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Channel: F & F嫁の “FFree World”
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バレエ、ミリタリー、旨いもん

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7 月最後の日曜日、諸用で中野に行きました。
F 嫁は仕事なので F の単独行です。

ところで拙ブログ F 担当の三本柱といえば、バレエ、ミリタリー、旨いもん です。

カテゴリーをご覧いただければお分かりのように、バレエは観る方と踊る方 (こちらはずいぶんご無沙汰ですが)、
ミリタリーはミリ一般とサバゲ、旨いもんは食べるのと作るのにそれぞれ分かれております。

個々は充分独立したカテゴリーになっていますが、この日は珍しく三本柱を一気に網羅したのでした。





RICOH GR


お昼少し前に JR 中野駅に降り立つと自然とブロードウェイに向かうアーケードつき商店街へ。
直接の日差しはないものの、温室状態でたいへん暑いです。

いつもだったら途中で右に脱出して フジヤカメラ に寄るのですが、この日はなんとスルー。
RICOH GR が可搬性も含めあまりに優秀過ぎて、カメラに対する物欲が減少しまくってます。

まぁその他の散財もあることですし、良い事ですよね?









RICOH GR


ブロードウェイに入るとそのままエスカレーターで三階へ。
まずは欧州軍払下げ品の老舗 ユーロサープラス へ行きました。

写真思いっきりブレててすみません。

通路にはみ出すように陳列された衣料を中心とした大量のミリタリーグッズ。
毎回ここに来るとテンション上がります。




中野を訪れた主目的までの時間はまだたっぷりあります。
店内のものすごく狭い通路を行きつ戻りつ、対向者によってはいったん店外に出つつ舐め回すように見ます。

当初はイギリス軍のデザート迷彩のパンツ (赤↓) を買う予定でした。
ところがそいつの 2 メートル奥にあったとある国の迷彩柄に一目惚れ。

ユーズドで退色した色合いがまたいいんですわ。
迷わず 2 本抱えて試着室へ。数分後には 「これください」 となりました。

まぁ中古市場はご縁ですから、ビビビッと来たら迷わず Go です。
その迷彩パンツについて別稿にて。








RICOH GR


散々歩きまわってお腹も空いたので、ブロードウェイ2階でご飯を食べようと思いました。
最初は とろろ飯の丸子亭 で麦とろ定食を目指していたのですが…



となりの 天ぷら住友 にググッと惹きつけられてしまいました。
お品書き筆頭にかき揚げがあったからです。

F はかき揚げ好きなのです。
住友は初めてですが、こういった気まぐれも単独行ならではです。








RICOH GR


かき揚げ丼と迷ったのですが、頼んだのは かき揚げ定食(上) です。

ランチタイムから少し外れた時間なので先客はひとり、F の注文も程なくカウンターに運ばれてきました。
ご飯とお味噌汁、お新香が大きなかき揚げとともに並びました。







RICOH GR


大きなかき揚げが美味しそうです。
海老はプリプリ、イカは柔らか、緑は夏らしくゴーヤでした。

右下に突出しているのが特徴的なゴボウの細切りは食感がイイですね。
残念だったのは、かき揚げのキモであると個人的に考えているタマネギが目立たなかったことです。

全体的にしっかりとした揚がり具合で、軽フワな天ぷらではありません。








RICOH GR


甘辛でいえば辛めの天つゆに浸してご飯を経由していただきます。

ネット上ではご飯が軟いとの評価が多かったのですが、少なくとも F が食べたのはしっかりと固めでしたよ。
天つゆが染み込んだご飯も旨いのですが、かき揚げの大きさを考慮すればもっとたくさんの天つゆが必要でした。

全体的にお安いのでブロードウェイついでにふらっと寄るのはいいかもしれません。
次回は個人的にかき揚げと並ぶ天ぷらのキモである、イカの天ぷらを頼んでみたいと思いました。








RICOH GR


その後、商店街の酒屋さんでワインを仕入れて(笑)、この日のメインイベントである 中野サンプラザ に行きました。

トップ写真のように空に怪しい雲が広がってきました。
案の定、ホールに入ってる間に土砂降りになったそうです。






RICOH GR


サンプラザの大ホールで催されるのは、何回か拝見している 執行バレエスクール の発表会です。

ここはいつもお世話になっていてブログにも時折コメントいただく A さん が長年通ってらっしゃるスクールなんです。
この日もご主人の Y さんからお誘いを受け、F 嫁は仕事で断念したものの F だけお伺いした次第です。

会場でご主人とお嬢さんに合流しました。
お嬢さんの S ちゃんは 一年前に比べて ずいぶん大きくなりました。

バレエを習い始めたようで、踊れる母上と音楽的素養に溢れる父上から引き継いだ才を遺憾なく発揮してくれることでしょう。







RICOH GR


A さんは一応生徒さんということになっていますが、ママさんクラスの中の1人として踊る他、第2部ではソロも踊られるんです。

大勢の参加者の中、たった5人だけ踊るソロですが、A さんのそれは素晴らしかったですね。
チャイコフスキー/センチメンタルワルツのピアノ伴奏に乗って、美しく感傷的な踊りで会場の注目を集めました。

前回お邪魔した時のソロは、コミカルな内容 (それでもすごくカッコよかった) でしたが、今回はガチでシリアス。
同年代と言ったら失礼ですが、そもそもウチら夫婦にしたらポワントで立っているだけでも奇跡。

それもただ振りをなぞるだけでなく、執行先生の振付けをしっかりと観客に伝え、自らも演じていました。
毎回思いますが、本当に A さんは踊れて呑めるwスーパーウーマンです。



執行バレエスクールは他に例を見ない大規模なスクールです。
よちよち歩きのちびっ子から、コンクールでの受賞者、ママさんダンサーまで幅広く在籍しています。

なので発表会も長大で、15 時半から 4 時間に渡って繰り広げられます。
この大ホール 1 階がほぼ満席になるのですからすごいものです。

お子さん達の指導も行き届いていて、明らかな振りの入っていない子や、明後日の方向を歩き出す子は皆無です。
他のスクールでは必ず何人かはいるんですけどね。

若手の精鋭でいえば、A さんの 2 つ後に踊った若いダンサーは凄かった。
ゴリゴリのコンテを踊ったのですが、もう一目見てモノが違うと感じました。

どおりで国内コンクールで入賞経験があるらしいですね。
これからも踊って踊って頑張ってほしいと思います。



F は残念ながらその後、仕事関係の打ち上げに出席せねばならず、A さんの出番 2 回を観てからサンプラザを後にしました。
ご主人と S ちゃんには退出する旨、伝えたのですが出番が終わって更衣中であろう A さんとはお会いできずに残念でした。













特濃三連発でお送りしました(笑




食べ物は人間の根幹に関わるものとはいえ、バレエとミリタリーはまったく相反する感覚で自分でも共存するのが不思議です。

ツイッターのアカウントは一つですので、バレエ関連のフォロワー様方は頻回に登場する「銃」に眉をひそめられるでしょうし、
サバゲー関連のフォロワー様方は唐突に登場するチュチュに戸惑いを隠せないでしょう。

とはいえ人間誰しも多面性を持っているもの。
これからも拙ブログ、F 担当のエントリーは、バレエ、ミリタリー、旨いもん を中心にしていくことでしょう。











リコールとハチミツ

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昨年 9 月末の納車以来、順調に走行距離を伸ばしているウチの ABARTH 595 COMPETIZIONE です。
もう 13,000km 越えました。片道 20km の高速通勤のお陰です。

速さはもちろんのこと、満タン法の計測で 12〜14km 走っているので優秀ですね。
まぁ最近のガソリン代高騰はさすがに堪えてます。ええ、ハイオクですから。




そんな折、ABARTH 千葉からお手紙が来ましたよ。
まだ一年点検には早いな〜と思いつつ開封すると、なんとリコールのお知らせ。

こりゃ一大事と 5 日の火曜日、平日休みを利用して朝一でディーラーに駆け込んだのでした。








RICOH GR


作業が終わるまでショールームの中で待ちます。
すぐ横には珍しい 595 CONPETIZIONE の Grigio Campovolo (グリジオ・カンポボーロ) がありました。

トップ写真もそうなんですが一見ホワイトに見えるこの色、薄いソリッドグレイなんです。
それぞれ奥に白のクルマが写っているので微妙なカラーがわかるでしょうか。

アバルトといえばカンポボーロ。
これはアバルトにとって特別な色なんです。

アバルト創成期のテストコースはカンポボーロという空港だったそうです。
ここには空軍の戦闘機用塗料が残されておりそれをアバルトさんが自分のクルマに使用して…というのが伝説なんです。

当然ミリヲタである F は考えましたよ、イタリア空軍由来のこのソリッドグレイを。






RICOH GR


ではなぜカンポボーロを選ばず、同じグレイでも濃い Grigio Record (グリジオ・レコード) になったのか。
答えは単純です。


屋外では白に見えるからです。


またまた F 得意のまったく意味のないこだわりです。
生涯に渡って白いクルマには乗らないと心に誓っているのです。

ま、それも大した理由じゃないんです。
80 年台に青春を迎えた若者ならなんとなく分かっていただけるかもしれませんが詳しくは書きません。



ガンメタに近いグリジオ・レコードですが、こちらはこちらでまたストーリーがある色なんです。
その話はまた次の機会に…







RICOH GR


ABARTH 595 TURISMO

イタ車ならではのビコローレ (ツートーン) 仕様のツーリズモです。
Grigio Pista / Rosso Officina という 2 色です。

このグレイも前出 2 色とはまた異なる色です。
ロッソ・オフィチーナというのは、アバルトの基本的な赤ですね。

この派手なツートーン、一度だけ公道ですれ違ったことがあります。
当時はこのホイールがカッコよく見えたのですが、掃除を考えると悪夢ですねw

となりはそのロッソ・オフィチーナの 595C (キャンバストップ) です。









RICOH GR


いちばん窓際には素の ABARTH 500 が展示されていました。
Azzurro Leggenda というキレイなブルーです。










RICOH GR


内装は FIAT 500 から引き継ぐボディカラー同色です。
595 シリーズはダークなインテリアですから、えらくポップに感じます。

そういえば 5MT に左ハンドル仕様も入ってくるそうで、公式ディーラーの意地ですねこれは。



アバルト千葉開業の騒乱も一段落だそうで、今ならゆっくり舐め回すように見られますよ。
県内でサソリの毒に興味ある方はぜひ一度アバルト千葉へお運びください。










RICOH GR


リコールの作業自体は 30 分もかからずに終了しました。

要は 「ステアリング周りの配線が一部垂れて断線する可能性があったので結線し直しました」 ということらしいです。
まぁリコールにしては軽微な範疇でしょうか。

右ドアのドアキャッチ下にリコール対策済のシールが貼られて終了です。
同僚によれば某国産車はリアガラスに堂々と貼るそうですが、後続車から丸見えのそれってどうなんでしょうね。








RICOH GR


アバルト千葉から別件で近くに移動します。
途中、陸上自衛隊下志津駐屯地 の正門前を通りました。

下志津といえば 陸上自衛隊高射学校 です。
Flak ラブの F には高射学校という響きだけでたまりませんなw







Flak といえばジャパニーズ・ゲパルト、87式自走高射機関砲ですね。
また引退した 75mm高射砲スカイスィーパー の屋外展示は高射砲ファン必見です。

おっとミリヲタのカテゴリーじゃないのに危ない危ない。
地元の皆様が楽しみにしている盆踊りは、上記リンクによれば無事開催され 18,000人もの人が来場したそうです。

駐屯地の皆様、お疲れ様でした。







RICOH GR


下志津駐屯地から走ること 15 分。目的地に着きました。
住宅街に突如出現する黄色い看板、鈴木養蜂場 です。

といってもここに養蜂場があるわけではありません。
有限会社真世電気という会社の事務所でハチミツを販売しているのです。

社長さんがハチミツ好きで社内に養蜂部を作ってしまったとか。







RICOH GR


工具だらけの駐車場から事務所に入ると、普通の会社の事務所ですw
応接セットの横にハチミツの値段表が貼ってあるのでそれとわかります。

蜜蝋で作ったキャンドルも販売しています。

養蜂場は同じ市内の泉自然公園の近くだそうです。
桜の名所である泉自然公園、そして公園内の様々な花々の蜜が凝縮した 「百花」 が主力商品です。








RICOH GR


ここのハチミツの大ファンである F 嫁の依頼で、百花の 500g を 2 本購入しました。
残念ながら 500g はこれで品切れです。

桜の香りが素晴らしく、一口舐めると花見の席にタイムスリップ出来るという 「山桜」 を進物用に別途購入。
こちらは提携している群馬県の養蜂場からの逸品です。









RICOH GR





リコールの対策が終わりハチミツを買って無事自宅に帰ってきました。










ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014

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前回 2012 年の公演 が素晴らしかったので、今回も必ず観たいと思っていた 「ロイヤル・エレガンスの夕べ」。
3 日間公演の最終日、8 月 10 日(日)に観に行ってきました。


ロイヤル・エレガンスの夕べ 2012


2 年前は鎌倉でしたが、今年は神宮外苑の日本青年館大ホールが会場です。
鎌倉同様、日本青年館も小ぢんまりとしていて、公演の趣旨に合致したホールです。


じつは職場小隊のサバイバルゲームがこの日に予定されていたのです。
ツイッターでバッティングの件をつぶやいたところ、バレエファンの皆様から「当然こっちだろう?」とのブレッシャーが。

結果的に台風は関係なくサバゲーは延期になったのですが、今後もこのような事態が予想されるので困ったものです。




そう、台風です。

のろのろでたちの悪い 11 号は日曜日に日本列島に上陸するといわれその通りになりました。
関東圏は風と雨が一時的に激しくなりましたが、公演は無事に行われました。




ゴタゴタはまだ続きます。
当初行く予定だった F 嫁が、どうしても外せない仕事上のイベント出席のため来られなくなりました。

いつもお世話になっている筋からチケットを 2 枚お手配いただいていたので困りました。
そこでいつもファンであると公言しているユフィちゃんを観てもらおうと、F 母 に声をかけました。

F 母といえば過去のログでも書きましたが、昭和一桁の元バレリーナ
まだまだ良い舞台を観たい欲求はあるらしく、誘いに二つ返事で乗ってきました。

F 母と芸術や舞台鑑賞でご一緒することが多い友人の S さんもお誘いして 2 席を埋め、
F は単独で最後列の席を 1 席確保しました。





RICOH GR


外苑前駅で降りて神宮球場の前を通り、正面に見えてきた茶色い建物が日本青年館です。
この写真は 10 日の正午、雲行きは完全に怪しいもののまだ雨は降っておらず風もほとんどありません。








RICOH GR


建物左手の階段を昇った先が大ホールエントランスです。
徐々に風が強くなってきて 12 時半を回る頃には暴風と横殴りの雨となって、この階段は地獄と化しました。

横殴りというか下から吹き上げる風で、傘は片っ端から壊れるは女性のスカートもエライことになってました。
運営の配慮で会場時間を繰り上げたのは正解でした。





さて前段が長いのはいつもの F の悪い癖です。
ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014 は、前回にも増して素晴らしい舞台でした。

