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ドイツ地方警察装備の変遷 25 Südbayern SEK

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ドイツ地方警察装備の変遷 24 より続く




前 log の 24 はセカンダリーの SFP9 特集でしたので装備としては 23 からとなります。
南バイエルン州警察特別出動コマンド (SEK) 目指して邁進する拙ブログですが、全体像としてかなり固まって参りました。

最近ではツイッターやインスタに更新の大小に関わらず気軽に up してしまいますのでブログとしてまとめる気力が湧いてきません。
とはいえ個人の備忘録としてまとまった記事は後々有用ですし、少ないとはいえこんなブログを読んでいただいている方もおられるようです。

SNS のフォロワー様には重複する絵になりますが、しばしお付き合いください。






23 で GETEX 演習時に SEK が背負っていたブルーのバールを入手しました。



右から二人目のアサルトパック内側から上に伸びているのが見えますね。




RICOH GR


SEK 仲間のマルメの鷹さんに教わったのですが、スウェーデン製のバールで eBay にて落札しました。






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以前に BDU のカスタムでお世話になった Nao さんにバールホルダーを造っていただきました。
GETEX 時とは取り付け方法が異なりますが、これはこれでカッコいいです。

この生地はマルメの鷹さんがスケルコムさんから購入して頂いたもので SGO その物ズバリです。
一応刃先には 2 箇所ともカバーをつけてあります。






RICOH GR


同時に Nao さんに制作していただいたエントリツールホルダーは今のところ中身が無いので取り付けできてません。
こちらもいつかは…






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こちらは南バイエルン SEK が左のショルダー部につけている独自のパッチです。
これもパッチ職人でもあるマルメの鷹さんが制作オーダーしていただいたものです。

めちゃくちゃカッコよくありません?
肩に上向きなのでいまいち目立たないのが残念です。

Südbayern とは南バイエルンのことです。









RICOH GR


23 で届いた Defender Gear製 Zenturio C1300H レプリカ です。
バラクラバは bttc.さん がオリジナルで作製された POLIZEI プリントのものです。

前のこの位置と後頭部に POLIZEI の印刷が入ってます。
前は一文字分上げて後ろは逆に一文字分下げてとお願いしてあります。










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さて南バイエルン SEK の特徴のひとつは、バイザーヘルメットの迷彩カバーです。
この写真はバイザーヘルメットをドイツにオーダーした際、マルチカムと間違えて頼んでしまったものです。

マルメの鷹さんが SNS を通じて本職さんから受けた助言により、マルチカムではなくスローカムだと判明したのでした。









中央ヨーロッパのスロベニア共和国の迷彩柄であるスローカム BDU の一例です。
スロベニアの装備メーカー UF-Pro の製品です。

マルチカムよりクッキリハッキリしてますね。
最近ドイツ警察で LHT から UF-Pro への装備更新が急激に進んでいます。

その関係で迷彩生地から提供されてのではと推測しています。
そうじゃなからったらフレックでいいですもんね。







RICOH GR


結局ドイツのレプリカ工房にスローカムにて発注をし直したのでした。
紆余曲折の後、届いたのがこのスローカムヘルメットカバーです。

加えて本来 TAN だったシュラウドと左右のレイルもバイエルン仕様の黒に変更するパーツも取り寄せました。
ハンブルクは TAN なのでどうしてもという場合はシュラウドとレイルを入れ替えます。







RICOH GR


うーんやはりマルチカムとは違いますねぇ。
このスローカムの迷彩って、個人的感想ですがヨーロッパの町並みに合う気がするんですよ。

バイザーヘルメットの完成と前 log のセカンダリー SFP9 をもって久しぶりに装備を着込んでみました。









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ディテールはまだまだなのですが、南バイエルン州警察特別出動コマンドとしてある程度形になってきました。

※右大腿部の Glock FM81 は ASP の伸縮バトンに更新予定です。








RICOH GR


各ポーズにいく前に自白してしまいすが、今回もやっちゃいました。
特製MP7 の 30 連マガジン底部がズレてます…

毎回いろいろチェックするのですが必ずなにか瑕疵が発見されます。装備を脱いだあとに(笑







RICOH GR


メインはいわゆるゥレプで、現状バイエルン SEK を演るにあたって第一選択となり得るものです。
手近な類似品を辿って遠回りするのなら、いっそいきなりこれにしてしまえというのがマルメの鷹さんと私の共通認識です。

この写真を撮った後にバールホルダーやセカンダリー用のサファリランド等が追加されてます。








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ヘルメットライトは前の写真でサイドワインダーコンパクト 2 の丸い取付け基部が左耳部に見えますがこちらも試してみました。






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単三電池が使用可能な Princeton Tec CHARGE MPLS ですがこの位置での使用例はありません。
サイドレイルへの使用例はありますが、分厚いバイザーが邪魔になって上手く前を照らせません。

バイザーを最大上げた時に、ライトの首がグイッと上を向いちゃうのが嫌なんですね。
使用例を採るか、使い勝手を採るか、は悩みます。






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サイドワインダーコンパクト 2 の取り付け例で、こちらはヘルメットカバー無しのハンブルク MEK 風装備です。
バイエルン州警察でもこの位置に装着例がありますので、前出の Princeton Tec とは迷うところです。








RICOH GR


サイドワインダーコンパクト 2 は右胸の MOLLE に付けられていますが、ここでは光軸を左右に振れても上下は無理です。
それにこの位置にはこの後、超重要装備 が取り付けられる予定なので空けておかなければなりません。

後はこれも到着待ちですが左脇に LTH のウェポンキャッチが付く予定です。
モトローラは本当は10キー付きのに変えたいところですが、このラジポなら目立たないですね。







RICOH GR



このブログが up される頃、お世話になっているマルメの鷹さんのところにも同じ仕様のバイザーヘルメットが届いているはずです。

マイナーな欧州警察、中でもドイツ南バイエルンの地方警察特殊系というさらにニッチな路線。
そんなディープな世界に飛び込んだ人間が自分以外にもう一人いるというのは奇跡ですね。

いやいやそんな上から目線ではなく現在においてその行動力やリサーチ力、かける情熱も完全にマルメの鷹さんが上手です。
この装備に至るまでどれだけ助けられたことか。



そんなマルメの鷹さんと 昨年 12 月のドイツまつり において SEK として共演することが出来ました。
今年もまつりがあるならよりパワーアップした Südbayern SEK を御覧いただけるかと思います。

これから夏になりとても装備を着る環境にありませんが、更にディテールを煮詰めて行きたいと思います。








ドイツ地方警察装備の変遷 25 に続く











ドイツ地方警察装備の変遷 26 CeoTronics PTT Replica

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ドイツ地方警察装備の変遷 25 より続く





前 log 25 においてある程度南バイエルン州警察 SEK の形が整いました。
とはいえその底なしの深さで知られるドイツ LE 沼らしく、未だディテールは要改善箇所だらけなのです。

その本題に入る前に少々脱線。

最近ツイッターの TL においていわゆる注釈アプリが流行っておりました。
SEK 仲間であるマルメの鷹さんもご多分に漏れず非常に細部に渡り自らの装備に注釈を付けて掲載されていました。

調べたら iPhone 用のアプリらしく Android ユーザーの F は使用できませんでした。
なので化石のおっさんらしく PC で代用できるソフトを探してトライしてみました。



RICOH GR

ハンブルク州警察MEK仕様



RICOH GR

南バイエルン州警察SEK仕様




以前から繰り返し記しておりますが F の場合、装備よりも火器の優先順位が高いのです。
写真の2丁はウチの虎の子、MP5とMP7です。

ドイツ警察の特殊系に走った理由はこの2丁に惚れ込んだからに他なりません。
極端な話をすれば、この2丁を装備しているのが FBI SWAT や HRT だったら今頃は RG や MC の装備だったと思います。 

そんな思い入れのある2丁ですから再現には後先考えず投資しました。
実パーツが多いのはレプリカが皆無だから…といった理由だけではありません。

そしてウチの場合、この2丁とハンドガン2丁の計4丁しか所持を認められていませんので愛情が濃縮されるのも致し方ないところです(笑)









さて前出のマルメの鷹さんは F の後から SEK 装備を始めたにも関わらず、あっという間に追いつき今では追い越す勢いです。
昨年12月のドイツ祭り では念願の共演を果たすことが出来ました。

装備のアンテナも高く海外のショップ等でもお世話になりっぱなしです。
この次に紹介するアイテムもやはりマルメの鷹さんなくしては入手出来ませんでした。



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上はいわくつきのショップ Atlas Taktic で一緒に注文してもらった、LHTのラジオポーチとウェポンキャッチ2色です。
下はASPの伸縮式バトンを模したトレーニングバトンとホルスターです。




RICOH GR


RICOH GR


まずLHTラジポはウレプのカマーバンド下に位置します。
F のモトローラ・セイバーは10キーがないタイプなので、ラジポのベルクロベルトで上手く誤魔化せます。

そして同じくLHTのウェポンキャッチです。
こちらもウレプ左側面に今度はカマーバンドの上に装着します。

以前は一番槍(FS)のRGだったのですが、ほとんど差はわかりません。
でもやはりLHTというだけでテンション上がります。

それにしてもジーンズとTシャツの上にアーマー着ただけなのにこの暑さ。
やはり夏季はSEKの世界じゃありませんが、本職はそんなこと言ってられないのが大変なところです。





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以前は右レッグリグホルスターの前にはGlock社のフィールドナイフFM81が装着されていました。
本職でも同位置に装備事例があり、何よりカッコいいので気に入っていました。

しかしコスプレのイベントに参加するにあたり、実ナイフは流石にまずかろうと思い始めました。
そしてこちらも本職での例がある伸縮式の特殊警棒にする事にしました。





ドイツ祭り 2017.12.10 ( Special Thanks シカさん )

マルメの鷹さんがすでに先駆ですが、ASPタイプのトレーニングバトンを入手しました。
ホルスターはASPの実ですが、制服警官のデューティーベルト用でレッグリグの伸縮バンドにはちっょと合いませんでした。




RICOH GR


それでもバトンを抜いて一閃させるとジャキッと伸びるのはカッチョイイです。
ホルスターは布製にするか取り付け方法を再考するかでちょっと工夫しなければなりません。







さてここまで来てやっと今回の本題、CeoTronics PTT Replica についてです。





我々の礎となった2016年3月のGETEX演習時の南バイエルン州SEKです。
右の隊員は組んだ両手に隠れて見えませんが、左の隊員の胸に大柄なPTTが見えると思います。

これが懸案だった CeoTronics 社の PTT です。
もちろん一般に流通しているはずもなく、レプリカも存在しません。

流石にこの装備は諦めて汎用 PTT で代用しようかと思っていましたが、やはり SEK の開拓者マルメの鷹さんが打破してくれました。
最近流行りの 3D プリントの技術でこれを再現しようとトライし始めたのです。

試作を繰り返すこと数度、先般ようやく完成の運びとなりその 1 個を購入させて頂くことが出来ました。




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こちらが 3D プリンターで出力された CeoTronics PTT Replica です。
もっとも前出のバトンの写真等でも見えちゃってますが。

社名ロゴはもちろん、ゴルフボール状のディンプルや左右の滑り止め加工などディテールもよく再現されています。
そしてこのレプリカが何より凄いのが、実際の通信運用を想定していることです。

もちろん電子回路を組込むという話ではありません。
既存の PTT を内蔵する設計となっており、その PTT のトークスイッチをレプリカのサイドボタンに出現させるという神業です。


いや~このプランを聞いた時は一瞬理解できず、詳細がわかった時には マルメの鷹さんは天才か!! と誇張なしに思ったものです。







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さて通信を実現するにはいくつかハードルがあります。
それをクリアするのは業界でラジオ関係といえば…と真っ先に名の挙がる TRiS さんです。

以前から存在は知っていたものの、勝手に何となく敷居が高いと感じておりました。
今回お願いしてみて迅速で丁寧な対応にすっかりファンになりました。

写真はそんな TRiS さんにお願いした実 PTT を特小対応に改造した物(右)と、実ヘッドセットのマイクを特小対応に交換するレプリカ(左)です。
包装の詳細かつキレイな表示を見ただけで TRiS さんの仕事ぶりがわかるというものです。





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今回の実験に使用する機材です。
左は F が愛用する COMTAC XP でイヤーパッドをジェルパッドに交換した物です。

特小は定番中の定番、IC-4300 × 2 台です。
その他 iCOM 用の接続ケーブル等を用意します。





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まずは実 XP のブームマイクを TRiS さんで購入した特小対応の物にチェンジします。
ウチの XP はフロントコネクタなので、交換マイクはケーブルの短い Type-2 が適応となります。

実マイクにある →TALK の印字が無いのが残念ではあります。






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さてちょっと複雑なこの写真。
まずは CeoTronics PTT Replica の裏蓋を開けます。

写真で中に入っているのは Z-TAC 製のレプリカ PTT、奥のカールコードが TRiS さんから仕入れた実 PTT です。
この 2 つ若干サイズが異なりまして、Z-TAC の方は内側のくぼみにピッタリなんです。

ところが実 PTT は若干小さく、外に出るはずのスイッチがやや届きません。
そこで…





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そこで天才マルメの鷹さんが考えたのは取り外し可能なスペーサー(白)を取り付けるというものでした。
スペーサーを固定にしなかったのは、レプリカの PTT との2ウェイを考えたからで素晴らしい配慮ですね。




RICOH GR


実 PTT を組込むと、写真でいう右親指の辺りに隙間ができます。
白いスペーサはこの部分にピッタリとハマるという寸法です。




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こんな感じです。
左の親指位置が内蔵された実 PTT からスイッチが外に出るところです。





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裏蓋を閉め付属のビスでしっかりとネジ止めします。
このネジひ必要4箇所に対し5個封入されています。1個は予備だそうでこれもマルメの鷹さんのご性格を表しているものです。





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さてこれで準備は整いました。
F 嫁にスピーカーマイク付きの IC-4300 を持ってもらい、別の部屋からの通信にトライしてみます。

結果は大成功!!

コスプレだからと必要性を無理やり封じ込めていた実 XP での通信、それも SEK 仕様の PTT を模した機材での通信に成功したことは感慨深いです。







RICOH GR


追加情報としてマイク端子の極性について。
TRiS さんの特小対応レプリカマイクですが、最初は上写真の様に下から接続していました。

HP で感度が低い場合、極性を逆にしてお試しくださいとありましたので実験してみる事にしました。





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結果、理由は分かりませんが F 嫁によればこの写真の様に窮屈な上向き接続の方が感度というか音声がクリアだとの事です。
機材を交代して F も実験してみましたが、F 嫁の言う通りこの方が雑音が少なくクリアに聞こえました。

個人的にもこの窮屈な上向き接続の方が好きなので結果オーライでした。







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この写真は TRiS さんのパーツ到着前のレプリカ PTT 内蔵時のものですが参考までに。
本来はこの写真の様に正面の丸い大きなスイッチを押して使用するのでしょう。




RICOH GR


前述の通りマルメ仕様の CeoTronics PTT Replica では 赤→ の位置に内蔵 PTT のスイッチが露出しています。




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なので実際に通信する際はこの様に右手なら人差し指か中指でサイドのスイッチを押す形になりましょう。
左手であれば親指で押すのがよいでしょうね。








アーマー前面で目立つこともあり、南バイエルン SEK 最大の懸案だった PTT の問題が解決したのは大きいです。
何度も書いていますが、すべてはマルメの鷹さんのご尽力によるものです。

この場を借りして改めて御礼申し上げます。






ドイツ LE 的悪巧みはこれで落ち着くわけもなく、深みに転がり落ちながらまだまだ続きます。
個人的には首から上に1件、背中に1件、腰回りに1件、それぞれテーマを抱えています。

本当に業が深いなぁ。







ドイツ地方警察装備の変遷 27 に続く







第4回連邦軍・地方警察連絡会議 in Koiki

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F log



昨年8月の第2回連絡会議 から一年近く経ってしまいました。

ブンデスのトッチーさん(@totchixcr) と、地方警察のFとの間で定期的に持たれる軍・警察の連絡会議…という名の飲み会です。
じつは第3回は公に出来ない議題でしたので非公開としていました(笑

今回はブログで2月にF嫁と訪ねた時に書いた 飲み処 恋絆 (Koiki) です。
元気なママと有能な女性店員さんが中心のアットホームな居酒屋さんです。

世間は三連休とかいう謎の仕様だそうですが関係のない F は仕事を終えて土曜日の17時過ぎに入店しました。





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夕方とはいえものすごく暑いです。
トッチーさんは先に入っているようなのでさっそく突入です。

まずは生ビールで乾杯!!

