが、タイヤが 4 本あってステアリングで操るという以外、
まったく別の乗り物だと思う。

短い時間だったが、試乗はホントに楽しかった。
途中 2 回ほどウインカーとワイパーを間違えたのは御愛嬌・・・










営業所に戻る頃には、すっかりチンクに魅了されていた。

数年後~十年後、世の中はハイブリッドや電気自動車に席捲されよう。
最後のガソリン車(笑)として、若い頃からの憧れだったイタ車に乗るのも一興。


にわか POP 男が住む街を、真っ赤なチンクが疾走する日が来るだろうか







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 点検による代車にインスパイアされて 7 年前のボツ記事をそのままお送りしました。
 その後色やグレードは違えどこの形のクルマを二代続けて乗ることになろうとは…
 様々な意味で我慢してくれている F 嫁に感謝です。
 






お借りした FIAT500POP TwinAir に F 嫁を乗せて先延ばしになっていた初詣にやっと出かけました。


RICOH GR






RICOH GR






RICOH GR






RICOH GR






外観は 7 年前の 1.2L NA の POP グレードとほとんど変わりません。
ただエンジンは新しいハイテク小排気量ターボです。



RICOH GR



2気筒 0.9L ターボという特徴的なスペック。
アイドリング音も加速の時のエンジン音も 2 気筒らしいというかバタバタした音と振動を撒き散らします。

それを「ガサツ」と取るか「らしい」と取るかでこのクルマに対する評価はずいぶん変わると思います。
車重が軽いのでフツーに速いですし、アバルトと違って最小回転半径がサイズらしい小ささなのはありがたいです。

インテリアはあいかわらず POP な紅白で、50過ぎのオッサンが乗るには気恥ずかしいです。
でも女性‥特に免許取り立てで最初のクルマがこれなんてどうでしょうね。

最初からこれに慣れちゃえばいいんです。
日本車のきめ細やかさを知る前に。


4 日間の逢瀬を終え赤チンクとはお別れ、本日サソリが戻ってきます。






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