よく言われることですが、舞台もさることながら運営というか作り手側の細かな配慮が感じられる点も気に入っています。
それは公演プログラムを見れば明らかです。





<キャスト>

ラウラ・モレーラ Laura Morera 英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル
サラ・ラム Sarah Lamb 英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル
ネマイア・キッシュ Nehemiah Kish 英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル
スティーヴン・マックレー Steven McRae 英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル
崔 由姫 Yuhui Choe 英国ロイヤル・バレエ団ファースト・ソリスト
リカルド・セルヴェラ Ricardo Cervera 英国ロイヤル・バレエ団ファースト・ソリスト
ベネット・ガートサイド Bennet Gartside 英国ロイヤル・バレエ団ファースト・ソリスト
佐久間 奈緒 Nao Sakuma バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンシパル
ツァオ・チー Chi Cao バーミンガム・ロイヤル・バレエ団プリンシパル



ダンサーは総勢 9 名と小じんまりしています。
ロイヤル・バレエから 7 名、バーミンガム・ロイヤル・バレエから 2 名という布陣です。

F いちばんのお目当ては大ファンである 崔 由姫 ( チェ・ユフィ ) ちゃん です。
でもどの出演者も素晴らしく、全体として洒脱かつ中身の濃い見事な企画だと思いました。







第 1 部


「真夏の夜の夢」よりパ・ド・ドゥ(オベロンとタイターニアのパ・ド・ドゥ)
振付:フレデリック・アシュトン
出演:ラウラ・モレーラ/ツァオ・チー


以前に観たはずなのにあまり記憶に残っていなかった PDD。
地味なようでいてジワジワ来るタイプの踊りです。

モレーラは完璧だしツァオ・チーもどっしりとモレーラを支えていて見事です。

このふたりが組むのはロイヤルバレエスクールの卒業式以来ということですが、
英国で活躍するふたりが再び交差した貴重な舞台でした。






「レクイエム」よりソロとパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
出演:崔由姫/ネマイア・キッシュ


個人的にこの日、もっとも感銘を受けたのはこのレクイエムでした。
ユフィちゃんのファンであるということもあるのですが、キッシュとのペアがとても上手く行っていたと思います。

フォーレのレクイエムによる静謐な PDD。
マクミランらしい難解なリフト、空中での姿勢も刻々と変化してアダージョであるのにスリリングです。

とはいえ決して曲芸になっておらず、レクイエムらしい祈りにあふれた名演です。
ユフィちゃんのソロがまた絶品でした。





このソロはレクイエムですが、悲壮感はあまりありません。
ただただ美しいフォーレの音楽とダンサーであるユフィちゃんの身体が生み出す空間を味わうことができました。

急逝した友人ジョン・クランコへの追悼としてマクミランが創造した見事な演目でした。
なかなか難しいとは思いますが、ぜひ全編観てみたいです。

その際はもちろん生のオケと合唱団でお願いします。






「エニグマ変奏曲」よりトロイトのソロ *日本初演
振付:フレデリック・アシュトン
出演:リカルド・セルヴェラ


山椒は小粒でもぴりりと辛い、を地で行くリカルド・セルヴェラのソロです。
こちらも振付家の特徴を見事に現していて、アシュトンらしい細かなステップが織り込まれています。

それをユーモアも交えつつ完璧に踊りこなすセルヴェラは素晴らしいですね。
短いソロであっという間に終わってしまいましたが、その充実感たるや時間の長短には関係ありません。



かなりキッチリした衣装で激しく動き回ります。
仕立てがバレエの可動域を加味しているものなのか非常に気になるところです。

このソロは日本初演ということで、こちらも全編観てみたいですね。







「コンツェルト」
振付:ケネス・マクミラン
出演:佐久間奈緒/ベネット・ガートサイド


再びマクミランの振付け作品です。
来日予定だった平野亮一さんが怪我のためキャンセルになってしまい、代役として来たのがガートサイドでした。

ガートサイドはどちらかと言えばキャラクター寄りのダンサーだと勝手に認識してました。
でも踊りは丁寧だしサポートも的確で良い意味で裏切られた感じでした。

プログラムによれば、マイヤリンクのルドルフを初めてとしてシリアスな役柄も多数。
加えていくつもの振付家の初演を担っているそうで、さすがに実力は隠せません。

ショスタコーヴィチの協奏曲第 2 楽章からの PDD は、マクミランのミューズだったダンサーのバーレッスンから
発想を得たそうで、美しいポール・ド・ブラが印象的でした。

これは言っても仕方ないですが、当初の予定だった平野さんと佐久間さんのロミジュリはぜひ観たかったので残念でした。







「眠れる森の美女」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
出演:サラ・ラム/スティーヴン・マックレー


これはある意味で超強力なペアであり演目です。
まずラムとマックレーのお姫様、王子様然とした容姿、まるでおとぎ話のような‥という雰囲気です。

ラムのまとった英国伝統のちょいと下がったチュチュは美しいです。
マックレーも明るい髪の毛の色で、陽の雰囲気を振り撒いていました。

少なくともアダージョに関して近年稀に見るお手本のようなパ・ド・ドゥだと思いました。
マックレーの手を取ってラムが最初に見せたアチチュード (については煩いのです) は完璧に F 好みです。

端正でいて余裕も感じられ 「眠れる森の美女」 という大看板を代表するような踊りです。
初めてバレエを観る方に、パ・ド・ドゥとは何ぞやと問われたらこの日のアダージョをお勧めしたいです。



両ヴァリエーションもホォ〜と溜息の出る出来栄えでしたが、コーダは大技等多少盛り込み過ぎの感がありました。
もちろんふたりのテクニックは盤石で目を見張るものがあり、最終的にはピタッと決まったラストが帳消しにしましたが。

普通のガラ公演でいえば第 1 部のラストはこの演目でしょう。
ところがそうは問屋が卸さないのが 「ロイヤル・エレガンスの夕べ」 たる所以です。







「ルーム・オブ・クックス (Room of Cooks)」 *日本初演
振付:アシュリー・ペイジ
出演:ラウラ・モレーラ/リカルド・セルヴェラ/ネマイア・キッシュ


多彩な今回の演目の中でダントツの問題作です。
英国バレエならではの演劇性を前面に出した‥という言葉だけでは括れない複雑な舞台でした。

舞台にはテーブルと椅子が二脚。モレーラとキッシュが夫婦、セルヴェラが妻の愛人という設定でしょうか。
いきなりテーブルの上に包丁、それも骨まで断ち切るような巨大な肉切り包丁が刺さっているのです。

これだけでもドキドキする舞台設定ですね。
日本初演だそうですがさもありなん、これは普通のカンパニー来日公演では無理ですね。

前回のコジョカル座長公演の際「ザ・レッスン」 を演りましたがそれに近い、いやそれ以上の衝撃を感じます。
振付け自体は複雑な訳ではなく、登場人物 3 人の心理描写的なイメージで紡がれていきます。

世界初演のダンサーはモレーラ、セルヴェラにアダム・クーパーだそうで、そこを今回キッシュが担当しました。
第三者が登場する夫婦関係を夫の立場から表現しましたが、これはなかなか良かったですよ。

キッシュは王子様等のもろノーブルな役柄だとやや重く見えてしまう面があると思っていました。
こういった演劇要素が占める割合の多い作品は彼に合っていると感じました。

しかしモレーラは第 2 部の役もそうですが、本当に芸達者ですね。
バレエダンサーに対する褒め言葉になるかは微妙ですが、感心するくらい役を自分のものとしていました。

しかし英国人って本当にこういうのが好きですよね。









RICOH GR



ここで 30 分の休憩が入ります。
F の座席から撮影した日本青年館大ホールです。

ここが最後尾なのですからオケピが無いこともプラスとなって本当に観やすかったです。
最前列からしばらく段差が無いので、かえって後方の席の方がよく観えるのかもしれません。









第 2 部


「メタモルフォシス:ティツィアーノ 2012 「トレスパス」 よりパ・ド・ドゥ」 *日本初演
振付:クリストファー・ウィールドン、アラステア・マリオット
出演:サラ・ラム/スティーヴン・マックレー


これまた日本初演の作品で、ロイヤル・バレエ前芸術監督のモニカ・メイスン在任最後の作品として嘱託されたとのことです。
プログラムをよく読んでいなかったのですが 「ディアナとアクティオン」 がモチーフであります。

「眠り」の古典とは対照的に、身体能力の極地まで酷使するしんどそうな振付けです。
申し訳ないんですが、ご両人の動きは何となくイメージとして残っていますが、曲の記憶がさっぱりです。





リハの画像ですが、このラムからマックレーの甲に手をついて倒立しているというのは結構衝撃的でした。
これでゆっくりゆっくり一周するんです。

この他にもアクロバティックな姿勢が連続しますが、音楽と合っていたかといえばよく分かりません。
ただ同じふたりが演じるパ・ド・ドゥでも、古典とはまったく違った美しさがあったのは確かです。







「エリート・シンコペイションズ」よりスウィート・ハート
振付:ケネス・マクミラン
出演:崔由姫/リカルド・セルヴェラ


たったひと言 「カワイイ〜!」
このユフィちゃんとセルヴェラのカップルを見て微笑まない観客はいなかったことでしょう。

直前の演目がシリアスだっただけに、衣装のポップさがより際立ちます。
しかしマクミラン先生すげーな、あの「マノン」の次がこの作品だってよ。



別の写真。ユフィちゃんはこの目玉とハートのストッキング。ペアはなんとリアム・スカーレット。


小林紀子バレエシアターの公演でこの熱演を観ていますが、やはり本家はひと味違いました。
ガラ公演にこの演目があると華やかで楽しいですね。

ユフィちゃんは本当に可愛くて思わず双眼鏡を覗きながらニヤけてしまいました。(←危ないオッサン)

ペアを組んだリカルド・セルヴェラもコミカルな動きが本当に素晴らしかったです。
レヴェランス後に上手に捌けていく際にもしっかりと笑いを取っていました。


崔 由姫・リカルド・セルヴェラこの両名がどうして未だにファースト・ソリストなのか誰か教えてください。マジで。








「アスフォデルの花畑」より第2楽章
振付:リアム・スカーレット
出演:ラウラ・モレーラ/ベネット・ガートサイド


昨年のローザンヌ・ガラ 2013 でユフィちゃんが平野さんと踊った演目です。
その時も絶賛して書きましたが、上の写真で溌剌と踊るスカーレットが振付家として魅せたとてもとても美しい作品です。

プーランクの 「2台のピアノのための協奏曲」 を使ってスカーレットがこの振りを創造したのが若干 24 歳。
いや〜天才ですね、こいつは。





全編観たいといろいろな作品に書きましたが、これはその中でダントツ一位です。
またダンサーがモレーラと初演を担ったガートサイドというベテランで、非の打ち所がありません。

底知れぬこの作品の魅力をもっと多くの人に知って欲しいです。
そして繰り返しますが、全編通して観てみたいです。

できればユフィちゃんで(コッソリ)。








「ベアトリクス・ポター物語」〜ピーター・ラビットと仲間たち〜より「まちねずみジョニー」
振付:フレデリック・アシュトン
出演:五十嵐脩 (「ダンス・ツアーズ:未来の星」賞)


英国バレエ伝統の被りモノ。
公演を主催するダンス・ツアーズ・ブロダクションが若人を対象に行った春の講習会に参加した生徒の中から選ばれた男の子です。

五十嵐君は何歳くらいなんでしょうね。
多くの中から選ばれただけあって、短いながらもステッキを使った印象的な踊りでした。

指導、リハーサルとリカルド・セルヴェラが行ったそうです。
そういえば第 1 部でセルヴェラが踊ったトロイトのソロに通じるものがありました。

バレエを志す子供達にはたいへん素晴らしい経験になりましたね。








「ディアナとアクティオン」
振付:A・ワガノワ改訂(マリウス・プティパより)
出演:佐久間奈緒/ツァオ・チー


お約束の“半裸”です(笑
ガラ公演らしい演目といえばそうなんですが、バーミンガム組に関しては少々物言いがあります。

前回 2012 年にふたりが踊ったのは 「海賊」と「白鳥の湖」 でした。
ロイヤルのダンサー達が思い切った演目を積極的に取り入れているのにあまりに保守過ぎませんか。

もちろんペアの熟成はバッチリですし、技量的にも素晴らしいおふたりです。
だからこそ普段目にする機会のあまりない作品を持って来てもらいたいと思ったのです。

バーミンガム独自のレパートリーってどんなのがありましたっけ?
例えば 「美女と野獣」 だったらどうでしょう。

権利関係で難しいのかもしれませんが、次回はぜひ冒険的なプログラムをお願いします。








「Rotaryrotatory(ぐるぐる回る)」 *世界初演
振付:クリスティン・マクナリー
出演:崔由姫
 

ユフィちゃん 3 演目はソロです。
まぁ前述の 「未来の星」 賞のダンサー 4 人との競演でしたが。

これまで日本初演はありましたが、この作品はなんと世界初演。
正真正銘の初モノです。

ユフィちゃん自身の友人であるクリスティン・マクナリーが振り付けた作品ですが…

正直なところよく分からない作品でした。
オルゴールの人形を模した様な動き、4 人の子ども達も同様で実験的、試行的な作品といえるのでは。

まぁ個人的にビョークの音楽は理解不能なのでそれもあるかもしれません。
音楽が止まって次の展開があるのかと思っていると、また同じ音楽の繰り返し‥と感じてしまいました。

ごめんなさい、この作品に関しては本当にわからないです。
今後マクナリーの振付けがどのように評価されていくか気になるところです。







「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン
出演:サラ・ラム


勝手な誤解なのですが、ラムは黒いチュチュで踊るのだと勘違いしていました。
演目変更のお知らせに黒鳥の衣装をまとったラムが写っていたからだと思います。(プログラムの写真も黒でした)

ロシア系のスーパー瀕死の白鳥 (って変な言い回しですが) を見慣れているのでもどかしさがつのりました。
ロパ先生の様なウルトラ繊細なアームスと、もはや連続に見えるパ・ド・ブレが当たり前では贅沢でしょうか。

もちろん一羽の白鳥としてはとても美しかったです。
ただ“瀕死”かどうかといわれたら、やや生気が優っていたように思います。

こういった精鋭が集うガラで、この作品を踊るというのはかなりの覚悟が必要だと思います。
ラム本人も期するところがあったはずですから、今後に期待したいです。







「QUIZAS(キサス)」 *日本初演
振付:ウィリアム・タケット
出演:ラウラ・モレーラ/リカルド・セルヴェラ


この作品も日本初演でモレーラとセルヴェラに対して振り付けられたという粋な小品です。
生温いキサス・キサス・キサスに乗って怠惰ともいえる雰囲気を醸しつつ前半は進んでいきます。