入店時はテーブル3つが埋まっていました。







RICOH GR


一応はこんなのやあんなのでそれらしい議題もあったのですよ、念の為(笑
KRは現在トッチーさんの興味を引いているようでいろいろお話を聞けました。

もちろん並行して飲み、喰いともに怒涛の注文です。





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トッチーさんが頼んでおいてくれたのは定番の 山芋の博多焼き です。
これもう見た目だけで美味しいでしょう?






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そして恋粋の看板である あつあげ は絶対に外せません。
揚げたての熱々に醤油をタラタラッと回しかけてそのまま熱々でいただきます。

ビールがあっという間になくなるなぁ。
ということでいったんチューハイ系でつなぎます。






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個人的にハムがたっぷり入っていて好みの ポテトサラダ です。






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まだお客さんが居ないカウンターの左端にこの瓶を発見。
自家製の らっきょう漬け です。







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これがまた甘辛がちょい辛寄りで酒のつまみとして抜群なんです。
一口食べて予感したとおりおかわりしました(笑







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ここで日本酒にチェンジ。
F は新潟の純米酒 想天坊 にしました。







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トッチーさんは富山の辛口純米 若駒 を選びました。
この日は富山県のお酒が豊富でこの後も続くことになります。







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日本酒が出揃えば当然 お造り で、点数を決めずにお任せしました。
この日のスペシャリテはトビウオです。

トビウオはもちろんコハダも海老もたいへん美味しかったです。








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トビウオのヒレというか羽。







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お酒が進みまくるわけで富山の純米酒 曙 や…








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その名もズバリ 富山県 という純米酒も開けました。








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肉系は 豚の角煮 で大きな塊がゴロンとふたつ。
これまた絶品でして日本酒にもバッチリ合います。煮玉子も旨し。







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これがあったので敢えてお造りから外してもらった 烏賊と舞茸の天ぷら です。
濃いめの天つゆがかかった烏賊が抜群でした。抹茶塩の舞茸も美味しかった。







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ここでさらに日本酒、富山の純米吟醸 苗加屋 琳赤 (のうかや りんのあか)を追加したのは次の皿が出てきたからです。






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先程お造りに入っていた 海老の頭と尾をカラッと揚げたの が出てきました。






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うーんこれは反則。いくらでもお酒が入りますがな。









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気がつくといつの間にか店内は満席。
次から次へとお客さんがやって来ます。

そろそろ定量いっぱいで我々は席を譲ってお開きにすることにしました。
ごちそうさまでした~

恋粋はいわゆる「何を頼んでも美味しいお店」です。
またこの記事を読んだ F 嫁が◯◯◯◯◯と叫ぶのも想定内です(笑













RICOH GR


ほろ酔い気分のおっさんふたり。
しばらく歩いて駅すぐ近くのカウンターバーにやって来ました。

渋い佇まいの Bar Link にて二次会です。







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コの字型のカウンター右側に陣取り、シングルモルト中心に頼みます。
おなじみキャンベルタウンの スプリングバンク です。

マスターも穏やかでたいへん落ち着く良い店ですが、唯一チューリップグラスがないのが残念です。
また伺うのでぜひ何客かお願いします。






RICOH GR


F は初となるハイランドの トマーティン です。
最初ストレート、途中から加水していただきました。

いや~美味しい。いままで出会えなかった事に後悔です。






RICOH GR


スカイ島の タリスカー も旨いですよね。
トッチーさんはトゥワイスアップで楽しんでおられました。




 

ワイン党だったトッチーさんはここ最近モルトにハマっているとのこと。
この日は居酒屋の和食、日本酒から入ってカウンターバーのシングルモルトまで・・・

こうして第4回連絡会議は酔っ払いのおっさん二人を生み出して終了しました。





ボディコーテングメンテナンス B

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愛車である JEEP RENEGADE TRAILHAWK の納車が 2016 年夏ですからもう 2 年。
来月末までに 24 ヶ月点検を実施しなければなりません。

その前にやっておきたかったボディーコートのメンテナンス。
いつもお世話になっている ハイ・パフォーマンス さんでの施工です。

じつは梅雨入り前に一回予約したのですが、仕事の都合で延期となってしまいました。
満を持してお願いしたのが 7 月 28 日の土曜日。

今度は台風 12 号襲来です。

しかし房総半島に東から襲いかかるはずだった 12 号は西へ逸れました。
中部地方に上陸して関西、四国、九州と逆行する変な台風です。

土曜日が雨なのは分かってました。
本来なら朝イチで預けて夕刻に取りに行くのですが、その頃はまさに土砂降りの予報。

翌日曜日まで預かってもらい、台風一過の青空で引取に行くという皮算用でした。
まぁコーティングメンテナンスが終わった直後は心情的に濡らしたくないですからね。






RICOH GR



目論見通り日曜朝には雨は上がり道路も乾いていました。
代車のキーを返してキレイになったレネゲードとご対面。






RICOH GR



ボディーコートのメンテナンスプログラムは A と B があります。
普段はおよそ半年ごとの A メンテでこれは軽いメンテナンス作業になります。

コートの状態を見て店主の斎藤さんがそろそろ B を…という事で今回はよりしっかりした作業の B メンテとなりました。







RICOH GR


もともと屋根付き駐車場なので状態は悪くありませんでした。
それでもプロの手による作業を経て天井の照明もこんなにハッキリクッキリ映り込みます。

ウチのレネゲードが出庫すると同時に GT-R が入ってきました。
ハイ・パフォーマンスさんは代表の斎藤さんの仕事を信頼するお客さんがひっきりなしにやって来ます。




8 月になったらディーラーで点検の予約です。
2 年間で走行距離 28,000km 強。

これからも毎日の頼れる相棒でいてください。










クイックコンビーフカレー

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たまたま見た キューピー3分間クッキング のレシピから。
凝ったカレー もいいけど、休みの日に気楽に作るには簡単で良いです。

ただコンビーフはお高いので CP は悪いです(笑



以下、2人前の材料

コンビーフ   (小)1缶(80g)
カレールウ(固形)   2かけ
ブロッコリー(小房)   6個
ミニトマト   6個
エリンギ   1+1/2本
卵   2個
水   1+1/4カップ
赤ワイン   大さじ2
ごはん(温かいもの)   適量




工程は呆れるほど簡単。

1. フライパンにコンビーフ、カレールウ、ブロッコリー、ミニトマト、1本を縦4つ割りにしたエリンギを入れ、スペースをあけて卵を割り入れる。
  分量の水と赤ワインを注ぎ、ふたをして火にかけ、煮立ったら弱火にして2分蒸し煮にする。

2. ふたをとり、卵の下にフライ返しを差し込んで煮汁を入れて焦げつきを防ぎ、再びふたをして2分蒸し煮にする。

3. コンビーフとカレールウをくずしながら混ぜ、煮汁に均一に溶けたら火を止める。

4. 器にごはんを盛り、卵をくずさないようにのせ、カレーをかける。


レシピ通りなら10分以内で完成する予定です。







RICOH GR


カレールウ、水、ワイン以外をフライパンに入れた状況です。
上記分量は2人前ですが、今回は4人前なのですべて倍量 入ってます。






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それにカレールウを入れます。まだ火はつけてません。
今回はゴールデンカレーとジャワカレーの両辛口を2かけづつ投入しました。





RICOH GR


水と赤ワインを入れた状態です。
ここでコンロに点火します。





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沸騰するまでフタをして待ちます。
沸騰したら弱火で2分加熱します。





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2分経ったらいったんフタを開けて卵が焦げ付かないよう、下側にヘラを入れて循環させてます。
再びフタを閉めて2分間弱火で加熱します。





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2分経ったらコンビーフをほぐしていきます。(トップ写真も)
この時、卵を崩さないように注意しなければなりません。





RICOH GR


全体に混ざったら火を止めて完成です。
普通必須とされるタマネギのタの字もありませんが大丈夫でしょうか。





RICOH GR


先行して炊いていたご飯、最近はもち麦入りです。
前述したダンチュウのレシピの様に、炊きあがってからしばらく蓋を開けて放置してありまする





RICOH GR


おたまで半熟卵を崩してしまいましたが、豪快に丼にドーンと盛り付けしました。





RICOH GR


味はシンプルで美味しかったですよ。
凝ったカレーの様に複雑で重層的な深みこそありませんが充分に美味しい。

まぁ旨味の塊であるコンビーフがカレーの中にまんべんなく存在するのですから旨くないわけありませんね。
繰り返しますがコンビーフは旨いが高いのが難点なので、ニューコンミートでも構わないと思います。


アドバイスとしては加熱時間が少ないのでブロッコリーの茎部分には包丁を入れておくべきでしょう。
また半熟卵を上手く扱うには、一度に作る量はやはりレシピ通りの2人前が良いようです。

工程がシンプルなだけに、ブロッコリー、エリンギ以外にもアレンジできそうな簡単カレーでした。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




追 記



F 嫁帰宅後にキューピー三分間クッキング正規の分量で再びトライしました。




RICOR GR


これがレシピ通りの2人前です。
さすがにフライパンに余裕があります。

ミニトマトは半分にカットしてみました。





RICOR GR


加熱後コーンビーフをほぐして火を止めた状況。
半熟卵2個の所在もハッキリしていてこれはイイ感じです。





RICOR GR


全がけ派の F に対し、F 嫁はライスとルーの半分派です。
ライスの上に半熟卵を載せて完成。




RICOR GR


ところが F 嫁がスプーンを刺してみると…
あら~黄身が固すぎました。

弱火で合計4分加熱するのですが、半分の2分で卵投入でも良いかもしれません。
これまた次の課題とします。

次にやる場合はニューコンミートでね(笑)




長野バレエ団定期公演「眠れる森の美女」

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2018年8月19日(日)、F & F 嫁は長野バレエ団の定期公演を観るため長野にいました。

じつは前日から長野入りしており、F 嫁のリクエストによる某所へと足を延ばしました。
そのお話についてはまた後のエントリーにて。


どうして長野バレエ団を観に来たかといえば、我々夫婦が応援している K-Ballet プリンシパルの浅川紫織ちゃん が出演するからです。
長野出身の彼女は長野バレエ団の OG でもあるのです。

とはいえ新幹線と宿代を使って長野まで駆けつけたのは、彼女がこの秋に現役ダンサーを引退していまうからに他なりません。

オーラスの K-Ballet 公演「ロミオとジュリエット」楽日はもちろん押さえてありますが、今回の演目である「眠れる森の美女」の
オーロラ役はこの公演が最後となります。

小さな舞台はおそらくあるものの、全幕主役でのクラシックチュチュはこの日が見納めとなりそうです。





日曜朝、早朝からとある場所に行き、ホテルで朝食を摂った F & F 嫁はチェックアウト後、長野駅に荷物を預け、
会場であるホクト文化ホールへと向かいました。
住宅街にそびえ立つホールは大変立派なもので大、中、小と大きさの異なるホールを備えています。

ロビーで待っている間、このホクト文化ホールがウィーンの楽友協会ホールと姉妹提携していると知りました。
壁面いっぱいの公演フライヤーを見てもとても充実しており、文化発信度の高い施設だと感じました。

長野バレエ団については地方の一バレエ教室という括りではとうてい収まりきらないレベルの団(そもそもバレエスクールではない)で、
傑出した活躍をする卒業生を数多送り出しております。
浅川紫織ちゃんもその一人であることに間違いありません。



長野バレエ団









RICOH GR


さて御大やカンパニーからの生花が並ぶ入り口を抜けて大ホールへ入場します。
プログラムは800円で販売されていましたが、残念ながらスタッフの方々が着用している鮮やかなブルーの長野バレエ団Tシャツは
市販していないそうです(笑)


シートは 1 階後方でしたが、とても観やすいホールです。
そして座席はほぼ満席。我々の様に団に関係なく観に来られた方々も相当いそうですね。


SHV41










「眠れる森の美女」全幕の前にバレエ団全員顔見世の「オープニング」、そして「アイレス・デ・アンダルシア~アンダルシアの風~」という
いわゆる発表会形式の小品がありました。
小品といっても団に所属するちびっ子からシニアクラスの生徒さんまでたくさん出演されていました。

ここだけ観るとよくあるバレエ教室の発表会みたいですが、そのレベルの高さには驚嘆しました。
なにしろ一番小さなお子さんであってもレヴェランスの所作から見事なのです。

さらにポワント履き始めのお子さんたちも、ポージングから次の動きに移る際に心憎い「タメ」があるのです。
これは素人が言葉で説明するのは難しいのですが、とにかく見事な表現力です。

そして全員に共通するのはその素晴らしい表情ですね。
もちろん中にはテンパって硬直しているお子さんもいましたが、総じてよい笑顔が並んでおりました。

長野バレエ団は練習が厳しいことで有名らしいでずか、この一演目を観ただけでそれは感じられました。
それが数多の OG OB を輩出する源泉となっているのでしょうね。



浅川紫織ちゃんを K のドン・キで発見したときもそうでしたが、F & F 嫁が同時に「あのダンサー良い!」と一致する事があります。
今回「アンダルシアの風」でセンターを務めた長野バレエ団 OG の 桐山結衣さん はふたりとも注目すべき踊り手と捉えました。

パンフレットによれば桐山結衣さんは長野バレエ団の後、名門ボリショイバレエ学校に留学し現在は東京シティバレエ団に属しているそうです。
シティなら家からも遠くないし、今後注視していきたいバレエダンサーだと思いました。









「眠れる森の美女」


プロローグ -オーロラ姫の洗礼式-

オケピは無く音楽は録音ですが、すぐに気にならなくなりました。
舞台背景もプロのゴージャスな装置に比べたらシンプルですが、地方のバレエ団としては充分過ぎるほど立派なもの。

シティから賛助出演の男性ダンサーや団の教師が主要な役を務めるだけあってしっかりと骨太な舞台でした。
幹がしっかりしているので枝葉である生徒さん…いや長野バレエ団では「研究生」と呼ばれる子どもたちもしっかりと務めていました。

立役の貴族たちも少しお姉さん、妖精たちと呼ばれる小さなお子さんたちも観ていて不安がありません。
舞台周辺でのマイムも自然。いや~これは相当指導されているなぁ。



眠りのキーパーソンであるリラの精は長野バレエ団の教師である齋藤愛里さんで温かみがあってリラらしいリラで巧い。
リラ配下 5 人の妖精の内、4人は高校生クラスの研究生でした。

彼女達もみな素晴らしかったのですが残りの1人、勇気の精を踊った桐山結衣さんはやはり好きな踊りでした。
ここでも F 嫁との意見が一致。彼女は終幕の宝石にも出演するそうで楽しみです。


もうひとりのキーパーソン、カラボスは長野バレエ団副団長の倉島彩納さんが演じました。
これまた大きな迫力あるマイムを伴った圧巻の演技。

カラボスの手下は可愛らしい 4 人の黒衣の女の子でした。
一瞬数が少ないか‥と思いましたが、とてもダイナミックな踊りでまったく不足を感じませんでした。

カラボスの倉島副団長は今回の「眠れる森の美女」演出・振付を一手に担われたそうでそのご苦労は大変なものだったでしょう。







第 1 幕 -オーロラ姫16歳の誕生日-


第 1 幕となりやっとお目当ての浅川紫織ちゃん登場です。
チャイコ先生の期待値たっぷりのイントロとともに下手奥から紫織オーロラがやって来ました。

いや~美しい!!