真ん中にパ・ド・ドゥがあり、ここではイメージがガラッと変わって恋人同士の結びつきが感じられます。
ふたりともこの作品を心から楽しんでいるのが観客にも伝わってきます。

これなど例えばバレエフェスのガラの様な「公式ガラ」では雰囲気に合いませんね。
英国という縛りで特化した半ば私的なガラであるからこその演目だと思いました。

モレーラはダンサーであることを忘れてしまいそうなほど女優だし、セルヴェラの変幻自在な存在感といったら。
やはり彼はプリンシパルの器だと思います。

しかし先日ロイヤルのアシスタント・バレエ・マスターに就任したそうですから、今後は指導者の道もみえてくるのでしょう。







「チャルダッシュ」 *日本初演
振付:スティーヴン・マックレー
出演:スティーヴン・マックレー


トリは前回同様、マックレー先生 (先輩という言い方は好きじゃない) の自作自演です。
もう彼が登場しただけで観客の期待値も MAX のようでした。

終演後に考えが変わったのであえて言いますが、F はタップ反対派でした。

公演前に世界的な タップダンサー熊谷和徳さん のドキュメンタリーをテレビで見ました。
それに対しマックレーのタップはあくまでバレエダンサーの余技と思っていました。





しかし今回の「チャルダッシュ」には度肝を抜かれました。
何と說明してよいのかバレエのパとタップを組合せてきたのです。

例えばマックレーの高速シェネは定評のあるところですが、その速い動きのまま回転しながらタップを踏むのです。
それも踏むことによってシェネのスピードが落ちていると感じさせません。(現実にはまったく違うスピードでしょうけど)


彼の軸はいったいどーなっているんでしようねぇ。


後半になってあまりの凄さに笑いさえこみ上げてきます。
タップ反対の前言撤回します。

これはバレエダンサーによる新しいタップです。
タップ専業ダンサーに比べたら個々のテクニックでは劣るのかもしれません。

ただそれにも増してバレエ風のタップというのは得難い個性だと思います。
ルルベで床から離れようとするバレエダンサーと、爪先から踵まですべてを使って床と対話するタップダンサー。

その両立を成し遂げているスティーブン・マックレーという踊り手は本当に凄いと思いました。










RICOH GR


売店で売っていた記念 T シャツです。 (トップ写真も)
女性サイズはすべて売り切れでしたが、男物の L サイズ最後の一枚をゲットしました。ラッキー!




終演後、ロビーでユフィちゃんの母上にお会いしました。
もうしつこく書きますが本当にお美しいんです。

F 母もユフィちゃんの母上を見て「女優さんみたいね」と申しておりました。
こちらに連れがいたので簡単に公演の感想を述べさせていただいただけで失礼しました。

本当はもっともっとお話したかったのですが残念でした。




F 母の印象に残った演目は「レクイエム」「眠れる森の美女」「チャルダッシュ」だそうです。
友人の S さんは一瞬でモレーラ推しになり、「ルーム・オブ・クックス」「キサス」の印象が強かったようです。

初めて息子の推しメンである崔由姫ちゃんを観た F 母は、我が子の審美眼に安堵したようです。
また世界一流の舞台を観せられる機会があればいいなと思いました。







ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014 は期待通りの素晴らしい公演でした。

前回も書きましたがとにかく企画から運営まで小規模ながらツボを押さえた心憎いものです。
それを代表するのが 1,500 円の公演プログラムです。

ダンサーそれぞれの写真も素晴らしい上、演目一つ一つにプロデューサー格のモレーラのコメントが入っています。
加えて実際に踊るダンサー達がそれぞれの作品に対する思いを綴っていきます。

このプログラムは本当に素晴らしいです。









2012 年に引き続き書きますが、ダンサーを始めこの公演に携わったすべての関係者の皆様に感謝します。
たいへん素晴らしく魅力的な 3 日間をありがとうございました。

次回、ロイヤル・エレガンスの夕べ 201x が開催されることを心から祈っています。














美女と海兵旅団

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7 月末の中野行きについてはこの時に書きました。


バレエ、ミリタリー、旨いもん


その際に中野ブロードウェイ 3 階、ユーロサープラス さんで購入したのがこちら。




RICOH GR


イタリア海軍サン・マルコ海兵旅団 の迷彩パンツ (中古) です。

適度に退色していてイイ感じです。
サン・マルコ海兵隊という呼び方と海兵旅団という呼び方があるようですが、海兵旅団の方がなんとなくカッコイイです。









サン・マルコ海兵旅団兵士の着用例です。
調べてみるといわゆる「地中海パターン」というやつらしいです。

しかしイタリア人はスカーフなんかいちいちお洒落ですな。
携帯しているアサルトライフルは、ベレッタ AR70/90 でしょうか。









購入した迷彩パターンは旧型で、現在はこのフレック迷彩になっているそうです。
なんだかドイツ軍みたいですね。







RICOH GR


購入したのは旧型の地中海パターンの更に旧型だそうで、フラップ等のディテールが異なるようです。
これは後ろから見たお尻部分で、ユーズドらしくあちこちに穴が開いています。







RICOH GR


で、このパンツ、股下が 90.5cm (表示は 91cm) もあるんです。
いくら F の脚が長いといってもwさすがに余り、かかとで裾を踏んでしまいます。

履いていたのはマッチョなイメージの海兵旅団らしからぬスリムな野郎だったようです。







RICOH GR


あちこちのディテールを確認していたら、おもしろいものを見つけました。
お尻のポケット生地裏側をひっくり返すと、BELLINA と書かれていたのです。

印刷ではなくマジックによる手書きです。

ベッリーナ というイタリア語を調べてみると、キレイとかかわい子ちゃんとかいう意味の他、女性の名前でもあるそうです。
単にユーズド衣料のコンディション (美品的な) を書いたのかもしれませんが、F の中では別の妄想が…


そうです、海兵旅団の色男が自分の恋人、奥さんの名前を書いたというベタな設定ですw













ベッリーナさんのイメージ。

イタリア美女といえばモニカ・ベルッチというのが安易過ぎますが。
こんな美人が待っているなら、地獄の海兵旅団の訓練も乗り越えられるでしょう。







RICOH GR


妄想はどんどん加速し、こんな補修跡も休暇で帰った時にベッリーナさんが縫ってくれたとしかもう思えませんw











RICOH GR


さてとアホな妄想は置いといて、実際にパンツを履いてみます。


そうそう、ベルトパッドを新しくしました。
REALMENT さんで購入した Velocity Systems の Load-bearing Utility Belt Gen2 です。

以前の BLACKHAWK のはハーフサイズでしたが、こいつは一週廻るフルサイズです。
適度なアールがついていてメッシュの生地である上にカイデックスの芯が入っており付け心地はとても良好です。

Blade-Tech のホルスターはベルトを逆の通し方で取付けていますが、どちらがいいんでしょうね。
上記サイトのこの写真 に影響を受けたのですが、こちらの方が少し身体から離れるように思います。

パンツのベルトループは細いのですが、同じ Velocity Systems の Standard Riggers Belt (トップ写真) がギリ入りました。
しかしコブラバックルが二重というのはいかにも窮屈ですね。









RICOH GR


恒例の玄関撮影、カメラマンはもちろん F 嫁です。

思いっきりパンツの裾が余ってますが、手持ちの BDU に比べて膝から下など圧倒的にスリムです。
でも長さに余裕があるからか、しゃがんでも窮屈さはまったくありません。

ユーズドなので退色しており特に茶色が薄くなって全体的にデザート風にも見えます。
まぁフィールド次第ですが、あまりクッキリした迷彩より馴染むんじゃないでしょうか。




まだまだ暑い日が続きますので、ここのところフィールドに赴く気が萎え萎えで情けないです。
昨夜は職場で参加する夏祭りの踊りの練習だったのですが、職場小隊の若人達は 「また行きましょう」 とやる気満々です。

もう少し涼しくなったら…その際は銃後の ベッリーナさん に恥じない戦いをしたいと思います。ワハハ。













「鮮」のランチ

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お盆の週は F と F 嫁の予定はまったく噛み合いませんでした。
片方が仕事の日はもう片方は休み、その繰り返しでしたね。

唯一 12 日火曜日の昼間に時間が合い、いつもの 季節料理「鮮」にランチを食べに行きました。
「鮮」のランチは今年の 1 月に一度書いています。


「鮮」のランチ  2014 年 1 月 16 日


この時日替わり弁当を食べなかったので、次の機会にはぜひと思っていたのでした。






RICOH GR


いつもの「鮮」にランチ開始の 11 時と同時に突入です。
この日は我々が一番乗りでした。








RICOH GR


F は予定通り 日替わり弁当 900 円、F 嫁は迷って 日替わり A ちらし丼+ミニ冷たぬきうどん 850 円 にしました。






RICOH GR


先客がいないのですぐに出てきました。
F 嫁の 日替わり A ちらし丼+ミニ冷たぬきうどん です。

サラダ、小鉢にもずく、たくあんがついていました。






RICOH GR


ビジュアル的な正面にガリが鎮座してますが、「鮮」のガリは美味しいんです。
写真では見えませんが、ご飯は酢飯ではなく細かく刻まれたガリが混ぜ込まれていたそうです。

さしみ醤油をつけて F 嫁がワッシワッシとかき込み始めました。






RICOH GR


こちらは F の 日替わり弁当 です。

お品書きに無いおかずとして、ナスの煮浸しが入っていました。
中トロに近い部位のようなマグロも旨いんですが、塩唐揚げや牛肉豆腐等の肉系も美味しいですね。

味噌汁もチェーン店系と比べるのも失礼ですが、さすがにいい味してます。
唯一残念なのはご飯の量で、容器がこのサイズですからこれ以上は詰まりません。

となると追加注文が必要で…








RICOH GR


ざるそば を追って頼みました。

なんだか麺の太さが不揃いですね。
まさか手打ちでしょうか。

このそばで嬉しいのはトップ写真のようにつけ汁が とろろ汁 になっていることです。
そば自体もたいへん美味しく、弁当一つ平らげた後なのにツルツルと胃に収まってしまいました。

F 嫁のたぬきうどんもとても美味しかったそうです。
やはりウチは「鮮」の味が合うようです。

ごちそうさまでした。









MERRELL Sawtooth

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お盆の間ずっと仕事だったもので、やっと 17 日の日曜日に休みとなりました。
逆にこの日から仕事に復帰する F 嫁と一緒に家を出て、電車に揺られてやって来ました秋葉原。





RICOH GR


昔は PC 電脳街、今ではすっかりヲタクタウンと化したアキバですが、近年ミリタリーショップの進出も著しいものがあります。
向かったのは駅を降りてすぐの 世界のラジオ会館秋葉原 です。

あのラジオ会館がこんなにお洒落にスリムに。
地下で口を開けるライオンも気になりますが、まだ朝の 10 時ですから当然やってません。

目的は新装なったラジオ会館 9 階に開店した、ファントム AKIBA ラジ館店 です。

ミリタリーサープラス ファントム といえば東久留米ですが、さすがに遠いです。
アキバには 2 つ、渋谷にも支店があるのでそちらが便利ですね。福生店には行ってみたいですが。







RICOH GR


開店と同時に 9 階まで昇ったのは F ひとりでした。
これがファントム AKIBA ラジ館店ですが手ブレしてますね、すみません。

そんなに広いスペースではないのですが、それでも少し離れたところにあるもう一店舗と比べればかなり広いです。
入ると元気に「いらっしゃいませー」と声をかけてくれた女性の店員さんに目的を告げます。

タイトルにあるようにアメリカのアウトドアメーカー Merrell 社 のトレッキングシューズ Sawtooth です。






RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO (再掲)


サバイバルゲーム用にはアメ横の中田商店で購入した BATES 社のタクティカルブーツ DELTAII M6-ICS を愛用していました。

これは機能性に優れた履きやすいブーツで、幅もWがあり日本人に合っています。
サイズは US10 でピッタリでした。



昨今、その筋の部隊やフリーランスを中心にゴツいミリタリーブーツではなく、トレッキングシューズを使用するのが
流行りですね。
そこでミーハーな F はその選択の中心、Merrell のシューズを物色しだしたのでした。

最初に候補に上ったのは MOAB Mid でした。
ただその街履きにもまったく違和感のないカジュアルさがちょっと物足りなく思えました。

Moab はたぶん軽量で履きやすく、中年オヤジのサバゲー程度ではまったくオーバークオリティだと思いますが。
まぁいいんです、すべては妄想の世界なんですからw








RICOH GR


で、これが選んだ Merrell Sawtooth です。

Merrell の製品は正規ルートでたくさん輸入されていますが、この Sawtooth は日本未導入のモデルなんです。
過去にファントムさんが何回かまとめて仕入れられているようです。

本来のトレッキングシューズとして使われる他、軍用としてあんな部隊やこんな民間の方々が使用されています。








RICOH GR


Sawtooth は+ 1cm というのは先達ユーザーの中で定説となっています。

BATES で US10 サイズだった F ですが、Sawtooth では US11 (29cm相当) を探します。
ファントムさんの通販サイトで US11 の在庫があるのは知ってました。

AKIBA ラジ館店にその在庫があるかどうかは賭けでした。
なければもう一店舗や、渋谷までは行くつもりでした。

やはり通販で靴は不安で、どうしても足を入れてみたいのです。
件の女性店員さんに尋ねたところ、「US11、1足だけあります!」 とのことでラッキーでした。




余談ですがこの女性店員さん、小柄で可愛らしい方なんですが足元を見ると何と ダナー/コンバットハイカー
履いてました。



思わず 「カッコイイ〜」 と言ったら裾を捲って見せてくれました。
コンバットハイカーは憧れですが、その価格と入手困難さで完璧に諦めてます。






さて Sawtooth はどうでしょうか。
カジュアルさとゴツさが上手くバランスとれていると思っているのですが。










RICOH GR


ソールは定評のあるビブラム社のものです。
Sawtooth (鋸刃) の名の通り、底面はものすごくハードですね。

野山や砂漠などでは抜群のグリップを発揮するといいます。
その半面、濡れたコンクリート、マンホール蓋、大理石などではシャレにならないくらい滑るそうです。

取扱説明書にも注意喚起がありました。







RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO (再掲)


ちなみに BATES のソールも同じビブラム社のものです。
Sawtooth ほどハードではありませんが、サバイバルゲームのフィールドではまったく問題ありません。

街履きもしましたが、雨の日でもそんなに滑る印象はありませんでした。







RICOH GR


Sawtooth を上から見ると甲のところなどかなり細いですね。
幅はレギュラーサイズということで、Wや 2 Wが当たり前の日本人には少々キツイです。

であるから + 1cm なんだなと納得した次第です。









RICOH GR


F 嫁不在をいいことにリビングで試し履きしてみます。

厚手の靴下を履いてみましたがドンピシャ、イイ感じです。
しゃがんだり飛んだり (←おいおい) してみましたが、まったく問題ありません。

たまたま出かけた時に履いていたジーパン (デニムって言い方がオッサンには気恥ずかしいんです) でしたが
これを見て悪巧みが。










RICOH GR (撮影 F 嫁)


ジーパンにトレッキングシューズといえば PMC です。
仕事から帰宅したお疲れの F 嫁に撮ってもらいました。いつもすんません。

あ、何度も書きますがヒゲはコンピュータによるフェイクです。








RICOH GR (撮影 F 嫁)


この時 PMC風 としましたが、基本的に迷彩は用いられません。
この格好の利点はフィールドまでそのまま着用して行け、現地でリグとベルトを巻くだけでスタンバイ OK となる事ですね。

まぁシュマグがなければ単なるタクトレ風でもありますが。






実際 PMC 諸氏はカーゴパンツの方が多いのでしょうが、この 1/6 フィギュア
強烈な印象を受けてからジーパンが刷り込まれたんです。



HotToys の PMC Operator - Private Military Contractor (2007 Version) です。
今では入手困難ですが、あったら欲しいなぁ。

やたらフェイクのヒゲを盛りたがるのはこのフィギュアの影響ですかねw
またこれを見るとルーマニアン・ストックが欲しくなるんですよ。

それから足りないのはやはりヘッドセットと PTT & 特小ですね。









RICOH GR



お約束のように話がズレました。

Merrill Sawtooth はとても気に入りました。
まだ自宅の玄関でしか履いてませんが、そのうちに街履きから慣らしたいと思います。

もちろんドライな日に。











ベトナム料理 「ニャーベトナム」

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ウチで馴染みのあるエスニック料理といえばタイ料理ですが、ベトナム料理も美味しいですね。
拙プログではかなり前になりますが、友人夫妻とともに訪ねた池袋のベトナム料理店について書きました。

ベトナム料理 池袋アオヤイ

以来、なかなか食べる機会が無くてご無沙汰してました。


先日、諸用で訪れた千葉そごう上階にベトナム料理のお店があり、ランチで利用したら美味しかったので夜に再訪してみました。






RICOH GR


ベトナム料理 ニャーベトナム

上は恵比寿本店の URL です。
本店は 3 階にも渡る大規模なお店のようです。

千葉そごう店は 9 階の飲食店が並んでいるフロアの一角にあります。
お店の看板の横には、ベトナムの民族衣装であるアオザイが飾られています。





RICOH GR


デパ上食堂街らしく、食品サンプルがあります。
代表的な麺料理フォーやランチのセットメニューが展示されています。

まぁ初めてエスニック料理店に入るのは、なかなか勇気が入りますのでこれはありがたいですね。






RICOH GR


さっそく数品オーダーしてまずは乾杯です。

F はベトナムビールから サイゴンスペシャル を頼みました。
何かフルーツの様なフレーバーを感じる、暑い国のビールらしいサッパリとした飲みやすさです。


※ディナーだからか店内がかなり暗く、ISO 上がりまくりでほとんど 3200 です。





RICOH GR


F 嫁のオーダーは ミステリアスチュー です。
後に出てくるベトナムのデザートであるチューをイメージした一杯で、マンゴーの上に赤ワインが載せられています。







RICOH GR


さて最初に到着した皿ならぬボウルは ハーブ入り野菜ボウル です。

サニーレタスなど見慣れたものも後ろにありますが、一見野山の雑草にも見えるベトナム野菜。
これが好き嫌いが激しいと言われる パクチーが離乳食かと思えるほど ハードでした。







RICOH GR


ベトナムのハーブ、左がラウオム、右がラウラム です。

どちらもどくだみ系のハーブらしく辛味や苦味、香りが強烈です。
いやこれは日本の日常の食卓には存在し得ない感覚ですね。







RICOH GR


さて皿の一品目は夏限定の 豚焼肉と卵の生春巻 です。

一見野菜の量が多く味つけが頼りなさ気に見えますが、豚肉にしっかりとした味でとてもバランスが良いです。
うん、これはビールと合います。

後ろにはこの後何度も登場するベトナムの万能タレ、ヌクチャムが見えますが漬けなくとも美味しいです。






RICOH GR


さてお次は魚介から キャットフィッシュの米粉揚げ です。
キャットフィッシュといえばなまず、カラッと揚がってチリソースがかけられています。






RICOH GR


おっとここでビールが無くなってしまいました。
続いては北ベトナムの都市ハノイのビール、ビア・ハノイ です。

サイゴンスペシャルに比べてちょっと苦く癖がある感じがします。
ところが料理と合わせるとこれがまたオツなんですわ。







RICOH GR


サニーレタスの上にラウオム、キャットフィッシュの米粉揚げを載せ巻いて食べます。







RICOH GR


次はラウラムとともに。

単独で食べるとものすごい味だったベトナムハーブが、甘酸っぱ辛いベトナム料理とミックスされるとイイんです。
そして日本のビールと較べてあっさりサッパリしているベトナムビールで流し込むとこれまた最高です。

しかし野菜の摂取量が半端ないな〜







RICOH GR


この日楽しみにしていたのはランチの時間には食べられなかった、ホーチミン名物の バイン・セオ です。

ベトナム風お好み焼きとも称されるバイン・セオは、米粉とココナッツミルクで焼いた皮に挽き肉やもやしなどの具を挟んだ料理です。
タレは定番のヌクチャムですから、お好み焼きとは少々ニュアンスが異なりますかね。

と思ったらうわ〜またラウラム&ラウオムのハーブが大量に付いてきたよ〜






RICOH GR


具はこんな感じで挽き肉、もやしの他に海老も見えますね。
皮はココナッツミルクを感じるほんのり甘いもの。





RICOH GR


世に取り分けにくい料理はたくさんありますが、バイン・セオもその一つだと思います。

例によって野菜に巻いて食べるのですがまぁ難しいこと。
これはヌクチャムをたっぷりかけたほうが旨いです。

そしてヤケのようにラウラム&ラウオムを加えています。
もう気分はホーチミンルートだ。








RICOH GR


最後の料理とともに三度ベトナムビールを。
今度はベトナムナンバーワンの人気という、333(バーバーバー) にしました。

これでニャーベトナムにあるベトナムビールはすべて飲んだことになります。
暑いベトナムでのビールらしく、コクはありますがゴクゴク流し込めます。

うん、三種の中ではこの 333 が一番気に入りました。








RICOH GR


最後は 鶏肉のライムリーフ焼き をお願いしました。

鶏のもも肉をライムリーフとともに焼いたもので、たいへん風味がよくサッパリと食べられます。
鶏肉もとっても柔らかくて美味しいです。マリネみたいのしてあるのかなぁ。







RICOH GR


はいこれもお約束のように葉っぱで巻いて食べます。
もう慣れてきてラウラム&ラウオムが無いと物足りなくなってまいりましたw









RICOH GR


散々食べて飲んでそれでも締めを食べずにいられないのが F & F 嫁です。
ランチでフォーを食べたので別のものと思い、ベトナムのつけ麺 ブン・チャー にしました。








RICOH GR


これは北部ハノイの料理だそうです。
先程のバイン・セオは南部独特の料理だといいますし、ベトナムには意外と地域差があるんですね。

具材ごとよくかき混ぜてヌクチャムをたっぷりかけていただきますが、この豚肉が抜群に旨いんです。
再々訪時にもぜったいに頼みたいと思いました。






RICOH GR


もちろんヌクチャムが味を支配するのですが、タレが染み込んだ肉の味とバランスがとれていて美味しいんです。
冷たい麺なので夏の暑い時期にはピッタリですね。

そしてベトナムビールの 333 に合いまくりです。









RICOH GR


F がブン・チャーでお腹いっぱいでしたが、F 嫁のお腹にはデザート収納庫が存在しているようです。
これはベトナムでポピュラーなデザート、冷たいチュー 南瓜とさつまいも です。

ココナッツミルクをベースとし、中にはかぼちゃとさつまいもという女性をとりこにする具材も隠れています。
お茶を飲みながら F 嫁は満足そうに締めました。








RICOH GR


最後は蓮茶でホッとしました。
蓮茶 美味しいな〜









案内されたのは半個室で落ち着いた雰囲気でした。
ベトナムハーブにもすっかり慣れました。

まだ食べていないメニューも多くあるので、また改めて食べに行きたいと思います。











銀だらの醤油漬け

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いつも送っていただくありがたい山形の銘品、銀だらの醤油漬け。
前回記事にしたのは 2010 年ですが、もっと頻回にいただいています。


銀鱈の醤油漬け


この時はエリンギとしいたけにたっぷり脂とエキスを吸わせたわけですが、今回冷蔵庫の野菜室に残っていたのはしめじだけ。
なのでしめじと一緒にグリルで焼いてみました。

手法は従前通り、端を立ち上げたホイルを敷いて一滴も漏らさぬ体勢です。
まぁその方が旨い上に、掃除が楽というメリットがあります。




RICOH GR


野菜のピクルスとともに銀だら、しめじを盛りつけました。


あいかわらず美味しいです。
たっぷりと脂の乗った銀だらが、醤油の漬けタレ+焼きの香ばしさでものすごく旨くなってます。

ご飯は何杯でもいけるし、日本酒との相性は言わずもがなです。

M さん、お母様、今年も美味しくて嫁と奪い合いです。
いつもありがとうございます。








新井正博 作品展 2014

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真夏の暑い最中、一枚のハガキが届きました。




RICOH GR


F、F 嫁ともに大好きな画家である、新井正博さん の個展開催の案内です。

ライムストーンの呟き : Masahiro Arai's Official Blog 

新井さんは群馬県ご出身で、現在はルイジアナ州ニューオリンズ在住。
アメリカで活躍してらっしゃる石版画を得意とされている画家さんです。

ちょっとしたご縁があって 2008 年から毎年開催されている 日本での個展に何回かお邪魔している のです。

案内ハガキの作品 「木蓮とビー玉」 は繊細な色鉛筆画です。
石版画作家としてモノクロの世界から最近では油彩、色鉛筆と活躍のフィールドを広げられています。







RICOH GR


最近では珍しく F & F 嫁の休みが合致した火曜日。
電車に揺られてやって来ました御茶ノ水駅。

前日まで雨で肌寒かったのに、この日は真夏日に迫ろうかという久しぶりの暑さでした。






RICOH GR


医科歯科大学と順天堂大学の両大学病院の方向に歩いていきます。
白くはないけど凄い 「巨塔」 ですね。

順天堂の旧館と新館の間を抜けて、本郷通りを北上します。

おっとそのギャラリーで芸術に浸る前にまずは腹ごしらえ。
新井さんの作品展に伺う際に恒例となっているランチがあるのです。







RICOH GR


本郷三丁目の交差点で春日通りをまたぎ、そのまま進んだ先にある…はずだった店がありません!
ガーン、閉店してる!

地下にあったその店は魚が美味しかった 「本郷 佐とう」 です。

すっかり魚腹になっていたのでショックです。
前回は 2010 年でもう 4 年も前なんですね。






RICOH GR


呆然としている F & F 嫁の目にこの看板が飛び込んできました。
刺し身に西京焼き、かぶと煮…佐とう亡き今、これだ!とこちらから飛び込んでみることにしました。






RICOH GR


通りから少し入った場所に 「おおさわ」 はひっそりと佇んでいました。
これ何となく 「孤独のグルメ」 っぽいですな。

五郎〜♪ 五郎〜♪ いっのっがしら♪

ところが下に置かれた看板に残念なお知らせが。
もう 13 時を過ぎて西京焼きとかぶと煮は売り切れてしまったようです。






RICOH GR


刺身と肉豆腐という両定食の選択肢では、魚腹なのでもちろん刺身です。
小さな奴、漬物、画面から外れてますが小鉢、ご飯と味噌汁の王道な定食です。





RICOH GR


毎日築地仕入れという、カンパチ、タイ、スズキの三点盛りです。
どれもキリッと角の立った美味しいお魚でした。

佐とうと比べて盛りの迫力では一歩譲りますが、たいへん美味しいランチでした。
ご主人の雰囲気を拝見した限りでは、夜の居酒屋もかなりイケそうですね。







RICOH GR


お腹も満足しそのまま東大赤門の前を過ぎるとすぐに ギャラリー愚怜 があります。
ふと見ると中で男性が文庫本を手に座っていました。

そうです、この方が新井正博さんです。







RICOH GR


ご挨拶してさっそくギャラリー内を拝見します。
こちらは油彩が並んだ壁面です。

一番奥に見えるのは案内のハガキにあった 「木蓮とビー玉」 です。






RICOH GR


こちらの壁は繊細な色鉛筆画が並んでいます。
正面奥には新井さんのベースであるモノクロの石版画 (リトグラフ) がありました。

過去のリンクのように、F & F 嫁は年に一度の贅沢として新井さんの絵画を何枚か購入させていただいています。
今回はハガキの 「木蓮とビー玉」 に心惹かれたものの、他の作品を観るとまた迷います。

F と F 嫁の好みが微妙に異なるため、ここは一度仕切り直しすることにしました。
新井さんに 「ちょっと散歩しながら考えます」 と伝えていったんギャラリーを出ました。







RICOH GR


F & F 嫁ともに縁もゆかりもありませんが、斜め前の東大赤門をくぐります。






RICOH GR


入ってすぐ左にあるカフェで作戦会議です。







RICOH GR


アプリコットのタルトとアイスコーヒー、アイスティーでひと休みです。
コーヒーは美味しかったですが、アイスティーはいただけませんな。

キャンパス内の三四郎池まで足を延ばそうかと思ったのですが 「蚊」 に刺されるといけないのでやめました。

お茶しながら鳩首協議した結果、今回ウチに迎え入れたい絵が決まりました。
それはリトグラフではない一点物なので、そうと決まれば急がなければなりません。






RICOH GR


F 嫁が一目惚れした 「窓辺のチューリップ」 がその作品です。

可憐なチューリップと背景の木々がボケている様がなんとも素敵ですね。
これは現在お住まいのニューオリンズでの作品だそうです。

もちろん色鉛筆画で丁寧に描かれた作品ですので世界にこれ一枚です。







RICOH GR


自分好みの作品に赤丸 (売約済を表すシール) をつけ大満足の F 嫁と、かわらず温厚な新井さん。
穏やかなお人柄が作品ににじみ出ている気がします。

作品は展示会終了後に F & F 嫁宅に運送便でやってくる予定です。





さて F が対抗馬として推したのはどの作品か。





RICOH GR


F 個人的な次点 「ふたつのベンチ」(リトグラフ) です。

ニューオリンズのある施設の中庭を室内から見た風景を描いたもので 「窓」 は新井さんのひとつのモチーフです。
正面から撮って反射しちゃってますが、このモノトーンの世界にたまらなく惹かれる F です。







そして F の大大大本命だったのは…




RICOH GR


同じくリトグラフの 「赤いトレイ」 です。

やはり窓、そして光、影。
白飛び、黒つぶれは写真撮りにとって忌むべきものですが、新井さんの描く世界はそれを超越しています。

この作品、本当に大好きです。
これはリトグラフであり、もし鉛筆画の一点ものだったら F 嫁と壮絶なバトルとなっていたことでしょう。

(反射防止の為に斜めから撮影した画像を LR で修正していますのでワイヤーの位置がセンターではありません)