見事な刺繍のクラシックチュチュがたいへんお似合いです。
オーロラ出のヴァリエーションは 16 歳の輝きを表現しなければなりませんが見事に成功していたと言えましょう。

個人的にはパ・ド・シャが可愛く見えるかを基準にしていますが紫織オーロラはバッチリでしたね。
うんまったく個人的な意見ですが(笑



オーロラに求婚する 4 人の応じは東京シティバレエ団から賛助出演の男性ダンサー達です。
ローズ・アダージョはリハの時間もあまり無かったでしょうけど良い出来でした。

紫織ちゃんのバランスも良く、王子の入れ替わりで若干もたついた部分があったもののウットリと見ることが出来ました。
事このあたりに及んではもう生オケなのか録音なのかも意識しなくなり舞台に没頭できました。



F が幕間に F 嫁に話したのは 4 本のバラの扱いでした。

4人の王子からバラを 1 輪づつもらったオーロラは、上手の玉座に居る父母の元に持っていきます。
舞台やよってはバラを玉座の足元にポンと放り投げる演出もありますが、長野バレエ団では丁寧に母親である王妃に手渡ししました。

細かな箇所ですが F はたいへん気に入っています。
演出・振付の倉島先生ありがとうございます。



オーロラが幸せに囲まれ幸せの内に踊っていると、老婆に変装したカラボスがやって来ます。
糸紡ぎを直で渡す場合もありますが、倉島先生の演出は糸紡ぎを仕込んだ花束を渡すというものでした。

キレイな花束をもらったオーロラは喜んでさらに踊りますが、見ず知らずの人からもらった花束に王妃は心配そうに見守ります。
その心配が的中してオーロラは指先を針で突いてしまいます。

オーロラは意識を失い 4 人の王子に担がれて退場していきました。
その後は大混乱に陥る城内をリラの精が静め、城全体を百年の眠りにつけて第 1 幕は終わりを告げました。



いや~紫織ちゃんのオーロラ素晴らしかったですね。
これは言っても詮無いことですが「引退」という事が未だに信じられません。

幕間に紫織ちゃんの母上にご挨拶しました。今日もバレエ団のスタッフとして受付等の業務をされているとのこと。
キャスト変更(後述)による混乱や、この舞台にかける倉島大先生の思い、紫織ちゃんの近況などお話を伺う事が出来ました。









第 2 幕 -100年後の森の中~目覚め-


さて K-Ballet からもうひとりの賛助出演である宮尾俊太郎さんがデジレ王子として出演する第 2 幕です。
ところが大ホールに入場した途端、この張り紙を見て驚愕。



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なんとデジレ王子役の 宮尾俊太郎さん が怪我で降板、急遽同じ k-Ballet から 堀内將平さん が踊る事になったのです。
バレエダンサーに怪我は付きものとはいえ、紫織ちゃん最後の長野で息の合った宮尾さんと踊らせてあげたかったです。

また F & F 嫁が紫織ちゃん目当てで長野まで来たのと同様、宮尾さんのファンで遠征した方も少なからずいらしたはず。
その無念はいかばかりでありましょうか。

堀内さんは宮尾さんほど上背は無いものの、端正なダンサーで好印象でした。
デジレ王子が狩りにやって来る場面もお付きの人々を省略してリラの精につなげる演出で巧みでしたね。

リラがオーロラの幻影を見せ、それに魅せられたデジレ王子がオーロラが眠る森の奥の城に向かいます。

通常はここでカラボスとの対決が見られるのですが、倉島副団長の演出ではカラボスを登場させません。
デジレ王子はリラの精に導かれて城を訪れ、眠っているオーロラにキスをします。

ここは第 3 幕を見据えたスピーディーな演出ということでしょう。
ただ倉島カラボスがもう一度見たかったので残念ではありました。


宮尾さんの怪我の一日も早い治癒をお祈りします。










第 3 幕 -オーロラ姫とデジレ王子の結婚式-


幕ごとに休憩が入った長野バレエ団「眠れる森の美女」ももう終幕。
ハッピーエンド中のハッピーエンド、オーロラとデジレの結婚式です。

ご承知の通り華やかな式で、おとぎ話の数々のキャラクターがお祝いに駆けつけます。
白い猫、シンデレラ、赤ずきん、フロリナ王女と研究生達が踊り、相手役はシティの男性陣が務めました。

いやみんな上手いなぁ。
本当にこのあたりでは普通のプロの公演を観ているといっても違和感ありませんでした。

「宝石」ではダイヤモンドがバレエ団教師である森畑先生、銀が研究生、そして金は前述した桐山結衣さんでした。
これで三度目ですが、やはり桐山さん良いです。

長い四肢と首、踊りにメリハリがあってアラベスクひとつとっても大きく空間を感じる素敵な舞いでした。



各キャラクターの露払いが終わり、いよいよオーロラとデジレの登場に大きな拍手が湧きます。
これから最後の見せ場であるグラン・パ・ド・ドゥです。

ドン・キの様に空中戦こそないものの、フィッシュ三連発などふたりのペアリングが求められるパ・ド・ドゥです。
そのフィッシュ三連発では堀内さん健闘しましたが、さすがに脚の踏ん張りを感じさせてしまいました。

とはいえ大きな破綻もなくアダージョは終了。
デジレのヴァリエーションでは堀内さんの躍動に会場内から大きな拍手が送られました。


オーロラのヴァリエーションでは思わず落涙しました。


幸せの絶頂のはずなのに… もちろん紫織ちゃんも端正に丁寧にヴァリエーションを踊っていきました。
しかし本当にこれで見納めなのだと思うとたまらなく悲しくなります。

指先つま先まで神経の行き届いたヴァリエーションは体感あっという間に終わってしまいました。
自分の語彙の乏しさを嘆くばかりですが、本当に素晴らしかったです。


その後はチャイコ先生の音楽の盛り上がりとともにグラン・パ・ド・ドゥも終焉へ。


堀内さんのサポート力不足(ごめんなさい今回だけはそういう事にしておいて)で若干回転に不安を残したものの、
長野バレエ団「眠れる森の美女」を締めくくる大団円は万雷の拍手、歓声とともに終わりました。

終わってしまいました。










いや泣けました…マジで。

楽しい時間は速く過ぎますが、この日などその最たるもの。
カーテンコールもプロの舞台の様に積み重ならず、最小限でしたから拍手し足りません(笑)

最後に細かな紙吹雪が舞ったのは粋な、そして感動的な演出でしたね。
カテコでの紫織ちゃんの充実した表情、長野バレエ団団長のカリスマ倉島大先生のスピーチも感動的でした。

団長、副団長の両倉島先生、教師の先生方、ちびっ子からシニアまで研究生の方々、賛助出演、OB OG 応援出演のダンサー
そしてスタッフとして裏方を支えた研究生達のご家族様、本当に素晴らしい舞台でした。









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終演後のロビーはバレエ教室の発表会よりもやや大人な雰囲気。
F & F 嫁は再び紫織ちゃんの母上にお会いできないかと入り口付近で待っておりました。

そうしたら出てくる観客の中にお馴染みの長身美女が‥
やはり浅川紫織ファンで出待ちでよくお会いし、拙ブログにも時折コメントいただける N さんでした。

ご友人 4 人とともに長野まで遠征してこられたそうです。やはりそんな紫織ファンがここにもいました!!
お話を聞くと我々同様、土曜日から来られ同じような旅程(これについては後日)を辿っていた事が分かり笑いました。

N さんは紫織ちゃんの本当の最後のツアー「ロミオとジュリエット」のチケットも押さえてあるそうです。
ただ残念ながら F & F 嫁とは別の曜日なのだそうです。

N さん、ご友人の皆さんもお疲れさまでした。
10 月までもう僅かですが最後まで一緒にバレエダンサー浅川紫織を応援しましょう。




最後にホール出口で再び紫織ちゃんの母上とお会いできました。
拙い感想を述べ長野まで導いてくださった御礼を言い、再びロミジュリでお会いしましょうと伝えてお別れました。

灼熱の関東地方に比べ、土日の長野はとても涼しい気候でした。
その中でバレエダンサーとしての浅川紫織を育んだ長野の地、長野バレエ団の全幕を初めて観られた事はたいへん幸せでした。

長野バレエ団の今後益々のご発展をお祈りします。
厳しく的確な練習指導で、これまで同様またこれまで以上に世界に羽ばたくダンサーを輩出していくことでしょう。






人生初のグランクラス

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F 嫁 log



はじめての長野への旅。
目的は長野バレエ団の公演を見ることでした。

もともとは日帰りの予定でしたが、たまたま前日も休みが取れたことから一泊旅行にしたのです。



はじめての北陸新幹線。
ちょっと奮発して、行きはかがやきの グランクラス に乗ることにしました。


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グランクラスチケットを持っていると東京駅のビューゴールドラウンジが使えるそうなのです。
なので、早めに東京駅に到着。私の背後がラウンジの入口です。






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とっても静かで綺麗なラウンジではお菓子と飲み物が無料でいただけます。
新聞各紙、主要雑誌、旅の雑誌等も自由に読めます。







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お菓子はレモンチョコの焼き菓子。
飲み物はおかわり自由。

まずは眠気覚ましにコーヒーを。






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続いて頼んだカプチーノを飲みながら、これからの旅程確認に余念のない私(笑)

実はあまり乗り気ではないFを引き連れて、いかに戸隠神社&善光寺さんを楽しんでまわりきるか…
野望を胸に秘めて、経路と時間確認なのです。






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何にも知らないFはアイスコーヒーの後、ほうじ茶などすすっています。



ラウンジを出るときにお土産として、ミネラルウォーターとリンゴジュースをもらいました。
このミネラルウォーターがあとあと役に立つのです。(感謝)






9時20分発、かがやきがトップ写真。






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先頭車両がグランクラス。
夏休み&週末のこの日は満席。







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軽食とおかわり自由の飲み物(アルコールもあります)







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軽食は和と洋がありますが、二人共、和を選びました。







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こちらがこの日の和軽食お品書きです。
食事として美味しいのはもちろん、お酒のつまみとしても有能な品々です。







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私はスパークリングワイン、Fはビール。
美味しい…






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金沢まで行きたい誘惑にかられます(笑)
もう一杯、二杯呑みたいなぁ…





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おつまみとお茶菓子もいただけます。
お茶菓子は長野県産の杏をつかったパウンドケーキ。








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シェル構造になっているラグジュアリーな椅子は寝かせても後ろの方に迷惑がかかりません。
もちろん足元も余裕たっぷり。デカい F もゆったり足を伸ばしています。






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ゴージャスな椅子をリクライニングしてほどなく『ながの~』のアナウンスが。
1時間20分で東京から長野に到着です。








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降りる時に撮影したグランクラス全景です。
新幹線一両分にこれだけの座席しかありません。

専任のアテンダントが付いて至れり尽くせりお世話してくれます。






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グランクラスのエントランスへ通じるドアです。





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エントランスには和の意匠が施されています。
すごく綺麗です。






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降車して振り返ったグランクラスの先頭車両。
あ~やはり金沢まで行きたいです。








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そんなこんなでJR長野駅に到着。


降りた瞬間に風が心地よい…と感じました。
カラッとした爽やかな風です。



この後は念願の超パワースポットへと旅立ちます。














戸隠神社巡り

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F 嫁 log



一生に一度 ? の贅沢、北陸新幹線グランクラスの乗車 もあっという間に終わってしまいました。






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JR長野駅前の風景です。



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駅を出て、まずは戸隠へのバスのチケットを購入します。
戸隠高原フリーきっぷ(2600円)
このきっぷは5日間乗り降り自由の戸隠フリー区間、善光寺への寄り道きっぷなどの特典付き。





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バスが出るまで空き時間ができたので、駅ビルを散策します。
グランクラスの和軽食では物足りなかったFはソーセージスタンドを見つけ、さっそくパクリ。









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11時30分にバスは駅前から出発しました。

出発してすぐに感じたのですが上り坂だという事。
善光寺を迂回して戸隠に向かうのですが、まだ駅を出てそんなに経っていないのに、けっこうな坂道です。
そして戸隠に着くまで、ずっとずっと上り坂。

途中、スパイラル、飯綱第4リフトなど不思議な名前の停留所があったのですが、これは長野オリンピックの時の
名残なのですね。







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一時間ほどかかって、戸隠奥社入り口の停留所に到着しました。

戸隠神社は神代の昔、天手力雄命により投げ飛ばされた天岩戸でできたと言われる戸隠山の麓に
奥社、九頭龍社、中社、宝光社、火之御子社の5つの神社で成り立っています。

余談ですが、九州の高千穂の天岩戸神社が天照大神が隠れた場所だという神話なので、高千穂からこの戸隠まで
飛ばされた戸がこの戸隠山なのです。飛びましたよね。(笑)



今日の予定は奥社→九頭龍社→中社。
もし順調ならば更に、火之御子社→宝光社まで。





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まずはちょうどお昼なので、腹ごしらえ。
奥社にむかって右側にある 奥社前食堂なおすけ に入ります。





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奥社の大鳥居が見えるとても気持ちの良い席に案内されました。





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Fは特さるそば(十ぼっち)




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私は鴨つけ汁とざるそば

Fのざるそばを覗き込んで(なるほど10のぼっちだわ…)と。
美味しく頂いて、13時過ぎ…いよいよスタート。






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前日、前々日は戸隠は雨だったようですが、一転してこの日は爽やかな晴れ。
そのせいか、かなり参拝客です。
駐車場待ちの車の行列が出来ていました。






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大鳥居をくぐると砂砂利の広い道。




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道の両脇にはせせらぎが。
でもはるか先まで上り坂。(苦笑)






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Fと私はウォーキングシューズを履いていましたが、ハイヒールやビーチサンダル、そして手に日傘を持った方もいます。
後半、この上り坂もっともっと凄いことになるんですが、軽装の方たち良く登れたなあと思います。
このlogをお読みの方で、戸隠参拝を予定されている方にはしっかりしたスニーカーをおすすめします。



予備知識のないFは(なぜこんなに歩く?なぜ上り坂?)と疑問の目。
でも大鳥居くぐっちゃったからね~頑張るしかないのよね~とニッコリ笑う私。





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20分くらいで随神門に到着。
この先は虫も入っていかないそうなのです。
確かに門をくぐると空気ががらっと変わります。
道幅も狭くなりますが、今までたくさんの人がいたように感じていましたが、人も少なくなったような気がするのです。







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随神門をくぐるとうっそうとした杉並木。
この杉の巨木は樹齢400年だそうです。




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空気の清々しさ、冷たさを味わいながら、空を見上げます。



とその時、Fが
「ない…サングラスがない…」
なんでもいつものサングラスが壊れていて、大切にしているOAKLEYのサングラスを持ってきたとのこと。
ありゃりゃ~困った~
でも、とりあえず先を急ぐことに。






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奥に行くほど、道幅は狭くなりかなり急な道になります。
足場も悪くなってきて…

かなり息も上がります。
初老の夫婦にはしんどい…



「水…」
とここで朝に東京駅のラウンジでもらったミネラルウォーターが活躍。自販機や売店は奥社大鳥居から先はまったく無いのです。
汗かきの私達はもっとたっぷりと水分補給用に飲み物を持つべきでした。






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そして、石段なのか岩なのかわからない階段があらわれます。
非常に微妙な歩幅で急な坂。
キツイ…
「こういう場合は休むともう登りたくなくなる」
とFはずんずん登っていきます。





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と、奥社が見えてきました。
そして木々の間に見えるのが戸隠山です。

奥社の周りはカラッした不思議な空気が流れていました。
なにもない中にポカッと自分が浮いている感じ…
ここまで大変な思いをして歩いてきたせいなのか、樹齢400年の杉並木に癒やされたのか…





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奥社に参拝します。

次に左に出て、九頭龍社に参拝。
こちらは天手力雄命が奉られる以前から地主神として奉斎されていたそうです・
水の神、雨乞いの神、虫歯の神、縁結の神と書かれていました。
虫歯の神様…って初めてお会いした気がします。







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さて一息ついたら、もと来た道を戻ります。
14時を過ぎていました。
これから奥社入口まで40分ほどかかります。

下りは下りで足元がちょっと不安定。
気を使います。




随神門まで20分かけて戻りました。
さてここからFのサングラス探しです(笑)
せっかくの美しい景色も見なくてはと空を見上げつつ、Fが歩いた辺りを見ながらの下り坂。

大鳥居が間近に迫り、(OAKLEYは奉納したことにしよう…神様も奉納されても困るかな)と思ったその時、
せせらぎの脇にちんまりと落ちている黒い物体を発見。
Fのサングラスでした。

このサングラス、趣味の時に使うとの事で…奥社や九頭龍社の神様に入口で置いてくるようにしむけられたに違いない
と思う私なのでした。
とにかくめでたしで、問題のブツはバックの奥底にしまってもらい、次の中社に向かいます。









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奥社から中社まではバスを利用します。
フリー区間とはいえ、一時間に一本の路線。歩いたほうが早い場合もあります。
(ちなみに徒歩30分)

サングラストラブルはあったものの、14時50分にちょうどタイミング良くバスが来ました。
バスに乗ってちょっと一息。
バスの中でFから質問が。
「中社は歩くのかしら」

歩くなら行かない~のオーラばりばり。
中社はバス停の目の前にお社があるので大丈夫…(笑)




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3駅乗ると戸隠中社に着きます。
さあ~とバスを降りると





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大鳥居…そして進む私達を拒むようにそびえ立つ石段!