最後に作品展の案内を。


新井正博 作品展   2014 年 9 月 1 日(月) 〜 9 月 10 日(水)

ギャラリー愚怜(グレイ) 開催時間 正午〜午後 8 時 (祝・土は午後 6 時、最終日は午後 5 時まで)
               東京都文京区本郷5-28-1 電話 03-5800-0806
 

まだ一週間ありますから本郷まで足を延ばせる方は、観るだけでもぜひ訪れてみてください。





 











ZTactical MSA Sordin レプリカ

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数十年ぶりにサバイバルゲームに復帰したとき、ネットで様々な方の装備を拝見していちばん憧れたのがヘッドセットでした。
現代の戦には欠かせないコミュニケーションツール…というのもありますが、単純にカッコイイです。

フル装備の SOF では必須ともいえるアイテムですね。
もちろんカッコだけじゃなく、チームで活用してらっしゃる方々もたくさんいます。

これほど普及したのは他のミリタリーアイテム同様、レプリカの存在が大きいと思います。
今回ご紹介するのも MSA Sordin というヘッドセットのレプリカです。

ZTactical 製でネット価格だと 1 万円を下回ります。
無倍率の光学機器は実物主義と豪語した F ですが、さすがに今回は控えました。

正式なサバイバルゲームのチームに属しているわけではなく、無線を活かせる確証があるわけではないからです。
もちろん周辺機器にもそれぞれお金がかかるという理由もあります。




まずこれがなくては単なるイヤーマフになってしまうという 特定小電力トランシーバー からです。





RICOH GR


評判の良い icom IC-4300 を選択しました。
免許不要で誰でも使えるハンディー機です。

なぜ 2 台あるかって?
F 嫁が 「あたしも 1 台欲しい」 と言ったからです。

どうもセイフティーエリアから索敵の手伝いをしてくれるつもりだったようです。
それ、ルール違反だからww

IC-4300 は単三電池 1 本で 33 時間も稼働する防水機ということで、巷間たいへん評判の良いものです。
アンテナが長い L と迷いましたが、本体が驚くほどコンパクトですのでそれを活かすノーマルにしました。







RICOH GR


続いて ALINCO MIC / SP プラグ変換ケーブル EDS-14 です。
これもicom 純正より良いという評判でこちらを選びました。

接続については後ほど。







RICOH GR


続いては Z113 NEXUS U94タイプレプリカ PTTスイッチ (icom 対応・レプリカ) です。
PTT とは (プッシュ・トゥー・トーク) の略で、要は押してる間に話せるボタンです。

丸いボタンを押している間、トランシーバーが送信状態になり話せるようになり、離すと受信状態になります。
プラグの先は二股に分かれており、前出の変換ケーブルが太細の別に刺さります。








RICOH GR


そして最初の特小無線機 IC-4300 を収納するポーチは、HSGI TACO ピストル・マグポーチ です。
参考にさせていただいたサイトの管理人様がこの組合せをされており、文句なしにカッコイイと思ったからです。

実際の装備にこだわる方は、軍用のダミー無線機にこのトランシーバーを挿入して見た目ホンモノと同じにされています。
F はそこまでの意気地がないというか、こだわりのないエセ PMC ですからw

まぁプレートキャリアを装備しないので、あの大きさの軍用無線機はかなり邪魔なんですね。


左右の樹脂が以外に硬い厚いでしっくりこなかったのですが、← 部分に切れ込みを入れたらすんなり収まるようになりました。
それにしてもピストルマグのポーチに収まってしまうという IC-4300 がいかに小さいかということですね。







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さてこれがヘッドセット本体、ブログタイトルにもあります ZTactical MSA タイプ Sordin ヘッドセット です。

いわゆるヘッドフォンに長く伸びたマイクブームがついた製品です。
要するにトランシーバー本体のスイッチを押して話したり聞いたりするのを、このヘッドセット内で行おうというものです。

サイドに 3 つスイッチがあり、中央が電源、その前後は音量調整です。





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戦闘中にヘッドフォンをしていたら周囲の音が聞こえないだろうというのはもっともです。

イヤーマフ正面にふたつのマイクロフォンが付けられています。(黒いスポンジ部分)
外部の音はここから拾われ、増幅されて耳元に届きます。

そしてコイツはレプリカですが、実物同様に銃声や爆発音など大きな音を自動でカットする機能が付いてるんです。
実際装着して顔のすぐ前で思いっきり両手を叩いても、裸耳と同じ大きな音としては聞こえません。

いやなかなか優秀ですね。
耐久性が心配ではありますが。







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全体の接続はこうなります。

特小無線機から二股の変換ケーブルを経て PTT スイッチへ、そこからヘッドセットに繋がりワンセットです。
使用する時はヘッドセットの電源を入れ、特小無線機の設定をしてから PTT スイッチを押して話します。



装備のどこに特小無線機と PTT を配置するかは考え中です。
PTT はチェストリグの左ストラップかなと思いますが、特小無線機もそれなりに高い位置に取り付けたいですね。







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最新ロットで変更になったという迷彩柄のカバーが気に入りません。

今使用していないガンケースの運搬ストラップに黒いパッドがベルクロで装着されていました。
それを外しクッション材を抜いて、迷彩柄のかわりに巻きつけてみました。

ちょっと厚ぼったいですが、個人的には気に入っています。
こだわりは無い‥と言いつつ、こんな細かい話ばかりしていますねw







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そういえば耳の周辺に当たるパッドはレプリカだからかかなり硬めで、装着している内に痛くなるのは目に見えていました。
その筋では有名なショップである TRi.S さんから、MSA 実物ジェルパッド を取り寄せました。

この TRi.S さんは通信関係に特化されたショップで、ウェブショップ にはたいへん危険なブツがゴロゴロあります。
いつか軍用無線機のダミーに仕込んでもらうような日がくるのでしょうか。







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交換は簡単です。

左上から時計回りに、レプリカのパッドをマイナスドライバー等で外し、ジェルパッド付属のブルーの中敷きスポンジをあて、
最後にジェルパッドをパチンと押し込みます。。






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触ってみなければわからないこのプニプニした感触がクセになります。
実際装着してみると、耳周辺に受ける圧力が明らかに異なります。

最初のひんやりした感触も気持ちいいのですが、これはすぐに温まるだろうなぁ。






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ヘッドセットはレプリカですが、純正の実物ジェルパッドがポン付けできるのはイイですね。
ジェルパッドだけでレプリカヘッドセット本体価格の 2/3 以上かかってしまいましたが、これは必須のパーツでしょう。







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底なし沼のように続くヘッドセット地獄w

次は中野ブロードウェイの WARRIORS さんで購入した、レプリカヘッドセットを対象とした実物ライクなシールです。
これは WARRIORS ヘッドセットラベル Ver. 3 といってこの店のオリジナルセットです。

Sordin の他、COMTAC 1 & 2 に対応しています。






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実際に貼ってみます。

ZTactical というシールを剥がし、代わりに SORDIN のロゴと警告シールを貼りました。
まぁこういうのは自己満足の世界ですからすみません。

でもなんとなくそれっぽくなってきた気がしません?






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反対側はロゴとその下に、悪名高い Sordin の電池収納図を貼ります。
電池の取り外しは小さな六角レンチを使用したらバッチリでした。オススメです。

これで Sordin 用はワンセットですね。
なんでも PTT 用の同種シールもあるそうで、本当にニッチな所まで攻めているんですねぇ。







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当然といえば当然、COMTAC 用のシールは余るわけです。
F 的には COMTAC より Sordin 派なので、おそらく今後も使わないでしょう。

“これから” COMTAC 1 or 2 を導入される方がいらっしゃれば、謹んで進呈いたします。











さて、ようやくすべてが整い装着してみることにします。
トップ写真同様、じつに怪しい写真が続きますが、ご容赦ください。

F 嫁が帰宅する前、夕食の仕込みを終えた洗面所での撮影です。
鏡に写った画ですので現像時に左右反転させてます。






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ベースボールキャップは MSM 製 CG-HAT MESH RAW です。
キャップについてもいずれ 1 エントリーを予定してます。

正面のベルクロにはヘビーユーザー (AKハンドガード、マガジン、グリップ、チェストリグ) である U.S.Palm のパッチを貼りました。
シュマグで口元を覆っていますが、肝心のヘッドセットがこれじゃよくわかりませんね。








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左側から。
現像時に美肌修正を少々w オジさんなのでシミだらけなのですよ。

マイクアームの長さが言われますが、これくらいあれば充分ではないでしょうか。
交換した黒のヘッドバンドがまだ落ち着いていないので、もっさりとした厚みを感じます。

このキャップは頭のてっぺんにボッチがないので、ヘッドセットとしてはたいへん安定しています。
オークリー/スプリット・ジャケット のツルも特に違和感無くジェルパッドの下に吸い込まれています。









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F 嫁がリビングで、F が別の部屋で行った交信テストもまったく問題ありませんでした。
レプリカとはいえゲームに使う分には充分な性能だと思います。

あとは森や谷など自然の障害物がどれだけ障害になるか。
振動や圧力、汗などにさらされてどれだけ耐久性があるのか。

こればっかりは実際にアウトドアで使用してみなければわかりませんね。
問題は F がこれを有効活用する場が今のところ無いということです。

職場小隊ではまだどなたも所持していないようです。
以前には導入したいとの声もありましたが…

もしくは既に活動中のチームに参加させていただくことですが、昨今若人ばかりなのでオジさんは気が引けてしまいます。
まぁ現状では単なるコスプレと化していますが、有効活用することができれば世界が広がりそうです。

PTT や特小無線機本体の装着についてはまた稿を改めます。
















無線機の位置

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すったもんだの末、憧れのヘッドセット MSA SORDIN レプリカ を入手しました。
同時に 特定小電力トランシーバー と PTT もです。

上から下までガチの部隊装備をキメている方々はカッコイイですよね。
そういう皆様ならダミーラジオが必須はとなるでしょうが、なんとなくもっと自由 (という名の適当) にしたいんです。

いつの時代のどの部隊の‥と聞かれると困っちゃうんですね。
そもそもが単純に 「あ、これカッコイイ」 と思った装備の寄せ集めなのですから。

なので PMC ともつかずタクトレともつかない微妙な格好になるんですね。
でも制約が無いので気分的に楽ですよ…と言い訳をw








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特定小電力トランシーバー IC-4300 は、チェストリグの左ストラップに一列存在する MOLLE に取付けました。
ネット上の先達を真似して HSGI の TACO に納めたのはたいへん気に入っています。

本来ならリグ左脇あたりが無線機の位置ですよね。
L でないノーマルな 4300 なので、少しでも高い位置の方が良いのではとの猿知恵です。

なので PTT がその下になっています。
ご覧の通りチェストリグは US.Palm / AK Attack Rack V2 ですが、他装備装着位置にほとんど余裕がありません。

AK マガジンは上に抜かなくちゃならない。
その上に配された地面と並行のピストル・マグポーチ 2 本も PTT 的には邪魔です。

じつは TEA タイプの PTT も入手したのですが、あまりに大きく断念しました。
加えていかにも配線が無防備で、特に森林、ブッシュではいろんなところに引っかかりそうですね。

いつもは首周りにシュマグですが、なんだかワチャワチャになりそうだったのでフェイスマスクを着けました。
その後、余剰コードをストラップ等に巻きつけるとか、MOLLE とタイラップで配線を整理するなど有益なアドバイスをいただきました。

小さめのシュマグを用意した上で、それらの対策を施していきたいと思います。
選択肢が限られるとはいえ、特小無線機と PTT の位置ももっと試行錯誤していきたいです。

あれやこれや悩んでいる時もじつは楽しいんですよ。








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脱衣所の鏡を使ったセルフポートレートなので、これが精一杯で全身は写りきりません。
全身写真はまた F 嫁様のご機嫌麗しい時にお願いします。

ジャケットは BLACKHAWK の軽量トレーニングジャケットです。
パンツはこの時の サンマルコ海兵旅団 のユーズドです。

しかしまるで US.Palm のデモンストレーターのような、という妄想にしておきましょうか。
でもスッキリして動きやすく気に入っています。






11 月には職場有志での貸切戦が予定されていて今から楽しみにしているのですが、
あろうことかその日を何班かに分けて実施される職員旅行が直撃したのです。

はたして 20 数名全員その日を避ける事ができるか、また別の戦いが始まりそうです。











サーフショップとイタリアン

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火曜日、F & F 嫁の平日休みが合致したので、九十九里浜方面での諸用にかこつけて F 嫁と出かけました。




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京葉道路〜東金道路〜九十九里道路〜波乗り道路と有料区間でバンバン通行料を徴収されつつ着いたのはこちら。
オレンジが鮮やかなお店の前でアバルトもやっとひと息です。

CHP (California Hawaii Promotions)

1976 年創業の千葉におけるサーフショップの老舗です。
撮影者の背後、道路と防風林を過ぎればすぐに砂浜&海、それもサーフポイントという絶好のロケーションです。

ミリヲタでバレエファン、写真好きの喰いしん坊という F のプロフィールにサーフィンは無縁なのはご承知の通りです。






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じつは千葉におけるサーフィーの草分けともいえる偉大な創業者の後を継いだ二代目社長 S は F の高校時代の同級生なのです。
アバルト納車直後に訪れて以来、ずいぶんとご無沙汰してしまいました。






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十代の頃から馴染んだ CHP のロゴが出迎える店内に入ります。
社長である S が仲間内でいちばん (見た目や雰囲気が) 若いのは職業柄だけではないと思います。

昔からファッションやらセンスが良く、当然ながら女の子にもよくモテました。
F と同じだけ年齢を重ねた今でもカッコよく、F 嫁などファンを公言して憚りませんw

さっそく訪問の目的を果たし、その後は例によって雑談です。
この時は残念ながら奥様が外出中でお会いすることができませんでした。

ちなみに F は奥様のファンですw






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せっかくですから店内を簡単にご案内します。
当然のことながら、サーフボードが林立しています。








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専用のファクトリーと優秀なシェイパーを持ち、プロサーファーにも信頼の厚いブランドであるといいます。

CHP サーフボード








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奥にはユーズドを含むロングボードが。
創設者の先代はロングボードの名手だったと聞いたことがあるような‥








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店舗中央にはボードのみならず、数々のサーフィン用品が並んでいます。
F にはビーサンとグラサンくらいしか用途がわかりません。







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そんなサーフ音痴な F & F 嫁でもわかりやすいのが奥のアパレルコーナーです。

長年に渡っておつきあいがありながらサーフボードの一本も買わずに申し訳ないので、
来店時には洋服関係を何かしら買おうと思っています。






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店内は夏物のセールが真っ盛りです。
これがひと山超えると秋物が入荷してくるそうです。