「ただじゃご利益はないのね」
と呟くF。
不謹慎なのですが、そこから笑いのツボに入り込んでしまい、笑い転げながら階段を登る私達。
そしてなぜだか楽しい気持ちになってきてしまいました。






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御神木の三本杉があります。
境内はとても広く明るいのです。

拝殿右手奥に『さざれ滝』
奥社の山から流れてきている御神水。





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拝殿の天井には『龍の天井絵」が書かれています。


帰りは女坂を下ります。
境内は杉の巨木がたくさんあります。




さて時間は15時20分。
今日のFの楽しみは今晩のディナー。予約時間までに戻れなければ、とてもまずい…

ちょっと悩みましたが、せっかくなので火之御子社と宝光社も行くことに。




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中社向かいの神道(かんみち)を歩きます。
最初は住宅地の中の道なので心配になりましたが、道の途中、途中に神道の表示が出ています。




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そして、ずっと下り道。
風に吹かれて気持ちよく歩きます。





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だんだんとうっそうとした森になってきました。(トップ写真)
火之御子社への表示が現れました。
左折します。






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火之御子社の境内ではお祭り準備なのでしょうか、ライトアップの機材が置かれ何か設置している方たちがいました。

拝殿はとても可愛らしく、奥社、九頭龍社、中社とはまた違うあたたかな感じが漂います。
とても居心地の良い境内です。







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拝殿左に御神木の二本杉が。
近くにいって触りました。なんだかとてもとてもあたたかな気持ちになりました。







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この神社は岩戸の前で舞った天鈿女命が主祭神なのだそうで、芸能全般や縁結びの神様であるそうです。
天岩戸の前でこの女神さまが踊り、見ている神様たちがあまりに楽しそうで思わず天照大神が出てきてしまった…
その女神様が奉られているから、暖かくて優しくて楽しい気持ちになるかしらと思ったりするのでした。







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また神道に戻ります。最後の宝光社を目指します。
うっそうとした森の中の道。日常が遠くに飛んでいきます。






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そして神道でお会いしたのは6名ほどだったと思います。
私達と同じく下る方、反対に登る方…






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私達は持っていなかったのですが、鈴を持っている方が多かったのです。
『クマ危険』の表示もありましたので、万が一の為にクマ鈴をもった方が良かったかもしれません。







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道が広くなり、宝光社に到着しました。
16時を過ぎていたからでしょうが日差しが優しく感じ、美しい拝殿に見入りました。
この神社は女性や子供の守り神なのだそうです。
女性の身体を守ってくれるというおみな守。昨年、体調を崩したFの母にといただきました。





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境内の散策もして「さあ、帰りましょう」と出てみると…そこには、ものすごい急な階段。それも長い。
274段あるそうです。
本来はここを登ってこなければならないのですよね。(苦笑)



階段を下りきるとちょっと離れたところのバス停があります。
なんとなく気になって走っていってみると程なくしてバスがやって来ました。






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そして約一時間かけてバスは無事に長野市街に到着。
16時30分…これからホテルに入り身支度をすれば、夕食の予約時間にはちょうどぴったり。






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バスを降りてメインストリートから横にしばらく歩くと今夜のお宿、ホテル犀北館が見えました。






長野の旅の一日目は、お天気に恵まれ、予定通り(予定以上に)順調に進んだのでした。









犀北館ホテル グリル洋定食とみんなのワイン食堂 Seiji

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F log



パワースポット大好きの F 嫁が長野旅行の主眼に据えていた 戸隠神社巡り も無事に終了し、
ヘロヘロ&ペコペコの状態でホテルに戻ってきました。

長野にバレエを観に行く と決めてから宿探しをしたのですが、なかなか部屋が見つからず苦労しました。
8月18日、19日の長野市内に何か行事があるのかわかりませんが、目ぼしいところは軒並み満室。

電話しまくりでやっと繋がって押さえられたのが長野のホテルでは老舗の 犀北館ホテル でした。



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ホッとしてホテルについて調べていると、どうやら犀北館ホテルは食事が美味しいらしいのです。
更に調べてたどり着いたのは館内の グリル洋定食とみんなのワイン食堂 Seiji でした。

夏の特別メニュー 「肉ならホテルでしょ!」 という何とも挑発的なコピーに惹かれました。
よろしい、その挑戦受けて立ちましょう。「肉汁 night in 長野」です!!







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予約は 19 時。
黒板メニューにも旨そうな文字が並んでいます。






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出ました!!「肉ならホテルでしょ!」の特別メニューです。
予習してきたとはいえ目の当たりにするとドキドキするなぁ。






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Seiji 入口と F 嫁。






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予約してある旨を伝えると案内されたのは窓際の角席。
外は暗いですがガラス越しにホテルの庭が見えます。






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テーブル担当の若きソムリエに「肉汁night」にふさわしい(そしてお値頃な)ワインを選んでいただく。
彼がチョイスしたのはボルドーの シャトー・オー・レイニャック ルージュ(2014) という赤ワイン。






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ワイングラスと F 嫁。
確かにリーズナブルだけど美味しい。






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さて自宅から考えに考えたメニュー構成を…といっても肉だらけのアンバランスなものだが(笑
最初は定番 パテ・ド・カンパーニュ を頼みました。






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パテ自体も旨いですが、この粒マスタードソースとバルサミコの相性が絶妙。
これは出だしからワインが進みまくるわけです。





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続いては言い訳程度のサラダ、鶏モツのコンフィサラダ オレンジ風味 です。
サラダとはいえ肉汁nightの主役は鶏モツ。これが各部位の食感が違って美味しく楽しい。

オレンジのさっぱりしたドレッシングも素晴らしいですね。
これはいわゆる「バケツいっぱい喰いたい」タイプの皿です。






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続いては自宅に居る頃から悩んでいた一皿。
サルティンボッカ 仔牛と生ハムのソテー セージの香り ショートパスタ添え(特別仕様) です。





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ローマを代表する料理サルティンボッカのどこが特別仕様かはお分かりになる方は分かると思います(笑
本来の実力が出ずともサルティンボッカは美味しかったです。シェフありがとうございました。





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さて自宅でメニュー構成に悩んでいる頃でもコイツがメインを張ることだけは不動でした。
羊肉大好きな F & F 嫁が楽しみにしていた 骨付き子羊と彩野菜のロースト です。





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見てください!! シェフのこの完璧なロゼ。
これが旨くないわけ無いですよね。





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肉自体もさることながらこのバジルソースも絶品でしたね。
これはワインが見る見る減っていくのもやむを得ないところです。






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そしてそれ以上、悪魔的に旨かったのは羊の脂身です。
カリッと焼けた表面と羊の風味たっぷりの脂身はヤバイくらいの美味しさです。







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締め的な位置づけでお願いしたのは 子羊のトマト煮込み クスクス添え でした。
最後も羊ってどんだけ好きやねん(笑






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羊の旨味をたっぷり捉えたトマトソースをこれまたたっぷり吸い込んだクスクスが最高です。
一緒に煮込まれた野菜も旨い。







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特筆すべきは仔羊の柔らかさですね。
この通りスプーンでホロホロと崩れます。



最初から最後まですべて肉メニューという「歳を考えろ!!」という全 5 皿でした。














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テーブルを仕切ってくれたソムリエにお礼を言い、レストラン入口に併設された Bar Seiji へと河岸を変えます。
こちらはシガーバーでもありますが、もちろん我々はシガーには無縁です。







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F 嫁もいい感じで出来上がってます。
私もフォーカス全外しくらいには出来上がってます(笑







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F 嫁は モスコミュール を一杯。






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私は大好きなシングルモルトの グレンモーレンジ と、







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ボウモア をいただきました。






明日は長野バレエ団の公演を観る予定だし、深酒は出来ないのでここでお開きとなりました。
長野の肉づくしディナーはたいへん美味しかったです。機会があれば犀北館と Seiji は再訪したと思ってます。









トリガーハッピー

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F log




長野旅行記が続いたので時系列が狂ってしまいました。
今回は 8 月中旬、南バイエルン SEK の相方である マルメの鷹さん が東京に来られた一日のお話です。

5 月にブンデスの わいとさん、北海道のフォトグラファー Copycatさん と上野で飲んだ後、秋葉原のトリガーハッピーに行きました。


MILITARY×CAFE TRIGGER HAPPY



ミリタリーがコンセプトのお店で、短いながらもシューティングレンジがあったりダーツがあったり。
もちろん料理もお酒も多種ありどれも美味しかったです。

マルメの鷹さんも東京に行く機会があったら是非、と仰っていたので夜に予約しておきました。
ゆっくり呑みながら共催のイベント、欧州 LE の会 について打ち合わせをする目的もありました。





お昼頃に御徒町の駅で待ち合わせて界隈のミリタリーショップ巡りを予定していたのですが、この日はスペシャルなゲストが!!
前述のトリガーハッピーのスタッフであり、ラペリングもこなしちゃうガチなサバゲーマーである なつみさん がいらしてくれました。

彼女は基本陸自装備なのですが、どこが琴線に触れたのかドイツ LE にも興味を抱いてくれています。
私とマルメの鷹さんの南バイエルン SEK 装備にも支持を頂き、盛夏の一日ショップ巡りにお付き合いしてくれることになりました。




御徒町駅に集合した三人、そこから数時間は周辺のミリタリーショップを片端から巡る過酷な旅程でした(笑
マルメの鷹さんとなつみさんは五十路の私から見たら完全に息子、娘世代です。

次々と精力的にショップを巡る若いふたりについてくいのがやっとでした。
途中、秋葉原から外れて錦糸町へとの話が出た時は思わず「タクりましょう」とジジイの弱音が…

錦糸町のショップもたいへん興味深かったのですが、銃ヲタの聖地 シカゴレジメンタルス には感動しました。
ご存知の通り無可動実銃のお店であるシカゴレジメンタルスは初めて訪ねましたが想像の数倍上を行ってました。



トップ写真は私が思わず落涙した(笑)スイス・ブリュッガー&トーメの無可動実銃三連発です。
無可動とはいえ日本で B&T の実銃が見られるとは思いませんでした。まさに寿命が伸びた思いです。

マルメの鷹さんとなつみさんも大興奮。
マルメさんは AUG の実マグを思わず手に取るし、なつみさんに至っては「ここに住みたい‥」との名言を吐かれました(笑)

しかしもしも B&T APC9 (一番上) に同社のバイザーストックが付いてたら…その場で身を持ち崩していたかもしれません(結構マジな話)










というわけで歩き回って興奮して喉がカラカラのタイミングでトリガーハッピーにやって来ました。
なつみさんはお休みのプライベートでしたが宴席が職場ですみません。





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(この看板写真は5月のものです)






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わいとさんも合流してくださるのですが、お仕事で到着が遅れています。
とりあえず三人で生ビールにて乾杯。あ~美味いなこりゃ。






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ビールといえばフライドポテト。







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そしてソーセージの盛り合わせ。






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生ハムに行く頃にはグラスのワインをもらいました。







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そしてこいつがお店の看板メニュー、店内調理のローストビーフです。

以前にランチでローストビーフ丼をいただいたことがありとても美味しかったです。
丼とは違いグレイビーソースで、ワインのお供としては完璧。

これは旨い。オススメです。









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お仕事を終えたわいとさんも合流して再び乾杯。
こいつは小エビとエリンギのアヒージョでバケットを浸して食べるのは美味しいですね。

他にも数品頼んだのですが撮り忘れすみません。







RICOH GR


盛り上がったところで記念撮影。
前列マルメの鷹さん、なつみさん。後列は私とわいとさんです。

この 4 人ともなればテーブル上では濃過ぎる話が飛び交いました。
またお客さんでいらしていた方も拙ブログやドイツ LE 装備についてご存知の方がいてご挨拶させて頂きました。








RICOH GR


終始エネルギッシュだったおふたり。いや~若いって素晴らしい(笑)

後方に迷彩柄の制服を着たスタッフ(こちらでは「隊員」と呼びます)の方が写ってますね。
なつみさんもお仕事の時はあのスタイルですが、トリガーハッピーはイベント多数なのでその都度衣装が変わるのも楽しいです。








RICOH GR


おっと、気づいたらマルメの鷹さんはシメにローストビーフ丼を頼んでいました。
やっぱり若いって本当に素晴らしい(笑)


トリガーハッピーは2回目の訪問でしたが、料理も美味しく雰囲気の良いお店です。
コンセプトからしてお客さんのほとんどがその筋の方(笑)なのも居心地が良い理由でしょう。




なつみさんのアドバイスもあり、欧州 LE の会 の開催地がこの日ほぼ固まりました。
彼女にはその他にもたくさん助言を頂戴し、その多彩な人脈にもずいぶん助けられています。

マルメの鷹さんとともになんとか 12月16日㈰ のイベントを成功させて恩返ししたいところです。









浅川紫織のオーロラとジュリエット

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F & F嫁が揃って大ファンである K-Ballet プリンシパルの 浅川紫織ちゃん

残念この上ないことに、2018年秋の公演でダンサー人生に幕を降ろす決断をしました。



過去にブログで幾多の記事 を書きましたが、今月の「クレオパトラ」は都合で観られません。

なので我が家が彼女の舞台を観られるのはあと 2 回





まずは彼女が育った長野バレエ団の公演にゲスト出演する 8月19日(日)の「眠れる森の美女」


長野バレエ団 定期公演 「眠れる森の美女」全幕 他 2018年8月19日(日) 13:00開演 長野市 ホクト文化ホール 👑主なキャスト🥀 オーロラ姫🌸#浅川紫織 デジレ王子🌸#宮尾俊太郎 リラの精🌸齋藤愛里 カラボス🌸倉島彩納 チケット S席💳3,000円 A席💳2,500円 チケットお問い合わせは長野バレエ団まで💳✨ #長野バレエ団 #長野市 #ホクト文化ホール #眠れる森の美女 #45年ぶり #バレエ発表会 #バレエ #バレエ教室 #バレエ教室発表会 #素晴らしいキャスト #長野バレエ団OB #ballet #naganoballet #ballerina #バレリーナ #nagano #長野県 #長野県文化芸術 #芸術

長野バレエ団さん(@naganoballet)がシェアした投稿 - <time style=" font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2018-05-11T06:30:04+00:00">2018年 5月月10日午後11時30分PDT</time>





地域のバレエ団公演であり、まったくの部外者である F & F 嫁ですがその日長野まで馳せ参じる予定でおります。

パートナーは安定の宮尾俊太郎君。








そして彼女が本当に本当に引退してしまう最後の公演。

K-Ballet「ロミオとジュリエット」 です。

こちらは10月14日(日)、彼女にとっての最終公演日を幸運にも押さえることが出来ました。






最後の舞台もロミオ役で共演するのは宮尾俊太郎君です。




とりあえず 2 公演のチケットが確保できてホッとしました。

紫織ロスのことはまだ考えたくありません。

最後のステージまで彼女が自身で納得のいくパフォーマンスを観せてくれることを祈るのみです。








盛夏のアキバ巡り

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今回は 8 月中旬、南バイエルン SEK の相方である マルメの鷹さん が東京に来られた一日のお話です。
5 月にブンデスの わいとさん、北海道のフォトグラファー Copycatさん と上野で飲んだ後、秋葉原のトリガーハッピーに行きました。


MILITARY×CAFE TRIGGER HAPPY



ミリタリーがコンセプトのお店で、短いながらもシューティングレンジがあったりダーツがあったり。
もちろん料理もお酒も多種ありどれも美味しかったです。

マルメの鷹さんも東京に行く機会があったら是非、と仰っていたので夜に予約しておきました。
ゆっくり呑みながら共催のイベント、欧州 LE の会 について打ち合わせをする目的もありました。





お昼頃に御徒町の駅で待ち合わせて界隈のミリタリーショップ巡りを予定していたのですが、この日はスペシャルなゲストが‥
前述のトリガーハッピーのスタッフであり、ラペリングもこなすガチなサバゲーマーである なつみさん がいらしてくれました。

彼女は基本陸自装備なのですが、どこが琴線に触れたのかドイツ LE にも興味を抱いてくれています。
私とマルメの鷹さんの南バイエルン SEK 装備にも支持を頂き、盛夏の一日ショップ巡りにお付き合いしてくれることになりました。




御徒町駅に集合した三人、そこから数時間は周辺のミリタリーショップを片端から巡る過酷な旅程でした(笑
マルメの鷹さんとなつみさんは五十路の私から見たら完全に息子、娘世代です。

次々と精力的にショップを巡る若いふたりについてくいのがやっとでした。
途中、秋葉原から外れて錦糸町へとの話が出た時は思わず「タクりましょう」とジジイの弱音が…

錦糸町のショップもたいへん興味深かったのですが、銃ヲタの聖地 シカゴレジメンタルス には感動しました。
ご存知の通り無可動実銃のお店であるシカゴレジメンタルスは初めて訪ねましたが想像の数倍上を行ってました。



トップ写真は私が思わず落涙した(笑)スイス・ブリュッガー&トーメの無可動実銃三連発です。
無可動とはいえ日本で B&T の実銃が見られるとは思いませんでした。まさに寿命が伸びた思いです。

ふたりも大興奮。
マルメさんは AUG の実マグを思わず手に取るし、なつみさんに至っては「ここに住みたい‥」との名言を(笑)

しかしもしも B&T APC9 (一番上) に同社のバイザーストックが付いてたら…その場で身を持ち崩していたかもしれません(結構マジな話)










というわけで歩き回って興奮して喉がカラカラのタイミングでトリガーハッピーにやって来ました。






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(この看板写真は5月のものです)






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わいとさんも合流してくださるのですが、お仕事で到着が遅れています。
とりあえず三人で生ビールにて乾杯。あ~美味いなこりゃ。






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ビールといえばフライドポテト。







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そしてソーセージの盛り合わせ。






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生ハムに行く頃にはグラスのワインをもらいました。







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そしてこいつがお店の看板メニュー、店内調理のローストビーフです。

以前にランチでローストビーフ丼をいただいたことがありとても美味しかったです。
丼とは違いグレイビーソースで、ワインのお供としては完璧。

これは旨い。オススメです。









RICOH GR


お仕事を終えたわいとさんも合流して再び乾杯。
こいつは小エビとエリンギのアヒージョでバケットを浸して食べるのは美味しいですね。

他にも数品頼んだのですが撮り忘れすみません。







RICOH GR


盛り上がったところで記念撮影。
前列マルメの鷹さん、なつみさん。後列は私とわいとさんです。

この 4 人ともなればテーブル上では濃過ぎる話が飛び交いました。
またお客さんでいらしていた方も拙ブログやドイツ LE 装備についてご存知の方がいてご挨拶させて頂きました。








RICOH GR


終始エネルギッシュだったおふたり。いや~若いって素晴らしい(笑)

後方に迷彩柄の制服を着たスタッフ(こちらでは「隊員」と呼びます)の方が写ってますね。
トリガーハッピーはイベント多数なのでその都度衣装が変わるのも楽しいです。








RICOH GR


おっと、気づいたらマルメの鷹さんはシメにローストビーフ丼を頼んでいました。
やっぱり若いって本当に素晴らしい(笑)


トリガーハッピーは2回目の訪問でしたが、料理も美味しく雰囲気の良いお店です。
コンセプトからしてお客さんのほとんどがその筋の方(笑)なのも居心地が良い理由でしょう。




様々な方からたくさんの助言を頂き、欧州 LE の会 の開催地がこの日ほぼ固まりました。
手探りですが、マルメの鷹さんとともになんとか 12月16日㈰ のイベントを成功させたいと思います。








2018年10月、2つの喪失

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ずっと応援している K-Balletプリンシパルの 浅川紫織ちゃん がこの秋をもってバレエダンサーから引退します。
(このリンクももう少しだと思うと寂しい)

最後の演目は「ロミオとジュリエット」
紫織ちゃんはそのツアー最終日、10月14日㈰に踊って自らの舞踏人生に幕を降ろします。

もちろん最終日のチケットは奪取済みでした。
それがまさか…



F の仕事は日曜日はお休みなのですが、まさにその日に限って仕事になってしまったのです。
それも立場上、どうしても外せない研修会です。

人事課の一部スタッフには追っかけしているダンサーの最終公演を観に行くと以前に話してしまっていました。
いまさら誰かを病気にする訳にもいきません。

嗚呼、こんな事になるとは。






紫織ちゃんの ロミオとジュリエット は以前にも何回か観ていてその度に進化する踊りと演技に感銘を受けていました。


K-Ballet 「ロミオとジュリエット」 2011.06.05

K-Ballet 「ロミオとジュリエット」 2014.06.17




ダンサーとしての集大成だけに本人も気合が入っているだろうし、成熟した踊り、演技を楽しみにしていました。
なのに残念ながら終日の研修で、東京文化会館へは行けそうにありません。

幸い F 嫁がお世話になっているバレエ関係の方が、F 嫁と一緒に行っていただける事になりました。
その女性の紫織ちゃん評もたいへん気になるところですが…







熊川御大と紫織ちゃんのツーショット


紫織ちゃんは K-Balletプリンシパルとして、また近年はバレエ指導者としてカンパニーに貢献してきました。
指導し起用し続けてくれた熊川御大にも感謝です。

不幸中の幸いは8月に彼女の故郷である長野で行われた地元バレエ団へのゲスト出演を観られた事です。


長野バレエ団定期公演「眠れる森の美女」 2018.08.23


これが無ければ実際に発狂していたところ…


プリンシパルとしてセンターで公演を背負って立つ最後の機会。
悔いのないように、また周囲に感謝しつつ無事に勤め上げて欲しいです。

素晴らしい舞台になるよう祈ってます。






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10月、もうひとつの喪失とは…


じつは 20 年以上、1ヶ月に一度通ってた近所の床屋さんが 9 月末で閉店してしまったのです。
やむを得ない事情とはいえ残念だし寂しい限りです。

椅子に座るだけで何も言わずともいつもの髪型にしてもらえる幸福は失って気づくものです。




9月中旬、最後の散髪時のご主人、奥様とのスリーショット (トップ写真の店内はイメージです)


ご夫婦はマリーンズファンであり野球談義や趣味であるモーターサイクルの話など興味深く聞かせてもらいました。
○○○のご主人様、奥様、長い間ありがとうございました。



問題は今後どこの床屋さんに行くか‥です。
フルサービスに慣れきったこの頭、薄いなりに贅沢を覚えています。

近年流行りのファストバーバーで事足りるのか。
はたまた個人店を探して放浪の旅となるのか。

喪失を悲しんでいる間もなくもうすぐ10月の半ば、床屋さんに行く時期がやって来ます。






京葉混声合唱団&TRuMP 特別合同演奏会

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拙ブログ音楽(MusicじゃなくてMusikね)において一定のマスを占めているのがミサ曲やカンタータなどの宗教音楽です。
まぁブログの主人公である F と F 嫁の出会いがそれなんだから仕方ありません。



音楽と出会い 2005.04.16



かのヨハン・セバスティアン・バッハ先生の最高傑作にして 3 時間を超える演奏時間の「マタイ受難曲」ですよ。
それぞれの温度差あれ、夫婦でキリスト教の宗教音楽には馴染みがあります。

現在はふたりとも不義理をしていますが、その出会った団体である千葉県の老舗アマチュア合唱団「京葉混声合唱団」もよくブログに登場します。



京葉混声合唱団 第38回定期演奏会 2016.10.23



この 2016 年の演奏会から 2 年…
上記リンク最後に書いてあるように、再び京葉混声合唱団の歌声を聴くことが出来ました。







今回の演奏会はいわゆる定期演奏会ではありません。
京葉混声合唱団の指導者、藤崎美苗先生が同じく携わっている TRuMP さんという合唱団との合同特別演奏会となります。

お題は「特別」に相応しいバッハ先生のこれまた傑作「ミサ曲ロ短調 BWV232」です。








「特別」の所以は更にあり、この豪華なソリストを御覧ください。
また個人的にそれ以上に楽しみなのは、ピリオド楽器による TK オーケストラです。

なんとバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーを中心とした国内外で活躍する精鋭ぞろいです。
いやいやアマチュア合唱団の伴奏にこんな贅沢な事ってあるでしょうか。

そんなこんなで F も F 嫁も超絶たのしみにしつつ、日曜日の青砥駅に降り立ったのでした。












トップ写真、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール正面入口です。
今日はバッハ先生の日ですが、躍動感あふれるモーツァルトの立像がお出迎えです。

エントランスは正面に階段があり、小ぶりですが初台のオペラシティを思わせます。
登って右手がモーツァルトホールです。

早く着きすぎたのでヒルズの喫茶スペースでお茶してからこの階段にならびました。
全席自由席の3,000円というチケット価格はこのメンバーなら安過ぎます。











12時45分の開場とともにダッシュし、一桁列のセンター下手の席をゲット。
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールは綺麗なシューポックス型のホールでした。

オケの配置はヴァイオリンの後方台の上に 3 人のオーボエ。
上手側の台上 2 人はフルート、その後方 3 人はトランペットでした。

ソリストは更にその外側に 2 人づつ別れて着席です。
指揮者真正面には 2 人のチェロ、その後ろにコントラバス 1 人が配され通奏低音を奏でます。

当たり前ですが全員ピリオド楽器で期待が否が応にも高まります。
実際のステージ写真はブログ最初の京葉混声合唱団のウェブサイトに掲載されていますのでご参照ください。




     指揮・アルト  青木 洋也
       ソプラノⅠ  澤江 衣里
      ソプラノⅡ  藤崎 美苗
       テノール  櫻田 亮
         バス  加耒 徹
  コンサートマスター  原田 陽
        管弦楽  TK オーケストラ
         合唱  京葉混声合唱団
             TRuMP

   合同練習ピアニスト  齋藤 由美子


    

ブログの京葉混声合唱団の記事にはよく登場するピアニスト由美子先生のお名前もあって嬉しかったです。
そして BCJ からの青木さん、加耒さん、そして美苗先生、日本を代表するテノール櫻田さん、国内外で活躍する澤江さんというなんとも贅沢なソリストです。

BCJ のディスクや映像作品でよく拝見していたアルトの青木洋也さんが、指揮とアルトを兼任されるというのも楽しみでした。

プログラムを熟読している間に、振り向けば会場はほぼ満席。
二階席もけっこう埋まってます。まぁこの陣容なら当然でしょうか。






いよいよ開演時間となりました。
合唱団が静々と入場してくると期せずして拍手が沸き起こりました。

その後、オケが配置につき、ソリストの 4 人、指揮の青木さんが登場しました。
青木さんはイメージ通りのスラッとした長身、脚も長いので指揮の後ろ姿も映えます。

全員配置に着くと青木さんは指揮台に登り観客に背を向けた状態で長いこと集中していました。
観客も固唾を飲んで見守ります。

その集中が頂点に達したとき青木さんの腕が一閃、2 時間におよぶ大曲「ロ短調ミサ曲」が始まりました。



いや~冒頭の「Kyrie」で鳥肌が立ちました。




F の場合感動のバロメーターは両二の腕外側の鳥肌に他なりませんが、この日は第一音から来ました。
「キリエ」の「キ」のアタックが非常にハッキリしていてこれが全員揃うのは並大抵ではないなと。

同時に歌い終わりの発音も曖昧なところがなく、かつ全員がキレイに揃ってます。
冒頭数小節を聴いただけで、両合唱団のレベルの高さと豊富な練習量が伺い知れます。

第一Kyrieはとてもゆったりとしたテンポ。
Christe eleisonを挟んでの第二Kyrieはやや早めのペースで進みます。

個人的には第二Kyrieがすごく好きなので、青木さんが選択したこのテンポはたまりません。
後半たたみかける様な合唱の重層が、軽快ともいえるテンポでもたれずにスッキリ聴かせます。

これものすごく好きな演奏です。




ピリオド楽器のロ短調を生演奏で聴くのは、ムジークフェラインのトレヴァー・ピノック&イングリッシュ・コンサート以来かも。
一連のリヒターの演奏も素晴らしいですが、個人的にはやはり適度な編成の古楽器が好きですね。

華やかなテンポのGloriaから上手のトランペット隊が参加。
そしてこれまた大好きなEt in terra paxへと続きます。

こちらもゆったりとして合唱団の各パートの動きが手に取るように分かります。
バッハ先生の激しく上下に動きまくるパッセージもキレイに揃って聴こえます。

これだけ曖昧な部分が見えないのは本当に素晴らしいです。




美苗先生の独唱は美しく、ソプラノⅠとテノールの二重唱では美声の澤江さんと圧巻の櫻田さんを堪能しました。
澤江さんの伸びやかな高音部は聴いていて耳に心地よいです。

美苗先生の声には独特の…こういう言い方は失礼かもしれませんが独特の可愛らしさがあるんですよね。
やはり美苗ファンだわ、自分。



そしてQui tollisでの荘厳な合唱を経て、いよいよ指揮者である青木さんのアルト独唱です。
冒頭だけ振って曲をスタートすると指揮台からゆっくり降りて観客に向き直ります。

その時点で指揮者からソリストへと切り替わったのです。



オーボエ・ダモーレとの掛け合いであるアルトの独唱曲は素晴らしかったですね。
つい先程まで指揮していたのに今は完全なアルトの独唱者です。

指揮者不在時、オケの視線をたどるとしっかりとコンマスの弓を見ていました。
本当に素晴らしいですねこのオーケストラも独唱も。



青木さんが指揮台に戻り、ホルンとバスでの独唱が入ります。
バスの加耒さんはお若く細身の身体でありながらしっかりとバスでした。

バスの独唱が終わりかけると合唱団が一斉に立ち上がりました。
Gloriaの最終曲であり、盛り上がり必須なCum Sancto Spirituがいよいよ始まります。

五声の合唱曲であり華やかで迫力満点のフーガが連続してたたみかける様なクライマックスへと突入します。



指揮棒を持たず腕と手で表現する青木さんの指揮はカッコよかったですね。

素人なりにロ短調を聞きまくってる F ですから次にどのパートが歌い出すかは分かっているんです。
青木さんの指揮はたいへん情熱的かつ非常に丁寧で、ほとんどの合唱パート歌い出しに指示を振っていました。