水着にはとんと縁の無くなった我々ですが、唯一夏物で手が出せるのは…





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T シャツです。
CHP のロゴが大々的にプリントされた定番の T シャツの他、素敵なデザインのものがありました。





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F 嫁は左の紺の T シャツ、F は右のグリーンを選びました。
やっぱり緑か!とのツッコミが入ったのは言うまでもありませんw

F 嫁のサーフボード工場を描いた可愛いイラストは、若いアーティストが即興で描いたものだそうです。
これ素敵ですね、F 嫁もたいへん気に入っています。

F の 「レイル・トゥー・レイル」 という言葉は、サーフィンを修得する上での基本のキだそうです。
相撲でいう 「電車道」 のようなものでしょうかw




だいぶ勉強してもらった会計を済ませて店を出る時は、そろそろお昼の時間でした。
S にこの周辺で美味しいランチのお店はないかと尋ねて何軒か教えてもらいました。

和食、洋食、どれも話だけで美味しそうでしたが、F 嫁と相談してイタリアンにしました。








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分かりやすい地図を書いてもらったのですが、本当に狭くて分かりづらい道を往くのです。
これは 「しまむら」 の先にある鉄塔横を右折したところです。






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細い道を進み、突き当りを左折してしばらく行くと目的の店がありました。

 





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海風が透るカフェ BARN’S

素敵な看板とともに本日のランチメニューがありました。
S は F が乳製品ダメなのを知った上で 「石窯で焼くピッツァが最高 ! 」 と挑戦的な紹介ですw







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門から中を覗くとこんな雰囲気です。
なんだか素敵ですね。

芝生の奥に空中廊下で繋がった二棟の建物がみえます。
石畳からして左側がレストランのようです。






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大きな木の幹に 「OPEN」 の札がかかっていました。
このベンチでひと休みしても気持ちよさそうですね。

どうやら右側の棟は、S が話してくれたオーナーさんの“趣味の部屋”のようです。
個人的には趣味の方も興味津々です。






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この時 11 時半の開店直後、ずんずん進む F 嫁です。
左側には木々と花々、ハーブ類もあるみたいです。





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ガラス張りのレストラン横で中を覗きこむ F 嫁です。
先客は女性おふたり、我々も続いて入店します。


と、なぜお店に入るまでこんなにも時間と写真を消費するのかというと…


残念ながらこの BARN'S は、店内での写真撮影禁止なんです。
ネットで検索すると禁止前のお料理の写真などいくらか見ることができます。

F 嫁が A ランチの 枝豆とミートソースのスパゲッティ
F は B ランチの イモ豚のモモ肉とフレッシュトマトと色々キノコのスパゲッティ、ローズマリー風味

をそれぞれ選択しました。
ランチにはサラダ、コーヒーまたはエスプレッソがつく他、+300円でデザート付きにもできます。


これが本当に美味しかったです。
サラダなどランチセットの小鉢を想像していたら驚愕の大皿。

山盛りではなく葉物の他にマリネや豆のあえ物、フルーツなど何種類もが小さなポーションで美しく飾られています。
サラダであり、これはもう立派な前菜でもあるんですね。

本丸のパスタも出色の出来で感嘆しました。
イモ豚のモモ肉の旨さ、ローズマリーを見事に生かし切ったソースにフォークが止まりません。

デザート二種、コーヒー&エスプレッソも美味しかったですねぇ。

これで 1 人あたり 1,400円、ふたりで 2,800円というのは驚異的な C/P ですね。
加えて天気も良く少し開けた窓からそよ風が入ってくるに至っては…いや参りました。


いつも食事でがぶり寄りの写真ばかりの F ですから、画像無しでは到底この感動を伝えきれません。
たいへんわかりにく場所にありますが、ぜひ訪れる価値のあるお店だと思います。

正午には駐車場もいっぱいになりました。
帰り際に見たら、都内のナンバーが何台も停まっていました。






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当初の予定にはなかった行動ですが、サーフショップ CHP 訪問も美味しいランチも楽しかったです。

サーフィンは一年中楽しめるスポーツです。
拙ブログをご覧のご本人様、ご家族様、ご親類、ご友人の方々で、サーフィンにご興味のある方は、ぜひ CHP にてご用命ください。

S 社長、いつもありがとう。







キャップマニア

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2014 年 5 月 28 日に 「グローブマニア」 というエントリーがありました。
サバゲーで使用するタクティカル・グローブについて書いたものでした。

今回はその帽子版 「キャップマニア」 であります。

サバゲーが大人の戦争ごっこであるならば、ヘッドギアとしての第一選択はヘルメットということになります。
とりわけ装備にこだわるゲーマーの方々は、既存の部隊を再現する過程でヘルメットは避けて通れないと思います。




現代ヘルメットの一例ですが、以前のように 「鉄兜」 というイメージはすでにありません。
樹脂製で軽量、かつ通信のヘッドギア、暗視装置など数々のオプションが装着可能なハイテク品です。

でも F の装備は軍の部隊ではなく PMC 風、もしくはタクトレ風ですからデフォはベースボール・キャップなんです。




装備系で万人共通の悩みは 「サイズ」 だと思います。
最近活躍が著しい女性ゲーマーの方々も、例えばプレキャリのサイズ感で苦労してらっしゃるという話を聞きます。

F は幸い身長だけは外人サイズなので、被服関係で苦労したことはあまりありません。
まぁグローブの指の長さが合わない (足りない) ぐらいでしょうか。

そんな F 最大の悩みは 頭の大きさがデカイ ことです。


ご承知の通り、欧米人は東洋人に比べて頭の大きさが小さく浅いです。
キャップにはいわゆる フリーサイズ が多いのですが、彼らに合わせたフリーサイズでは F には小さすぎます。

いろいろ試行錯誤の結果、キャップもたくさん集まることになってしまいました。
ところが最近になってやっと理想型ともいえるベースボール・キャップを入手したので、過去を振り返る意味で書いてみたいと思います。





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現存するいちばん古いのがコイツです。
一見、H&K の純正キャップのようですが、じつは高校球児の野球帽にパッチを縫いつけたものです。

縫い方がいかにも素人‥というのは置いていおいて。
野球帽は日本製ですから大きなサイズが選べ、日本人向けに深い被り心地です。

これはこれで気に入っていたのですが、一時あれほど好きだった H&K とは最近とんと疎遠で(笑)







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イーグル・インダストリー のロゴが入った…と思いきやコイツも違います。
じつはこれはアディダスのキャップなんです。

正面にはもちろんアディダスの三角形のロゴが入っていました。
ポーチだったかバックパックだったかのイーグル製品からタグを外して縫いつけたものです。

素人なりに縫い方が上手くなっているような気がしませんか?
もちろんイーグルの純正キャップとは似ても似つかぬ代物です。

サイズは野球帽ほどではないにしろ、そこそこフィットしました。
しかし海外デザインらしく被りは浅目でしたね。







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今も好きなメーカーである タクティカル・テイラー の純正キャップです。
戦場の仕立て屋らしいロゴが気に入っています。

代用じゃないのでヘッドセットを考慮して、てっぺんのボッチ (何て言うんでしょうね) がありません。
被りも深くサイズもフリーにしては大きいので、なかなかのフィット感でした。








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やはり大好きなギア・メーカーである ハイスビード・ギア の純正キャップです。
素材といい配色といい大好きなんですが、サイズ的には最悪でした。

まずフリーサイズって子供のか!と訝るほど小さいです。
そしてタクティカル・テイラーと比べると一目瞭然、被りが極端に浅いです。

要するに F が被ると頭の上部にちょこんと乗っているだけというとてもみっともない状況になります。
これは本当に残念です。







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AMD-65 改用に プライマリー・ウェポンズ・システムズ のマズルブレーキを購入した際、同時に入手した純正キャップです。
漢字の 「小」 のような同社のロゴが面白いですね。

サイズはフリーですが、タクティカル・テイラー同様深い被りでまぁまぁのフィット感です。
スウェードの様な触り心地も気持ちよく高い質感を感じますが、暑がりの F としては真冬以外被れません。








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グローブマニアの項で触れた アウトドア・リサーチ のキャップです。
上記 PWS のキャップがあまりに暑く、その反動としての解答がコイツです。







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サイドメッシュの極薄の素材に加え、首筋を日射から守るカバー付きです。
まぁ変わり種といえばそうですが、明るい色調ですからサバゲー以外での活躍が期待されるところです。








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一番最初のヘルメット参考写真で使わせてもらった チーム・ウェンディ の純正キャップです。
さすがにヘッドギアのメーカーだけあって、ベースボール・キャップも素晴らしいです。

実際に初夏のゲームで使用して、快適に使うことができました。
フロントの色合い、後半の大胆なメッシュ、サイズも含めほとんど理想のキャップと思ったのですが…

頭頂のボッチが邪魔なのと、ベルクロ部分がなくパッチで楽しめないのが残念なところです。









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それらをすべて踏まえ、今回限りなく F の理想に近いベースボール・キャップというのがこれです。
ユニークなパッチで知られる ミルスペック・モンキー のベースボール・キャップです。

ベルクロ、メッシュ、サイズ、深さ、どれも文句のつけようがありません。
フロントのベルクロにはお気に入りである US.Palm のパッチを取り付けています。








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キャップ後端で調整する方式ではなく、伸縮式のフレックスフィットが採用されています。
とはいえ今までもフレックスフィットはあったのですが、絶対的なサイズが足りませんでした。

そこで国内流通に頼らず、ミルスペック・モンキー社に直接発注することにしました。






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XL-XXL サイズを(笑)


ただでさえ直径がデカイ F の頭ですが、寝方が悪かったのか後頭部に頭蓋骨の出っ張りがあるのです。
なので 61cm というアイドルのウェストより大きなサイズとなっております。

それをカバーするのが XL-XXL サイズなります。
国内には M かせいぜい L-XL サイズしか輸入されないですよね。








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ヘッドセットが邪魔ですが、やっと理想のキャップに出会えて嬉しいです。








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なのでメッシュなしの冬用も同時に入手してしまいました。
もちろん XL-XXL サイズです。

こちらには F 嫁お気に入りのインストラクターである ジェイソン・ファラ先生主催 RED BACK ONE のロゴを貼りました。







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ひとつひとつは気楽に買える価格とはいえ、これだけ集まると恐ろしいですな。
個人輸入だと運賃もバカにならないですし。

まぁベストなひとつを選ぶのに必要な過程だったと思うしかありませんね。














大好き BLOWIN' FREE (ブローイン フリー)

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半世紀生きちゃっている F にとって、1979 年といえばリビドー満開の 16 歳。
ビートルズから入ってキッス、エアロスミス、クイーンと洋楽ロックの洗礼を受けてる真っ最中であります。

同時に音楽仲間の影響で、カルメンマキ&OZ (これについてはまた別項で) に傾倒していたのもこの頃。
その流れの中で聴いたのが、BLOWIN' FREE (ブローイン フリー) です。

1979 年発売のデビューアルバムを買ってカセットテープにダビングして聴きまくってました。
あまりに聴き過ぎ、カーステレオにテープを巻き込んだ思い出もあります。



ブローインフリーは おそらく日本で最初の女性のみで編成されたロックバンド です。
BLOWIN’ FREE というバンド名は、彼女たちがファンだったというウィッシュボーン・アッシュの曲から採られたようです。

その後、現代に至るまで女性ロックバンドは数あれど F はこのブローインフリーがいちばん好きなんです。
でもレコードを手放してからテープもダメになり、いつの間にか記憶の彼方に過ぎ去っていました。

ところがとあるきっかけで彼女らの事を思い出し、どうしても再び聴きたくなってしまったのです。
オークションを時々覗いては出品がないか見続けてきました。

先日良い状態の LP が出品され、幸いにも落札することが出来ました。







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これが落札した LP レコードです。
お若い方だと知らないかもしれませんが、拙ブログをご覧の皆様だと大丈夫かな(笑)

「これが女の主張(ロック)だ!」 というキャッチフレーズがなんですが、このアルバムね本当にいいんですよ。







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収録曲は全 9 曲で、これまた懐かしい A 面、B 面に別れております。
ハッキリ申して すべて名曲 です。

F が当時いちばん好きだったのは A 面 3 曲目の 「35g」 です。
ギターのリフが超カッコよくて、ラストの 35、35、35、とコーラスを重ねてギターソロに突入する所なんざ鳥肌モンです。
(当時話題になった“魂の重さ”実験をテーマにした曲でしょうね)

この日生まれて初めてブローインフリーを聴いた F 嫁は、演歌調と宣った 「トレイン・トレイン」 が好きだと言いました。
確かに爽やかなイントロから一転、歌い出すと情念たっぷりではありますが、サウンドはやはりカッコイイんです。

オジさんになった今では 「機織」 の機微も、「キツネとワナ」 の関係も少しは分かってより好きになりました。
そしてブローインフリーの曲で特筆すべきなのはブリッジの美しさです。

「嘆きのBella」、「トレイン・トレイン」、「地球の長い午後」どれもテンポを落とし超絶に美しい旋律で聴かせます。
であるからこそ続く A メロが際立ち、怒涛のエンディングへと盛り上がるのです。




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これらの曲はすべてオリジナルで、ヴォーカルの久良さんが作詞、ギターの甘糟さんが作曲を担当しています。
アレンジは全員でとのことですが、すべてのメンバーが素晴らしい才能の持ち主だと思います。






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久良さん の声は惚れ惚れする様な美声で、かつ力強いロックを感じさせるパワーもあります。
加えて素晴らしいのは、ロックだからと変な発音にならず言葉がハッキリ聞き取れることです。

素晴らしい曲を生み出した、ギターの 甘糟さん は天才だと思いますね。
もちろん曲だけでなく、思わず身体が動いてしますかっこいいリフなどギタープレイも見事です。

キーボードの 関谷さん はバンドのサウンドを多彩な音色で下支えしています。
ピアノの他、ハモンドオルガン、フェンダーローズ、モーグなど当時のロックファンにはたまらないラインナップを自在に弾きこなしています。

そして当時から F はリズム隊のふたりには感銘を受けていました。

ベースの 深沢さん はプレシジョン一本ということに漢を感じます。
プレイもビシバシな派手さはないものの、よく聴いているとなんとも気持ちのよいベースラインがわかると思います。

メンバー表によれば最年少で唯一の高校生であるドラムの 石田さん はまさに脅威です。
F が大好きなタイトなドラミング、オカズの具合もスネアの音もたいへん好みであります。

要するにバンドの 5 人ともテクニシャンな上に曲が良くて唄が上手いとくれば最高のバンドじゃないですか。
男とか女とか関係なく です。







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落札したものの、とうの昔にレコードプレイヤーは自宅から姿を消しています。
やむなく CD-R への変換を請け負ってくれる業者さんに持ち込みでお願いしました。

翌々日には宅配便で LP と CD-R が送られてきました。
レコード独特のスクラッチノイズはあるものの、キレイな音で満足しています。

明日にはクルマの HDD に落とし、通勤時にもガンガン聴きますよ。
隣で聴いていた F 嫁が自分のウォークマンにも入れて欲しいと言ってきました。

しめしめ二十数年ぶりにファンをひとり増やしましたよ。












靴のヒミツと路地裏餃子

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日曜日、F 嫁はダンスイベントに出演なので単独行にて水道橋〜御茶ノ水に出かけました。




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黄色い電車に揺られ水道橋駅で下車しました。
線路をくぐって白山通りを行きます。






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目的は さかいやスポーツ です。
さかいやは神保町にジャンルごとに数店舗が点在しているのですが、向かったのは靴の専門店 シューズ館 です。






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店内はサンダル類からガチ登山靴まであらゆるスポーツシューズが置かれています。
店員さんのスキルも高く、靴に関するありとあらゆるアドバイスを受けることが出来ます。

MERRELL Sawtooth を履いて入店した F の目的はインソールの交換です。
関連してトレッキングシューズについて店員さんから様々な話を伺いました。

その過程で国産 (企画・デザインがですが) のトレッキングシューズである SIRIO (シリオ) P.F.302 を試着させてもらいました。
右側が SIRIO ですが、履いてきた Sawtooth よりかなり小さいですよね。

じつは店員さんにきちんと計測していただいたところ、F の足のサイズは 28.0cm (US10) でした。 
Sawtooth では 29cm (US11) だったのですが、その差は足の甲幅にありました。

一般的に日本人の足は甲部分の幅が広く、いわゆる 3E 4E などのワイドサイズが好まれます。
アメリカ企画の Sawtooth は欧米人向けにスリムなので、F の甲幅に合わせるとサイズが大きくなってしまうのです。

SIRIO はさすが日本企画だけあって足の幅がしっくり来ます。
デザインも悪くありませんが、今日は買って帰れないんだよなぁ。








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店内はスペースが贅沢に広く採られており、中央に丸いソファーがありそこで店員さんに靴のフィッティングをしてもらうのです。
足の先に写っているインソールは SIDAS (シダス) 3D というシリーズです。

これに決める前に数種類のインソールを丁寧に試着させてもらいました。
トレッキングシューズの紐の結び方もなるほど〜と思わずうなずく理論がありました。

帰りはそのインソールを入れて歩いたのですが、靴紐の締め方も教わったせいかとても楽に歩くことができました。




そして何よりこの日いちばんの驚きは手前に写っている 靴下 でした。
ユニクロあたりで三足 990 円とかの普通の靴下を無頓着に使用していましたが、本当に目からうろこが落ちました。

これも店員さんが普通の綿靴下の弊害と、専用の靴下を履く利点を丁寧に說明してくれました。
もちろんセールストークではあるんですが、実際に靴下も試着させてくれるので試しに履いて Sawtooth に足を入れてみました。

いや〜マジでびっくりしました。

靴下ひとつでこんなにも足が快適になるものか。
写真奥は部分サボートに優れた機能性ソックスですが、F がズキュンと来たのは手前の Darn Tough (ダーン・タフ) です。

Boot Sock Full-Cushion・1405 という型番の厚手ソックスですが、これを履いたらちょっと驚きますよ。
もっとも登山やトレッキングをされる方にとっては、専用のソックスなど当たり前で靴自体と同様に重視されていたことでしょう。

靴にばかり気を取られて、より肌に近い靴下をおろそかにしていた無知を恥じるものであります。
そのツケは高くつき、このダーン・タフは 1 足で 3,000 円近いのです。

しかしこのソックスはタフの名に恥じない 生涯保障 が付いているのです。
消耗品と思っていたソックスに生涯保障とは豪気ですが、擦り切れ、穴あきに関してそれほど自信があるということでしょう。

まぁ次にフィールドに行く際にインソールとともにデビューさせますよ。
おそらく F の動きは 3 倍速くなっているはず…(笑)








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この後、近くの さかいやウェア館 でセール品のパンツを一本買いました。
店を出ると時刻は 13 時過ぎ、そろそろお腹が空いてきました。

神保町でランチといえば 「とんかつ いもや」 がすぐに思いつきます。
さかいやから近かったこともあり、スルスルッと足が向いて気づけばモノクロチックな店の前でした。

ロースカツ定食を喰うか‥と動き出してハタと思い留まりました。
何度も行った所では面白くないなぁと。

せっかく単独行なのですから、一大グルメタウン神保町を彷徨ってみることにしました。
ええ、行き当たりばったりで。









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何の確証もなく細い路地を行ったり来たりしている内に、ここにたどり着きました。
黄色い看板が目についたのですが、細い路地の先は三省堂のある靖国通りです。









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神田 餃子屋 というストレートな店名です。
天鴻餃子房 という系列店が周辺に点在しています。( じつは須田町店には2007年に行っていた )

そとから覗くと店内はほぼ満員、14 時でこれならばと突入してみることにしました。








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以降は相席になるというギリギリの状態で頼んだのは、生ビールとキュウリの冷菜 です。
この日は晴れて良い天気でしたが、歩きまわって暑かったのですよ。







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続いてメニュートップの 黒豚餃子 を単品で頼みました。
大ぶりで食べ応えがありそう、そしてパリッと焼けた表面が旨そうです。







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中にはたっぷりの具が詰まっていて美味しいですね。
また皮の焼き目はパリパリですが、他の部分はモッチリした食感で対比もイイ感じです。







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2 皿目は 角ハイボール とともに。
いや〜旨いなぁ。







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それでも収まりがつかず、水餃子 も頼みました。







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これもたっぷり具が詰まって皮がモッチモチでまことに美味。
この水餃子をスープに浮かべたスープ餃子というのも食べてみたかったなぁ。

さすがにお腹がいっぱいになり、ひとりランチ終了でお会計。
バイト (?) のショートカットの女の子が “美女&気が利く” でそちらの方でも大満足でした。








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お店を出て御茶ノ水駅方面へと坂を昇ります。
錦華公園を横切っているところですが、都内の公園は緊張しますな。







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大好きな山の上ホテルの裏側(笑)







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表に回って山の上ホテル本館正面です。
ここを背にして御茶ノ水駅へと向かいました。




靴と足の関係についてとても勉強になったし、美味しい店も訪ねて大満足の日曜散歩でした。










XCORTECH X3200 Mk2

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程度に関わらずカスタムされたエアガンを所持している以上、弾速計は必須ともいえるものでした。
お恥ずかしい限りですが周辺装備に目が行ってしまい、今まで疎かにしていました。

この度、定番の弾速計である X3200 を購入しました。
通常は単四電池 4 本で運用するのですが、香港マニア さんで AC電源化加工 をしていただきました。

納期予告通りオーダーからジャスト 2 週間、自宅にブツが届きました。
蛇足ですが以前は 「香港マニア」 という名前で宅配便が到着し、F 嫁から怪しげな視線をたっぷり浴びました(笑)

今では別の会社名で届くようになりひと安心です。




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XCORTECH 社という台湾の会社が造っているもので、梱包など大陸と違ってちゃんとしてます。






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内容物です。
左にある AC アダプターが本来は無いものです。






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ディスプレイ面はわかりますが、なぜか上面のロゴにも貼られた保護ビニールを剥がします。
ビニールは速攻で剥ぐ派です。







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裏側の電池蓋で、ここに単三電池が 4 本収納されます。
電池のランニングコストは充電池である程度解消できるとしても、消耗によってデータが変わるそうでそれを嫌いました。

電池室内には製造時期を示すシール、シリアルナンバーもしっかり入っています。
どうも世の中にはコイツのコピー商品が出回っているようですね。







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裏側を見ると本来無いはずの AC ケーブルのコネクターがあります。
もちろん香港マニアさんで作りつけていただいたものです。







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フロントにガイドキャップ(?)をねじ込みます。
これが無いとたいへんな事になるのは後ほど実感します。







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F 嫁が撮り貯めたドラマを見ている横で弾速計測開始です。
BB 弾の抑えにはマルイのプロターゲットを用意しました。

弾種はマルイのベアリング研磨0.2g (非バイオ) です。
こういう機会でもないと使う所がないので。

X3200 本体の下には三脚用の穴がありますので、小さな簡易三脚を使用しました。
まずはウチのセカンダリー 2 丁、ともにガスガンからスタートです。






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まずは東京マルイ XDM45 からです。
何度か撃つうちにエラーを回避するコツのようなものが分かってきます。






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平均して 70 m/s 程度の値で良好でした。
もっとも寒くなれば格段に極端にスピードは落ちますけどね。







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続いて東京マルイ Glock18 SAI カスタム を測ってみます。
だいたい同じ位の値だったのですが、ハタと思いついてマガジンをドライヤーでホッカホカに温めてみました。






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そしたら途端にこの値です。
やはりガスガンは気温に影響されるのがよく分かります。







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続いてはプライマリーの 1 丁、LCT AMD65 カスタムを測ってみます。
長物はジャストの測定位置に保持するのが難しいですね。






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だいたいトップ写真の 95 m/s 辺りがが平均値でした。
これは最高値の 96.07 m/s・0.92J ですが、けっこうギリギリですね。

測定器による誤差を考えると少々心配にはなります。
今までフィールドの測定で問題になったことはありません。







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最後は VFC SR15E3 カスタムです。









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こちらは平均して 95 m/s を下回る値でした。
0.87J であればまず問題は無いでしょう。










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というわけで 4 丁しかないので、あっという間に測定が終わりました。
少ない計測機会ですが、測定中は通電しっぱなしでも AC 電源化は安心感が違います。

まぁ精神的な部分が大きいとは思いますが。
この改造ですが、弾速計を持ち出す時は電池でも駆動することができるのでありがたいです。

測定口を覗いてみると、BB 弾が曲がって変な場所に弾痕(笑)が付着しているのが分かります。
周囲には砕けた BB 弾の破片が…もう少し上手く撃てるようにならないと。












ロイヤルホスト スペイン・バスク料理フェア 2014

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F & F 嫁のフェバリット・ファミレスは断然ロイヤルホストであります。

業界に先駆けて全席禁煙 (専用喫煙スペースあり) を遂行した英断には心から拍手を送ったものです。
その他お客さんの平均年齢が高く、シックなインテリアで中年オジ・オバには落ち着くのです。

そのロイヤルホストが 毎夏恒例のカレーフェア と並んで打ち出す企画に ○○料理フェア があります。
2014 年秋は スペイン・バスク料理フェア です。

ネットでラインナップを見て、これは行かねばと思ってしまいました。
バスク料理といえば 南青山のローブリュー ですが、憧れだけでまだ行ったことがないんです。

もちろん専業のレストランとファミレスでは比べるべくもありませんが、とりあえず近場へ行ってきますよ。
いつかはローブリューにも行ってみたいです。





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近所のロイヤルホストです。
かれこれ 10 年以上も通ってます。

いつもはクルマですが、バスクの地ワインも目当てのひとつだったので一生懸命歩いてきました。
適度にお腹も空いて準備運動はバッチリです。






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バスク地方の海を望む葡萄畑で作られるという地ワイン、チャコリ (Txakoli) です。
ふたりですからもちろんボトルでもらいます。

ご覧通りスパークリングな白ワインです。
用意されたカジュアルなグラスに注いでさっそく乾杯です。





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鱈とアンチョビのロメスコサラダ からスタートです。

赤ピーマンを使ったロメスコソースというのがかかっています。
コクと酸味がイイ感じでバランスしていて美味しいです。







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続いては ハブーゴ村のハモン・イベリコ・デ・ベジョータ です。







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スペインのアンダルシア州ハブーゴ村というところで作られたハモン・イベリコです。
まぁ見たとおりこれとワインの相性は抜群で、F 嫁もご満悦です。






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続いてはタパスから 烏賊のファルシ です。
イカに詰め物をしてグリルしたもので、プリプリのイカも旨いですがイカ墨ソースがまた抜群です。





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もうひとつタパス、ずわい蟹のピキージョ〜ビスカヤソース〜 です。
こちらは逆で赤ピーマンにずわい蟹の詰め物で、イカ同様ワインと合いますなぁ。






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それぞれの断面(笑)です。
特にイカ墨ソースは絶品で、バケットを別注して舐め尽くしました。







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メイン 1 は、メルルーサのグリル〜オリオ風〜 です。

メルルーサとは鱈の一種だそうです。
カリッと焼けた白身と、ガーリック、唐辛子、白ワインビネガーを加えたオリーブオイルのソースがこれまた‥







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メイン 2 は、ラム肉のバスク風煮込み です。
ラム肉大好き、もつ焼き屋の煮込み大好き、であれば両者の合体は最高と申せましょう。






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ゴロゴロ入った野菜も美味しいですが、やはりラムがいいです。
ラム肉はとても柔らかく美味しかったですが、煮込みのソース自体は美味しいものインパクトは少なかったです。







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メイン 3 は、アンガスビーフのグリル〜美食倶楽部風〜 でした。






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まぁスペイン牛、バスク牛でないのは仕方ありません。
とはいえ極粗い岩塩でのみシンプルに味付けされ、絶妙な火通しの牛が美味くない訳ありません。

ふたりで争うようにフォークを伸ばし、あっという間に完食です。







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まだワインが少しだけ残っていたので三度バケットを追加し、メルルーサのグリルのオリーブオイルにつけて食べました。
塩、油、ニンニク、と最強の組合せで、お酒が進むこと進むこと。






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というわけでめでたくボトル完飲でございます。
となれば F 嫁が虎視眈々と狙っていた最後の締めは…







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スペイン・バスク料理ファアの締めくくり、ガトーバスク です。

ウチにとってガトーバスクといえば、大好きなケーキ屋さんである クラックラン なんです。
最近はあまり行ってませんが、ここのガトーバスクは本当に旨いんです。

まぁまた専業と比べちゃなんですが、ロイホのガトーバスクも健闘してますよ。

トップ写真はガトーバスクに描かれているバスク地方伝統のマークですが、このマークを「ローブリュー」と呼ぶそうです。
やはり南青山へ行かなくては、ですな。







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最後はコーヒーで締めです。



平日休みの夕方というのんびりした時間帯でしたが、ゆっくりのんぴり食事を楽しむことが出来ました。
スペイン・バスク地方はフランスの隣りでありますが、バターもチーズもあまり使用されずこの点は計算通りでした。

唯一誤算だったのはファミレスの食事でありながら、会計がふたりで壱万円を越えてしまったことです。
えらく高くついた平日ランチでしたが、記念日のよい食事会となりました。












サソリとの一年

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2013 年 9 月末、我が家に猛毒のサソリがやって来ました。

それから一年。
ABARTH 595 COMPETIZIONE と過ごした日々は楽しかったですね。

ほとんど毎日乗っていても、まったく飽きません。
運転する度に刺激があり、心地よい疲れを味わえます。

そんなサソリも丸一年経って里帰り、いわゆる12ヶ月点検を アバルト千葉 にて行いました。






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で、その間の代車がコイツ、素の ABARTH です。
色はアバルトのベースカラーである、グリジオ・カンポボーロ (超ライトグレイ) です。







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この角度だとグレイに見えますかね。
サイズは 595 とまったく一緒ですから勝手知ったる‥であります。