合唱だけでなく例えばトランペットが加わりドーンと盛り上がる箇所では右手で大きくトランペットを煽ってました。
いや~ソリストとしての青木さんしか知りませんでしたが、この指揮ぶりはたいへん好きですし指揮者としての今後も楽しみです。

見事なクライマックスでCum Sancto Spirituは終了、第一部ミサ曲の大団円です。
満席の観客からは大きな拍手が送られました。

合唱団としても会心の出来だったのではないでょうか。
京葉混声合唱団もTRuMPも本当に素晴らしかったです。







休憩を挟んで後半、第二部ニケーア信経はバランスの取れた構成で、17曲Crucifixusを中心に対象型になっています。
好きなのはそのCrucifixusで合唱ソプラノの荘厳な響きです。

ド短調の曲ですが最後が長調に転じて終わるのが好きです。

その直後には華やかなトッティでEt resurrexitが待ってるわけです。
途中のバスと通奏低音の部分は男声の聴かせどころですが、うーん自分が知ってる京葉と違う(もちろん良い意味で)。

TRuMPさんの助けもありますが、京葉混声合唱団のレベルアップは尋常じゃないですね。
いまこの陣容で「マタイ受難曲」を聴いてみたいものです。


バス独唱~合唱曲を2曲挟んで第三部サンクトゥスへとなだれ込みます。





サンクトゥスの後半フーガが超絶カッコよかったです。
この部分も大好きなんだよなぁ~

もうロ短調はこの辺りから最後まで怒涛の展開で息を呑むしかありません。



第四部オザンナ・ベネディクトゥスはそんな熱狂のOsanna in excelsisから始まります。
Benedictusを挟んで繰り返されるOsannaは華やかではありますが合唱は難しいでしょうね。

Osannaの後奏は本当にカッコいいので好きなんです。
ここでもオケの素晴らしい演奏を堪能しました。



圧巻はそのOsannaに挟まれたBenedictusでした。
テノールの櫻田さんがフルート(フラウト・トラヴェルソ)の切ない伴奏にのせて超絶歌唱を聴かせてくれました。

これぞ木管というべきフラウト・トラヴェルソの鶴田さんは素敵でしたねぇ。
櫻田さんの切々たる歌唱と寄り添い、心に染み入る演奏でした。(故A女史に京葉と共演した櫻田さんを聴かせたかった‥)



そういえば全曲を通じてオケで一番印象に残ったのは、BCJオーボエ・ダモーレ主席奏者である三宮さんの演奏でした。
あ、映像で見たことある人がいる(笑)と思ったのもつかの間、その演奏は圧倒的でした。

2本のオーボエを駆使するその演奏は、音色の抜け、存在感、トランペットが三人固まっても負けない音の芯。
どれもが一級品でした。オケは全員素晴らしかったですが、三宮さんの演奏をすぐ近くで聴けたことはオーボエヲタの F としては大感動でした。





二度目のOsannaが終わると、これもある意味ロ短調のクライマックスであるアルト独唱Agnus Dei(神の子羊)です。
ここまで2時間近く情熱的な指揮を続けてきた青木さんが、最後になってアルトの独唱をせねばなりません。

正直、少し心配でした。

精力的でアクションの大きな振りでしたし、相当体力を消耗しているはず。
他のソリストは出番が無いときは座って休んでられますが、今日の青木さんはずっと指揮してるんですから。



いままでの様にオケをスタートさせてゆっくり指揮台から降りました。
汗を拭って観客の方に向き直り、弦の切々たる伴奏に乗ってAgnus Dei~と歌い出した瞬間、その心配は杞憂だと分かりました。

あれほど指揮者として動いていたのに見事なまでに抑制されコントロールされた歌唱。
まったく指揮兼任であるとは信じられません。

ここまで指揮してきてこの独唱を歌うのは誰でも出来る技ではありません。
青木さんの素晴らしい芸術家ぶりを実証した見後なソロでした。




Agnus Deiが終わりに近づくと、嗚呼ロ短調も終わってしまうのだと悲しい気持ちになります。
最終曲はDona nobis pacem(我に平和を与え給え)。

ゆったりとしたテンポで丁寧にオケ、合唱が歌い上げます。
仕事を終えたソリスト4人も最後は合唱団に加わり音の厚みを増します。

この超絶美しい合唱曲Dona nobis pacemはたったの3分強で終わってしまいます。
この曲だけ延々と聴いていたい(笑)



宗教音楽を 2 時間とか狂気の沙汰だ、と仰る向きはせめてこの曲だけでも聴いてみてください。
キリスト教音楽の美しさ、荘厳さ、祈りはこの3分間に凝縮しています。

今回の演奏ではもちろんありませんが、バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏をどうぞ。
今回参加のメンバーも多数映っています。


Dona nobis pacem - BCJ on Blu-ray








合唱、オケが最後の音を奏で、指揮の青木さんの手が静止しました。

その瞬間、満員の観客から地鳴りの様な拍手が沸き起こりました。
惜しむらくは拍手は青木さんの腕が下に降りてからにして欲しかったですが…

いやもうちょっと余韻を楽しみたかったのよ。




それはともかく、京葉混声合唱団&TRuMP特別合同演奏会「ミサ曲ロ短調」は本当に素晴らしい演奏会でした。
期待は高かったのですが、それを遥かに超えて感動的な演奏でした。

終演後ごった返すロビーで懐かしい京葉の団員さん何名かとお会いできました。
TRuMPの皆さんもこの夜はさぞかし旨いお酒を飲めることでしょう。ありがとうございました。



バッハ・コレギウム・ジャパンからのソリストやオケの皆さんもお疲れ様でした。
身近な合唱団で皆さんの演奏を聴くことが出来たのはたいへんな幸せでした。

両合唱団を率いる藤崎美苗先生のご人脈とはいえ、箸にも棒にもかからない合唱団では BCJ の食指が動くはずもありません。
これだけのサポートをして頂いたのは、京葉混声合唱団、TRuMPの底力に他なりません。



京葉混声合唱団団員の皆さん、スタッフの皆さん、指導の藤崎先生、齋藤先生、本当にお疲れ様でした。
2 年間かけたかいのある京葉混声のひとつの頂点を聴かせて頂きました。

この演奏会を聴けた思い出は長く長く残ると思います。






Grill & WineBar "Good Ton"グットン

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11月22日(木)、いい夫婦の日に所用で出かけた帰り、通りかかったペリエの地下でこのお店を見かけました。


Grill & WineBar Good Ton グットン


豚肉を中心としたグリルでワインを飲ませるというお店。
元来の豚好きである F & F 嫁がこれに乗らないわけはありません。


日が落ちたとはいえまだ早い時間、先客は一組だけでしたが可愛らしい店員さんに案内されて席に付きます。
メニューを見ると魅力的な品々。とりあえず思いつくまま頼んでみます。


※この日はカメラを持参せずスマホカメラでの撮影です




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ま、言い訳の様な グリーンサラダ です(笑)
何気ないサラダとはいえ、このドレッシングはひと捻りあって美味しいですね。






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豚レバーのムース はあれば必ず頼むウチの夫婦間では必須の一皿です。
レッドペッパーと一緒にバゲットに乗せて食べるとコクと辛味がたまりません。

ちなみにバゲットは足りず後で厚手のものをお代わりました。




ワインは料理に合わせて赤白グラスで数杯ずつ頼みましたが何故か撮り忘れです。
390円~750円とリーズナブルなお値段でした。(この日は特価で最安値300円)





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これもそのお店にあれば箸休めに頼む 自家製ピクルス ですね。
どれも絶妙な漬かり具合でしたが、下に隠れているうずらの卵がとってもいい塩梅で美味しかったです。





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続いて数種類あるアヒージョから日替わりで 豚モツとキノコのアヒージョ を頼みました。
これがまた塩見が行き過ぎず引き過ぎずで絶品。F 嫁も激しくうなずいております(笑)

頼んだバケットに乗せてもよし、アヒージョの油をバゲットに吸わせてもよし、これはワインが空きますよ。






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メインの豚ちゃんに行く前に、人気だという ローストポーク を頼んでみました。
写真を見れば一目瞭然、これもたいへん美味しいです。

食事メニューで流行りのローストビーフ丼ならぬ、ローストポーク丼があるそうでそれも旨そうですね。






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さてワインのお代わりとともにやって来たのはメインの皿、千葉県産匠味豚のロースト です。







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西に牛に対し東は豚。中でも千葉県は有名な豚の産地で、数多くの銘柄豚が存在します。
匠味豚 (たくみぶた)はその一種で…

とかグダグダ書いてる場合じゃないですね。
オニオンガーリックソースをまとった匠味豚のローストはたいへん柔らかく美味です。

この一皿で再訪は間違いなしです。





フロアのお姉さんに料理を褒めちぎっていたら、オクからシェフコートの男性がやって来ました。
グットンを含む飲食店グループの総料理長さんだそうで、我々の自宅近くにも系列店があるので驚きました。

いずれにしても Grill & WineBar Good Ton グットン は夫婦揃って大変お気に入りになりました。
駅から直結でアクセスも良いし、またやって来たいと思います。











グットンを出て駅に向かって歩いていると、カウンターのあるワインバーがありました。
いやぁとことんシャレオツになったなぁペリエが。

という訳でそこにも引っかかりナッツ、ドライフルーツをつまみにシャンパンとワインで乾杯。




SHV41






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いつもの焼き鳥やもつ焼き、馬刺しよりちょっとだけ洒落たいい夫婦の日になりました。















【欧州LEの会/EULEN2018】ドイツ地方警察装備の変遷 26

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ドイツ地方警察装備の変遷 26 より続く



気軽な SNS でつぶやいたり画像を上げたりしているうちに前の記事から半年近く経ってしまいました。
当然のごとくその間に紆余曲折あったのですが、それを遡っているといつまでたっても終わらないため割愛します。



2017年12月に同じくドイツ南バイエルン州警察特別出動コマンドのコスプレをやっている マルメの鷹 さんと
ブンデスの宴であるところの ドイツ祭り に参加させていただきました。



第11回ドイツ祭り part 1 ドイツ地方警察装備の変遷 20

第11回ドイツ祭り part 2 in Aktion ドイツ地方警察装備の変遷 21


表題の通リドイツ祭りは今年2018年に第 12 回を数える老舗のイベントです。
広く門戸は開かれていますが、昨年連邦軍以外はドイツ地方警察である私とマルメの鷹さんの2名だけでした。

もちろんブンデスの皆様には優しく迎え入れてくれましたし、たくさんの良い写真を撮って頂きました。

2018年も続けて参加したかったのですが、今年の日程が2人ともどうしても都合がつかなかったのです。
日程の調整も模索しましたが、どうにもならず残念ながら2人とも参加を断念した次第です。




そこでマルメの鷹さんと相談して、以前から温めていた「欧州各国の警察が集まるイベント」を企画することになりました。
とはいえ老舗ドイツ祭りと違ってこちらは2人ともイベント主催経験は無しの上、マイナーな欧州LEにどれだけ人が集まってくれるのか心配でもありました。

マルメの鷹さんが積極的に動いてくれたおかげでツイッター上でイベント参加者を募るツイプラを開設する事が出来ました。


欧州LEの会


イベント名はシンプルにそのままに「欧州LEの会」としました。
ヨーロッパ各国に加えロシアを参加範囲とさせて頂きました。

また今回は時代は問いませんが実在の国、部隊オンリーとし、最近コスプレイヤーが増えているゲーム関係のLEは申し訳ありませんが対象外としました。








それで集まった猛者がこの面々。
この写真に写ってるのはドイツ8名、イギリス3名、フランス3名、ロシア1名でこの他にも制服系の方がいらっしゃいました。

参加者全員の完全な記念撮影が出来なかったのはひとえに主催の仕切りが悪かったからです。すみません。
それにしても埼玉の東松山にある T-MOUT までこんなに来て頂いて感激です。

米LEの大規模なイベントを見ていつも羨ましく思っていました。
比較的装備を揃える難易度が高い欧州LEにおいてイベントを打つのは博打でもありましたがとりあえずホッとしました。



欧州LEの会開催までの道程は、共同主催者であるマルメの鷹さんのブログに詳しいです。(他力本願すみません)


開催!欧州LEの会 part1 




プロのイラストレーターでありJPLEのハマポリ創始者であるyoh様にデザインを依頼したイベント専用パッチ制作についてもご参照ください。




EUROPOL(欧州刑事警察機構)が今年開催した ATLAS 演習のロゴマークをベースとしてひと捻りもふた捻りもある逸品です。
ATLASは欧州各国の警察が集まり各種シナリオに沿って大規模な対テロ演習を行うという、まさに我々のコンセプトの元になった合同演習です。

今回のイベントは欧州LEの会、またの名を EULEN2018 と言います。
描かれているは女神ミネルヴァと彼女の使徒であるフクロウです。

ローマ神話の女神ミネルヴァ(ギリシャ神話では女神アテーナ)は都市の守護者であり、市民の平和を護るLEとしてはドンピシャなチョイスです。
そして女神の使徒である知恵の象徴フクロウですが「European Law Enforcement Network」の略称である EULEN はドイツ語でまさにフクロウを指すのです。

いや~身贔屓ですが ATLAS オマージュとはいえこのカッコよさは半端ありませんね。
当日会場て1枚1,500円で販売しました。






さて主催の2人は南バイエルン州警察特別出動コマンド(SEK)そうびについてこの一年突き詰めてきました。
F 的なその成果はこちらです。





ブーツはデザートと迷った挙げ句、LOWAの黒を選択しました。やはり黒は収まりが良いです。
SFP9のレッグリグ前にはGlock FM78から伸縮する特殊警棒レプリカを配しました。

セカンダリーSFP9に関しては南バイエルンSEKでは未だGlock17を使用していますが、州警察全体の採用を受けてSEKにおける先行試用という脳内設定です(笑)

左足に新設したレッグリグパネルには前にハンドガンポーチ2個、後方にフラッシュバンポーチを3連で並べました。
その上の意味ありげなCB色G-Codeは、以前テイザーをここに付けていた名残で単に外すのが面倒だっただけです。

そのイエローテイザーはアーマー正面でG36用マグホーチに収めました。やはりこの位置は目立ってよいですな。
ラジオ下の縦長ユーティリティーポーチには特小、スマホ等収納しています。

右腰のターシャリGlock19に関してはサファリのホルスターでそのまま。
あ、特殊警棒の前に19用のGlockマグポーチを1個取り付けてあります。

背中ではセンターだったアサルトパックを左にずらし、2コマ空いたモールにハリガンツール用のポーチを取り付けました。
もっともBHIのハリガンツールをここに収納すると激重でバランス崩れるのでツールポーチのみのカッコつけです。








ハリガンツールといえば、関西ブンデスのはいごさんからBHIの実をお譲り頂きました。
こうして持つとコンパクトですが、単体で3.7kgもありズッシリとした重量感と頑丈さがあります。

後ろにぶら下げたPETZLのグローブはブリーチ作業の際に使おうと思ってましたが本番では思いっきり忘れ飾りと化していました。
以前にも書きましたが装着しているグロープはOAKLEYですが有名なパイロットグローブではありません。

GETEX演習時にとあるSEK隊員がつけていたSI Tactical Touch Gloveです。
ナックルガードの先にベンチレーションの穴が無いのが識別点です。

ドイツDefendergear製 のZenturio C1300Hバイザーヘルメットレプリカは相変わらず良い仕事してます。
こちらのヘルメットカバーもマルチカムではなく、スロベニアの迷彩スローカムと言います。

BDUの大量納入を勝ち取ったUF-Proがお国の迷彩であるスローカムをサービスしたのではないか…というのがSEKヲタの妄想です。

共同主催者のマルメの鷹さんもこのカバー付きバイザーヘルメットを入手され、そのおかけでトップ写真の様なエモい絵が撮れたというわけです。








ハリガンツールに代表されるブリーチングツールは憧れでした。
バッティングラムは以前に制作して頂いたレプリカです。

ハリガンツールと並んで写っているのはeBayで落としたBHI製スレッジハンマーです。
ただ残念ながらこのハンマー、柄の部分が黄色なんです。なので黒のパーマセルテープを巻いてあります。

そして背後にそびえ立つハシゴは…
ブンデス伝説のフォトセッション「ビ」で2階のウィンドウブリーチに使用されたあのラダーです。

こちらもブンデスの茂森さんからお譲り頂きました。
いっぱいに伸ばして片手で保持し前方から望遠レンズで撮ってもらう…予定だったのに当日テンパってすっかり失念してしまいました。




茂森さんせっかくお譲り頂いたのに申し訳ありません。次回のチャンスには必ず!!








さて、私とマルメの鷹さんがこのイベントを開催するにあたり密かに目標としていたのがこちらの写真。




南バイエルンSEKは間違いありませんが、ご覧の通りガスマスクを装着しています。
主催の2人は「これが出来たらヤバイよね~」とその日に向けて入手の算段をつけていたのです。

とはいえこの手の輸入がすんなり行くはずもありません。
紆余曲折というかほとんど諦め寸前まで覚悟して欧州LEの会の直前、ほんの一週間前にやっと手元に来たのです。







AVON FM53ガスマスクです。
本体、フード、予備レンズ、通信アンプ、キャリーケースまで揃ったフルセットです。

これを2セットというのだからまぁ無茶ではありましたね。







届いたその夜に普段着のまま装着してバイザーヘルメットまで被った自撮りです。
ガスキャニスターはMSA製になります。

これが思ったより呼吸は苦しくなく、レンズ部分もまったく曇らないのに驚きました。
鼻先の出っ張っている部分に電池が入り、中の声を拡声してくれます。








数日後、装備とともに着用してみた写真です。
実際にはこの状態でフードのみヘルメット無しという使用例も見られます。






続いてバイザーではないOps-Coreタイプのヘルメットを被った状態です。
うーんこちらもゴツくてカッコいいですが、バイザーヘルメットもこちらもチンストは閉まりません。





ただ検討の結果、フードは扱いが難しいので排しました。
欧州LEの会当日に主催2人が着用したのはこちらになります。



いやぁいいですね(自画自賛)。
単体でも充分カッコいいですが、同じ装備で複数になるとまた良さが何倍にもなりますね。







全体像です。
同じ南バイエルンSEKながら所持する銃の違いによってセッティングが異なるのが分かると思います。

私のハンドカフが中途半端にぶら下がっているは、GK-Proのカフポーチがバッグの奥底に入り込んで見つからなかったからです。








ここからは主催2人の写真を。
思ったより楽だったとはいえ、ガスマスクは常時装着していられるものではありません。

右側マルメの鷹さんはグローイン無しの軽快なGETEX仕様にお召し替えです。
私のレッグリグ辺りがよく分かる写真です。










マンターゲットに赤と緑の輝点が見えるでしょうか。
TLR-2HLのレーザー光、赤がマルメの鷹さん、緑が私です。

標的の高さまで考慮されたターゲットスタンドは、ブンデスでお世話になっているシカさんがお持込くださいました。
こんな魅力的な写真が撮れるのに、3基あったスタンドをすべて有効活用出来なかったのは主催の失策です。

ショルダーアーマーのPOLIZEIパッチの地色ですが、左のマルメの鷹さんはSGO、右の私はBKです。
これはどちらの装備も同時期に同部隊、同じ現場で見られる状況です。











カメラマンで参加頂いた方のクルマをお借りして一年前のドイツ祭りでもやった「ミュンヘン乗り」です。
私は今回もカラコン入れてます。少しは青い瞳に見えるでしょうか。

マルメの鷹さんはアークのクロコダイルバラクラバですが、私の黒バラクラバはネットショップbttcさんのPOLIZEI印字仕様になります。










私がMP7の他に持ち込んだプライマリーは、バイザーストック仕様のMP5でした。
写真はバイエルン州SEKの同志であるじにすもさんです。

彼はバイエルン州SEKの装備過渡期という非常に渋いポイントを突いて装備を構築されています。
彼のプライマリーはMP5だったのですが、私のMP5を押し売りで使用して頂きました。

ハンブルクMEKで作って以来、あまり活躍のチャンスがなかったウチのMP5がこんなにカッコいい装備とともに見られて幸せです。
じにすもさん、どうもありがとうございました。









写真はとにかく膨大にありとても紹介しきれません。
ツイッターのハッシュタグ #欧州LEの会 で画像検索頂くと参加者の皆さんのカッコいい写真がたくさん出てきましす。



#欧州LEの会  



ブログは自分の装備を中心に書きましたが、他の参加者の皆さんもそれぞれ素晴らしい装備でした。
ご興味のある方は ツイプラ からそれぞれのツイッターアカウントを辿ってみてください。









前週のドイツ祭りから続けてお越し頂いたブンデス他の皆さんにも感謝です。
様々な美味しいネタをたくさんお持ち頂いてのにそれらを上手く生かせず本当に申し訳ありませんでした。
運営にもご協力頂いたわいとさん始め、rickさん、ELSAさん、シカさん、皆さんにお礼を言いたいです。

それからゲストとして短いけど興味深い講演の後、タクティカルな動きや写真の指導をして頂いたトモ長谷川さんに感謝します。
長谷川さんが見えるということで参加を決められたカメラマンの方もいらっしゃいました。

EULENパッチのデザイナーであり、ハマポリ創始者のyohさんも欧州LEに興味を持って頂き、お忙しい中にお運び頂き写真もたくさん撮ってくれました。
パッチはおかげ様で大好評です。ありがとうございました。

更に唯一の女性参加者であり会場T-MOUTの常連でもあるガチなサバゲーマー、なつみさんにも心からの謝意を表します。
彼女が黙々と裏方をこなしてくれなければ、主催2人は装備を着る間もなかったことでしょう。ありがとうございました。



最後にカメラマン枠で参加くださった皆様に特別の感謝を申し上げます。
終日たったの一発も発砲の無いコスプレイベントである以上、写真が残ってナンボになります。

カメラマンの皆さんが情熱を持って撮って頂いた写真はどれも素晴らしく永久保存版です。
もっとああすればよかった、あのアングルで撮って頂けばよかったと事後に反省する点は多いです。

またこの様な催しがありましたら是非ご参加頂けたら幸いです。















欧州LEの会に参加してくださった皆様のおかげで反省点は多いものの無事に開催する事が出来ました。
参加は叶わなかったものの興味を持ってくださった方々からも反響を頂き、主催の1人として嬉しく思います。

またこの様な機会があればぜひ参加をご検討ください。
それでは EULEN2019? までさようなら~









初詣

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F log



ブログをご覧の皆様、新年おめでとうございます。
昨年は F、F嫁ともお世話になりありがとうございました。
2019年もよろしくお願い致します。



さて、三が日きっちり休みの F嫁と違って F は仕事柄年末年始もありません。
三が日が平日の場合、まず休みは難しいのですが、今年は奇跡的に1月3日(火)に休む事が出来ました。
職場の同僚の皆さんに御礼申し上げます。





というわけで3日に F 父母の初詣に同行する形で、市内の千葉神社へと出かけたわけです。
F 父母はふたりとも昭和一桁ですがおかげさまでまだまだ元気です。

毎年正月には千葉神社でお祓いをしてもらうのが習慣になっており、この日も混雑を予期して早朝から出かけました。
F 嫁も眠い目をこすりつつ助手席でお付き合いです。

トップ写真は好天に恵まれた朝 8 時半の千葉神社です。






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お祓いの受付を済ませ着替えて呼び出しを待つ F 父母です。
インフルエンザ(と肺炎球菌)の予防接種は済ませてますが、流行の兆しもありマスクでせめてもの防護です。

月間「丸」が愛読書だった元祖ミリヲタの F 父、昭和一桁ながら元バレエダンサーだった F 母。
こうしてみると現在の F はまさにこの両名 DNA の合作に他なりません(笑)







2人が祈祷に呼ばれて本殿に入った後、アナウンスが流れ境内でなにやらイベントが催される様です。



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千葉市鳶伝統文化保存会 の皆さんが衣装に身を包んで参拝に来られ、木遣り唄と梯子乗りを奉納するというのです。
境内たくさんの人がいましたが、真ん中が開けられ梯子を持った集団がやって来ました。







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梯子が真ん中に立てられ、鉤状の金属が先端についた棒で四方からガッチリと固定します。
固定と言ってもペグを打つ訳ではなく、人が人力で支えているのです。

そうしているとスルスルと若い衆が梯子を登っていました。






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ポーズが決まる度に境内の参拝客から万雷の拍手が沸き起こります。
テレビでは見たことありますが、生だとやはり見ている方も緊張しますね。

圧巻だったのは次の決まり手。




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梯子2本の支柱の内、1本のみを背中に当て完全に手足が離れている凄い状況です。
これには見ている人々も「おお~」と歓声が上がっていました。






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最後に本殿に向かって木遣り唄の奉納があり、千葉市鳶伝統文化保存会の妙技は終了となりました。




その後、若い女性が操る獅子舞の演技もあったのですが、参拝してお守りを購入したどり着いた頃には終わってました。
残念!!





いつもは1月半ば以降の閑散とした境内で初詣をするのですが、今年は思いもかけず三が日に訪れることが出来ました。
やはり賑わいは凄かったですし、縁起の良いものも見られてよかったです。







ロミジュリ in シネマ

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F 嫁 log






新年5日より、ロミオとジュリエット in Cinema の上映が始まりました。
さっそく初日にFと見に行きました。

私達夫婦が応援している浅川紫織さんの現役最後の公演でした。
しかし当日、Fは外せない仕事が入ってしまい見れなかった因縁の舞台です。




公演の時、私は最初の方は踊る紫織さんを「これで最後なんだ…」と思いながら見ていました。
どちらかと言うとストーリーよりも紫織さんの最後の姿を焼き付けたいという思いで見ていたのです。

が、ある瞬間から…どんどん物語に引き込まれ、よく知っているストーリーなのに
「どうなってしまうのだろう」
「どう演じるのだろう」
と物語の世界にドップリと浸かってしまったのです。

本当に素晴らしい舞台でした。




なので

☆ Fは見れなかったあの日のリベンジをするため

☆ 私はもう一度最初からドップリと舞台を見るため

映画館に向かったのでした。






入り口に入るとトップ写真のクリアファイルを貰いました。
写真左は最後の公演のプログラムです。

クリアファイルの中には配役表が入っています。
10月12日(金)の公演のものでした。






映像は舞台をフォーカスして編集してあるので、実際に見た舞台と良い意味でも悪い意味でも異なっていました。
それぞれの細かな表情が見れて嬉しい反面、もうちょっと引いて見てみたかったり…
ここもっと見たい!オペラグラス(笑)と心の中で思ったり…




物語はマンドリンを持ったロミオの登場から始まります。
金髪の宮尾さん。
とても優しくてちょっとやんちゃなロミオ。
いつもパリスの宮尾さんばかり見てきたせいでしょうか…
(本当に宮尾さん?)
でもとてもロミオに合っているのです。



それから、主要キャスト登場の際に役名とダンサーの名前が表示されるのですが、この時に嬉しいハプニングが!
第一幕 一場で、キャピュレット家とモンタギュー家が相対するシーンで
「モンタギュー夫人 桐山結衣」
と表示されたのです。

10月の公演時は立役の桐山結衣さんに気が付かなかったのです。
(キャスト表はキャピュレット夫人のみ)
公演後にモンダギュー夫人役であったことを知り、結衣さんを確認することも今回の楽しみの一つだったのです。

次回はぜひ踊る結衣さんを確認したいです。






さて二場のキャピュレット家の一室が始まるといよいよ紫織さんの登場。
あの日の記憶がブワーッと蘇ってきます。

出てきた瞬間「イタリアの小さな女の子だ」と思いました。
本当に少女。
軽やかで小鳥のようで。




ただ惜しむらくは映像では残像が出てしまっていたこと…ダンサーの早い動きに映像がついていかないのです。
全体を通して、千手観音のように一瞬見えてしまうときもあり、とても残念でした。

公演時、本当に紫織さん?とオペラグラスで顔を確認したのを思い出しました。
映像で見ても、顔が映ると紫織さんなのだけど、少し引くとやはり少女なのです。

キャピュレット夫人の山田蘭さんはとても美しく、スチュワート・キャシディー演じるキャピュレット卿と
紫織さん演じるジュリエットの三人の親子がとても自然に感じます。





そして、いよいよ舞踏会のシーン。

Kバレエならではの剣の踊りがありますが、その時のティボルトの遅沢さんの足が際立って美しいのです。
本公演時も「うっとりしてしまうわ~」と見入っていたのですが、映像でも再度堪能。

遅沢さんの踊りをもっと見たいというジレンマを抱えつつ、でもティボルト役は本当に合っていると感じました。
クールでシャープな切れ者。




そしていよいよ二人が出会うシーン。
二階から見下ろすロミオと広間から見上げるジュリエット。

公演時、この瞬間に私は魔法にかけられたのです。

舞台を俯瞰して見ていて、ジュリエットのようにぐるっと見渡した先に…

二人の視線が絡み合っていて、何かが弾けて…
あのテーマ曲が流れます。

この時に
これからこの二人はどうなるのだろう、先が見たい!!

紫織さんの最後の舞台うんぬんが頭の中から弾け飛びました。
とにかく先が見たい。




なんで魔法がかけられたのだろう…
映画で再度確認して理由を考えてみました。


宮尾さんは感情表現がとても豊かだと感じることがあります。
美しい、好きだ、綺麗だ…
このような時はぴかぴかと輝くように見えるのです。

そして公演時は紫織さんの最後の舞台ということに気を取られていたのですが、
改めてじっくり見ると全員が適材適所でピリッとしまった良い舞台なのです。
バレエを踊ると言う前に、それぞれが役を生きている感じがしました。
その事によりロミオとジュリエットという物語がきちんと語られていたのです。

見ている私の心の中に物語の「虚構の真実」が積み上がっていき、この瞬間に爆発したのだろう…そんな気がしました。





ただし映画では…




やはりこの部分は何かが多少薄れています。(かすかな空気感というか)
これはしょうがないですよね。

でも、その後、広間ですれ違い、見つめ合う二人のシーン。
マスクをかけたロミオの姿をジュリエットの背中越しに映す絵はとても素敵でした。
これこそは映画でしか見れないものだと思います。





その後、少女から大人の女性へと駆け抜けていくジュリエットの佇まい、身体の表情。
紫織さんは確信的に変化させて踊っていきます。

そして音楽を歌うように踊っていく…大好きな踊り方。

もっと見ていたい、まだまだ見続けたい、そんな思いがまた湧き上がります。




最後の墓室のシーンでは、仮死状態なのに死んでしまったと誤解し悲嘆にくれるロミオに振り回されるのですが、
その時の死体っぷりがとても良いのです。

Kバレエの演目にはないけれど、マノンの沼地が頭に浮かんでしまいました。
(実はFも同じことを思ったらしい)






ロミオとジュリエット in Cinema は 全国39劇場にて期間限定公開中。
18日までというところが多い中、お台場では18日から31日まで公開するそうです。

紫織ファンは必ず見に行くと思いますが…
バレエにあまりご縁の無い方も楽しく見れる映画だと思います。
高尚なバレエを見に行こう…と肩肘張らずに…



美しい美しい二人の悲劇の物語。
美しいのにやるせない切ない思いに浸って、現実から少しトリップ出来ると思います。

そして美しい音楽とダンサーの作る美しいラインは無意識のうちに日常に疲れた心を癒やしてくれます。
ぜひ、バレエの入り口に入ってみてください。




私も宮尾さん演じるロミオが偶然に起きた罪からさらに罪を重ねてしまう際のどうしようもないやるせない表情と
好きな男性の為に決意をしたあと、少女から毅然とした女に変貌するジュリエットの表情はまだ脳裏に浮かぶのです。