無塗装のキャリパーやベーシックな 2 本出しのマフラーは、刺激に慣れた 595 乗りからすると少々寂しいところです。
595 のレコード・モンツァと比べると排気音、特に加速時の胸のすくような咆哮が聞こえません。

いやこのクラスの小型車からしたら充分に速いのですよ。
でも素のアバルトに乗ってみて、595 の素晴らしさを再認識した次第です。







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ボディーカラー同色で横に走るインパネは 500 シリーズのチャームポイントです。
しかし前車 by Deisel や 595 のダークな内装に慣れているので、どうにも落ち着きませんな。

エアコンはマニュアルですが、これは逆に好ましいんです。
ええフルオートエアコンより手動空調好きです。







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ただシートだけは完璧に 595 のサベルトに軍配が上がります。
これもスポーティーなシートではありますが…






RICOH GR


595 のサベルトにお尻がスポッと収まる感覚を体感してしまうともうダメですね。
F 嫁も圧倒的にサベルトが好きと申しております。

595 購入前はバケットなんて硬くてお尻が痛くなるんじゃ‥と心配していました。
もしそこまでは必要ないんじゃないか?と迷われている方がいれば、絶対にサベルト搭載車を試乗するべきです。

硬いのは 3 日で慣れます。
後は素晴らしいサポートのみが残りますよ。







RICOH GR


実家に 2 泊して整備点検、オイル交換、タイヤ前後ローテ、洗車もしてもらってピカピカの 595 コンペです。
後方にチラッと写っているのが、上記の代車です。

やはりレッドキャリパーが覗いているとテンション上がりますな〜


アバルト千葉は正式立ち上げ前から、ウチのも含めフライング販売していました。
それら先達車を全て含めても走行距離 15,005 km はトップランナーだそうです。

F 自身で言えば、新しいクルマで一年がこれほど短く感じたのは初めてです。

サソリの毒には免疫が出来たものの、ビリビリくる刺激は健在。
これからも楽しく走って行きたいと思います。










中田商店と大統領本店

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とある日曜日。
F 嫁は仕事だったので、単独行にて上野〜御徒町方面へ進出しました。

御徒町で降りてまず FIRST 東京アメ横店 に向かいました。
こちらは初めて訪ねたのですが、何がビックリしたかって店内に女性がたくさんいたのです。

もしかすると 10 人以上いたのかもしれません。
皆さん BDU やらポーチ類を熱心に物色、エアガンを試射するなど隔世の感と申せましょう。

いえ性差別をするつもりは毛頭なく、単純にそんな時代が嬉しいのですよ。
中でもいちばん驚いたのはおそらく母娘で来店していた女性二人組。

母上と思しき方が娘さんとハンドガンを選んでいたのです。
結局ふたりで頷き合って選んだのはとあるコンパクトオート。

理解のある母上に恵まれて貴女は幸せだ。
彼女のゲームライフに幸あれ。







RICOH GR


結局 FIRST では BB 弾だけ購入して、この日本来の目的であるガード下の 中田商店 まで歩きました。
F にミリごころがつく以前から営業している老舗のミリタリーショップです。

男の聖地であったここにも友人同士らしき女性二人組がいました。
彼女たちはサバゲ用の BDU 上下をお店の方と相談しつつ選んでいました。

女性の装備関係だとやはりサイズが問題になることが多いといいます。
でも豊富な在庫を誇る中田商店のことですから大丈夫でしょう。









RICOH GR (写真右は前回訪問時)


ネットで当たりをつけていたので F の買い物はサクサク終了しました。
それからガード沿いに上野方面へ歩き、こちらも界隈の老舗である もつ焼き 大統領本店 へたどり着きました。

もんもんと立ち昇る煙が目印、ええ昼酒 (13時半) ですよ。

じつは F 嫁も大統領が大好き なのですが、彼女は近くにある支店にしか行ったことがありません。
支店はは新しくてキレイで女性にも入りやすいかと思います。

日曜ということもあってただでさえ狭い本店は人でごった返しています。
グループが入店待ちをしている中、ラッキーな事にカウンターに一人分空きが出来てすぐに座れました。







RICOH GR


混んでいるのでサクサク飲んでサクサク帰るつもりです。
まずはお約束の ホッピー白 から。








RICOH GR


続いて名物 もつ煮込み です。

こちらのは馬の内臓肉を使用しており、あっさりと食べられます。
味の染みた豆腐もたいへん旨いですね。







RICOH GR


串はまず レバーとシロ をタレで注文しました。
テーブルはフロア係wのお兄さんが親切にしてくれますが、カウンターだと中の人に注文するタイミングが問われます。

中の人といえば大統領本店のカウンター内には 2〜3 人の店員さんがいるのですが、彼らこそ マルチタスクの権化 です。
カウンター三方から飛び込む注文の他、外のテーブルの飲み物、焼き物、そしてすべての会計まで見事にこなします。

その仕事の流れを邪魔しないように更に注文したのは写真左の だけ 。
もつ煮込みの豆腐「だけ」を頼むことができるのです。

ポッピーも無くなったので同時に なか (中身の焼酎だけ) も頼みました。







RICOH GR


続いては お新香(白菜漬)、串は ハツとナンコツ をどちらも塩でお願いしました。
お酒はレモンサワーにしましたよ。







RICOH GR


座ったカウンター席はもつ煮がグツグツ煮えている大鍋の目の前。
もつ焼き屋さんなら特等席のはずですが大統領本店の場合、この写真の右側を通って外テーブルのオーダーが運ばれるのです。

なので旨そうな料理が次から次へと目の前を通って運ばれていきます。
まれに名物クサヤなどが顔のすぐ横をかすめる場合もあるのですがw







RICOH GR


帰りがけに撮った写真です。
F はカウンターの青いシャツを着た女性の位置に座ってました。

黒い T シャツの店員さんが横で手を伸ばしているでしょう。






RICOH GR


最後は カシラ を辛味のあるタレで食べて席を立ちました。
残念ながら F & F 嫁が大好物である アブラ は売り切れでした。

仕事中の F 嫁にメールしたら悔しがること。
次はまた F 嫁とできれば平日に来たいと思います。








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帰宅して戦利品の確認です。
まずポーランドの HELIKON-TEX 社 TROOPER Soft Shell Jacket (BK) です。

薄手のジャケットで各種ポケット、ベンチレーター等、機能性に優れています。
サイズは XL で着丈はいいのですが、袖の長さがもう少しだけ長いとベストでした。

今までは OD や CB ばかりでしたから、BK がとても新鮮に映ります。
左肩ベルクロには REDBACK ONE のパッチを貼りました。







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もうひとつは同社の URBAN TACTICAL PANTS です。

これもサイズは XL ですが、股下が長い -R タイプにしました。
なのですがもう 3cm 長さが欲しい。

服飾関係はなかなかジャストサイズが手に入らず苦労するところです。
生地はスパンデックスという伸縮素材を部分的に使用してるそうで膝の伸縮がとっても楽ちんです。







RICOH GR


それらを着込んでみたのがこの写真です。
仕事で疲れて帰宅したのに写真を撮らされた F 嫁様、お疲れさまです。


長らく装備迷子を自認してきましたが、最近ようやく方向性が見えてきた気がします。
まぁまだ「気がします」って段階ですが。

それは非迷彩服でいこうという事です。
じゃあ PMC なのか LE なのかって話ですが‥どちらでもないですよねぇ。

LE は官給品が定められているだろうし、PMC はそもそもアーマー無しのチェストリグだけというのはまず考えられないですよね。
強いて言えば タクトレ風 とでも申しましょうか。

となるとヘッドセット等はやり過ぎでこれまた悩むところです。








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夏からの変遷を見ても迷子っぷりがわかります。(再三言いますがヒゲはフェイクです)


まぁAK 好きで、US.Palm のチェストリグを使いたいってところだけは一貫しているのです。
涼しくなってきたものだからプレキャリにも興味が出てきて、今後どうなって行くのかますます混沌としていく装備地獄です。













REALMENT ショールーム

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芸術の秋だというのに、バレエも観ずこんなことばっかりやってる F です。すみません。
とはいえ 1mm も反省していないのは、この記事の熱量でおわかりでしょう。

サバイバルゲームの装備品を探す時、F が最も信頼しているのが REALMENT (リアルメント) さんです。
あれやこれやと装備を購入しましたが、一番使用頻度の高い US.Palm / AK AR v2 もこちらからです。

土日休みのショールームを平日無理して訪ねたのは、プレートキャリアの試着をするためです。
AK に特化されたチェストリグは使い勝手が良いのですが、全盛のプレキャリを試してみたかったんです。
(プレキャリの開きに影響されたともいえます)

木曜日、仕事が早く終わったので件のショールームに行ってくるよと F 嫁に伝えました。
偶然にも休みだった F 嫁様は、何を思ったのか一緒に行くと宣ったのです。

ガクガクブルブル
 




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銀座線の田原町駅で降りて地上に出ます。






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寿四丁目の交差点を浅草橋駅方面へと向かい、先にセブンイレブンが見えてきたら信号を右に入ります。






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曲がったらすぐの場所にあるマンションの一階にショールームがあります。
赤いドカ が目印です。

詳しくはこちらをご参照ください。 REALMENT-ShowRoom






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株式会社 Jigen とは運営会社のお名前のようです。
おっと開け放たれたドアからブツが見えてますね~







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こんにちは~とショールームに入るとすぐにこのような魅惑の世界が広がっております。






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けして広くないスペースですが、ネットで見た商品が実際に並んでいるのでテンション上がりまくりです。








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こちらの壁面はベルパッド、ポーチ類。

おっとこちらの黒いコブラバックルのベルトは、まだウェブに登場していない商品です。
F 嫁をほったらかしにして、またまたテンション








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スタッフの方にお願いして試着させていただきつつ、鏡を使ってセルフポートレイトしました。
F この日一番の目的は、この TYR Lightweight Plate Carrier (CB) でした。

いや~カッコイイなこれ。

あそうだ、この写真プレキャリ以外は自前で、パンツは 先日中田商店で購入した ヘリコンテックス。
XGO の T シャツとヴェロシティのコブラバックルベルトはまさにリアルメントさんで購入したものです。

これに BLACKHAWK のトレーニングジャケットというのがこの日のいでたちでした。
F 嫁がドレッシーな装いなので浮く浮くw


RICOH GR


それはともかく TYR の LWPC は、左肩のストラップを引くことによって緊急時にプレキャリがバラけて外れる機能が付いています。
まぁサバゲでエマージェンシーはほとんど考えられませんが…

そんなことよりカッコイイですよね?

キャリア内側の素晴らしいパッドがじつに心地いいんです。
心配していたサイズも S/M でこの状態なので杞憂に終わりました。







RICOH GR


続いて試着したのは TYR PICO Assaulters Plate Carrier (RG) です。
そうなんです、最近の F は TYR のプレキャリに強く惹かれていたのです。

TYR 各キャリアの違いもスタッフさんの的確な説明でよく分かりました。
PICO はエマージェンシー・リリースの機能はないものの、上級グレードらしく豊富な付属品が魅力です。

エマージェンシー・リリースは PICO にもオプションでつくそうで、それゆえ LWPC がラインナップから外れたそうです。
最近 LE で注目の RG もいいですよね~

LWPC と比較してストラップの取付け部分がシンプルな分、両肩、腕が自由に動きます。
入れ込んで試着したのは LWPC でしたが、試着後はこの PICO の方が断然気に入りました。

こればっかりはウェブ上では分かりませんね。






RICOH GR


スタッフさんが許してくれたのをいいことに、自分撮りしまくりです。
サイドのカマーバンド部分に M4 サイズのマグポーチが設けられていて、良く出来ているなぁと感心します。

おっと鏡の奥に F 嫁様の脚が写っていますねぇ。
なんだかイライラして貧乏揺すりしているように見えるのは気のせいでしょうか (大汗)

じつは F 嫁、別のスタッフさんにとっても美味しいコーヒーなど振る舞ってもらいご満悦だったそうです。
まぁ F 嫁もアパレル業界に身を置く者として、鏡の前であれやこれや迷う乙女心は十二分に分かっているはず… です。

その他、CRYE の JPC や、High Ground のキャリアも触って検討しまくりました。







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F に対応してくださったスタッフさんです。
F のリクエストに合わせて前面モールを調整していただいているところです。

まだお若いのに素晴らしいレスポンス。
ツーと言う前にカーが返ってくる感じです。



そんなスタッフさんが上げ膳据え膳でお世話してくれているのにプレキャリ選びは捗りません。



何故ならショールームにあるほとんどのプレートキャリアは M4 マガジン前提なんです。
ご承知の通り最近の F はすっかりカラシニコフ教徒ですからどうにも難しいのです。

カンガルーポケットから M4 ポーチを取り出して、AK 用のポーチをつけようにもサイズが大きくて収まりが悪いです。
最近のプレキャリは小型化が進み、前面のモールも必要最低限であるからです。





US.Palm の AK Mag Pouch Triple を各プレキャリの前面に取付けようとも試みていただいたのですが何かが違います。
そもそも同社の AK 専用チェストリグに不満があった訳じゃないんです。

こうなったらスリックタイプの何もついていないシンプルなプレキャリとチェストリグの併用しかありません。
じつはこのような事態も想定して、脳内で二の矢を選んでおりました。







RICOH GR


それは UO で有名な VALKYRIE TACTICAL の PLATE CARRIER Garter です。







RICOH GR


これ以上はないシンプルなまさにプレートをキャリーするだけのもの。
上の写真の SAPI プレートの他、スイマーカットのプレート も収納できます。



ストラップの取付位置が絶妙で、タイトな造りながら非常に動きやすいです。
タイトといえば、スタッフさんからこのプレキャリのサイズに関する裏話をお聞きし苦笑いです。

で、このプレキャリの上からお気に入りである UA.Palm の AK チェストリグを用いると…






RICOH GR


はい、プレキャリが消えました(爆)

試着で貸していただいたのが BK のリグだったので、ウチの CB あればもう少し見えるかもしれません。
ヴァルキリーのプレキャリは BK オンリーなので、ダミープレートを含む他の装備で色の変化をつけるしかありません。

背面も同様にシンプルですが、アクセントとして下部にユーティリティーポーチを取り付けたら‥
とアドバイスをいただきました。




F 嫁様のご機嫌を伺いながら、かなりの長時間あれやこれやと試着したり相談したり。
リアルメントさんのショールームではたいへんお世話になりました。

この日、即断することができませんでしたが、最終的に決めるための経験や知識を取り入れることができました。
いったん落ち着いてからよく考えます、とスタッフさんに伝えてショールームを後にしました。

お忙しい中どうもありがとうございました。






RICOH GR



その後、上野駅方面へとテクテク歩いて行きました。
約 20 分後、F & F 嫁はネオンの中へ。

この後はお約束の展開ですが、それはまた次回に。





嗚呼、それにしても M4 使いだったら PICO を背負って帰ってきたのになぁ~

















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