もう一度見たいな…と思っています。







現在、ユースの芸術監督をされている紫織さん。

紫織さんのバレリーナエッセンス(バレエ魂かな?笑)が若い世代に引き継がれる事を楽しみにしています。
そして紫織さんの第二の人生が幸せに満ち、更に実り多きものでありますように。








※ F 思い出の特別展示



拙ブログにおける浅川紫織関連のエントリー





以前は出待ちで気軽に写真撮影を受けてもらえましたが最近では事務所が煩くて(笑)
最初にサインを頂いて以来、漢字フルネームで通しました。
これらの写真は宝物です。本当に素晴らしい舞台の思い出をありがとうございました。











オジサン同志の新年会

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F log



2019年も2月を迎えましたが今更ながら新年会の記事です。

1月某日、サバケーマーであり銃器コレクターでありヤマトヲタであり
何より同世代という貴重な同志トッチーさんとの新年会でした。

会場はふたりの行きつけ、のみどころ恋粋(こいき)です。





RICOH GR


まぁ旨い酒場はお通しから旨いもんです。
このポテトサラダも何気ない小鉢ですがハッとするくらい美味しいんです。







RICOH GR


トッチーはハイボール、私は琥珀の時間(こはくのとき)で乾杯です。
かろうじてグラスを下に持っていけました(笑)






RICOH GR


ママさんがつまんでて、と出してくれたお餅。
自分はこの時が2019年初餅でした。





RICOH GR


漬物の盛り合わせです。
この赤カブの漬物は大好きなんですよ。







RICOH GR


ここから私の個人的趣味全開のお酢系三連発。
まずはナマコ酢。







RICOH GR


続いて自家製のあん肝。








RICOH GR


そして白子ポン酢です。
どんだけお酢が好きなんだと。







RICOH GR


恋粋に来たら日本酒を飲まないわけには参りません。
まずは新潟の純米酒八王(やつおう)から。







RICOH GR


今年もこのワンパターン「溢れる幸せ」の画像は連発される事を予告しておきます(笑)








RICOH GR


トッチーさんは銘酒黒竜垂れ口。







RICOH GR










RICOH GR


恋粋のお客さんのほとんどが注文する厚揚げ。
本当の熱々に醤油をかけてハフハフ食べて冷酒で流すのが旨いんです。









RICOH GR


隠れいてるつぶ貝が旨かったお造りと…









RICOH GR


熱々の蛤でお酒が止まりません。








RICOH GR


こちらは広島の誠鏡(せいきょう)です。







RICOH GR










RICOH GR


踊る寸前だった舞茸の天ぷら。








RICOH GR


この日、私が感銘を受けたのは分厚い馬刺しでした。
いつも行く別の居酒屋の馬刺しも美味しいですが、この日のそれはちょっと違いました。
旨味とコクが凄くて口いっぱいに馬肉の風味が広がるんです。









RICOH GR


撮り忘れも含めかなり飲んだので締めの鮭茶漬けです。








RICOH GR


トッチーさんは南高梅がドーンと鎮座した梅茶漬け。








RICOH GR


何故か長ネギを持ったママさんがテーブルに(笑)
ママさんの御尊顔を拝みたい方は恋粋のFacebookページを御覧ください。







RICOH GR


そのママさんに撮ってもらったオッサンコンビ。
私のジャケットにはもちろんEULENパッチです。










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その後はトッチーさんご紹介のバーにてモルトで二次会。






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右の初飲ハイランドも美味しかったのですが、左の台湾で作られたモルトウィスキーには感心しました。
台湾とスコットランドの風土がピンと来なかったのですが、これは文句なく旨いです。






というわけでオッサン同志の新年会でした。
トッチーさんには 欧州LEの会 でもお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。










東京藝術大学バッハカンタータクラブ 2019年 定期演奏会

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F log




昨今、SNS の負の面が強調される出来事が多く見られます。
しかし今回このブログを書くに至った経緯は、SNS が有益であることのひとつの証左といえましょう。


いえそんなに仰々しいお話ではないんです。


F のツイッターアカウントは一般ピーポーとして望外の 1,800名を超えるフォローを頂いております。
とはいえその大半はコスプレ、装備勢としてのフォロワー様だと思います。

ブログそのものは日常の愚痴あり、旨いものあり、音楽(クラシック)あり、踊り(バレエ)ありの雑食系です。
まぁ近頃はローエンフォースメント(法執行機関)のコスプレがメインではありますが。

そんな名もなきアカウントを突然フォロー頂いたのが…



東京藝術大学バッハカンタータクラブ 様 (@bachkantataclub) です。
2 月 3 日の事でした。


元より F 嫁との出会いがバッハ「マタイ受難曲」の合唱団ということもあり、ふたり揃ってバッハは大好きなのです。
不明にも藝大バッハカンタータクラブの事は存じ上げず、フォロー頂いておっとり刀でアカウントを見に行った次第です。




そこで翌々週、ちょうど2週間後の2月17日日曜日、藝大バッハカンタータクラブの定期演奏会があるのを知ったのです。
そしてそのプログラムの中に…カンタータ中いちばん好きといっても過言でない第 21 番(BWV21)を発見したのでした。

思わず「21番聴きてぇなぁ」とつぶやいたところ、すかさず藝大の中の人から「是非お待ちしています」とのリプライが…

そうなったらバッハ好き、21番好きとしては道はひとつです。
すかさずフォローバックをして返す刀でeプラスに飛び、全自由席2,000円也のチケットを1枚確保したのでした。



3 日後、F 嫁も行きたいと言い出し、追加でもう一枚チケットを購入しました。
17 日日曜日は仕事だったはずなのに何とか都合をつけたようです。













そんなこんなで藝大カンタータクラブの中の人と TL 上でやりとりしつつ定期演奏会当日を迎えたのでした。
17 日日曜日はゆっくり朝食を食べて、12時には JR 上野駅に降り立ちました。

会場は 13 時半ですが、全席自由席なので行列必至とみて 1 時間前の 12 時半には到着しようと目論んだのです。
バレエでお馴染み東京文化会館の前を通り、国立西洋美術館、科学博物館、国立博物館と文化的エリアを通り過ぎた先に…





RICOH GR


今回の会場奏楽堂がありま…というかこれは「旧」ですね。







RICOH GR


旧東京音楽学校の奏楽堂は、なかなか雰囲気のある建物です。
中を見たかったのですが、今回は先を急ぎます。







RICOH GR


これが東京藝術大学の正門ですが、奥に見える和風な警備員詰め所がまた渋いんです。
詰めてる警備員さん自体も渋かったですねぇ(笑






RICOH GR


警備員さんに声をかけて関係者以外立入禁止と掲示されている大学構内に入りました。
真正面奥のアーチ状の建築物が、東京藝術大学構内にある奏楽堂です。






RICOH GR


開場 1 時間前に奏楽堂前まで来ましたが流石に誰もいません。
一旦正門を出て通り沿いにあるコーヒーショップで時間を潰し、13時頃に再び奏楽堂へとやって来ました。

その頃には待っている方がちらほらと見られ、しばらくすると行列が出来始めました。
我々は7~8番目辺りに並びました。(トップ写真は奏楽堂前の大樹です)



奏楽堂は機能的かつ綺麗なシューボックス型のホールで、正面2階部分にパイプオルガンが設置されています。
座席の感じも固目で良いですし初めて訪れたホールですがすっかり気に入りました。





この日のプログラムはフライヤーにある通りですが演奏順は異なりました。




ヨハン・クリスティアン・バッハ 交響曲ニ長調 作品18-4

ヨハン・セバスティアン・バッハ カンタータ第105番《主よ、あなたのしもべを裁きにかけないでください》


休憩20分


ヨハン・セバスティアン・バッハ カンタータ第21番《も私の心は憂慮に満たされていた》


指揮 : 山根 風仁
管弦楽・合唱:東京藝術大学バッハカンタータクラブ





まず演奏会全体の序曲としてヨハン「クリスティアン」バッハの交響曲です。
セバスチャンの息子であるクリスティアンの作品はあまり馴染みがありませんでした。

10分強の短い三楽章ですが、小気味良い演奏が心地よく響いてきました。
速めのテンポでグイグイ引っ張る山根さんの指揮はカッコよいです。

この日初めて聽いたJ.C.の交響曲は魅力的で他の作品にも興味が湧いてきました。

ただの音楽ファンで理論的な事は分かりませんが、学生さんが自ら書いたプログラムの解説は詳細を極めます。
もっと音楽が分かっていたら面白いんだろうなぁと思わせます。

プログラムといえば巻末に数人のクラブ員が「カンタータクラブに寄せる思い」として寄稿されています。
それぞれが個性に富んだ文章でどれも読み応えがありました。





続いてオケの配置が変更され、同時に合唱団が入場してきます。
オケもバロック期らしく小編成ですが合唱団も30名ほど、若干女声が多いかなと感じましたが小ぢんまりとしています。

アマチュア合唱団の末席にあった我々夫婦ですが、人数が少なくなればなるほど1人の責任が増すのを痛感しております。





カンタータ第105番は陰鬱な前奏で開始されます。
直後の「ため息」「疑問、問いかけ」直後「嘆き」の下がっていく反復進行の部分が大好きなんです。

と、その箇所についてもっともらしいことを書いていますがプログラムの楽曲解説の丸写しです(笑)

合唱団は澄んでいて抑制の効いた素晴らしい声でしたね。
フーガの部分では若干女声が大きく感じました。もちろん男声も頑張ってましたが。

アルトのレチタティーヴォを経てソプラノのアリアです。
歌唱的にも難しそうなアリアですが、合唱のリーダーであるというソプラノのソリストは堂々と歌い切りました。

バスのレチタティーヴォを経て今度はテノールのアリアです。
こちらはカンタータクラブの部長さんがソリストで、これまた素晴らしい歌唱でした。

終曲のコラールは、特徴的な終わり方をします。
なんとなく心もとない感じが意図されたものですが素人としてはコラールはスッキリ納得で終わりたいですね(笑)

この第105番を聴くと通奏低音ってパッハ演奏でいかに大切かよく分かりますね。



しかし特別出演の方を除いてみんな学生さんなんですよねぇ。
本当に素晴らしい期待以上の演奏でした。

これは休憩後の第21番。そう大大大好きな21番に期待が高まりまくりです。










休憩後に再開された演奏会。
最後の一曲はこの演奏会を訪れる強烈な動機となったカンタータ第21番です。

初期の作品でありながら第一部、第二部に別れトータルで40分近くにもなるカンタータとしては大規模な曲です。
この21番がこれまた聴きどころのオンパレード、まさに名曲揃いなのです。


まず冒頭のシンフォニア。
個人的にオーケストラ奏者に生まれ変われるとしたらその筆頭にオーボエを挙げるオーボエ好きですが、
この21番は全体に渡ってオーボエが活躍しまくるのです。

オケ右側最前列にオーボエ奏者が控え、第一ヴァイオリンと濃密に絡みます。
この部分、チェロとオルガンの通低コンビが奏でる重々しい足取りと見事な調和を聴かせます。

う~んここだけでも21番好き(笑)



そしてこれまた大好物の冒頭合唱は「Ich, Ich, Ich」(私、私、私)と三回繰り返す特徴的な導入で心を鷲掴みです。
「憂い」をこれほど美しく表現する方法があるでしょうか。

バッハカンタータクラブの合唱は本当に素晴らしかったですね。
少しだけ涙ぐんだくらい。

全休止直後から猛烈に加速する合唱はバッハお得意の激しい上下運動です。
ここでもオケの疾走と合唱の歯切れ良い歌唱は見事にマッチしておりました。

冒頭合唱だけ繰り返して聽いてしまう F ですがバハカンの演奏は大変お気に入りとなりました。



続いて21番アリアで一番研ぎ澄まされたソプラノとオーボエのアリアです。
たった1人のオーボエ奏者がなんという存在感でしょう。

105番でもアリアを歌ったソプラノのソリストとともに見事なコンビネーションでした。
あ~やっぱりオーボエ奏者になりたい(笑)



短いけれど劇的なレチタティーヴォと次のアリアは別のテノールソリストが歌いました。
このテノールアリアの伴奏はテンポの緩急もあり本当に印象的ですね。


第一部最後の合唱はソロの四重奏から合唱に移行しますが途中のアダージョはすごく綺麗でした。
再びテンポアップしたフーガではやはりオーボエがカッコいいですね。

合唱は強弱もテンボも見事にコントロールされており、もはや学生の課外活動という事を忘れています。





第二部冒頭はこれまた大好きなソプラノとバスの二重唱です。
魂(ソプラノ)とイエス(バス)の対話としてのレチタティーヴォ~二重唱です。

この楽章のソリストは二人とも本当に素晴らしくイエスのバスは声の深みと厚みが心象的でした。
そして魂のソプラノはたいへん美しく歌劇を専攻する素養が上手く楽曲にマッチしていたといえるでしょう。


続いての合唱はソプラノ、アルト、バスのソロが歌う冒頭から後半の合唱までこれもドラマチックです。
トロンボーンも加わりオケにも厚みが出ています。

これもプログラムの解説で知ったのですが、この合唱曲は作曲当初は終曲となっていたそうです。
それもまったく違和感ないほど充実した楽章でした。


通奏低音とテノールのみで構成される10曲目のアリアは、4曲目のレチタティーヴォを歌ったソリストでした。
こちらのテノールもよく通る素晴らしい声でした。


トランペットとティンパニが加わる最終曲の合唱は今までの陰鬱な雰囲気を吹き飛ばす壮大なイメージです。
オケも合唱も絶好調で、素晴らしいアンサンブルを聴かせてもらいました。

この曲は文句なくカッコいいし、バハカンの演奏、指揮者の指揮も一体化して本当に素晴らしかった。

後半のフーガは「賛美、栄誉、栄光、力がわたしたちの神にありますように いつまでも永遠に」と歌う訳ですが、
キリスト教徒ではない仏教徒の日本人を感動させる力に満ちています。

力強いティンパニと輝かしいトランペットの後押しでカンタータ第21番は感動のエンディングを迎えました。



前2曲でも思ったのですが、流石にここまで聴きに来るお客さんは分かっていて指揮者が止めた腕をゆっくりと下ろすまで拍手は起きませんでした。
その溜めた分、最大限に大きな拍手が奏楽堂に響き渡りました。

いや~本当に素晴らしい演奏会でした。
この日、ここに居られてよかったです。





終演後、ロビーの大きなガラス窓が90度回転し、聴衆を一気に外に出せるのはとても機能的だと思いました。
そのロビーでは演奏者である学生さんが三々五々現れて、聴きに来てくれた観客と交流していました。

我々も縁故はゼロですが、果敢に指揮者の方や気になったソリストの方に話しかけてみました。
あとツイッターの「中の人」に御礼を述べようと思ってたのですが果たせず残念でした。



冒頭でも書きましたが今回この素晴らしい演奏会にたどり着いたのはツイッターでのやり取りでした。
東京藝術大学バッハカンタータクラブの裏方であるスタッフの皆さんにも感謝します。

もちろんステージ上の出演者の皆さんは素晴らしかったです。
同クラブは来年2020年に創部50周年を迎えるそうで、また飛躍の年となることでしょう。




RICOH GR



感動的な演奏に大満足の F 嫁です。
無理して仕事を調整したかいがありました。

また終演後、奏楽堂の前でこれまたツイッターでお世話になっている T さんにご挨拶する事が出来たのもこの日の喜びでした。
T さんは音楽好きでありまたバレエ好きでもあり、ディアナ・ヴィシニョーワのファンであるという我が家との共通点があります。




東京藝術大学バッハカンタータクラブは若い情熱にあふれており、その演奏は年配者にとってある種の栄養剤でもあります。
音楽好き、バッハ好きの皆様には是非とも機会を見つけて奏楽堂に足を運ばれることをお勧めします。










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